温泉クチコミ
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水沢温泉 露天風呂 (秋田県)
ブルーが美しい、油臭もある名湯
2019.7月、日帰り入浴。地元では有名な名湯で、成分濃厚・湯量豊富、メタケイ酸も278.6㎎もあり、女性にも男性にも大人気の日帰り入浴施設であると思っていたが、実は自炊湯治もできたそうである。
乳頭温泉に近い温泉郷で、まさか油臭に出会うとは思っていなかった。それ位成分は強く、冬など長く入り過ぎていると、湯当たりを起こしそうになる程である。
含硫黄―カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸泉・炭酸水素塩泉という泉質のオンパレードであり、温度の違う2本の源泉をブレンドし、かけ流しで提供している。
湯船の数も内湯と露天風呂が各2つずつと打たせ湯がある。湯船の深さが名物でもある露天風呂等、1つでも十分な広さの湯舟だが、まだまだ余りある源泉量なのだから凄い。
名湯ゆえに地元客が多く、次から次へと人が入って来ていた。
隣に宿泊施設として水沢山荘を設けており、宿泊すると勿論無料でこちらの温泉にも入れる。
白濁した硫黄泉であるのだが、湯の色がとても美しい温泉でもあり、湯船に寄って、ミルキーブルーや半透明の薄い蒼、蛍光ライトブルーから発光していない水色など、色の差があり、いずれも綺麗で浸かっていても飽きない。景色は無いのだが、それでも冬の雪見露天風呂は、白の中に青い湯が輝き最高である。
身体が癒され、目も癒される温泉は、入浴料600円。アメニティやドライヤ―が有り、無料休憩室も用意されている、良心的な温泉施設である。乳頭温泉郷に来られた際は、是非こちらにも立ち寄られる事をお勧めする。
アクセス例:JR田沢湖駅より路線バス乳頭温泉行で水沢温泉下車。
乳頭温泉郷 黒湯温泉 (秋田県)
混浴露天風呂は小さいが珠玉
2019.4月、日帰り入浴。冬季は閉鎖されているが、以外に乳頭温泉郷へ行った際は、必ず立ち寄ってしまう黒湯温泉。その雰囲気は素晴らしく、茅葺屋根の小屋が点在し、敷地内に地獄も持ち、さながら黒湯村である。湯治小屋としても営業しているそうで、隠れ人気の宿でもある。
憧れの黒湯に一度は宿泊した事もあるが、案外鄙びておらず、ちょっと予想とは違った雰囲気であったのでリピはしていない。が、日帰り入浴では何回も訪れている。
あの全体の雰囲気と、あの黒湯を代表する混浴露天風呂にどうしても惹きつけられる。小さい事は解っている。入ってから、それ程じゃなかったなって思う事も解っているのだが、何だろう。あの小さな露天風呂の持つ雰囲気が、心を掴んで離さない。
だから入っている時よりも、もしかしたら入る前の方が、心惹かれているかも知れない。
受付の女性は、とても愛想良く丁寧で親切で感じが良いといつも思う。
料金を払ったらまず混浴露天風呂へ向かう。他の湯船も入るのだが、黒湯と言うとここしか浮かばない位にこの湯舟が好きだ。
小さな湯船に、4人程で一緒に入る事もあれば、運よく1人で入る事もある。だが混浴なので心ゆくまでゆっくりとは行かない。
だが黒湯に来てこの湯船に浸からなければ、黒湯に来たとは思えないので、何としてもこの湯船だけには入って満足している。
湯は白濁の硫黄泉であるが、硫黄の香りは何故だか感じず。地獄から引かれている源泉は加水され薄まっているためか、余り特徴的でない様に感じてしまった。
後、女性の露天風呂も、混浴露天風呂の様な鄙びた造りであったら、最高なのになと思ってしまった。
アクセス例:JR田沢湖駅より路線バス乳頭温泉行で、休暇村または大釜温泉バス停下車
徒歩25分程。
乳頭温泉郷 妙乃湯 (秋田県)
う~んどうだろう・・
2019.4月、日帰り入浴。女性に人気の宿という事もあって、一度宿泊した事がある。ちょっとがっかりしてしまったのが料理で、岩魚を桶に入れて見せて回るというパフォーマンスにも驚いたが、意外に都会料理で、何も秋田に来てこの料理を食べなくてもと思った印象が強い。
以来宿泊のリピは無いが、乳頭温泉郷に来れば時々は日帰り入浴はする。
乳頭温泉人気で、川沿いにある混浴露天風呂は人が多い。濁り湯であり、バスタオル巻きOKでもあるが、小さな湯舟には入り辛く、敬遠してしまう。カップルであれば良いと思うが。
で、リフォームされて小奇麗になっている女性用の湯船にだけ向かう。
温泉は2種類の泉質を有し、乳頭温泉郷の中でも1つしか無い黄土色の薄濁り湯で、金泉と呼ばれ酸性で成分も濃厚な源泉がウリだ。
妙の湯は敷地が狭く、縦に湯船が造られて行っており、1階にはまず、庭園露天風呂の小さな岩風呂がある。私的にはこの金泉の湯が一番気持ち良いと感じたが、ここは素通りされている事が多く、1人でも楽しめた。
もう1つが銀泉と呼ばれる単純泉で、こちらは2階に有る内湯に使われている。那知石が敷かれた湯船は女性好みに美しく良い雰囲気。
そしてその上にある、3人程で一杯になる小さな木の箱の様な露天風呂は、片側が林になっており幾分開放的なためか人気であった。
3つの湯舟共に雰囲気が良く造られており、女性客を意識している事が伺い知れる温泉宿である。
アクセス例:JR田沢湖駅より路線バス乳頭温泉行で妙の湯下車。
乳頭温泉郷 蟹場温泉 (秋田県)
冬場の露天風呂の風情は素晴らしい
2019,4月、日帰り入浴。乳頭温泉郷に来ればどうしても足を運んでしまう蟹場温泉。特に冬場の露天風呂の風情は素晴らしく、雪の回廊を歩き辿り着くまでワクワクし、見えた途端感嘆の声が上がる。
ただ、温泉が透明のため女性は実に入りずらい。バスタオル巻きも湯浴み着も禁じられている混浴である為、宿泊し夜間の女性専用時間帯を待ってでしか、ゆっくりとは入られない。
他に女性用の小さな露天風呂や内湯の岩風呂・木風呂が別浴室で在り、中でも木造の湯舟が一番気持ち良い。湯が新鮮で、白い大きな湯の華が沢山舞い上がって来る。木造の浴室の中は湯気が籠り、深々とした秋田らしい風情の中に、静かに身を沈めぼうーっとする。
日帰りでは数えきれない位行っているが、一度宿泊してみた事がある。
非常にがっかりしたのが、加工食品が多い食事。そして対応で、温泉へ行っている間に勝手に布団が敷かれていたり、とにかく宿の便宜上の都合で行われている事が多く、ゆったりと過ごすという事は残念ながらできなかった。どうも従業員がおらず、客の対応は簡略化されてしまっていたようだ。
改められていればいいなあと願う。折角の蟹場温泉の、他の宿には無い良さが引き立つ宿であって頂ければと思う。冬は勿論、新緑も紅葉も風情があって素晴らしい温泉である。
アクセス例:JR田沢湖駅より路線バス乳頭温泉行で終点 徒歩2分程。
岩井温泉 岩井屋 (鳥取県)
山陰の小奇麗な上質宿
2019.12月宿泊。館内に足を踏み入れると、まず畳敷きが足裏へ優しい。廊下が全て畳敷きになっている宿は、少ないのではないかと思う。そしてあちこちに飾られた生花、お香も焚かれているのだろう。良い香りに迎えられ、全てが風のとても小奇麗で落ち着く宿である事が解る。あちこちに飾られている物を眺めるだけでも楽しい。
広くは無い館内の中で広めにとっているロビーも和風。その一角に、1つずつ違うコーヒーカップが飾られている。好みの物を選んでコーヒーを注文するのも楽しみだろう。
通された部屋は眺めが無いが、とても大きなテーブルが置かれていて高級感を醸し出していた。格別に良かったのは、寝具のマットレス。2段重ねの分厚いマットレスが敷布団となっており、非常に寝心地が良かった。
食事は別の部屋で摂るが、盛り付けが手間暇かかっている美しさである。最後に天ぷらが出てくるのだが、それがかなり遅く、夫はご飯を食べ終わってしまっていた。
持ち込みの飲料は、今は2000円取られるようになってるそうだ。
温泉は高温泉のため投入量が少ないので、人が何人か入った後は、溢れ出しがない時もあって、それが不快に感じる。
内湯の湯底はすのこになっており、足元湧出泉だそうだが、気泡は全く上がって来ないので解りずらいけれど、湯船全体が良く温まっているのでそうなのだろう。浴感はツルッとしている。
深さは1m有る立ち湯で、祝の湯の方は湯底が平らではなく、石の高さがあちこちで違うので、湯船の中の移動には注意が必要だった。
岩井屋の内湯は雰囲気があり素敵なのだが、露天風呂は、さも、容として造ったかの様で、天井は空いておらず、壁の簾の隙間から外気が入って来る程度のもので、温泉も筒先からの投入だけであり、どうも露天風呂としての気持ち良さに欠ける。
また、露天風呂は長寿の湯の方にしか無く、どちらかと言うと天井が低く湯気が籠りやすい祝の湯の方にこそ、露天風呂が必要に思うのだが・・
岩井屋の湯上り後に用意してくれてある、よくよく冷えた冷茶は格別に美味しい。これに関してはどこの宿よりも美味しいと私は思っている。
関西圏から行きやすく利用は何回目かになるが、秘湯を守る会の宿だけあり、宿泊価格はどんどん値上がっており、土日宿泊税込み1名22150円であった。1人泊は土日の受け入れ無しで平日でも21500円。気安くは行けない宿になってしまった。
接客に力を入れているのが解るが、何故か予約受付の連携が悪いのか、前回はキャンセルをしてあったのにその様になっていなかったり、今回は連泊など言って無いのに連泊確認の電話がかかって来たりと、何故か不思議なところがある。
アクセス例:JR鳥取駅より路線バスで岩井温泉口下車 徒歩2分。送迎は岩美駅から可。
筌の口温泉 新清館 (大分県)
ジュワジュワと炭酸弾ける露天風呂
2019.12月宿泊。新清館の特徴ある、波打った容の露天風呂に黄土色の温泉。写真を見ても一目で判る位に、湯船の型がちょっと珍しい。
露天風呂は、浸かってみると案外浅い。肩までは沈まないので、湯口に身を沈めていると、ジュワジュワと炭酸が弾ける音がし、湯面を気泡が転がって行く。
何と素敵な温泉では無いか!昔入った時は、ただ露天風呂好きな時だったので、泉質など解らなく、まさかこんな素晴らしい極上湯だったとは。
緑に囲まれているのもいい。露天風呂までのアプローチもいい。森の中に佇んでいる様に温泉がある。
湯舟の大きさが、混浴の男性用と女性用ではそれ程違いが無く、広々としているのもいい。湯船の型はほとんど変わりなく、特徴的な花びら型だ。
湯の色もよく見ると、ただの黄土色ではなく、黄緑っぽく若干半透明でもあり綺麗だ。
浸かると葉っぱが舞い上がるが、湯底にヌメリは無く、良く清掃されているのだと思う。
冬は40℃程のぬるめなので、析出物がゴットリ付いた投入口に陣取り、ジュワジュワを耳にしながら入った至福の温泉だった。
見た目も極上だが、泉質はもっと極上。こんなにいい露天風呂なのに、日帰り客も来ず、いつも1人で入っていた。
内湯はこじんまりとしており、湯温も42~43℃あるやや熱めの湯だ。
味は、塩+鉄+苦味を感じた。ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉という泉質パレードで、溶存物質3559㎎の濃厚泉。炭酸がかなり多く含まれていたが、高温泉のため泡付きは無かった。
隣の共同湯に比べ、ほぼ同じだがこちらの方がより成分が濃い源泉だった。だが時期に応じて沢水で加水されているようだ。浸かる時はやや熱く感じるが、ジワッと浸かれ、浴後はポカポカが続く温泉である。
部屋は本館で、扉を開けると少しカビ臭さい。コタツとファンヒーターが用意されていた。ちょっとびっくりしたのが、トイレが和式の男女兼用タイプのものだった。1階に行ってみると洋式は有ったが、ウォームレットさえ無かった。
トイレも驚いたが、せんべい布団にも驚いた。畳を感じる。この薄さは、積善館の本館泊を思い起こさせたのが、残念であった。
食事は食事処で摂るが、2階への階段が3ヵ所もあり、建て増しの造りの様で解りにくい。
料理内容に寄り、料金が2タイプあり、いつもの様にお安い方で頼んだら、非常に残念な物であった。高い方だと馬刺しとデザート、他にも?付くようであるがそれにしても・・と言った内容であった。
これで1人泊2食付きで、税込み8950円。う~んどうだろう。
温泉は文句無しに素晴らしく、宿も秘湯を守る会の宿?かと思わせる雰囲気も有るので、囲炉裏には火を入れ、敷布団にはマットレスを用い、料理を良くすればもっと人気の宿になるのではと思う。カビ臭さとトイレは仕方ないかも。
御主人は口数少なく、不愛想に見えてしまうが、そう言う訳では無いようである。
女性の従業員の方は、お話がかなり適当な方であった。
アクセス例:JR豊後中村駅より九重コミュニティバスで筌ノ口下車 坂を下り徒歩7分程。
帰りは登り坂なのでお願いしてみると、九重夢大橋のバス停まで送迎してくれた。
筌の口温泉 共同湯 (大分県)
24時間の共同湯ってあったんだ
2019.12月訪問。隣の新清館に宿泊すれば無料で24時間利用できるが、こちらの管理は町がしており、管理人さんが帰ると、後はテーブルに置かれている箱に200円を入れて、いつでも入れるというシステム。
なので、他の共同湯と違って結構夜遅くに来ている人も多いらしい。24時間利用可の共同湯とは初めて知った。
私が行った日は休日だったためか、駐車場も一杯位に多く、細い下り坂をどんどん車が入って来ていた。
新清館は露天風呂が在るので、そちらに来ているのかと思ったが、皆さん共同湯目的のようだった。
泉質も新清館とほとんど同じだが、とにかく巨大な湯船に湯量が多く、とても気持ちが良い。
成分は、多々の泉質を含む濃厚湯で溶存物質3000mg以上あるが、炭酸泉のため見た目よりさっぱりとし、後までポカポカとしている。味はこちらは塩+甘みを感じた。
湯舟はコンクリート造りだったようだが、析出物ではっきりとせず、淵は少々痛い。
巨大長方形の一部が浅く造られており、おそらく幼児用の様だ。
浴室は物凄い湯気で、写真は全く撮れずだった。
床下160メートルからの自噴と書かれており、この新鮮極上湯が、200円とあれば人も多い筈だ。
週3回清掃日有り、時間帯は異なるが湯の入れ替えが行われるため、清掃終了時間に行ってもまだまだ湯は貯まっていなかった。
こんな所にこんな泉質の良い温泉が!と言った感じの筌ノ口温泉だったが、すぐ近くには山里の湯と言う炭酸泉があり、こちらの泡付きはまた凄く、七里田温泉以上?かも。
大き目の泡が、サイダーに浸かっているように肌に付き、パチパチと感じる湯。
素泊まり宿でもあるが、冬場は日帰り入浴のみ(600円)知る人ぞ知るという温泉で、40℃位の炭酸泉なので皆じっくり身を沈めていた。何時間でも入っていたい温泉。こちらも是非お勧め。画像4.山里の湯の看板
画像5.近くに九重夢大橋がある
アクセス例:JR豊後中村駅より九重コミュニティバスで筌ノ口下車 坂を下り徒歩7分程。
山里の湯は、筌ノ口バス停よりバス進行方向へ徒歩3分程。
由布院温泉 山のホテル 夢想園 (大分県)
塩素臭あるが山絶景温泉
2019.12月日帰り入浴。塩素臭有るが、気持ちいい。女性用露天風呂は150畳有り、男性用より広く、快晴だったので由布岳の眺めも抜群。まん前にデーンと見える。ポスターに撮られているのは女性用露天風呂との事。
広い露天風呂の源泉投入口は一か所で、その部分の大岩は茶色に染まっている。
透明な湯に陽射しが入り、湯底の青石?の為か、湯が緑のグラデーションとなり美しい。
循環泉ではあるが、この広さ、この眺め、この湯量、そして湯の透明感は、とても心地良かった。湯底に葉っぱは落ちているものの、ヌルツキ等は無し。シャワーも多い。
更衣室にはドライヤーと化粧水などが用意されている。
日帰り入浴では、内湯は利用できず、露天風呂だけで900円。
広い敷地に男女別露天風呂の他に、別棟で内湯や家族風呂・貸し切り露天風呂がある。他に宿泊棟2棟やお食事施設、休憩スペース、喫煙スペース等が点在し、受付と売店がある。受付の女性は愛想良く親切だった。
天気の良い日曜日だったためだろう。次から次へとかなりの入浴客が、由布岳の眺めを楽しみにやって来ていた。女性用は広いためゆったりしていたが、男性用はかなりの混雑のようであった。
駐車場からも由布岳が見える。春が一番いいんじゃないだろうか?桜に重なる由布岳の姿があった。
アクセス例:JR由布院駅より徒歩25分程。