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満願寺温泉露天風呂 (熊本県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2019/12/20

評価:

4

湯燈イベント2月末まで

2019.12月訪問。今年は12月17日~2月末まで、共同湯の前で湯燈イベントが行われる。満願寺の川に、竹で編んだ丸い籠に電球を入れた灯りが吊るされ、夜の川面に灯りが映りとても幻想的。黒川温泉で以前から行われていたイベントだが、満願寺でも行われる様になり、黒川温泉に先駆けてある。点灯は18時頃~22時迄。

露天風呂は混浴なので、写真だけでもと思って行ってみたが、余りにも湯燈の素敵さに入らずにはいられなくなり、宿に戻りバスタオルを巻き浴衣を羽織るスタイルで再訪した。
運よく誰も入っていなかったので、バスタオルは外し入る。基本的にはこの温泉はバスタオルも、湯浴み着もNGなのだ。
湯加減も調度良い。湯燈が川面や湯舟に煌めき、余りの幻想的な雰囲気にうっとり~。

だが、誰か来ないか気が気で無く、ゆったりと言う訳にはいかず、早めに上がった。
その後男性が来られ「1人で入ったとは勇気あるなあ」と誉められたのかも知れない。宿の御主人にも「なかなか女性1人で入られる方はいないですよ」とまたまた誉められたようだ。
チャレンジャ―だなあと自分自身に、半ば呆れ乍ら笑っておく。僅かな勇気と興味の方が勝ったんだなあこれが。

確かにこの露天風呂は物凄く入りにくい。恥ずかしさで言うと、ガニ湯か満願寺かという位に恥ずかしい温泉だ。男性でも恥ずかしいと思う。浸かってしまえば良いがそれ以外は、目も当てられない恥ずかしさがある。
だって道から丸見えなんだわ。遮るものが全く無く道路に面し、川幅は狭いし、車の往来はあるし、前に家はあるし、人も通るしー。
なので、私は前回は、未明の暗い間に行って入った。それでも犬の散歩に通る人が居たりで、なかなか1人っきりでは難しい。

この共同露天風呂を知ったのは、嵐山光三郎さんの温泉本でだが、のんびりゆったり浸かっている雰囲気に憧れ、20年程前に一度来て、入ってはみていた。
確かに今でも、4つ並ぶうちの1つの湯舟では、野菜や食器を洗う姿も見られ、のんびり感は失われていないようだ。
今回で3回目の訪問になるが、満願寺温泉と言う所自体は、大変静かであり、人の声も物の音も解らない位だ。黒川温泉の隣にありながら、かけ離れた静けさとのんびり感がある。
宿泊としてお勧めなのが、志津の宿という、地産の創作野菜料理が美味しく、上質ながらリーズナブルな隠れ家的温泉宿で、満願寺唯一の旅館。人気の内湯付き離れでも税込み12000円。宿泊しながら是非、湯燈の幻想的な満願寺温泉を楽しんでみて欲しい。
そして、下駄を履いて出かけよう。カランコロンと響く下駄の音は、温泉街にとても良く似合う。

アクセス例:博多、福岡空港、別府、熊本方面から高速バスで満願寺口下車 徒歩5分程。

北温泉 北温泉旅館 (栃木県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2019/12/14

評価:

4.2

全て絵になるちょっと不気味な温泉宿

2019.9月素泊まり泊。初めて日帰りで行った時は、とにかく暗く不気味な印象であった。
2度目でもその印象は大きくは変わらない。だが、人が物凄く多い。日帰り客も泊まり客もで、館内は溢れんばかりに賑わっており、怖さは幾分軽減した。

明るい内にまず向かった温泉プール。子供連れが多い。滑り台も健在で、ヌルツキは当然あったが、予想よりはマシ。外人さんも日本のオジサンも泳いでいたが、湯温が40℃近くあるので、プールと言うよりは露天風呂。
このプールの後は横にある湯小屋の内湯で、誰もが着替えをし入浴する。
この後、私は男女別露天風呂へ。大きくは無くそれ程展望の良い露天風呂でもなかった。
その後、2階にある女性の内湯へ。この湯が一番好きだ。長方形の木造湯舟は、展望風呂でもあり緑が綺麗だった。癒され、唯一落ち着ける温泉だと言ってもいい。

夜遅くになって、。混浴の天狗の湯にチャレンジしに行った。やはり北温泉に来てこの湯は外せないだろうと思って。
誰も居なかったので、急いで湯船に飛び込む。やや温めでザバザバと投入される温泉が気持ち良い。と思いながらも、目は常に暖簾の向こう。と言うか通路から丸見えじゃん。
浸かってすぐに男性が・・せめて着替えるまで待って欲しいと思う。脱衣所も丸見えなんだから。
それで、外の貸し切り風呂へ逃げる。寝湯と打たせ湯の湯舟だった。寝湯に浸かってみたが熱かったので、ゆったり入れず。打たせ湯は関心なく、脱ぎ着が面倒臭いのでスルーした。
これで一通り温泉には回った。この様に館内だけで湯巡りができる。

館内には、至る所に神様が奉られており、それが不気味さの要因の1つでもある。
そして、建物が古く当然天井は低く、館内は暗く、ランプの灯りはいいが、小狭い迷路の様でもある。
黒く塗られた柱や床。そして天狗の面と同じ赤茶色に塗られた壁。時代劇のロケセットの様である。
部屋は古いタイプを選んだが、カビ臭さは無く、薪を燃やした様な匂いがする。建材を丈夫にする為、昔の人は木材を焼いて建てたそうである。この香りに包まれると気持ちが落ち着く。郷愁があり大好きな香りだ。
テレビは有料。自炊用のキッチン、レンジ、ガス台有り。素泊まりは5000円。近くには全く店は無く、一番近いコンビニでも一の峰まで行かなければならない。

アクセス例:JR那須塩原より路線バス那須ロープウェイ行で北温泉下車。それより徒歩30分、下って行く途中に駒止めの滝がある。

那須湯本温泉 鹿の湯 (栃木県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2019/12/14

評価:

5

THE Jyapani-zu❕共同湯って感じ

2019.9月訪問。関東圏にあるという事でも、その浴場の広さ、木造の美しさ、その泉質と言う事でも、日本の共同湯を代表できる温泉であるのではないでしょうか。
平日であったり、時期であったり、割合込み合って無い時もありますが、始めて行った時には道後温泉の様に、人に圧倒されて、ろくろく浸からず出て来たような。
2回目行った時は、現在の様に新しい木造の湯舟に変わっており、まず浴場自体の大きさと美しさに、改めて目が行きました。

湯も大好きな白濁硫黄泉。四角い小さな湯舟は温度差で、41℃、42℃、42.5℃、44℃、46℃に分かれ、私は44℃が限界。46℃は止めました。温泉津の様にこの湯温が最低なら、頑張りますが、ここは好みの湯船に浸かれば良いのですから。
私的には、やはり大浴場が一番好きかな。投入口の硫黄がつづら折りに重なっている部分。こう言う芸術的な美しい投入口には、感心しながら見とれてしまいます。
単純酸性硫黄泉ですが、浴感はツルツルとし上質。那須方面に来た時には、やはり立ち寄ってみたくなる共同温泉です。

アクセス例:JR那須塩原駅より路線バス那須ロープウェイ行で湯本温泉下車 徒歩3分程

鳴子温泉 東多賀の湯 (宮城県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2019/12/13

評価:

4

ツルツルの硫黄泉

2019.5月、日帰り入浴。とにかくここの温泉は小さいのに地元客が一杯だ。何故こんなに人気なのかが、一度目は解らなかったが、今回人気の故が解った気がする。
勿論見た目からして硫黄泉。ではあるのだが、硫黄泉にも泉質の違いがあり、ここの湯は浴感がツルツルなのである。磁器の様な感じだ。
不思議な事に単純硫黄泉の様な玉子味も無かった。硫黄以外にも色々な泉質を含んでいたのだ。
今まで私は硫黄泉を一くくりにしていたが、そう言えば浴後、肌がカサカサになった硫黄泉もあった事を、ここの湯に入って思い出した。
この泉質を皆さんは実感しての、東多賀温泉であったのである。う~ん今更違いが判ったとは遅い。

男性の方も客が多いのだろうかは解らないが、女性の方はとにかく多い。しかもだ。美肌の湯であるからだろう。湯温も40℃くらいであるし、狭い湯船なのだが、浸かったらなかなか出ない。比較的若い女性も多い。
なので、狭いしゆっくりできないので、私の方がサッサと上がる事になってしまう。
また、洗い場が1つなのである。洗髪できる綺麗な源泉が、1箇所からしか出ていないので、湯船に浸かりながら順番を伺う事になる。
なので、他の温泉で洗おうという事になって、すぐ出てしまった。本当はもっと浸かっておきたかった温泉ではあるのに。

女将さんは相変わらず不愛想。ゆっくり温泉を味わいたいなら泊まった方が良いのだろうけれどなあ・・。 日帰り入浴時間は11時(10時)~15時
アクセス例:JR鳴子温泉駅より徒歩15分程。

東鳴子温泉 馬場温泉共同浴場 (宮城県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2019/12/13

評価:

4.6

希少で個性的な真っ黒い温泉

2019.3月訪問。希少な真っ黒い湯が、小さな湯船の中で、泡立っている。
高温泉だという事は体験済みなので、覚悟して湯温を確かめる。とにかく加水する物が無いので、気合で入るしかない。かけ湯を繰り返し浸かれた!ヤッタ!という感じがする温泉なのだ。
何といってもこの黒さは珍しい。浸かると、透明の中にやや黄色味を感じる。超ヌルヌルで泡付きもある極上湯だ。そして強い油臭。
しかし熱い。ゆっくり湯を味わっていられないのが、残念でもあるが、共同湯でありしかも貸し切りで利用させて頂いているのだから、サッサと出よう。
冬場は浸かれると思うが、夏場は無理なのではないだろうか。訪問時期を考慮して訪れたいものだ。
入り口の鍵は、馬場温泉旅館で入浴料を支払い借りた。旅館の前にある小さな小屋が共同湯だが、入り口が後方にあるので、看板も見えず解りにくい。入り口には注意書きが貼られていた。
四角い小さな湯船に入った、黒い宝石の様な黒湯。希少で貴重な温泉であり、正しく東鳴子温泉の湯だと、代表するような個性的な温泉である。

アクセス例:JR鳴子御殿湯駅より徒歩20分程。

東鳴子温泉 馬場温泉 (宮城県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2019/12/13

評価:

2.6

馬場温泉の宿

2019.3月。日帰り入浴。馬場温泉共同湯と、入り比べてみたく訪れたが失敗した。先にこちらに入るべきであった。
同じ様に黒い湯ではあるが、見た目もどうもこちらの方がやや薄い様に感じたが、その通り泉質も薄く感じた。共同湯の様な、香りや新鮮さが感じられず残念であった。
こちらの良いのは待たずに入れると言う事だろうか。しかし貸切では入られないし、入浴料も高い。
この時は、ご夫婦で来られていた方と重なったので、狭い湯船で一緒になり、一応入ったと言う感じで終わった。
どうせ入り比べるなら、共同湯の前に。そしてこの黒い湯を初めて見た方なら、浸かれば感激は有ると思う。

アクセス例:JR鳴子御殿湯駅より徒歩20分程。

吹上温泉 峯雲閣 (宮城県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2019/12/13

評価:

3.3

滝つぼに入れる温泉

2019.9月、日帰り入浴。滝は低いがその滝つぼに入る事ができる。奥の深い所は1m以上あるようだが、浸かれない事は無いとの事で、水しぶきがかかる所まで行ったが、それ以上は怖かった。
源泉は滝の上部にあり、川水と合わさり適温に調整されているが、多少のぬるい、熱いは有るので、恐る恐る自分の好みの場所を探して浸かる、と言うのがこの滝つぼ温泉流。
自然のものであるので非常にワイルドである。苔のヌルヌルもあれば、葉っぱもあれば、虫もいる。滑って転ばない様に気をつけながら、手前の浅い部分から徐々に奥へと進み、適当な岩場に腰かけ滝を眺める。その景色にしばし酔う。
前回は新緑と滝の白さとしぶきに見とれていた。紅葉すればさぞかし綺麗だろうなと思う。
男性は、滝の入り口付近に長時間腰かけ、ほてりを冷ましながらボゥーッとロケーションを楽しんでいるという方が多い。
上がって来る時に、突如足に痛みを感じたのだが、その時は噛まれたや刺されたと言う様な感覚は全く無かったのだが、水中にいるヒルだが何だかの虫に噛まれていたようで、後で痒みと腫れで大変だったので、注意された方が良いと思う。基本的には野湯と同じである。
冬は湯温が下がり入浴できないが、手前の洞窟風呂は年中OKだそうだ。

内湯に戻る際の入り口が解りにくく、間違って男性風呂に行ってしまった。看板等をかけて解るようにして頂ければと思う。
女性は、湯浴み着を200円でレンタルして入るのだが、以前の浴衣地からサッカー生地に変わっていたが、やはり濡れると身体にくっつくのは変わらず、どうも都合悪い。
内湯は何という事は無い単純温泉。シャンプーが無いので持参必要。
日帰り入浴時間は10時~13時で終了。500円だった。

アクセス例:JR鳴子温泉駅より大崎市営バスで、間欠泉下車 徒歩4分程。

壁湯温泉 旅館福元屋 (大分県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2019/12/13

評価:

4

ピュアな湧出泉だが冬場は寒い

2019.11月宿泊。混浴の洞窟風呂は、湯底は自然石がゴロゴロ。女性は湯浴み着かバスタオル着用して入る。
岩窟の狭くなっている奥の辺りから源泉が湧き出て来ており、、その辺りが一番暖かい。と言っても38~39℃程度のため、かなりじっくり身を沈めていると、単純温泉だが新鮮なためか、極僅かに泡がついたりもする。
一体どれくらいの量の源泉が湧出しているのか解らないが、排水を見ると物凄い量の様だ。
だからだろう。温泉はいつも澄んでいる。とてもピュアで優しい湯なのである。

夏場は何時間入っていても、湯あたりもしないが、11月頃からは浸かっている時は良いのだが、上がる時が何と言っても寒い。女性用風呂の更衣室まで、駆け抜けて行くが、それでも寒い。これだけが何と言っても苦痛である。やはり夏場の温泉だと思う。
6月になれば、目の前の川には今でも蛍が舞い、その数も増えて来ているとか。
川辺の小さな露天風呂、蛍見の湯はカップルで入るのにうってつけの湯船だ。ぬるめの温泉に浸かり、忘うっと飛ぶ蛍をぼうっと見ていられれば最高だな。
この蛍は、部屋からも眺められる。わざわざ見に行かなくても、湯船や部屋から蛍が見られる温泉宿というのは、なかなか無いのではないだろうか。

露天風呂はぬるいので、その後は内湯の温かい温泉に浸かりたい。内湯は貸し切りで2か所しかないので、上手く空いている事を願う。それぞれ湯船も雰囲気も違うので、是非両方を入りたい。適温に温められた加温かけ流しの贅沢な源泉は、とても柔らかく気持ちが良い。
個人的には、館内にある方の、障子窓から木漏れ陽が射しこむ内湯の雰囲気が好きだ。
アメニティにも心配られており、リンスインシャンプーでは無いところが良い。ドライヤーは部屋で。

以前と大きく変わっているのが食事処の椅子。以前は座敷であったが、やはり椅子の要望が多かったのだろう。テーブルに足をつぎ足し、椅子席に改造してあった。
全体に全て黒塗りの民芸調の広い食事処といったところでは変わらないのだが、何だろう。
座敷と椅子席とでは、少し雰囲気が変わった様な気がした。利便性は高まったと思うが、以前の様な一体感には欠けるのかな・・私は好きだったな。あの、1つずつのテーブル毎の幸せが、館主により大きく1つの幸せになり、美味しい食事を頂きながら語らい、皆笑顔だった、と言うあの雰囲気が・・
でもこれからまたその様な雰囲気になって行くのだろう。女将さんが手掛けるあの美味しい料理は健在で、品数も半端なくこれでもかと言うくらい、1つずつ温かいまま運ばれて来る。豊後牛のステーキから馬刺し、鮎の塩焼き、天ぷら、刺身蒟蒻、山芋の茶わん蒸し、鳥つくねetc・・続き、釜で焚いた様な香りと、もち米の様な甘みを併せ持つ絶品米も健在で、もう幸せ満腹だ。
やはり宿に於いては、料理が美味しいかどうかが大きな楽しみであり、皆を笑顔にさせるかどうかの決め手になり、リピートするかどうかのポイントになってくる。朝食は籠盛りで見た目も可愛らしい。
トータル的にも素晴らしい宿であるが、部屋数が8室のため早めの予約が必要。

アクセス例:JR豊後中村駅または豊後森駅、もしくは高速バス九重インター等より送迎あり

海潟温泉 江之島温泉 (鹿児島県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2019/12/13

評価:

5

レトロなタイル風呂がとても美しい温泉

2019.11月訪問。レトロなタイル風呂の温泉。この湯舟が何と言っても良い。タイルの蛍光グリーン色が美しく、所々剥がれ落ちた部分も味わい深い(女性用湯船の方がタイルの緑が美しいようである)
湯舟は水色と紺の格子タイル張りで、湯が薄青っぽく見え、更に淵のグリーンと見事にマッチし、非常に美しい湯船を作り上げており、目は釘づけになる。
更にこの湯船を際立たせているのが、壁の下部がピンクタイルで細くグリーン枠で囲まれ、上部は木造となっている浴室である。

その美しい湯船は2つに仕切られ、奥の湯船には、先が2つに分かれたパイプから源泉が投入されていた。これもまた珍しい造りだ。
パイプの左右からドバドバ出る源泉が、湯に流れを作り、白い小さな湯華が浮いている。
手前の湯船から溢れ出た源泉で、床がかなり滑る。
ph9.3の単純アルカリ泉だが、ナトリウムも多く含まれ、味は薄く玉子味がする。加水・加温・循環無しの完全放流かけ流し温泉で「純温泉」との表示があった。
湯温は熱めだが、これだけ湯に動きがある為、とても気持ちが良い。水風呂も用意されている。

共同浴場のため、シャワーやカランは有るがソープ類は無し。ドライヤーも無し。
レトロな受付で300円の入浴料を払い、横のレトロで簡素な浴場へ入る。
そこには、レトロ好きにはたまらないような湯船が迎えてくれる。
タイル風呂良し、ザーザー源泉かけ流し良し、鹿児島の温泉はホンにヨカバイ。
しかし、桜島は毎日噴火し続けており、桜島口からこちらの方向は、特に秋口から灰が積もり、住人は大変だそうである。

アクセス例:桜島港より垂水行き路線バスで海潟下車。海岸方向へ入り更に右手に進む。徒歩5分程。

妙見温泉 田島本館 (鹿児島県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2019/12/12

評価:

4

シュワシュワした内湯の炭酸泉が絶妙な湯治宿

2019.11月宿泊。古くからの湯治宿であるが、アメニティ一式揃っており、部屋にはコタツ・テレビ・エアコン・冷蔵庫も完備。トイレは共同だがリフォームされておりウォシュレット。羽毛布団にカバー類一式クリーニングされており、すこぶる快適な宿である。

温泉は、女性の露天風呂はバラック小屋と言った感じで、眺めも無く天井も開放されておらずつまらなかった。
湯はどうも内湯の方が良いらしく、地元客は皆内湯を好んで入っているようだ。
確かに浸かっているとシュワシュワした感じがし、頭を湯舟の淵にもたげ、身体を浮かすと浮き上がる。高温のため泡付きは無いが、炭酸泉の気持ち良さが味わえる湯だ。
湯の色は薄濁りの様にも見えるが、もしかしたらドバドバと投入される源泉からの、微細な気泡かも知れない。
浴室全体は、温泉成分で茶色に染まり、実に暗いが、日帰り客が帰った後は、じっくり籠れる浴室でもある。炭酸泉はさっぱりとし汗が出ないが、後でポカポカとしているのが良い。

食堂は、昼間は日帰り客のために営業しており、11月上旬でも温暖な鹿児島では開放されているため、ハエが入って来ていた。このハエが食事時飛び回り、食器や食事に止まったりするのが凄く不快であり、ゆっくり食事を摂れず、従業員の方に言ったが知らん顔であった。
この点だけがマイナスであったが、温泉・部屋・料理共に良く、これで1人泊2食付き税込み7800円という、良心的リーズナブル価格。
日帰り入浴は8時~20時半迄。ドライヤーあり。
宿には人懐こい、ツバメとスズメと名付けられた三毛の看板猫がいる。
美しい天降川沿いに温泉宿が立ち並び、それらの宿から排水された温泉が、崖を多量に流れ落ち川に注いでいる様を、赤い妙見橋からいつも眺めてしまう。この辺一帯は、勿体無い程の湯量を誇っている。

アクセス例:鹿児島空港より路線バスで妙見温泉方面 妙見温泉バス停下車し、橋を渡り左手。