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新玉川温泉 (秋田県)

takatomo

by takatomo () 2023/05/22

評価:

3.2

新玉川温泉の忌避症状

新玉川温泉の効能として、巷では「癌」にも効果がある、と書いていることがありますが、
現地の温泉効能書には、入湯時忌避すべき症状として「悪性新生物(癌)」と明記されていました。
かけ流しの湯舟は、湯が少し緑がかっており、酸性度が高く少しピリピリする温泉でした。

観音温泉 (静岡県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2023/05/21

評価:

3.3

広大な敷地に雑多な施設

広大な敷地に雑多な施設が点在していた。施設名からして宗教施設を連想していたのだが、HPを見てみるとどうやらそうでは無く施工主が観音様を信心していたからの様であった。だが、ガラティアだとかピグマリオンだとかプリンシプルだとか、全く意味が解らないネーミングは宗教に由来するものなのだろうとは思う。

今回訪れる事ができたのは、伊豆下田駅より日帰り入浴でも送迎バスを利用できるという事を知ったからだった。人気が高いと言う観音寺温泉に是非入ってみたかったのだ。
送迎バスは、同じくヌルヌル温泉の昭吉の湯を通り過ぎ、更に中伊豆へと入って行く。この辺りの温泉はアルカリ度が高い泉質なのかも知れない。
バスは受付棟の前に到着し、日帰り入浴料金1300円(休前日・休日1500円)を支払い、帰りのバスを予約し、温泉棟の案内を受ける。
「観音温泉」とだけ書かれた小さな看板が掛かる、此処が本館なのかもどうかもよく解らない。入口には観音様が建っていた。
見渡す限りと言って良い様な広大な敷地に、何だかよく解らない建物やハウスや畑や山が広がり、手入れ不足の庭らしき場所には、屋外の休憩スペースも設けられていたがイマイチ洗練感が無く、何と言っても意味不明の建物が点在しているので、温泉施設としての統一感が全く無く、伊豆の人気高級宿観音寺温泉というイメージからは遠くかけ離れた、何だか違和感さえ覚えるこの施設にがっかりしてしまった。

さて、温泉棟の入り口には「3号源泉掛け流し 姫方 観音プリンシプル」と書かれた新しい看板が掛かり、施設としてもまだ新しい様だ。
浴室はかなり広く、窓ガラスが大きく明るく、木造りの大きな浴槽が優しく柔らかい感じを与えている。
特徴的な花びら型の源泉投入口からは、四方に源泉が掛け流されているが、湯温がぬるいので投入口付近に陣取る事になる。確かにヌルヌルの優しい温泉だが単純泉なので無味無臭。
窓からは露天風呂とその向こうには円形のジャグジー風呂が見えている。
露天岩風呂の源泉投入量は更に少なく、かなりぬるい。寝湯としてのスペースも設置されているので、ゆっくりと入ると言う事なのだろうが、春浅いこの時期ではぬる過ぎて直ぐに上がった。
木の格子をバックにある大理石?のジャグジー風呂はモダンであったが、スイッチを入れてもジャグジーは直ぐ止まり、溜まり湯の様であったので直ぐ出た。
結局気持ち良かったのは内湯だけであったが、平日の一番乗りであったのでこの浴室を独り占めできたのは贅沢であった。

アクセス例:伊豆急下田駅より送迎バスあり、要予約。

奥津温泉 奥津荘 (岡山県)

ぴーねこ

by ぴーねこ () 2023/05/14

評価:

3.4

足元湧出ポコポコ

立寄り湯で行ってきました。足元湧出といえば東北、北関東に素晴らしい湯がたくさんありますが、山陰のは初めて。10:45ピッタリに行きましたが、どなたもいなくて1時間半独泉♨
川底そのままなのでゴツゴツしてますが、ポコポコポコ…と静かに足元から湧き出す湯量はかなりの湧出量😳
一度も空気に触れてない新鮮なお湯を独り占め。わたしにはなんたる贅沢か。湯温42度すこーし熱め。

湯ヶ島温泉 テルメいづみ園 (静岡県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2023/05/04

評価:

4

意外に綺麗で外観も良い宿泊施設

広い駐車場入り口では、桜の木が満開を迎えており、何桜と言うのだろうか?花びらが2重に重なった様なとっても可愛い桜が咲いており、夢中で写真を撮った。
その後向かった温泉施設の玄関先もオシャレ感があるのが意外で、テルメいづみ園と言う名前からして、もっとオーソドックスなダサイ温泉施設を勝手に想像していたのだったが予想外だった。
此処は以前は旅館だったそうだが、リニューアルして日帰り入浴メインの温泉施設に変えたそうで、その際イメージチェンジを図ったのかも知れない。
日帰り入浴と宿泊受け付けは同じになっており、まずそこの窓口でチェックインし鍵を受け取る。
素泊まり専門の宿泊施設だが、中庭を挟み少し坂を登る高台に別荘風の立派な建物が建っており、特別感というかちょっとワクワク感がある。
建物の裏にはとても背の高い桜の木が数本植えられており、ここでも桜が迎えてくれたのが嬉しい。
広い中庭には芝生が植えられ、テーブルとデッキチェアが置かれていたので、此処で休憩しても良いという事なのだろう。
宿泊棟の玄関を入ると綺麗にされており、共同のトイレ、流し台と湯沸かしポット、冷蔵庫があった。
客室は1階だけで部屋数はそう多くは無く、一部屋ずつ洋室の扉が付いていたが、開けると中は純和室だった。窓からは庭と言うかちょっとした森が広がり、訪れたのが3月末だったのでまだ緑は少なかったが、これからどんどん素敵になって行くのだろう。
館内も部屋も予想以上に素敵な感じで嬉しかった。

温泉棟へは近道、別入り口がありそちらから出入りする。
女性用の浴室は何の変哲も無い内湯が有るだけなのだが、男性浴室の方は植木が置かれていたりする岩風呂で、女性浴室とは全く別イメージの、雰囲気が良い浴室になっていた様だ。何故?
露天風呂も男性用は岩風呂が2つあるそうで、女性は1つだけ。 それ程男性客が多いのだろうか?そういったイメージの温泉施設でも無いけれど・・。
源泉に近いというのが売りの温泉は、泉質は同じく伊豆に多いナトリウム・カルシウム・硫酸塩泉で、透明でツルツルとしている。
露天岩風呂は、湯底の黒い石に繋ぎ目の白が目立ち、甲羅模様となっている。
源泉投入口は岩からと湯底からも注入され適温で、やはり露天風呂が気持ちが良かったが、源泉湧出口から30mと思えるほどの新鮮さは感じられなかったのだった。

ところが、翌朝入った時には非常に気持ち良さが感じられる温泉となっており、昨日との浴感の違いは、日帰り入浴客が多かったからである事が判った。
どうしても日帰り入浴メインの温泉施設では、宿泊してもゆっくり浸かれる事が少ない。いづみ園も日帰り入浴は21時迄の営業なので、翌朝の日帰り入浴客が訪れる10時迄だけが、宿泊者が独占できる時間であり楽しみな入浴タイムとなる。
露天風呂と内湯を行き来し、ふと窓の外を見たら雪?かと思いきや花吹雪だった。
あの桜の大木から花びらが舞い落ちてきて、湯船に浮かび桜風呂になっていた。
内湯にも陽差しが差し込み、黒かっただけの湯底が虹色に輝いていた。

湯ヶ島温泉は中伊豆に在り、伊豆半島の多くの温泉が海風景の傍に有るのに比べ、此処は川が流れ全く違った人里離れた山風景となる。路線バスでは非常に行きにくい湯ヶ島温泉ではあるが、足を運ぶ価値はある温泉施設ではと思う。
温泉棟の方には湯治用の有料(200円)キッチンや広い食堂、他に綺麗な休憩室等が設けられている。ご夫婦やグループ客も利用されており、それは手軽でありながら、綺麗さが快適に繋がっているからだと思う。
1人素泊まり5650円は安くは無いが高いとも言えず、今後もっと利用客が増えていきそうな気がする。知名度が低いのは、何か名前が悪いのでは・・?なんて思ったりして。

伊豆半島は至る所に多くの温泉が湧出しており、風光明媚で温泉巡りが楽しい。泉質自体は似ているが、西伊豆・東伊豆・南伊豆・中伊豆とそれぞれ特色があり、温泉施設の雰囲気も違うので、伊豆観光と併せてゆっくり温泉巡りを楽しんで頂きたいと思う。

アクセス例:湯ヶ島温泉バス停より徒歩15分~20分程。

大沢温泉 大沢荘山の家 (静岡県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2023/05/03

評価:

4

内湯もあります

内湯も在りました!こじんまりとした、レトロタイルを一部用いた扇形の岩風呂ですが、浴室自体は新しく綺麗な造りです。貸切風呂として空いていれば入浴させて貰えますが、どうしても宿泊客が優先ですので、日帰り入浴で訪れた時はどんな風呂なのか覗かせて頂いただけでした。
この温泉棟とは徒歩2,3分程離れた場所に、普通の建物の様な素泊まり専門の湯治棟が見えていましたが、雨の日や夜間の入浴には不便かと思いました。

大沢山荘の建物自体は、シンボルの橋だけは新しくされたようでしたが、その向こうに在る温泉棟は、錆びたトタン屋根がかなり古びておりちょっと驚くほどでした。
入り口から右手の休憩室は昭和レトロを色濃く残しており、内湯へと続く廊下には大昔の宿泊部屋が残されたままで、うーん・・といった感じでおそらくトイレも‥?だったので使いませんでした。かなりの鄙び感・レトロ感で、ロケにも使われた筈ですね。
訪れた時は大沢温泉桜祭りの時期でもあり入浴客も多く、女性の従業員の方がお一人でお忙しく対応されていました。

メインの露天風呂ですが、男性との仕切り壁の真下の湯底から、ボコボコッと湧き上がって来ており、湯面にさざ波を立てながら掛け流されて行きます。
源泉は伊豆に多いカルシウム・ナトリウム・硫酸塩泉の透明な湯ですが、前方の岩壁に付着した緑や、湯船を取り囲む木々のために深緑っぽい色に見え、美しく感じられました。訪れた桜の時期、やや熱め適温の湯は微かな玉子臭も感じられ、ヌルヌル感もありとても新鮮さが感じられる良い温泉でした。
洗い場にはシャワーの他、出っぱなしの源泉が2つの湯桶に溜められているスタイルで用意されています。
女性用の湯船は、長方形の岩風呂ですが縦一面が仕切り壁のため、片側は窮屈な感じを受けましたが、後でHPで見た男性浴室は女性用より広く湯船も大きく、仕切り壁が湯舟の横一面だったので、かなり解放感も違う様子でした。それもあってか、壁向こうからは男性客の話し声が聞こえてきましたが、かなりゆったりと温泉を楽しまれている様子でした。露天風呂の良さでもありますね。
入浴料600円。入浴時間5月~8月は8時から、9月~4月は9時からで共に21時まで。毎月第2水曜日定休。

アクセス例:伊豆急下田から路線バス松崎行きで大沢温泉口下車し、徒歩10分程。

堂ヶ島温泉 沢田公園露天風呂 (静岡県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2023/04/30

評価:

3

堂が島観光スポット露天風呂

堂が島の観光スポットの一つとして有名な、沢田公園露天風呂。伊豆観光と言えば堂ヶ島という程、メイン観光スポットの宝庫であり、周囲の観光と併せて楽しめる温泉でもある。
堂ヶ島と言えば、海底火山の噴火に伴って造られた地層が崖になった独特の岩場が見られ、沢田公園露天風呂もその崖に続く階段を登って行く。小さな湯小屋が崖の上に建ち、その手前では、眼下に堂ヶ島を一望する素晴らしい景観が広がっていた。
そして、入った露天風呂の横にも、更に高い崖がそびえたっていて、軽石の様な岩が細かく横縞に刻まれている。間近でこんな岩を目にするのは、しかも温泉に浸かりながら目にできるのは、何か不思議な感じだ。
露天風呂は四角形で、4人程入れる大きさだが、浸かっていても海が見え、堂ヶ島らしく遠くに小さな島が浮かんでいる。
温泉は伊豆に多い、ナトリウム・カルシウム・硫酸塩泉の透明な湯で、適温に調整されていた。
塩素臭は余り印象に無いが、成分表を見るとはっきりと「加温・循環ろ過・塩素消毒」と表示されていた。ま、観光スポットの一つとして捉えれば良いのかも知れない。
この温泉に浸かりながら夕陽が見られたら、さぞかし雄大だろうが、そんな時は人が多すぎるかも知れないな~。
水曜日定休。入浴料金600円。

アクセス例:修善寺または伊豆急下田から堂ヶ島行きバスで沢田下車し、徒歩5分程。

渚の足湯 (静岡県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2023/04/29

評価:

4

富士を眺めながら入れる足湯

富士を眺めながら入れる足湯は少ないだろう。ただ湯温が下がるため5月~10月の利用に限定されており、訪れた3月は湯底が藻で見るからにドロドロしていた。オープン時には清掃されるのだろうけれど・・。手を入れてみると冷たく感じた。
しかし、足湯とは思えないくらいの大きさがあり、立派な露天岩風呂と言っても十分な広さである。
また、ロケーションは最高で、雲見ヶ浜の渚の岩場に造られており、海の向こうには夫婦岩が見え、その遥か先には富士山が浮かび上がっている。
この浜から見る富士山はとても綺麗で、伊豆半島の中でも立派に見えるそうだ。
確かに早朝見た富士山は、朝焼けでややピンク色をし美しかったし、夕焼けの頃には水平線の上の空が赤味を帯び、朝に夕にこのロケーションの中で入る足湯というのは、かなり贅沢だと思う。
また、浜で遊んだ後に足の砂をこの足湯で落とす事もでき、ロケーションを楽しむだけでなく、便利に利用できるのが渚の足湯である。

アクセス例:修善寺駅より路線バスで松崎へ。乗り換え雲見ヶ浜行きバスで雲見温泉下車し徒歩5分程。

北川温泉 黒根岩風呂 (静岡県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2023/04/28

評価:

4

日帰り入浴10時~18時

日帰り入浴時間が10時~18時に変更になっており、それを知らずにオープン前に訪れてしまい、時間が無くて入浴する事は出来なかったが、受付のおじさんが「いいよー。写真撮って」と言って下さったので、風呂場へ降りて行き思う存分写真を撮らせて頂いた。
海抜0mと言うだけあって、抜群のロケーションだ。
男性用の湯船は大きな岩風呂が2つになっており、自然感溢れとてもワイルド。
変わって女性用の湯船は、円形で造られた感があるが、可愛い。
手を付けてみたが、熱くは無く適温に感じた。岩風呂の岩には温泉成分で茶緑に変色した部分もあり、源泉かけ流しであることが伺える。
どちらも大海原を前にしながら、女性浴室も道路から見える事は無いので安心して入れ、更衣室も男女ではっきり分かれ、入り口も違う。
この公共露天風呂は、北川温泉の大型ホテルや宿を、道路を隔てた後方にズラッと従え、唯一波打ち際の露天風呂となっている。
周りの歩道には、ベンチ等も置かれ、この景色を楽しめるようになっているが、温泉に浸かりながら一番海に近い場所で、この景色を楽しめるのはこの黒根岩風呂だけである。
和歌山の崎の湯も海に間近い温泉なのだが、開放感と言うか海の広がり方と言うか、スケール感が、こちらの温泉の方が上回る様な気がする。他の伊豆半島の海沿いの露天風呂と比べても、海抜0mというのが海への近さや広がりを感じさせるのか、この温泉が一番ワイルドで開放的である様に思う。
次回訪れた際には是非入ってみたい。
ちなみに、伊豆急行の北川駅は桜の駅でもあり、駅のホームからは下方に海原が広がり、とても風光明媚な素敵な駅であった。

アクセス例:伊豆急行線伊豆北川駅下車し徒歩15分程。

雲見温泉 民宿自涌泉 (静岡県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2023/04/26

評価:

4.2

80歳にもなられる女将さんがお一人で営まれているお宿とは、とても思えないくらいに綺麗にされ、そしてお料理も素晴らしい。
ご主人を数年前に亡くされているが、その後もお一人で民宿を続けられ「一人で何もしないでいるよりは、お客さんが来てくれ、お話ししたりする事で元気が貰える」と言われ、とても80歳とは思えないくらい背筋もピンとし、しっかりされている。
館内は小綺麗で、浴室も清潔感があり、料理は勿論美味しい。客数は減らしており「1日1組か2組しかとらない」と言われ、浴室も1つは閉鎖し、岩風呂1つを貸し切りで利用する。
伊豆に多いナトリウム・カルシウム・塩化物泉の温泉は、少量ずつ湯底注入されており、2つのカランは水と湯であり、源泉蛇口では無いと後で知った。
やや熱めの湯だが加水せず浸かれ、とても気持ちが良く、とても良く温まる。
温泉成分表を見ると、町内の幾つかの源泉を混合した温泉だったが、岩風呂の石には温泉成分が付着し緑色になり、湯の色も湯底の色に寄るものか紺鼠っぽい色に見えている。
そのためか、小さい岩風呂でも重厚感がある雰囲気がし、民宿であっても良い温泉だった。

夕食までに、海に夕陽が沈むのを見たくて、宿から数分の浜に出て左手の岩場を目指し、階段を登ると素敵な夕景が広がり大感動。
「6時半までには戻って」と言われていたので夕食に間に合うよう走って戻った。
部屋は2階だが食事は1階の別の部屋に用意され、テーブルの上には見事な舟盛やキンメダイの煮付け、カサゴの唐揚げ、エビの塩焼き、サザエなど海の幸が並ぶ。
女将さん見事!と思わず拍手。これらの料理を、出先の病院から夕方帰って来て僅かの間に用意されたのだった。
朝は朝食までに、昨日見られなかった富士山を見たいと浜へ。おー!富士山が!とても清々しく夫婦岩の遥か向こうにデーンと姿を表していた。「雲見の浜から見る富士山が一番綺麗だと言われている」と、女将さんが自信を持って言われていたままの富士山の姿が見られて感激した。いいなあ!朝起きてこの富士山を拝められるとは、何て素晴らしい浜なんだろう。これはお正月は常連さんで満杯だろうなと思った。

全くお歳を感じさせない女将さんが「雲見には嫁に行くなと言われたもんだったけど、来てしまった。女は皆、朝早くから海に潜ってテングサ採りをして、それを寒天にして。私も60代までは潜っていた」と話されていた様に、早朝、漁から船が戻った後、網の片づけ作業にいそしむ高齢の女性の姿を見かけた。やはり漁師町の女性は健康で働き者なのだと恐れ入った。
何度も言うが、とても80歳の高齢女性が1人で営んでいるとは思えないくらい綺麗にされた温泉宿で(掃除は手伝いに来て貰われているそうだ)お料理も良い。
いつまでもお元気で温泉宿を続けて頂きたいと心より願う。

アクセス例:修善寺駅より松崎行き路線バスで終点乗り換え、雲見ヶ浜行きバスで雲見温泉下車し、徒歩4分程(民宿街に入る)

丸駒温泉 丸駒温泉旅館 (北海道)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2023/04/16

評価:

4

支笏湖と直結の露天風呂

支笏湖と直結している名物の露天風呂は、訪れた3月上旬では水位も低くとてもぬるかった。ぬるさもだが湯底はヌルヌルで、浸かると生臭い匂いがしてくるのその方が嫌だった。これが湖と直結していると言う事なのだろうな。
良く見ると湯底の石砂利の隙間から、稀にプクㇷ゚クと気泡が上がったので足元湧出泉である事が解ったが、その辺りに浸かっていても34~36℃程の超ぬるゆだったが、時期が時期なので致し方無いだろう。
早朝は支笏湖の向こうの山から朝陽が上がるので、それを見ながら露天風呂に入りたかったので早起きした。浸かりながらは見られないが、展望椅子も置かれているので日の出を見る事ができる。

この露天風呂と館内の温泉は、色も香りも温かさも全く違うが同源泉で、湖からの源泉を引湯し内湯と併設の露天風呂に提供している。本当はこんなに温かい源泉だったのだと改めて思う。
内湯では香りは鉄の匂いが強く、明るめの鴬色に濁り、適温の源泉かけ流し温泉へと変化し、とても気持ちが良い温泉となっていた。
広い木風呂の浴槽は熱め温めの2つに分かれ、源泉投入口は茶色~緑の析出物がドロドロと付着し、温泉の濃厚さを表していた。
併設の露天風呂も同様で、支笏湖を眺めながら入る少し熱めの温泉はゆったりと気持ち良く、此処で満足できるのか遠く離れた外のぬるい露天風呂へ入りに来る人はわずかだった。

おそらく館内の温泉からでも、展望ロビーからでも朝陽は臨めるだろう。
晴れた日の支笏湖は水鏡となり、残雪の山を映し、公園には雪の上を鹿が餌を探し求め出歩いていた。
これらの風景を臨められ、しかも湖と直結している温泉を持つ宿というのは珍しく、おそらく此処だけでは無いだろうか?

アクセス例:札幌空港及びJR千歳駅より路線バスで支笏湖バスターミナル下車し、送迎あり。