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2019.10月日帰り入浴。須川高原温泉に宿泊すると、6時~21時までの間なら何度でも利用させて貰えるという事で、私は3回も足を運んだ。
というのもやはり断然眺めが良い。眺めが良い所に浴室を造り、良い眺めをより多くの人が見られるように、長方形のパノラマ風呂として造られている事に感心する。
その浴槽幅は30~40メートル近くあるのではないだろうか。
全面ガラス張りのパノラマ内湯があり、その一段下に同じ大きさの露天風呂がある。
どちらのパノラマ風呂からも、さらに広大な風景が見られる。
晴れた日にはまん前に鳥海山が見え、夕刻にはシルエットとなり陽が落ちて行く、というロケーションを温泉に浸かりながら見られるという素晴らしさも味わえる。
源泉は長細い風呂の真ん中から投入されている。須川高原温泉からの引湯であり、客も多いため酸性の湯が、良い様に言えばまろやか。逆に言えば若干新鮮さに欠けるという事でもあるが、そんな事は余り気にならない位、紅葉の眺めが素晴らしく、皆うっとりと湯に浸かっている。
湯舟が大きく、客が多くてもゆったり入れる。広く快適な浴室は木造りで、天井が高く太い梁が見える。どっしり、ゆったり、そして美しさがある浴室の構造は素晴らしいと思う。
浴室だけでなく建物全体がモダンな木造りとなっており、有料休憩室は展望室でもあり、かなり広く多くの客を受け入れるように造られている。
隣に建つ須川高原温泉と比べてしまうが、凄く新しく美しく快適に思える。同じ立地であるが、こちらはトイレはウォシュレット。料理にも期待してしまう。
宿泊料金も似たようなものであれば、断然こちらが人気なのは当然である。紅葉シーズンの1人泊はこちらの方がかなり安い。
ただ、余りにも人気なだけに宿泊予約が抽選という。特定期間(7月第3土曜日~8月第3土曜日と9月第3土曜日~10月第3土曜日)は、3月1日~31日の1ヶ月間に往復はがきで予約申し込みをし、抽選で当たれば宿泊予約が取れる。
和室16室、洋室ツイン3室、洋室シングル3室、和洋室2室となっているので、1人でも狭き門だが当選すれば宿泊は可能な訳ではある。
特定期間以外の日に付いては、毎年4月1日からの電話予約となる。
この様な独特な予約ルールをとっているので、泊まれた人はラッキーと言う訳だ。
だがやはりどうせならこちらの宿に泊まってみたいものだと思う。
アクセス例:JR一の関駅より1日2便の路線バスで須川高原下車し、徒歩3分。
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