九官鳥がお出迎え、素朴なお宿の濃厚まろやか硫黄泉

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※※※※このレポートは2013年3月に訪れた時のものです※※※※
茶臼岳の麓に点在する那須温泉郷は1370年前に発見され鹿が温泉で傷を癒しているので発見されたと言われている。
明治初期には元湯、鹿の湯、大丸、北、弁天、高雄、三斗小屋の各温泉が開かれ那須七湯と称されていたが今では八幡温泉、新那須温泉、高原地区にも温泉が開かている。
那須湯本温泉は私好みの温泉で、もう数えられないほど来ている。
こってりした温泉に入りたいと思った時は真っ先に思い出す那須湯本温泉。
にもかかわらず、同じところばかり入りに行き、他をほぼ知らないので今回は入ったことのない喜久屋旅館へ訪れてみた。


宿はとても素朴。那須湯本温泉によくあるような外観で、いかにも湯治宿といった感じだ。
館内は少し薄暗く入口から入り、大きな声で呼ばないと宿の人は出てこない。


入ってすぐに九官鳥に目がとまる。
鳥らしく鳴いたと思うと何かしゃべっているような声を出す。
何かしゃべるらしいが気が向いた時しかしゃべってくれないらしい。
この日は微妙な声しかだしてくれなかった。


廊下の途中には自炊ができるように共有のキッチンがある。
浴室の近くまで行くと、那須湯本温泉独特の甘く硫黄の香りがプーンとしてくる。
甘い硫黄の香りがプーン 黄色い析出物が付いた濃厚まろやかな温泉

浴槽は大きくて7~8人が入れるぐらい。湯気がモクモクで視界が悪かったので窓を全開にして入る。
すると外の風が浴室を通って本当に気持ちがいい。
浴槽の周りには黄色っぽい析出物がこびりつき、その上を湯が流れ落ちている。
鹿の湯と行人の湯の混合泉はフワッとしていてやわらかい浴感。 香りも硫黄臭が強すぎずまろやかだ。
お湯を飲んでみるとすっぱ苦い。ここのお湯はこのあたりでも苦みが強い感じだ。いかにも胃腸に効きそうな味がする。源泉は10L/分ぐらい注がれていて十分新鮮。(大勢入ったらわからないけど)




洗い場は2つ。
シャンプーとボディーソープが置いてあり、シャワーもある。
小さくて素朴だけど
ここの温泉は気に入った。
利用データ
所在地 | 〒325-0301 栃木県那須郡那須町湯本30 |
電話番号 | 0287-76-2156 |
アクセス | 東北新幹線 那須塩原駅からシャトルバスで50分、那須湯本「喜久屋」 |
WEB | https://www.nasuonsen.com/search/detail.php?no=12 |
宿泊料金 | 8,550~10,650円(税込) |
部屋数 | 5室 |
お風呂 | 内湯:男女各1 |
日帰り時間 | 10:30〜18:30 大人500円 小人300円 |
冬期閉鎖 | 通年営業 |
利用携帯 | 日帰り入浴 宿泊 |
温泉データ
分析年月日 | |
湯づかい | 源泉掛け流し |
成分量 | |
泉質 | 硫黄温泉(酸性低張性高温泉) |
PH | 2.6 |
湧出量 | |
源泉温度 | 57.2度 |
源泉名 | 鹿の湯,行人の湯混合泉 |
移行前、クチコミで投稿していただいた画像











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コメント
コメント一覧 (1件)
やはり那須湯本の湯はいいなあ
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2020年10月頃に訪問
日帰り入浴は10時半~18時半までで、料金は500円。玄関には、鹿の湯源泉と書かれた大きな暖簾が在り、温泉表示には鹿の湯源泉と行人の湯源泉の混合泉と書かれていたので、女将さんに源泉の違いを尋ねてみたら、僅かに湧出場所が違うだけで、泉質はほとんど同じとの返事だった。ブレンドの割合は違うかも知れないけれど、雲海閣と同じ源泉だなあと思った。
白濁の湯であるがここの湯は、僅かに黄色っぽさが感じられる濃厚ミルキー。床にも黄色い成分が流れ出ていた。投入口には、ビッチリとレモン色の析出物が付着し、削り取られているようだった。
ph2.4の酸性泉は、少しばかりピリピリと刺激を感じる。熱いが浸かるととても気持ちが良い。少し寒くなってきたこの時期には、やはり熱めの湯は沁み入る。硫黄の香りの白濁湯の、鹿の湯源泉って本当に良いなあと改めて感じた。
寝湯もあった。湯船は御影石?かと思うが温泉成分で白くなり元が解らない。外の風景も無く、湯船もただの四角いだけの物であるが、湯本の湯の泉質の良さに惹かれてしまう温泉だった。冬の時期は特に良いと思う。宿泊価格もお安いのでゆっくりお泊りもいいかも。
アクセス例:JR黒磯駅もしくは那須塩原駅より、湯本温泉行きもしくは那須ロープウェイ行きバスで、湯本2丁目下車。すぐ前。
2020-10-18 21:56:53に投稿