温泉クチコミ
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水沢温泉 水沢山荘 (秋田県)
洋風料理の隠れた大人宿
2019,7月宿泊。駒ヶ岳登山目的で、直通バスもあり、温泉の泉質が良いので宿泊してみる。
源泉は水沢温泉露天風呂と勿論同じで、駒ヶ岳中腹から、自衛隊のポンプ等と同じ物を使い高速引湯し、3分で宿まで届くそうだ。成程~だから新鮮なのか。
湯量も「一分間に2000mlもあって」付近の宿に分湯しているそうだ。更に増えているのかな?
源泉温度が57℃ある為、投入量は抑え、湯温調節しているため、ドバドバ感はないが、硫黄臭に混じって油臭があるという、水沢温泉独特の成分の濃厚さが伺われる温泉である。
湯量が多く、カランにも源泉を利用している。
大浴場の湯の色は、当日は青く濁っていたが、翌朝は新鮮だったのか半透明のブルーであった。
人がそう多くないので、静かに一人でゆっくり温泉に浸かれるのが良い。
浴槽は男女別内湯と露天風呂、そして貸し切り風呂にも内湯と露天風呂がある。
貸し切り風呂と言っても、普通の浴場の様に大きく、深さが1mと深い。
更衣室は美しく、アメニティも揃っている。
空いていれば、札を返し鍵をかけ、いつでも利用できる仕組みだ。
食堂は、テーブルとテーブルの間隔をゆったりととってあり、向き合ったり並んだりしない様に配置されている。
ワイン等アルコール類の種類が多く、それぞれのテーブル毎で、ゆっくりとアルコールを飲みながら話がはずんでいる。
そして料理は意外に洋風だ。食材は和の物であっても、造りや味付けが洋風的なのである。
岩魚や山菜に飽きた方には持ってこいだと思う。
品数が漬物を入れても6品と少ないのだが、1品1品がしっかり美味しく造られているため、満足感があった。食後のデザートには手作りケーキが出て来て、これがすこぶる美味しく感動的だった。
朝食は洋食か和食を選べる。和食にしたが、品数が多く美味しかった。
接客は、女性の方がとてもニコニコと感じが良かった。
館内は、旅館というよりビジネスホテル風だが、欲しい物はしっかり置いてあり、良心価格でもある。浴室含め館内バリアフリーになっている。
会社での利用が多いためか、簡素だが良く配慮された宿のように思う。
玄関先でもあり、廊下角でもあり、浴場入り口である所に冷麦茶が用意されている。これがスッキリとすこぶる美味しい。風呂上りだけでなく、人の通り道であり、目のつく所に置かれていて、いつでもどうぞというのが良かった。
布団は到着時には敷かれていて、朝食の際には「布団をあげてしまわないで下さい」という掛札もちゃんと用意されていた。
そういう色んなちょっとした大事な事に、ちゃんと手が届くように配慮されているように思う。全体的に、静かで落ち着いた、知る人ぞ知る大人宿といった感じを受けた。
乳頭温泉郷から少し離れているためか、乳頭温泉に隠れたような感じではあるが、昔から湯の良さには定評がある温泉でもあり、なかなか穴場的な宿であるかも知れないと思った。
水沢山荘は日帰り入浴はしておらず、宿泊すると下にある水沢温泉露天風呂にも無料で入れる。
1人宿泊、1泊2食税込み12000円であったが、それだけの値打ちがある宿かも知れないと感じた。
画像1.2大浴場 3.貸し切り露天風呂 4.貸し切り風呂の洗面台 5.朝食
アクセス例:JR田沢湖駅から乳頭温泉行バスで、水沢温泉露天風呂下車
乳頭温泉郷 大釜温泉 (秋田県)
露天風呂は空だった
2019、4月日帰り利用。受付に誰もおらず、呼んでから日帰り入浴を告げるが、予想通り相変わらずの不愛想さ。特に何も言われる事も無く浴室へ。
ところが、先客の方々が露天風呂に「湯が入ってない」と言っている。
2つある露天風呂は、冬季は1つが空だったりするので、その事を言っているのだろうと思い外の湯船を見てみた。何と2つとも空ではないか。長い間使われていないようで、掃除もされていない状態だった。
そんな説明も何も一言もなかったのに・・露天風呂を目当てに入る人もいるであろうし、料金は同じなのだから、一言「露天風呂はありませんがどうされますか?」と尋ねるべきではないだろうかと思った。
仕方なく熱い内湯に入る。長方形の大きな湯船であるが、源泉温度が90℃以上あるため、ここの内湯はいつも大変熱い。
先客方はシャワーホースを伸ばして加水していたが、それではぬるくならず、露天風呂にも内湯にも入れず困っておられたので、水道の蛇口をひねって、思いっきり加水したら浸かれる事をお見せする。
浴室を出てから気づいたのだが、小さな立て札があって「露天風呂閉鎖中」と書かれていたのだったが、料金を支払い入って来てから、そう書かれていてもと思った。
丁度そこに従業員の女性が通りかかったので「どうして露天風呂が使えないのですか?」と尋ねたら「雪崩が起きるから」と言われたので「え?上が山になってる?」と聞き返したら「解んないかなあ。湯の出る所が山だから」と言われた。
あぁ客が雪崩で危険な訳でなないんだ。そう言えば、大釜温泉や蟹場温泉の源泉口は山の中だと聞いた事があった。そうか、雪崩が起きる危険があって、宿の方が源泉口を見に行く事ができない。もしくはしていないという事で、露天風呂に湯を入れる事ができていないのだと理解した。
じゃあ内湯の源泉口は別の場所なのか?蟹場温泉は全ての湯船に湯が張られていたが・・等、疑問も残った。
と言うか、湯巡り手帳を購入して回る人も多く、7湯全て入り切れない方もいるのだから、選択に必要な情報は客に与えるべきであると思う。
7月現在大釜温泉休業中。配管パイプとかに故障があったのかなあ・・8月より営業再開予定。
画像4.5 数年前の湯が入っていた時の露天風呂
アクセス例:JR田沢湖駅から乳頭温泉行バスで大釜温泉下車
八九郎温泉 奥々八九郎温泉 (秋田県)
帰り道に子熊に遭遇・・・
曇り空の中、期待と不安を抱きながら林道をゆっくり進んで辿り着きました。
先客の方もおられましたが、浴槽が・・・小さく2つしか有りませんでした。
(だんだんと冷え上がってきたのでしょうか??)
先客は足湯でしたが、帰られてからは私一人の貸し切り状態で入浴です。(笑)
見上げると青い空と白い雲、周りは緑の樹木に囲まれたもの以外は何もないロケーション。
湯温はちょっと熱めでしょうか、少し入っては上がっての日光浴しながらの入浴です。タオルはすっかり赤く染められます。
冷水は道を挟んで西ノ又沢川にザブンと半身浴してみました。冷たすぎずサッパリです。
無人ですので、堂々と裸で温泉と川水を交互に入ってきました。端から見ると間違いなく野人ですね。(苦笑)
私のこれまでの生涯No.1の秘湯です。
道後温泉 本館 (愛媛県)
慌ただしいバスツアー
温泉に詳しくないおいらでも、流石にこの建物は見た事ありました。【TV他、雑誌】なので、本物を見た時は感動しましたね( ̄▽ ̄)
こちらには、バスツアーで愛媛県に行った時に、まさに弾丸ツアーと言いますか、言いますけど!本館まで徒歩10分〜15分くらいのところにバスを降ろされ、ヨーイスタート!1時間で温泉を楽しむ方は行ってらっしゃい♫と。。。
そりゃせっかくなんで、小走りしますよね。いや競歩ですね。17時過ぎてましたが、夏なんで暑い訳です。
汗も出ます。慌ただしいです。
本館に到着した時には、建物に感動して気分も良かったのですが、温泉の印象が全く無いんですよね。
この時に参加したバスツアーの扱いがこの程度だったから印象にないのか?
観光客の多いこととか考えると、のんびりと温泉を楽しむ場所ではないのかな?と思います。
しかし建物は立派なんだよなぁ。。。
めでたし。
めでたし。
湯の峰温泉 つぼ湯 (和歌山県)
湯の峰温泉 公衆浴場 じゃけど世界遺産のつぼ湯
数ヶ月前まで、全く知らなかった湯の峰温泉。温泉オヤジデビューのおいらなので申し訳ないです。
気になっていた、世界遺産のつぼ湯!良い意味で鄙びた温泉街の川の中?いやほとり?やっぱり川の中にある4.5畳程度の小屋の中に、岩に囲まれた湯船があり、なんとも味のある温泉です。
とりあえず温泉を楽しむ為に、近くの公衆浴場にて自販機で入浴券を購入します。770円!!!が!しかーし!公衆浴場の一般湯若しくは、薬湯も合わせて入浴できました。やっふぉーい!。
つぼ湯は、30分貸切となるので急いで行こうと柔軟体操して用意していたのだが、前に2組約1時間待ちといわれました。こんな時に無駄な時間を過ごしてしまうのかと頭をよぎりましたが、近くのお店に玉子や、トウモロコシ、芋などを売っておりまして、川の中にある湯筒で温泉玉子などを作ることもでき、有意義な時間を過ごせます。また良い意味で鄙びた景観が何より居心地が良くてあっという間に2時間が経ちます経ちます。多分。
さあ。時間です。18番の札をつぼ湯入り口に掛けて入浴するのですが、今回15時過ぎに入浴券を買ったので、6時から営業のつぼ湯は、常に誰かが利用してたのでしょう。余談でした。
1日に7回色が変わると言われるつぼ湯、おいらが入った時は、白みがかったお湯でした。前に入浴されていたので、直ぐに入浴が出来ました。硫黄の香りがいかにもという感じで、本当に良い温泉でした。
明日は一番風呂と心に決め、名残惜しみながらつぼ湯を後にしました。
翌日。
朝5時に起床し、良い意味で鄙びた温泉街を散策して、5時半に公衆浴場の入り口にて自販機に電源が入るのを、ぽやわ〜んと待っていました。一番風呂の為です。5時45分くらいになると2人程増えましたが、受付のお姉さんが順番通りに自販機で入浴券を買う様に指示してくれたので、気持ちよく1番ゲッツ!
入浴券を受付に渡し、昨日ももらったのですが、世界遺産つぼ湯の入浴証明書を貰い、いざつぼ湯へ!
今日の色は青白い綺麗なお湯です!ゆっくりと手を入れかけ湯を。。。。。
源泉掛け流し92℃のお湯
熱くて手を出せれないんですけどーー(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
10分くらい水でうめて、やっと入浴出来ました。
めでたし。めでたし。
温泉津温泉 元湯 (島根県)
キューッと激熱、気合で入る湯
2017.6月利用。温泉津温泉と言えば元湯。元湯と言えば超超激熱温泉。私はこの温泉へ入れた御蔭で、他の43℃の温泉ならどこでも、恐れず入れるようになった。
入れた御蔭と言うのは、番台のオバサンの御蔭。初めて行くと必ずや声をかけてくれる。
「アンタ初めてか?何杯も何杯もかけ湯して。思い切って入る。気合や気合!入れる!絶対入れる!」という物凄い気合で励ましてくれた。
初回その言葉を胸に刻み挑戦。ウワァツッ!!湯船の淵に陣取り、かけ湯を続け乍らそおっと足だけ入れてみる。ウワアオ無理無理。
横で入っている方々を恨めしそうな目で見乍ら、何でこんな熱い湯に入れるかが不思議であった。洗い場で身体を真っ赤にしながら、足を伸ばしているおばちゃん。しばらく休むとまた熱い方の湯船に入って行く。そんなに身体を真っ赤にしながらも。
丸い湯温計は46℃を指している。ぬるいと書いてあるだけで、全くぬるく無い湯船の隅っこで、この温泉と一人格闘していた。ぬるい側の端は寝湯になっていて、そこへ何とかどうにか身体を横たえるまで行った私頑張れ。
ウ~~ン。湯に浸かった体にキューッ!と温泉が染み入るのを感じる。アツイ気持ちいいアツイでも気持ちいい。今までどこの温泉にもなかったようなパワーを感じる。
そうだわこれは‟唐辛子の湯”だわ。とてもじゃないが1分と浸かれるかどうかだが、その気持ち良さは病みつきになる。
脱衣所では「この湯でないと」と、車で毎日通って来るという方がいた。何んとなく解らないでもないが・・自前の洗面器がずらっと並んでおり、多くのファンを抱えているのが解る。
2度目行った時には、番台のオバチャンが「入れる!身体が覚えてる!」と、また物凄い気合をかけてくれた。ホンマか・・と思いながらも、その言葉を自身に言い聞かせ頑張った。
信じる者こそ救われる。確かに初回より入りやすかったというか、入れたという事が自信になっていたように思う。
ただの熱いだけの温泉ではない。入ってこそ身体が感じるパワーある温泉だ。是非浸かってみて頂きたい。
そして番台のオバチャンの下、修行すれば必ずや高温泉も苦手で無くなる事請け合いである。
元湯の前にある、こちらもレトロな長命館は、元湯を外湯として持ち管理しているのだが、宿泊しても1日1回しか無料で元湯を使わせて貰えない。それ以上は有料となるという何ともケチクサイ宿であった。
情緒ある温泉津温泉街については、薬師の湯の口コミをご覧になって頂ければと思います。
アクセス例:JR温泉津温泉駅より徒歩15分程
温泉津温泉 薬師湯 (島根県)
泊まってゆっくり入りたい!
2017,6月利用。元湯に比べぬるく入りやすい薬師湯は、比較的若い方に人気のようで、元湯と人気を二分しているよう。それぞれが好みの方の温泉に入り、1日の疲れを落とすようである。
静かで小さな湾と低い山との間に囲まれて、細長くある温泉津温泉街。昔、銀山鉱夫達の湯治場であったという歴史を持つ。何故か情緒を感じる温泉街に、何故か惹かれ何度か訪れた。
オシャレなカフェもありながら、昔からの提灯に、宣伝文句が書かれたボンボリが軒先を飾る。
「チョンマゲからナウい髪形まで」というほのぼのとした物。「油屋 銃砲店」など今じゃなかなか見られない店。壁が剥がれた蔵。新しいなまこ壁・・などなど新旧入り混じったところがなんとも良い雰囲気だ。
この街の中心にある、立派な大正ロマンの木造建造物「震湯」は昔、温泉場であったものを現在はカフェに改造している。時代の途中、酒造もされていたそうで名残もある。
外も中もオシャレで入らずにはいられないカフェだ。
震湯に変わって建てた薬師湯も、同雰囲気のレトロで素敵な外観を持つ。
上階が休憩所で、コーヒーも無料サービスされている。
温泉は、小判型湯船に、温泉津独特のこってりコーティング。元が何の材質か全く解らないが、おそらくコンクリート造りなのだろう。
笹濁りの熱くはない気持ち良い湯が掛け流されている。元湯の方が名が知れているが、温泉津に来たら是非2つ共入ってみたい。
管理人さんのレポートにあるように、宿泊施設もできたようだ。次は是非とも宿泊してこの温泉をじっくり楽しみたいと思う。
波静かな海にはイカ釣り舟が並び、港に沈む夕陽も実に美しく、郷愁がある。
高台にある神社からは、海と街が見下ろせる。
昔と今が上手く融合したような温泉街は、田舎にありながら寂れておらず適当な活気を感じる。
それは街創りもだが、何より基になっている温泉が効能豊かで、その温泉をずっと変わりなく愛し通い続ける人達に、守られているからではないだろうか。そんな素敵な温泉街に観光客も足を運ぶ。
海を持つ温泉というのは何故か情緒があり、下北半島の下風呂温泉郷もそうだが、全てがそうであるとは限らない。温泉津は、歴史と自然の狭間に静かに佇み、ロマンある希少な温泉街だと思う。
山陰の海を見乍らドライブするのも良いし、ローカルな山陰線の旅も良い。関東方面からは出雲空港を利用されて来られる方もいる。
アクセス例:JR温泉津駅より徒歩15分程
奥日光湯元温泉 温泉寺 (栃木県)
お寺であるが結構温泉は有名なのかな
2019.5月利用。湯船が小さいため、お寺の方が入浴を受け入れるかどうか、いちいち見に行ってから決めておられた。入浴料は500円。
浴室全体が木造りで狭く、そこに2.5m四方の立方体の湯舟が1つあり、すでに3名程は浸かっている。湯船の淵に腰かけている人もいながら、湯に浸からなくてはならない。
木のすのこになっている洗い場も狭く、とにかく居る場所が無い感じ。
まだ更衣中のひともいるが、更衣室も狭い。
人が多い割に湯船が狭く、更に源泉が71.4℃あるため湯の投入量は少なく、水がチョロチョロ常時加水されているが、湯の溢れ出しまでいかず、そんなこんなで、湯が汚れている?というかよどんでいるというか、疲れているというか、ドローッとした濃度の濃い湯に、ドローッとした湯葉のような湯の華があったりしていた。
源泉濃度が濃いことも事実なのだろうとは思うが、気持ち良い湯とは言えない。とにかく日曜日は酷い混み様だ。
だが、秋の平日でも1人ではなかったため、結構有名になっているのかなと。
それとも、もしかしたら日光湯元温泉の、単独日帰り入浴施設が他に無い?からかも知れないとも思う。入浴料も他に比べたら安く、広間を無料休憩所に開放してくれてあって、おまけにお茶とお茶菓子までサービスというのも魅力なのかなあ?湯畑見学のついでというのもあるだろうけど・・等と考える。
含硫黄・カルシウム・ナトリウム・硫酸塩・炭酸水素塩泉という効能豊かな湯は、単純に玉子味と言う訳ではなく、複雑な味がしていた。
この濃い湯に、1人で木造りの湯舟と浴室に囲まれて、籠れるように入れたら最高だろうなあと思う。
冬季休業。営業している日は入り口に、日帰り入浴可という立て札が立てられている。
アクセス例:日光駅より東武バス湯元温泉行き終点下車徒歩5分程
アルパこまくさ(旧駒草荘 展望露天風呂) (秋田県)
駒ヶ岳登山や乳頭温泉郷の基点にある温泉
2019.6月利用。管理人さんリポートの駒草荘が懐かしい。乳頭温泉へ行きだした頃、バス停の前の高台に、田沢湖を臨んで立つ露天風呂。冬に入ったので硫黄泉がぬるくてぬるくて、湯口に身を縮めていた事。でもロケーションが良くて入りたくなる温泉ではあった。
それから数年、小さかったバスターミナルは、アルパ駒草と名も変えて立派な建物になった。
外からでは温泉施設があるとは解らない。看板も無いのだから。中に入ってもビジターセンターか観光協会かのような雰囲気が先に立つ。
その奥に温泉の入り口がある。土産物屋が目に入り、ん?温泉?と言った感じ。
だから人も凄く少ない。客が少ないからかとても歓迎してくれる。こんな立派な温泉施設があるのに~と思ってしまう。
だが実際にはみんな乳頭温泉の帰りだからあ、ほぼみんな満足して帰って来ているからあ、ここで更に温泉に入ろうとは思わないんだよな。
でもこの時期口コミするのは、アルパ駒草が駒ヶ岳登山の拠点バス停である事。登山の後にどうでしょうか。バス停に温泉ありますよーって感じで。
施設は広く美しい。料金も高くない。天候が悪くなかったら、露天風呂から田沢湖が望める!
田沢湖を臨んで造られているところは、昔の駒草荘と同じ。でも建物、浴室、湯船、全く以前の雰囲気は無く、和から洋に変身。
温泉も変わっていてびっくり。最初アルパ駒草になった時は、駒草荘の時と同じ乳頭温泉からの引湯だったようで、薄く白濁したぬるい湯だったのが、今回透明と言うか、深く暗い藍色の様な色に。そして湯華は、白や埃の様な灰色、海苔のような大きな黒いものなど、さまざまな綺麗とは言えない湯華が浮かんでおり、ちょっと珍しい湯。
更に油臭も微かにある。そして味は玉子味という何だか複雑そうな源泉だ。
成程、温泉表示を見たら、含硫黄、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、硫酸塩、炭酸水素塩泉と豪華バージョン。黒い湯華はマグネシウムのせいで、それで湯の色も藍色っぽい。
投入口は、緑や黒の析出物で岩の様。メタケイ酸も278.7㎎となっている。
だが、残念な事に投入量がかなり少なく、かけ流しだが湯船からの溢れだしが実に少ない。
内湯にいたっては浴槽ばかりが大きく、温泉が溜まりきっていないという現実。
そのため露天風呂だけに浸かり、遠く田沢湖を眺めながら、それでもゆっくり浸かれた。
出る際、受付のお兄さんに聞いてみたら、やっぱり源泉が変わっていたそうだ。
乳湯からの引湯ではぬる過ぎるので、水沢温泉からの引湯に変えたそうだ。
だからか、あの油臭も浴後もポカポカ良く温まっているのもと納得。残念なのは、浴槽が大きいのでもっと湯量が欲しいところである。
これからの季節、駒ヶ岳登山の余韻に浸りながら、ボーッと遠く田沢湖を臨み、効能豊かな温泉へ浸かり、疲労回復し帰路に着くというのは如何なものでしょうか。
アクセス例:JR田沢湖駅~乳頭温泉線、路線バスでアルパ駒草下車。