温泉歴25年、温泉が好きで好きで、温泉の事ばかりを考え気がついたら25年もたっていました。
秘境温泉 神秘の湯のしおりです。
豪華さとは無縁。
でも、なぜか強烈に惹きつけられる――。
長い年月を刻んだ浴室には、飾らない温泉の魅力がそのまま残っていました。
年季の入った浴槽、独特の雰囲気、そしてそこに満たされる個性的な温泉。
「こういう温泉が好きなんだよな」と、温泉マニアなら思わず唸ってしまうような、渋くて味わい深い湯小屋です。
今回は、長野県〜鹿児島県の、そんな知れば知るほどハマる、渋すぎるB級温泉をご紹介します♨️

前編に続き、今回は長野県から鹿児島県まで、全国に残る「渋すぎるB級の湯小屋」をご紹介します♨️
一見すると地味に見えるのに、なぜか忘れられない。
入った瞬間、その空間と温泉の魅力に心をつかまれてしまう――。
そんな、知れば知るほどハマってしまう温泉を厳選しました。
華やかな温泉地では味わえない、古き良き湯の魅力。
ぜひ、前編とあわせて読んでみてくださいね!
加賀井温泉 一陽館 長野県

盛り上がった温泉成分で原型のわからない浴槽
成分はとにかく濃厚!海沿いの塩分が入って濃くなった温泉とは違い、内陸部で成分総計約13000mg/㎏という驚異の数値だから驚きです。(一桁少ないぐらいが一般的な成分総計)
初めて訪問した時は、温泉成分が固まった原型のわからない浴槽が見事で思わず興奮してしまいました。
内湯で使用している源泉は炭酸を感じるドバドバ状態!身体を湯に浸けると若干の気泡がついてジワジワと効いてくるのがわかります。
とにかく鮮度は抜群で源泉投入量がおそらく50~100L/分ぐらい。空気に触れて酸化すると色がついてくる源泉も勢いよく注がれていることもあり薄く緑がかっている程度で透明に近かった。
たまらなく気持ちのいい湯ではあるわけですがとにかく濃厚なのでゆっくりしすぎると湯上りどっと疲れがきてヘロヘロになってしまいます。
このレトロな空間で地元の方と会話しながら入ったり出たりを繰り返し、時には天井を見上げたりしてゆっくりとするのがホッと癒されるひと時。大好きな瞬間なのです。

中房温泉 長野県

山道をウネウネと30分以上走り標高約1500mにある秘湯です。
とにかく敷地が広く、温泉も浴室も豊富。1日では回り切れないほどたくさんあるので連泊する人も多いようです。
冬は登山用の棟のみ冬も営業していて通行止め中も300人ほどは登山で宿泊する人がいるそうです。
本館にある御座の湯は、松本藩主やウエストンが好んで入ったという中房温泉の中で最も歴史があるお風呂。浴室は他の浴室と違ってかなり鄙びてます。
中房温泉の湯は浴室によって湯の感触が違うが、基本的にトロントロンのヌルヌルで、硫黄臭もプーンと香り、味も硫黄味。 中房温泉ってこんなに泉質がよかったんだー、と大喜びな温泉でした。

乗鞍高原温泉 詩季の宿 白樺の庄 長野県

源泉は7km先から引き湯している青みがかった温泉です。それほど濃厚な硫黄という感じでもなく、誰でも入りやすい温泉だと思います。
うっすら青みがかったお湯は熱め。入るとたまっていた泥のような白い湯の花が舞いあがり浴槽内は真っ白!とっても綺麗です。
浴感はマイルドでやさしくてサラッとした感じが気持ち良い。
源泉はオーバーフローして、床の下に流れています。浴槽の縁には析出物が付着。
析出物と湯の色がとっても綺麗な温泉でした。

白骨温泉 かつらの湯 丸永旅館 長野県

「素朴」「鄙び」薄暗い浴室で満たされる白い湯が美しい
白骨温泉の中ではこじんまりとした小さな温泉宿。泡の湯に比べ、こちらは人も少なく穴場的な温泉とも言えます。
私が訪れた頃よりリニューアルされたようで、外観~部屋まで綺麗になったようでした。
この古びた素朴な浴室と40℃あるかないかぐらいの温めの温度と相まっていくらでも入って入れるほど、ついつい長湯をしてしまいます。
白骨温泉ならではの若干青みがかった白濁り湯は見た目にも魅了されます。
湯の排出される道へもゴツゴツとした成分がビッチリ。
白骨温泉の小さな宿、静かに白骨の湯を味わえる素敵な温泉宿です。

東郷温泉 寿湯 鳥取県

路地裏にひっそりと湧く純粋な極上湯
知られざる共同湯「寿湯」はまさに知られざるに相応しいわかりにくい場所に存在します。
建物内は超レトロ!昔ながらの共同湯といった感じで張り紙が沢山貼られ、地元の方のであろう洗髪用具が沢山置かれています。
無味無臭の透明な湯で、濃い感じが肌で伝わってきます。
ピリっと熱めの湯の為で、朝風呂には最適、毎朝このお風呂に入ってから出勤したいものです。

小屋原温泉 熊谷旅館 島根県

極上のぬるめの炭酸泉を味わうなら絶対外せない温泉
三瓶山の北西麓、秘境の地へひっそりと湧く小屋原温泉です。
小屋原温泉は、温泉マニアには有名な温泉で、私も行くまで長い間「いつか行くぞ」と夢に見た温泉でした。
小さな貸切風呂が4つあり、そのどれもが浴槽についた析出物で変形した湯船で、ぬるめの湯が満たされています。
湯に浸かると身体は泡に包まれ、泡がはじけてプチプチと音がするほど。
ビジュアルも浴感も最高すぎて、期待を裏切らないどころか上回った温泉でした。
何度も何度も肌に泡がついているのを払い、あー、なんてすごい泡なんだろう、と感動しながら入る温泉。ぬるめの泡付きが好きな方におすすめです。

千原温泉 島根県

千原温泉も温泉マニアに絶賛される、足元湧出のぬる湯です。
足元から直接湧いている温泉で、空気に触れることないまま浴槽へ注がれています。
湯船の底からプクプクと泡が上がり、じーっと入っていると身体がジワリと温かくなってきて血の巡りが良くなってきているのがわかります。
浴室の雰囲気も湯治場そのもので、木造の古い浴舎は味があり、静かな空気の中で湯船の底から源泉がポコポコと湧き上がる音だけが響きます。まるで昔の湯治文化がそのまま残っているような、時間を忘れる空間です。

筌の口温泉 共同湯 大分県

アツアツの極上湯が楽しめるのがここ「筌の口温泉 共同湯」。
浴室は天井が高く、上に開口部が沢山あるので開放感があります。
お湯は茶色く濁っていて透明度は10~20cmくらい、そのままオーバーフローで掛け流されています。
源泉投入口から反対側まで結構距離があるが、それでも入るとすぐに火照ってしまうので、一番ぬるい入り口側に入りました。
匂いは土類と鉄っぽい感じで、飲んでみるとダシ、塩分。
温度は43度~44度くらいで、パンチ力のある温泉。
源泉投入口に水道が設置されていて、そこで加水されていました。
投入量は30L/分以上とかなり多めで、ドバドバと流し込まれています。

霧島湯之谷温泉 湯之谷山荘 鹿児島県

同じような事を何度も書いて申し訳ないのですが、こちらも温泉マニアが好む温泉です。
この鄙びた昭和的な浴室の雰囲気と湯の極上っぷり。鹿児島県へ行ったら外せません。
1泊2食付の一般客室もありますが、湯治棟もありリーズナブルに泊まれるのもありがたいです。
宿泊したのはだいぶ前ですが、年末年始でたしか7,000円ぐらいで宿泊させていただいたような気がします。
長期滞在や自炊もできます。
加水・加温なしの超新鮮な硫黄泉と炭酸硫黄泉を同時に楽しむ事ができ、ぬるい炭酸硫黄泉では、シュワシュワした独特の浴感があります。

妙見温泉 田島本館 鹿児島県

昔ながらの鄙びた湯治宿の田島本館です。明治時代から続く宿で、自炊棟も現役。昭和レトロな木造建築や囲炉裏が残り、“古き良き湯治場”の空気感があります。
妙見温泉らしい湯ですが、田島本館はフワフワとしたまるで羊水に包まれているような浴感が大好きな温泉です。
「神経痛の湯」「きず湯」「胃腸湯」という異なる浴槽があり、それぞれ泉質感や温度、浴感が違います。特に“きず湯”は鉄分を含む赤茶色の巨大な湯の花で有名です。
投入量も多く、浴槽内の湯は新鮮そのもの!
初めて訪れた時は感動しました。
特に写真のきず湯が雰囲気、湯、共に最高です。
時間を忘れていつまでも入っていたい、そんな温泉です。
湯治宿ですが、洋室の部屋もあり、共同トイレはウォシュレット。
いつか宿泊してみたいなぁ。

指宿温泉 村之湯温泉 鹿児島県

見る人を虜にするレトロな浴室です。
浴槽は2つあり、片方は熱くて片方は適温でした。
足元にはスノコ板があり、隙間から湯が湧いているようで足元湧出です。たまりませんな~
少しピリッとする湯で身体がポカポカ、汗がとまりません。
飲んでみると鉄分と塩味。夜だったのでわかりにくかったのですが、薄く白濁りしているように見えました。
この時は他にお客さんはおらず、このレトロ空間を一人占め。たまらなく幸せなひと時でした。
この日はたくさん湯巡りをしてきたので、少しだけ湯に浸かって、床にすわったり寝転がったり・・・この空間を思う存分楽しみました。


























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