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山小屋 祖母谷温泉 (富山県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2019/07/30

評価:

4.4

心惹かれる大峡谷の山小屋温泉

2019,7月宿泊。黒部峡谷トロッコ列車を終点の欅平で降り、右手名剣温泉方向へ進む。
さすが日本三大峡谷と言われるだけあって谷の深さが違う。岩壁をえぐり造られた歩道を歩く。
名剣温泉までは観光客も多く居るが、そこを過ぎた途端人の気配が途切れ、獣の糞も落ちていたりで、熊が出ないか不安になる。
川の流れに沿いながら歩き、時々谷底を覗きこみ、青く美しい清流を眺める。
右手の切り立った岩壁は物凄く高く、ここが峡谷である事を知らされる。岩清水が流れ、岩壁は光っている。緑は美しく、所々山の花が愛らしく咲いている。
山を削って道を造っているため、トンネルが多い。道路の一部は舗装され歩きやすい様に造られていた。欅平からは緩やかな登りの道を、風景を楽しみ乍らゆっくり1時間程のハイキング。
最後長いトンネルをくぐった所で、祖母谷温泉の宿と露天風呂が見える。
川に沿って建てられた宿は木造で細長く、川向こうからでも「祖母谷温泉」と見えるように大きく書かれている。
長い鉄橋を渡った左手が宿で、右手が源泉の河原だ。

部屋は6室しかなく、寝具は置かれている物から、自身で取り出し敷く。4畳に3組の寝具があった。個室として利用させて貰い、1人でも何人でも1泊2食1人10000円である。
テレビは勿論、テーブルもポットも無い。他のアメニティも一切ないが、ドライヤーだけはあった。トイレは水洗。虫が出てこないか心配したが、一匹もおらず網戸の破れは修繕されている。やはり長く営んで来た宿というのは、押さえる所は抑えている。

昔からある大露天風呂は男性用であり、開放感がある。まず見えるのは女性用露天風呂の湯小屋だが、男性用より湯船も小さく、周りが囲われているため景色は臨めず残念だ。
でも晴れていたら満天の星が見られるだろう。
湯は透明で、灰白色の湯の華が沢山沈んでいた。硫黄の香りもし、熱めだが気持ちの良い湯だ。
さすが河原の源泉が近いからか、常時加水はされているものの湯は新鮮だ。

内湯は1つしかなく、男女の札をかけて使用する事になっている。
あっさりしたコンクリート造りの露天風呂に比べ、内湯は全く雰囲気が違う。
まず驚いたのは、そのかけ流し量。温泉が湯船からザバザバと溢れ続けている。
豪快に投入される源泉と同じではないが、同じ位ジャバジャバと加水され、それらが合わさり多量に溢れだしとなっている。差ほど大きくもない湯船に、惜しみも無く。
露天風呂に比べやや温めに設定されている内湯は、ザーザーと溢れそれでいて、投入口辺りは硫黄の香りもする。勢いがある湯は気持ち良い。
そして浴室の雰囲気が、露天とはうって変わって、鄙びた雰囲気がある。
細長い台形型の湯船の周りは、硫黄成分で所々が翠となり、白い析出物が固着し、長い年月が伺われる。薄暗い浴室に、1つかかる古びた傘の電球と相まって、凄く良い雰囲気を醸し出していた。落ち着いてゆっくり入れる湯船と、新鮮な湯にいつまでも浸かっていたくなる温泉だった。

食事は座敷で、長テーブルに向かい合って食べる。女将さんの味付けが良く、山宿であるが手作りのコロッケ等、手をかけたものが出され美味しく満足。朝は、お取り寄せしている漬物類まで提供され、女将さんの、美味しい物で皆に喜んで貰おうという気心が伝わってくるようだった。

食材は、機材用のトロッコ列車で欅平まで運び、荷出し用の軽自動車だけは通れるように作られた砂利道を通って運ばれる。しかし、その車も館内の道具も、源泉成分の硫黄ですぐ壊れてしまうそうだ。山宿を維持して行くのは大変だ。
今年も11月3日で営業を終わり、宿は半年の冬季休暇に入る。来年またトロッコ列車が欅平まで走る6月まで休業となる。
紅葉も大変美しいであろうが、その頃は予約で満杯に近いらしい。空きを見つけて、是非来たいところである。
女将さんの太っ腹な人柄と温泉と食事、そして黒部峡谷の大自然に包まれた、2つとない温泉小屋は何とも惹かれるものがあった。

チェックインは昼過ぎから可。温泉は朝の7時まで入浴できる。日帰り入浴は15時迄。
宿は素泊まりもでき、宿の敷地内にはキャンプ場もある。登山客がほとんだが、黒部峡谷の観光ハイキングとしても適した、秘境温泉宿だとおもう。

アクセス例:黒部峡谷鉄道宇奈月駅より、トロッコ列車で終点欅平下車。徒歩ゆっくり50分程だが、帰りは下り坂となるので30分程度。

祖母谷温泉 河原の露天風呂 (富山県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2019/07/30

評価:

3

河原地獄

2019.7月。足湯を試みようと行ったが、どころではなく、指を入れて湯温を確認しただけで諦める。源泉は90℃近いのではないか?いくら川の水と混じると言っても、混ぜられるような状態ではなかった。火傷しそうな位熱い。
それもその筈、この辺り一帯の河原が地獄状態となっており、石囲いの地獄が2つ3つあり、黒っぽい灰色の泥湯が溜まりボコボコしていた。
周りの地面からでも湧き出ており、多く浸み出ている部分の石は温泉成分が付着し、ぐるっと白くなっていたりする。どろっとした湯花がみられている箇所もあった。
一面にモクモクと湯煙が立ち上り、硫黄の香りもし、さながら小さな地獄であった。

河原には、祖母谷温泉の源泉をパイプで引湯し、一旦溜めている長桶があった。それをここから更にパイプで送り、祖母谷温泉旅館の温泉として使用しているので、宿まで数百メートルといったろころか。
他にも何本もパイプが走り、数キロ下流にある名剣や欅平温泉も、祖母谷源泉を引湯している。

横を流れる川は水の流れが早く、圧倒的な水量だ。とにかく美しいアイスブルーの川水に、ずっとみとれていた。
長い鉄橋を渡って来ると祖母谷温泉の看板がある。そのまま左手が祖母谷温泉であり、右手川方向に2分程下って行くと、強く硫黄の香りがし湯煙が上がっていて、祖母谷源泉がある。

アクセス例:黒部峡谷鉄道宇奈月駅より、トロッコ電車で終点欅平より徒歩約50分

黒川温泉 山みずき (熊本県)

doubutunoyoko

by doubutunoyoko (温泉マニア) 2019/07/29

評価:

3.3

川や滝と一体化しているような素晴らしい景観

温泉は撮影禁止だったので、敷地に入ると見えた茅葺風景、日帰り温泉窓口の喫茶店入口とその看板ネコの写真をアップします。温泉は露天と内湯がありますが、内湯にも洗い場はありませんでした。露天は川沿いにあり、前日の雨の影響で温泉が川に飲まれたようで、温泉の中には紙屑のようなものがいっぱいでしたが、そんな事が気にならないほど景観が素晴らしく、濁流になった川、奥に見える滝など感動しました。黒川で10か所ほど廻りましたが、景観はダントツに一番です。
町が近い温泉は、どうしても露天の周りに柵で目隠しされていますが、ここは町から少し離れた場所にある為、目隠し無しで川と一体化しており、開放感も素晴らしいです。

黒川温泉 和風旅館美里 (熊本県)

doubutunoyoko

by doubutunoyoko (温泉マニア) 2019/07/29

評価:

2.3

外観は残念ですがツルツルになるお湯です

黒川温泉の中ではかなり地味な外観でちょっとがっかりするかも知れません。湯量は多く、湯口付近に浸かっていると、肌がツルツルするのがよくわかりました。お湯の色は透明でしたが、午前中の雨のせいかも知れません。

扇温泉 おおぎ荘 (熊本県)

doubutunoyoko

by doubutunoyoko (温泉マニア) 2019/07/29

評価:

3

安くて眺めのよい温泉宿です

黒川温泉の宿はどこも高いので、安い宿を探しました。「素泊まり朝食付き」と言う謎のプランでしたが、チェックアウト時におにぎりを頂けて納得。まぜごはんのおにぎり美味しかったです。露天風呂が高台にあり、あまり天気の良い日ではありませんでしたが、雲の合間から見えた星空はとても綺麗でした。翌朝には内湯にも入らせて頂きました。内湯の窓から見える庭は良く手入れされていました。写真では良くわからないかも知れませんが、多少、白く濁ったお湯です。最大でも20名ほどしか宿泊できない上、当日は10名程度しか宿泊者は居ないとの事なので、数か所ある温泉はどこも貸し切り状態で入り放題でした。全体的にちょっと老朽化している感じですが、一人で泊まるには十分な設備と広さの部屋でした。

黒川温泉 いこい旅館 (熊本県)

doubutunoyoko

by doubutunoyoko (温泉マニア) 2019/07/29

評価:

3

雨が凄かったが凝った作りの温泉

当日は雨が凄く、入れないかと思いましたが、内風呂もあるとの事なので入浴させて頂きました。露天も手前の半分は庇があり入れましたので入りましたが、雨が大量に流入していた為、かなりぬるかった。奥の方も雨のなか入りました。奥から見える川は雨の為、滝のような濁流になっていました。お湯の雰囲気は大分の筌の口温泉をあっさりしたような感じでした。
撮影禁止だったので、入口など外観の写真のみアップします。

奥満願寺温泉 旅館藤もと (熊本県)

doubutunoyoko

by doubutunoyoko (温泉マニア) 2019/07/29

評価:

0

日帰り入浴はやっていない

お伺いしたのですが、2019年7月現在、日帰り入浴は対応していないとの事で、入浴できませんでした。

満願寺温泉露天風呂 (熊本県)

doubutunoyoko

by doubutunoyoko (温泉マニア) 2019/07/29

評価:

0

川が増水して入れない

黒川温泉の帰りに寄ったのですが、前日の大雨の影響で川に飲み込まれたようです。
写真の通りおじさんが湯舟の泥を掻き出していました。
川の向かい側にトイレもある無料の駐車場があるので、車で行きやすいと思います。

青荷温泉 青荷温泉旅館 (青森県)

KAZ

by KAZ (温泉中級) 2019/07/28

評価:

5

ある意味解放された空間

山深い砂利道を行ったところにユニークな名前通りな温泉宿があります。

綺麗に床拭きされた旅館宿の帳場で受付を済ませ、渡り廊下・吊り橋を渡って『滝見の湯・露天風呂・本館内湯』に入浴。
何処の湯も透き通った熱めの綺麗な湯です。

お風呂施設は綺麗で新しく、新旧が織り混ざっている気持ちいい環境です。

知人からは電気・携帯電波も届かない不便なところと言ってましたが、時として今の現代環境から解放される時間も祝福の時間だと感慨深く満喫しました。
今度はゆっくりと宿泊し『健六の湯』にも浸かり、食事も満喫してみたいです。

ぬくだまりの里 秘湯 八甲田温泉(旧:八甲田温泉 遊仙) 休業中 (青森県)

KAZ

by KAZ (温泉中級) 2019/07/28

評価:

4.3

現在は分かりませんが、、

私の東北温泉巡り第1湯です。(笑)
雪解けの中、新しい芽吹き、真新しい新緑の道中を走って着きました。

4つある温泉の内の『 龍神の湯 』に入りました。
受付を済ませ、長い通路を渡り『 みるくの湯 』を通過して別建て屋へ向かいます。

高い屋根と大きな湯槽中に歴史ある原木の支柱が何本もあり、とてもリラックスする雰囲気です。
温度はチョット低めでしょうか、温めの温度で長時間でも上せない感じです。

露天風呂もあり、目の前の八甲田山が眺めながらの温泉に満喫です。

訪れた後、現在は休業なのか分かりませんが、今度は雪景色の八甲田山を眺めながら入りたいですね。