福地温泉 湯庄 福地館 岐阜県(宿泊記)ノスタルジックな山里の湯宿 天皇が療養した源泉

築100年以上の囲炉裏が旅情を誘う、奥飛騨の小さな湯宿。 

管理人総合評価

  • 温泉 
  • 温泉の雰囲気 
  • また行きたい 
  • 部屋 
  • 食事 

福地温泉は山に囲まれた落ち着いた山里の温泉です。
奥飛騨温泉郷の中では最も小さな温泉街で、大型連休中でも静か。

大丈夫かな・・・、と少々心配になるほどだけど、正直ありがたい。

福地温泉には「村上天皇の湯治伝説」があり、平安時代の天皇村上天皇が病気療養のために訪れたことから、名付けられた「天皇泉」と呼ばれる源泉に入ることができます。

今回訪れた福地館でももちろん天王泉に入ることができます。

目次

木々に囲まれたひっそりとある古民家風の湯宿 

派手な看板などはなく、気をつけていないと通り過ぎてしまうようなひっそりと建っている宿。

通り過ぎそうになって「あ、ここじゃない?」と急にハンドルを切る。

到着したのがチェックイン受付前の時間だったこともあり他に車はありませんでした。

入り口から中へ入ろうとすると、女将さんと中居さんがお出迎え。

笑顔で「いらっしゃいませ」とお出迎えしてくれました。

通常チェックイン受付前だと、しばらく待たされたりするものなのですが、そのまま部屋へ。

30分ほどだけですが長旅で疲れていたので、少しでも多くゆっくりできると思うと得したような気分です。

昭和レトロ!赤い絨毯が敷き詰められた廊下や階段

重たい荷物を持って部屋まで案内してくれた中居さん。
階段があったので助かりました。

廊下や階段は赤い絨毯が敷き詰められ、どこか懐かしく、昭和を感じさせる雰囲気です。

天井が高く吹き抜けになっているのも開放感があり素敵ですね。

福地館の客室レビュー!清潔でくつろげる快適空間

GW宿泊 和室10畳間+広縁 17,600円(大人)× 2名 12,320円(小学生)× 2名 トイレ(ウォシュレット付)・洗面所付

時期によっては12,000円代で宿泊できるようで、コスパ最高です。

昔ながらの和室で窓辺にはゆったりとして広縁あり。
部屋は隅々まで綺麗で畳も新しいのか緑がかっていました。

到着するとすでに布団は引いてあり、あっという間に寝てしまった人一名・・・。
運転お疲れ様でした!

広縁の椅子は幅が広くて座り心地がよく快適です。

端には洗面所まで付いていて設備は抜群!
洗面台には、ドライヤー、ハンドソープ、コップとティッシュが用意されていました。

お風呂の脱衣場で髪を乾かさなくていいのはありがたいです。

そして何より、窓からの景色がとにかく絶景・・・!!!

写真が網戸越しになってしまったので伝わらなかったら残念なのですが、窓から遠くに緑色の山々が眺められ、最高の景色です。

到着そうそうに、山を見ながらの一杯は格別。旅に出た実感がじわりと湧いてきます。

広縁 奥に洗面
浴衣と羽織・タオル大小・歯磨きセット

奥に冷蔵庫とコップ
ウォシュレット付きのトイレ

さて、温泉へと、ふと横をみると窓からはかわいらしいピンクの八重桜が。

あまりに絵になっているので思わず写真を撮ってしまいました。
天然の絵画ですね。美しい・・・。

内湯入り口
脱衣所

貸切内湯 空いていればいつでもOK!サラリとした優しい湯

貸切内湯

浴槽の縁にはゴツゴツとした成分が付着し、鉄色にそまった湯口が見事。
見た目濃そうに見えるけど、Ph6.4で入るととってもまろやかで優しい肌触り。

温度は41℃〜42℃ほどで適温に保たれていて入り心地抜群。

貸切内湯にしてはとても広くてひとりではもったいないレベルです。
家族で入っても十分ゆったり入れます。子供達と一緒に入ればよかったかな。

源泉湯口

茶色く染まった湯口から投入される湯は約15L前後でしょうか。

床に付着している析出物がまたいいですね。

お楽しみの貸切露天風呂へ!露天風呂までの通路がワクワクする・・・!

露天風呂までに通路は新しく作られたようで、

最近露天風呂までの通路にビニールが貼られたり、新たに作られたりしているところが多いように思うのですが、これは熊対策なのかな??と勝手に思っています。

長いトンネルを歩いているみたいで、その先に素敵な景色が待っているような、、、。

なんだかワクワクする通路でした。

2026年5月現在、貸切露天風呂はこちらの一つのみでした。

予約をした時は、源泉の調子が悪く貸切露天風呂は入れません。となっていたので、ガックリしていたのですが、

当日女将さんから、「露天風呂復活しました」と聞いて大喜び!
まだ一つだけしか入れませんが、部屋数6室なので何度行ってみても誰も入っておらずスムーズに入浴。まったく問題なしでした。よかった〜。

苔や紅葉、ツツジなど、箱庭風の露天風呂で浴槽も結構大きいです。

内湯の贅沢な大きさで喜んでいましたが、やっぱり露天風呂の気持ちよさは別格。
心地の良い風を感じ、鳥の声ききながら入る温泉は、日常の慌ただしさを忘れさせてくれます。

私目線の景色です。

タオルが盛り上がって置いてありますが、これ私の頭(笑)
貸切って本当に最高ですよね。誰の目も気にせず好きな体制で好きなように入れる・・・。

露天風呂の岩も茶色く変色していました。

源泉が流れる岩には苔が生えて湯が絶えず注がれてきたことを物語っています。派手さはありませんが、こうした何気ない風景にこそ、名湯の歴史が刻まれているように感じます。

飛騨牛と山里の郷土料理を堪能する<夕食>

メインは飛騨牛の陶板焼です。

旅行の醍醐味はその地のものをその地で食べる。
飛騨にきているのに北海道産を食べても美味しいかもしれないけど喜びは少ないですよね。

お刺身はわかりませんが、基本的に地のもの中心で、飛騨牛と飛騨豚、山菜や地元野菜が並びました。

こちらは飛騨豚のせいろ蒸しです。脂身が多いので醤油ベースのあっさりしたタレにつけて食べます。

陶板焼もあるのにせいろ蒸しもあるなんて、

メインが二つもあるような飛騨の味覚を存分に堪能できる嬉しい構成です。

飛騨牛の陶板焼。

細かいサシが入っていて程よい脂身です。柔らかくて甘みのある肉は上品な味わいでした。

量は多くはないのですが、ちょっとだけ贅沢、というのがまた良い感じです。
焼き具合はその人次第。私はと言えばちょっと焼きすぎてもったいない食べ方をしてしまいました。ミディアムで食べたかったー。

全体的に丁寧に作られた料理の数々で、暖かく食べたいものは全て暖かい状態で食べれるのが嬉しいです。
イワナの塩焼きはふっくらしていて塩加減が良い。

絶品!というものではないかもしれませんが、山里の素朴で丁寧な料理は満足な内容でした。

食事所

食事処は広く、他のお客さんとの感覚も広めです。
隣にいる人を意識することなく落ち着いて食事ができると思います。

一人旅でも他の人を気にせず食事を楽しめるのではないでしょうか。

築100年の囲炉裏 備長炭の灯火を見ながらくつろげる

食事処の前には築100年と言われている囲炉裏の部屋があります。

食事の後、少しおしゃべりをしに囲炉裏の間でゆっくりしました。
洗練されたこの空間にいると、まるで昔の飛騨の民家に招かれたような気分になります。

囲炉裏の間には、福地館の名が記された奉納絵馬が飾られています。飛騨の歴史と文化を感じさせる品々が並び、この宿が地域とともに歩んできた歳月を物語っています。

朴葉味噌で白米を食す おかわり!が当たり前の朝ごはん

朝ごはんは朴葉味噌(ほおばみそ)。朴葉の上で味噌を温めながらいただく飛騨地方ならではの郷土料理で、ご飯がどんどん進みます。

香ばしく焼けた味噌の香りが食欲をそそり、おかわり!と食べすぎてしまいました。

食後のコーヒーはエントランスに用意されていました。

朝コーヒーがないと朝を迎えた気がしない私にとってはかなり重要なものです。本当にありがたい!

最低2杯は飲みたいので、飲み放題的なコーヒーが本当に嬉しかった〜。

エントランスにあるソファーは居心地が良く、緑いっぱいの窓の景色を眺めながら飲む朝のコーヒータイムが何よりも贅沢な時間に感じられました。

福地館の良かったところ、良くなかったところ<まとめ>

【福地館の良かったところ】

なによりも良かったところは、静かでまるで自分たちだけなのでは?というほど誰とも会うことなくゆったり過ごせたことです。

部屋数が6室と少ない上におそらくこの日は私たちの他に2組の方達がいましたが、食事の時以外誰とも会いませんでした。

ゴールデンウィークにこんなにも静かに過ごせたのは大満足。
全ての温泉が貸切で入れたのも満足度が高いです。
肌触りもよくやわらかい泉質で万人に好まれる湯だと思います。

さらにコスパも良い!
ゴールデンウィークだったのでそれなりのお値段でしたが、通常はもっと安く食事も美味しい。さらに部屋にはウォシュレット付きのトイレと洗面が付いているので設備も整っています。

とにかく誰とも会わずゆっくりと過ごしたい方におすすめなお宿です。

【福地館の良くなかったところ】

これといってはありませんが、館内にカメムシが多くいました。

部屋にはいなかったのであまり気になりませんでしたので良くなかったと言えるほどのことでないと思います。

しおり
秘境温泉 神秘の湯 作者・管理人
温泉の泉質から鮮度、湯づかいまでこだわって「極上の温泉体験をしたい」という温泉マニアの作者が、厳選して巡った1000湯以上の源泉掛け流しの温泉から、レポートで温泉を紹介しています。


約25年前、温泉にハマりすぎて毎月1週間の温泉巡り、会社を辞めて次の仕事までの間1ヶ月間、九州の温泉を巡り倒して1ヶ月で100箇所の温泉に入るなど

頭の中温泉しかない人生を送っていました。
今は子供達中心に家族や友達と、歩幅を合わせてたまに温泉へ寄らせてもらってます。(ホントはもっと行きたい^^;)

最近少し前よりも温泉へ行けるようになったので、
YouTube、Xで配信開始しました。
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