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塩原元湯温泉 大出館 (栃木県)

sro201

by sro201 (温泉初級) 2019/08/22

評価:

5

塩原元湯 大出館

『塩原のお湯はおとなしい』
◆20代の頃から、仕事や地元銀行の団体慰安旅行で、年1回は塩原に来ていた。
塩原では、いつも川沿いの大型旅館が宿泊先だった。
あの頃は、おおるり、大江戸温泉物語、伊東園といった再建型グループは
まだ登場していなかった。
硫酸塩泉でメタケイ酸がたっぷりな泉質はそれなりに楽しめたのだが、
あの当時は物足りなかった。

『塩原は濃厚だ』
◆風呂の愉しみには、
現地で入浴している風呂好きな人たちと風呂話に興じることもある。
お互いが惜しみなく自らが持つ知識と情報を提供しあう。
話のレベルは人それぞれだけれど、ひとしきりの会話が終了した後の、
あの充足感ただよう共有空間は、なかなかに心地よいものだ。
◆ある時、滑川温泉の露天風呂だったと記憶するが、
硫黄泉をネタに5人ほどで風呂話を楽しんでいた。
「高湯の玉子湯で、あの強烈な宿の源泉を使っていた頃、孫を連れて湯治に来ていた老人がいた。その子がエレベータの扉に手を挟んで、指の皮がズル剥けになった。宿で一番濃い1階の内湯に手を付けていたら、3日できれいに治った。傷跡も残らなかった。その風呂は今でもあるが、今は宿泊者しか入れない。」
「知り合いの鉄砲撃ちは、山に入る前に那須の鹿の湯へ入りに行っている。身体を動かす前にあの風呂に入ると、翌日に筋肉痛が起きないし、疲れもあまり感じないで済むのだそうだ。」
「山形の蔵王のお湯が好きでよく行く。宿に泊まると、外湯の青いタダ券が何枚でも貰える。すのこ湯は熱すぎるから、上湯がおすすめ。国際ホテルの内風呂もいい。」

「万座のお湯が一番(硫黄が)濃いと聞くけれど、塩原の湯泥の風呂は濃いよなぁ。行く度に2ℓペットに3本汲んで帰り、ヨメに飲ましている。半年続けていて、体調がすごくいいと喜んでいる。悪玉コレステロールの数値が半分になったと自慢している。」

この話を聞いたのが、平成27年夏のことだった。それまで、塩原新湯・元湯については知らなかった。この時点で、20年以上塩原とは御無沙汰であった。福島交通㈱の持ち物だったホテルニュー塩原がバブル後身売りになって、そこの系列会社の仕事をしていた者にとって、塩原の拠点がなくなってしまった。なんといっても、系列割引がすごかったのだ。
その年の9月に、塩原の温泉ふるまい企画に参加した。

『ここだけでもうおなかいっぱい』
長い長い前振りだったが、初めて参加した温泉ふるまい企画で、最初に行った施設が大出館であった。
国内でここだけという、モール泉ではない鉱物系の黒湯の温度は39℃。なかなかにぬるい。でも、1時間半も入っていると、さすがにクラクラしてくる。黒湯浴室にある硫黄泉の浴槽は、その日は黄土色で湯温は46℃。黒湯で長湯した後は、とてもじゃないが入れない。卒倒しないように注意しながら洗い場まで歩き、首にタオルをまいて冷水を浴びて身体を冷やす。30分かけて身体を冷やして、また黒湯に入る。これを3クール繰り返したら、もう湯腹がいっぱい。
最後に、露天風呂で桶を枕に横になって1時間休憩したら、時間は16時半。他の風呂には入ることなく、大出館のみをオープンエンドで満喫してしまった。

『性懲りもなく・・・』
あれから毎年、9月の塩原温泉ふるまいには参加している。平成29年からは、4~6月の26日に栃木デストネーションツアー連動企画として、ふるまい湯が実施されている。
9月が4回、4~6月が7回、この企画に参加している。そのおかげで、日帰りで入れる塩原のお湯は、ほぼコンプリートすることができた。貴重なお気に入り発見もいくつかあった。そこを再訪する口実として、ふりまい企画を利用している。そうしないと、新規開拓以外の風呂行モチベーションが、単独行動では維持できなくなってきている。
ふるまい湯企画だとせっかく20施設ぐらいが開放になるのだけれど、大出館オープンエンドが4回もあるのだなぁ。
それだけ、大出館のお湯がすばらしいということなのだ。


雲取温泉 高田グリーンランド (和歌山県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉上級) 2019/08/22

評価:

2.6

循環泉だった

2019.8月素泊まり泊。夕食は、管理人様のアドバイスもあったし、私が食べられ無い物もある事を告げると、宿の方も別にされますか?と言われたので、その様にする。
食堂の横に彩という小さな軽食屋さんと言うか食堂があり、18時~営業している。1人でされているので、早く行かないとかなり待つことになるのでご注意を。尚、朝は9時か9時半~開店。

日帰り入浴がメインであるような造りの施設であり、僻地?であるが客がそこそこ通って来ているようで、まずまず活気があった。
周りに温泉が余り無い様であるが、そう言う訳ではないのだろうか?
従業員の親しみやすそうなオジサンは「うん。ここはね温泉がいいそうやから、皆さんわざわざここへ来てくれるみたい」だと言われていたが・・ふ~む。
土産物のスペースが広く、ツアーにもなっている施設だ。

さてその温泉だが、写真で見てもっと濁りが強く、硫黄泉で、ある程度は掛け流しされているのかと期待し過ぎていたようだった。
まず、硫黄泉ではなく単純アルカリ泉だった。濁りの程度は内湯で僅か。露天風呂は透明。
露天風呂からは杉林と山が見えていた。
ph9.5のアルカリ泉との表示だが、循環されている為、実際の浴感は全くヌル付き無し。


もう1つの湯舟は薬草風呂で、和歌山産の天台鳥薬という薬草を大袋に入れて湯船の中に吊るされていた。湯の色は淡いグリーン。天台鳥薬とは、栃の木の植物で、冷え性・利尿・止痛・打撲に効果があると書かれていた。こちらは循環のジャグジー風呂になっている。

循環にかけ流し併用とか、一部かけ流しとか書かれていたが、全くかけ流しはなかった。
全く湯は溢れておらず、循環泉のみであった。源泉量が38ℓ/分と少なく、これでは差ほどかけ流しも難しいかと。
塩素臭は無かったが、翌朝行くと湯面には汚い泡が立っていた。循環泉はこれがあるから嫌なのだ。
また23度の源泉を加温し、浴槽40℃~42℃設定にされているため、入浴時間が22時までと、朝は6時~7時半に限られている。更に露天風呂は朝は無い。という宿泊しても厳しい条件だ。

ただ、客室は広くテレビもあり、素泊まりでもタオルと浴衣が付いている。冷蔵庫は共同の物があった。布団はセルフで敷く。共同トイレはウオシュレット。
これで3850円なら良い方だと思う。カビ臭さも無く、虫もいなかったし。
しかし、1泊2食付きで10000円となるとどうだろうか。あの温泉とあの入浴時間では厳しい感じがする。

館内は広く、建て増しになった様な造りで、廊下やホールなど木でできており雰囲気も良い部分もある。卓球台があり有料で利用できる。
周りの環境は、新宮とはいえ山が多く、その山は霧で霞んでいると言うか、雲がたなびくと言うか紀州らしい雰囲気でもある。

アクセス例:JR新宮駅より送迎可、要相談。路線バスなら天台湯元行きで湯元下車だが、本数が1日3本程度しか無い。

白浜温泉 崎の湯 (和歌山県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉上級) 2019/08/21

評価:

4.6

海の絶景温泉

2019.8月利用。料金も徐々に上がり、現在500円。700円位までは値上げしていくのだろうか?共同湯でまさか1000円はないだろう。500円でも、平日でも、途切れることなく客が入って来る。
やはりこの絶景は他では無い。伊豆の海辺の温泉に比べても、各地の海辺の宿の温泉に比べても、抜群にロケーションが良い。

湯舟は3つ。2つの岩風呂と1つの木風呂。木風呂が手前にあり高台となるため、向こうの海を含む温泉の全景が眺められる。しかも湯舟が木であるから、何故か湯までが柔らかい様な気がする。そして気持ちも和らぎゆったりしたくなる温泉だ。

空いていればまずこの湯に浸かり、そして真ん中の岩風呂へ移動。
ここは硫黄の香りもし、加水量が少ないから熱めであるがその分、成分濃度も濃くなる。
源泉が投入されている岩肌には、析出物が付着し、金平糖の角のようなブツブツで飾られ、良い雰囲気。源泉だあ~と嬉しくなる。

そして一番海近の大きな岩風呂へ。今日は波が高く、岩にダイナミックにぶち当たった波が白く砕けている。とにかく触れるかの様に海が近いのだ。
その為、海が荒れている日は、この湯船は立ち入り禁止になる事もある。
今年の8月は猛烈に熱く、そのため温泉は加水量がかなり多く、かなりぬるいと言うかぬるま湯になってしまっている。温泉らしさが無く、硫黄の香りも無いが、替わりに磯の香りがし、フナ虫が岩を這う事もある。
時期により加水量が調整され、この抜群の景色を眺めながら、浸かっていられるような湯温に調整されている。

しかしナトリウム泉は暑く、浴後汗が引かずベタベタしていたが、いつの間にか気にならなくなってしまうのが温泉だ。
白良浜は真白な砂でいつ見ても美しい。眺めるだけでも素敵なビーチだ。
この海の周囲に徒歩圏内の共同湯が、崎の湯を合わせて4つあるので、湯巡りを楽しまれるのも良いかと思う。ホテルや旅館の温泉に比べ、泉質が良いように思う(源泉かけ流しの共同湯が多いので)崎の湯は何度訪れても飽きない、素晴らしい絶景温泉である。

アクセス例:JR白浜駅より路線バス①番乗り場から湯崎下車し、徒歩5分程。
もしくは白浜バスターミナルから徒歩20分程

*尚、温泉の画像は写真撮影厳禁になる前に撮っていたもの。

微温湯温泉 旅館ニ階堂 (福島県)

sro201

by sro201 (温泉初級) 2019/08/21

評価:

4.2

微温湯二階堂旅館

◆令和元年の今年は、
梅雨明けしない冷夏かもしれないと危惧していたのだが、
8月2週目に福島も梅雨明けして、
それ以降は激アツの日々が続いている。
連日、37℃・38℃と福島の気温が全国ニュースで報じられている。
実はね、福島市の玄関口であるJR福島駅前の気温は、
報道されている気温より3℃ほど高いのだよ。
福島のジョーシキなのだ。

◆気温が35℃を超えると、
微温湯二階堂旅館の冷浴泉が恋しくなる。
自分で勝手に3時間ワンクールと決めて訪問している。
入り足りないと感じるときは、1・2時間延長する。
PHが2点台の酸性泉に5時間も入っていると、
20代のころ首周りにできた金属アレルギーの痕跡がうずきだすのだが、
ここのお湯はいくら長時間入浴してもそれがない。
眼を洗うと、尖った激痛が角膜から網膜までを一気に網羅する。
その後、お湯から目を離すと、
痛みが視神経に拡散していくように感じられる。

◆これは、スッキリ感やサッパリ感をともなうものではない。
でも、これを5回ほど繰り返すと、
①朝起き掛けの目ヤニがでなくなる 
②昼にFXの目薬を差さなくても平気でPC作業ができる 
③夜寝る前の本読みタイムを快適に過ごせる  
といったご利益(りやく)を享受することができるのだ。
それと、体表面のスッキリ感が3~4日ほど続くのだ。

◆ウチの寝室にはエアコンがない。気温30度を超える夜は、
扇風機を回して寝るのだが、まるで岩盤浴のような寝汗が出る。
ところが、微温湯二階堂旅館で3~5時間入浴してくると、
3日ほどは寝汗をかくことがない。

◆今年はすでに6回訪問している。
矍鑠としていた大女将も、
えらく小さくなってしまったように見える。
前回訪問した際、めずらしく帳場に座っていて、
「あら、○○さん、またブランデー持って泊まりに来てね」
と声をかけられた。
カミュのダイアナ紀BOOKを持ち込んで、
飲み残しを忘れてきてしまい、
それを家まで持ってきてくれたのは、もう30年も前のことだ。
地元福島に微温湯二階堂旅館があることの幸運を確かめに、
今週末また行ってみることにしている。


南紀勝浦温泉 ホテル浦島 (和歌山県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉上級) 2019/08/20

評価:

3

耐震工事中で日帰り入浴中止中

2019.8月現在耐震工事中のため、日帰り入浴はしていないという事でした。
船着き場から見ても、一部がシートで覆われていました。耐震工事が終われば、また日帰り入浴も再開されると思います。
アクセスですが、船着き場に書かれた時刻表では、時間帯により船舶とバスを使い分けていました。

ホテル浦島へは、よっさん様の40年とは言いませんが、私も35年程前になると思います。
洞窟風呂の珍しさや、スケールの大きさ(想像)に惹かれて行きました。
思っていたより洞窟風呂自体は小さく感じましたが、広~い浴室でした。
洞窟風呂はその一角にあります。もっと海が近いのかと思っていたら、海は遠く下の方にあるように感じました。
他にも色々湯船は有りますが、忘帰洞は今も変わらずホテル浦島のメイン温泉ですね。
何でも写真だけでは解らないものです。1回行って、自分の目で見て自身で感じてみるというのが、納得です。人それぞれ感じ方、見方も違いますから。今行けば、また違うように感じるかも知れませんし、温泉自体をゆっくり味わってみれるかも知れません。

大阪からは安いツアーが沢山出ています。マグロの解体ショーを売りにしており、ファミリーや年配の客でいつも賑わっています。
近郊の観光としては、那知の滝や熊野古道や白浜、川湯、湯の峰温泉等々、遠方から来られた方は折角ですので、和歌山を巡られてはと思います。

画像2.耐震工事中のホテル浦島

アクセス例:JR紀伊勝浦駅下車し徒歩4分程で桟橋。送迎船またはバスあり。

木賊温泉 岩風呂 (福島県)

sro201

by sro201 (温泉初級) 2019/08/20

評価:

5

木賊温泉 岩の湯

温泉好きを自認する10人中9人までもが、すばらしい・気に入った・また行きたいと
絶賛する風呂は、やはりスゴイのだなぁという想いを再確認することができた。

白濁しない硫黄臭を放つ碧の湯、
加水なして絶妙温度を保つ足元湧出温泉、
地元の人が次の世代に継承する努力を惜しまない地域資源、
湯あたりの限界を超えても入っていたいと思わせる鮮度の良い浴感、
ううむ、なるほど、たいしたものだ。

漫画家つげ義春の作品に、ここが描かれている。
顔の四角い友人が湯屋の敷地の中から川の水を汲んで頭からかぶるシーンが出てくるが、
それは昭和40年代の話。現在は河岸とは距離がある木賊の岩風呂だ。

岩の湯の手前の、集落入口の川沿いにも、別の共同浴場の看板と建屋が見えていた。
今回はもうフラフラになるまで岩の湯を堪能したので入湯は果たせなかった。
錦秋の頃に再訪する予定なので、その時の課題とすることにしよう。


肘折温泉 元河原湯 (山形県)

yottusan

by yottusan (温泉上級) 2019/08/18

評価:

0

旧よっさん

一度は訪れたかった本格的な東北の湯治場。

念願かない今年10月下旬に初めて肘折温泉を訪れます。

お世話になっている桜hanakoさんの元河原湯の投稿は
大変参考になりました。

南紀勝浦温泉 ホテル浦島 (和歌山県)

yottusan

by yottusan (温泉上級) 2019/08/18

評価:

2.8

船でしか行けない宿

社会人間もない40数年前の高度成長時代に当時盛んに行われた
社員旅行でホテル浦島を利用しました。

現在は施設も相当内容が変わっていると思われるが忘帰洞等は
写真を見る限り基本的には変化が無いように思われます。

当時は温泉などには全く関心など無く単にワイルドで
大きな施設があるものだ程度の認識しかありませんでした。

もっとも現在でも好みは変わらず個人的には巨大な施設よりも
こじんまりとした施設が好みの私には話のネタに一度は
利用しても良いかな的な施設である。

肘折温泉 元河原湯 (山形県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉上級) 2019/08/17

評価:

4

自家源泉との混合泉が気持ち良い

2019.8月日帰り利用。肘折温泉街の奥の方にある旅館で、肘折温泉(組合源泉)74℃の湯と、自家源泉34度の湯を、合わせて適温に調整しているというのが良い。
笹濁り色の湯は、温泉津温泉のヘビーの湯をライトにしたような浴感で、上質である事が感じられる湯で、非常に気持ちが良い。
味は、塩+鉄味だ。良く温まり、汗が引かない湯なので、どちらかと言うと肘折の湯は冬が良い。
床は艶々と飴色に光り、長方形の浴槽を囲み、洗練された美しさがある。コンパクトな浴室であるが、快適に造られている。
4階にあり、展望風呂となっている窓の一角からは、緑や川が望め、片側の簾がしてある窓からは、時折川風が入ってくる。
今夏、肘折温泉街も非常に熱いが、川沿いと通りの中側では、風があると無いとで大部違うように思う。
浴室にはアメニティが色々揃っており、不自由無い様に考えられている。
日帰り入浴は、14時~16時。早くに行ったもので、4階にあるためかシャワーが長時間湯にならなかった事ぐらいだろうか。あと、日帰り入浴時間が短いので注意して行かなければならない。以外は快適であった。沢の美味しい飲み水も用意されていた。
1人宿泊の受け入れは、1週間程前になって空きがあればというのが、悔しいところである。

肘折温泉は、湯治宿として現在も残っている、栄えているという、数少ない温泉郷であると思う。街の道路をはさみ両端には、湯治宿が軒を連ねている。
1軒、1軒を覗いて見るのも楽しい。昔からの宿であると思わされる様に、宿名が名前である所が多い。そう言えば銀山温泉でもそうであった様に、山形の文化であるかも知れない。春から冬、雪が積もる前まで、毎日朝市が開かれるそうで、5時半には店が並び、農家で採れた野菜や、山菜、加工品等が売られる。
私も早起きして、お昼に食べるちまきと、茹でたとうもろこし、枝豆を買ったが、安くて凄く美味しかった。
朝市の後、朝ごはんまで一風呂浴びても一度寝る。こういった事は湯治宿でないとできない楽しみである。
肘折温泉の朝市を楽しみに、常連客が浴衣姿で足げく通う。湯治宿として成り立っている由縁であると思った。

初めて来た日が、偶然に冬花火の日であった。小さな温泉郷の小さなふるさと花火。
湯治宿に泊まり、のんびりと過ごす時間。誰にも邪魔されず好きなだけ寝て、起きては湯に入る日々。会席膳は2日めには飽きるが、家庭のお惣菜に少し品数が多いような料理は飽きることなく、そっと運ばれ、食べ終わったら廊下に出して置く。
石油ストーブにかけられたやかんから湯気が立ち、熱い茶を入れる。加湿も兼ねられている部屋は、ほっこりと暖かく、静かだった。
8月、肘折温泉の近くの四ケ村棚田で蛍火がある事を知り、ずっと楽しみにしてきた。
同時にコンサートも行われているそうで、村を挙げての大イベントだ。肘折温泉に宿泊するとバスで送迎してくれる。
ペットボトルにろうそくを入れた手作りのランプが、夕暮れと共に棚田を飾って行く。オカリナのコンサートも素敵だった。
小さな村のイベント、朝市、共同湯、レトロな街並み・・これらのものに郷愁を感じられる肘折温泉街は素敵だ。潰れる事無く栄えて行って欲しいと思う。

アクセス例:JR新庄駅より村営バス肘折温泉行。

駒の湯温泉 駒の湯山荘 (新潟県)

たーなー

by たーなー (温泉初級) 2019/08/17

評価:

5

温泉、料理、大将全て極上の宿です

日本中の温泉に入りましたが、ここが断トツナンバー1です。毎年数回訪問しています。温泉は化粧水にも使われていて、全身生まれ変わったような赤ちゃんの肌になります。料理は私にとって、死ぬ前に最後に食べたい究極のものです。特に新米の解禁日、魚沼産の本物の新米が、こちらの湧き水と温泉水で炊きまして、涙が止まらない絶品です。そして大将ですが、謙虚で優しく、誰にでも平等にもてなして頂ける、理想的な方です。是非一度極上の宿を味わってみてください。