温泉クチコミ
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上諏訪温泉 大和温泉 (長野県)
グリーンの湯のレトロモダンな共同浴場
2019.9月2回目の訪問。大和温泉の看板を見、ワクワクする様な気持ちで、細い路地を抜け玄関口へ。大和温泉ワールドが広がる小さな庭に、何気なく置かれている小物たち。
見回すと、番台含め前来た時とはまた少し違っている様に思う。それが楽しい。
温泉は綺麗なグリーン。細長いステンレス風呂だ。それも珍しい。
細長い浴室には、手作り木製品の椅子や石鹸入れが並び、男女の仕切りがガラスブロックでもあり、全体の雰囲気がモダンだ。
シャワーなど無いので湯船から直接湯を汲み上げかけ湯をしたり、身体を洗ったりしなければならない。
どうするんだったっけ?隣の小さな枠に溜まっている2つの、湯だが水だかの扱いを忘れてしまった。あれを使って洗髪とかをするんだったっけ?
まあいいや、とにかく浸かる。溢れだしが無く気持ち悪い。
普通は熱いので加水をしたりし、みんなでセルフ調節で入るというちょっと入りにくい温泉なのだ。人の顔色を伺ったり、尋ねてみたりしなければならないところがどうも、面倒臭いと言うか、コミュニケーションが要る温泉というか・・。
浸かったら、適温というか熱くは無かったので、湯も少ないし源泉蛇口をひねった。
何んとなく私の顔を見られたが、だって溜り湯に入るなんて気持ちが悪いじゃない。これで身体を洗ったらもっとお湯は減るんだし。
でも溢れ出さすなんて事はできないので、止めてサッサと上がった。
そつかー 前回は朝一に来たんだった。それで特に気持ち良く感じたんだった。やはり共同湯という類いの温泉は朝一に限るなあ。
大和温泉は、浴場全体が御主人の世界で演出されているのが解るような、ちょっと個性的な共同浴場である。早朝より開いている。
上諏訪駅の近くには日本酒の蔵元が5軒か6軒あり、温泉に入った後は効き酒を楽しんだり、地酒を土産に求めたりするのが楽しみでもある。
アクセス例:JR上諏訪駅より徒歩20~25分程
奥日光湯元温泉 奥日光小西ホテル (栃木県)
温泉を求め奥日光へひとっ走り。
車中泊後、朝風呂を求め小西ホテルさんへ。
確か奥日光で朝風呂が入れるのはこちら位(?)という事で好物の硫黄泉を堪能。
沸き出す温泉は非常に熱く、温度調整からかチョロチョロ状態でした。
内風呂も露天風呂もこじんまりとした感じ(笑)
価格が1000円ということでコスパ的には厳しいかも。
奥日光では早くても9時から営業で、お目当てのお風呂は午後からだったらしく、リサーチ不足でした。
日本の中でも上位に入る硫黄泉ということで、また時間をつくり伺いたいと思います。
二岐温泉 大丸あすなろ荘 (福島県)
解放的な露天風呂!!
自噴泉初体験!!
川沿い、緑が溢れ景観が最高でした。
夏場に行った為、アブが大量に飛び回っていたのにはざんねん。
自然な雰囲気でゆったり出来ました。
自噴泉は熱めで、好みのタイプ。
初体験も含め、また機会があれば伺いたいと思います。
硫黄谷温泉 霧島ホテル (鹿児島県)
滝の様な源泉、プールの様な混浴風呂
2019.11月。日帰り入浴。1分間に1万トンという湯量を誇り、まるでプールの様な混浴。
ドドーッと滝の様に源泉が落下している。噴水の様に噴き上げられている。
深めの湯船は立ち湯状態で入り、浸かるのではなく歩き回ると言った感じ。
でも、湯の色がミルキーブルーで美しく、硫黄泉であるというのが嬉しい。
今回行って変わっていたのが、広~い混浴の4~5分の1程度が女性用となっていた事だ。
以前は女性のスペースは殆んどなく、湯船の中で大体こちら側が女性ですよと言った程度の物であったが、今は完全に仕切られている。
女性専用スペースができた分だけ混浴部分が狭くなったわけだが、それでも広いし、それでも女性も広い混浴に入りに行く。
やはり霧島ホテルはこの広~い混浴がメインであり、ちょっとこの広さの湯舟は他ではみられない。宿泊すると女性専用時間帯があり、全スペースが女性用となる。凄いなあ~
多分男性用には無いと思うが、女性側には別に硫黄泉の岩露天風呂もあり、こちらの湯船はこじんまりとしているので、ほっとくつろげる。
他にも様々な湯船があり、全部で11。泉質も硫黄泉の他、明礬泉や塩類泉と表示されているが、湯船のアミューズメントの様で、色々お試しに入るといった風で、じっくり楽しむ事はできなかった。多くの湯船には析出物の付着などもほとんど無く、何だか単調で雰囲気にかけたからかな。
でも、色々入るのも楽しいかも知れない。
日帰り入浴は11時~17時(日により15時)タオル付きで1000円。混浴に入る際のバスタオルをレンタルすると200円かかる。
アクセス例:鹿児島空港より路線バス硫黄谷・いわさきホテル行で硫黄谷下車。
バス停よりホテルへ内線電話をかけると、何と日帰り入浴でも送迎に来てくれる。登り坂が続くので有り難いサービスである。
*現在写真厳禁となっていたので、画像は以前に撮ってあった物を載せています
弥次ヶ湯温泉 (鹿児島県)
現代版?湯治宿
2019.11月宿泊。ここの湯治宿は一風変わっている。と言うのも部屋が、2戸一の一棟建て。一見普通の一戸建ての家である。どうしてこういった建物にしたのかは、建主さんと大工さんとの間でのやりとりがあった結果なのだそうである。女将さんが丁寧に利用案内を説明して下さる。
普通の家の玄関口を開ける。誰かの家にお邪魔する感じで玄関を上がると、前に2部屋が並んでいる。
そして普通のお宅の様なキッチン。ここで誰かが生活している様に、一式全て揃っている。まあ、台所に洗濯機と言うのがちょっと違うけど。
トイレもウォシュレットで、綺麗に掃除されたお家のトイレである。
鍵付きの部屋を開けると、6畳(8畳だったかも知れない)一間の普通の部屋。エアコン、テレビが有り、縁側があって物干しざおがあり、ハンガーが掛かっている。
いかにも普通に誰かが住んでいそうである。
テーブルの上には、湯治宿というのに、お茶菓子からお茶セットまで用意されている。
それと石鹸入りの洗面器。これが温泉宿に来ていたんだという事を思い起こさせる。
寝具・バスタオル・タオルが、お家洗濯だが綺麗に用意されていて、清潔感がある。
ドライヤー、歯ブラシも用意されており、無いのはシャンプーと寝間着だけ。これだけは各自自由な物を用意しなければ、レンタルは無い。
実に暮らしやすそうで、引っ越してきたかのような錯覚に陥る。
この宿は大学生の一時の下宿としてもよく利用されるそうだ。安心でき、リピーターが多いらしい。そうだよなあ。湯治宿って感じは全然しないもの。自分の部屋で過ごしている様なゆったり感があった。
しかしこの宿は、昔からの温泉宿である。温泉が良いのだ。熱めでキュウっとなるような、ちょっと刺激的で、温泉津温泉をライトにした様な、浸かれる温泉なのである。
笹濁りの湯の色も、湯船や床が茶色に変色している所も、温泉津に似ている。おそらく泉質が似ているのだろう。
源泉そのままの弥次が湯は、男性に人気なようで、少し加水して入りやすくしている大黒湯は、女性に人気なようであるが、それぞれの好みだ。
仕事で疲れた身体には、キューッと熱い弥次が湯で疲れをとり、朝一番はマイルド感がありツルツルした浴感の大黒湯でさっぱりする、というのはどうだろうか、何て思いながら浸かった。
利用時間が、日帰り客・宿泊客共に同じで、朝8時~21時終了だ。なので、朝は少し早くから、湯を用意したと女将さんが知らせに来てくれ、一番風呂に入れた。
あ”~気持ちいいなあ最高に沁み渡る。
広いながらどっしりとし、簡素乍ら昔を彷彿させる浴室の雰囲気がとても良く、あ~来て良かったなあとしみじみ思う。
この温泉は明治からの物で、建物をリフォームする際は、当時の姿を壊さないよう、昔ながらの瓦を特注で作ったりされたそうで、とても昔のままの建物を大切にされている。当時のままの休憩室が2階にある。
私は管理人様の宿の写真を見た時は、古い建物に騙された。こんな所に泊まるのでは、かなりガタが来ている古臭い部屋だろうと、不安になったくらいだった。
だが、全く想像とは反対の湯治宿であった。これなら、誰でも気持ち良く湯治ができるのではないだろうか。食事作りが不便な方は、近くに和風レストランがあり便利だ。
これで、1人1泊4000円。日帰り入浴は350円である。
11月でも指宿は暖かく心地良い風が吹いている。
御主人の都合が付く時は、駅まで送迎して下さる。ローカルな単線に、黄色い菜の花列車が滑り込んで来た。
アクセス例:JR指宿駅もしくは二月田駅より徒歩20分程
古里温泉 桜島シーサイドホテル (鹿児島県)
海絶景温泉だけが素晴らしい
2019.11月宿泊。外観がボロイ。館内も暗くてボロイ。部屋も古いがオーシャンビュー。
昔の団体観光客ホテルそのままで、建て替えられておらずと言った感じだ。
地下にある浴室までの廊下がとても暗い。よくある大広間などを通り過ぎ男女別の浴室へ。
内湯は暗い。だがその向こう、明るい外に一段高くなり、立方体の露天風呂が見える。その向こうは海だ!
フェンス等もしてあるが、僅かにリゾート風。古さは否めないが、海絶景温泉だ。
そしてそして、泉質が良い!内湯共に、生茶ボトル様の濃い笹濁りの源泉が、掛け流されていたのだっだ。メタケイ酸200㎎以上。溶存物質4000㎎以上。肌がツルツルになる温泉だ。
上質な温泉が、加温・加水無く源泉のまま掛け流されていたのは、想像以上だった。
やや熱めだが当然気持ちが良く、ナトリウムが多いので良く温まる。味は塩+金気。
湯船の淵や床は温泉成分で茶色く変色している。
この浴室以外にあるのが、写真で見かけるホテルメインの海近・混浴露天風呂だ。
この露天風呂へ行くには地下から外通路に出て、階段を更に下って行く。
おっー。在った在った。これだこれだ。コンクリートの敷地の一画に、海に面した四角い露天風呂。濃く濁った湯の色も明るめで綺麗である。源泉が、組まれた石を伝い多量に投入され、その部分は赤茶に染まっている。
他の湯舟に対してやや広いので、温泉は少しぬる目になっているが、海を眺めながら、海風に吹かれながら、ゆっくり浸かれるのは爽快だった。休憩の椅子もある。
脱衣所は男女別になっており、水着・湯浴み着・バスタオル巻き何でもOKなので、子供さんを連れた家族も来られていた。この温泉なら、子供さんも大喜びだろう。
夕陽が沈むところは見られないが、海や空が茜色に染まって行くのは美しかった。
部屋は広く、壁は塗り直しているが古さは否めない。オーシャンビューなのに、トイレのウォシュレットは壊れたままだし、冷蔵庫も無かった。
驚いたことに、夜は廊下の電気まで消されてしまっている。色々コスト節減は解るが、何だかちょっとがっかり過ぎる。
温泉がこれだけ素晴らしいのに、内装や外観をリフォームできれば、リゾートホテルになるのにと思うと勿体ない感はある。しかし、改装しても火山灰がすぐ降り積もり、灰色の世界になってしまうか・・何だか全て悪循環のようだ。
せめて館内を明るくだけでもすると、雰囲気も変わるのでは無いだろうか等など、温泉と立地が良いだけに色々思ってしまう。
食事は玄関ロビーで摂る。何が残念って料理が何よりもがっかりした。夕食メニューが朝食の様で、長皿にペラペラとさつま揚げが2枚乗っている。
確かに魚料理が多いのは解る。しかしだ。この魚が、どの山宿で出て来る魚料理より美味しくない。冷凍され古いのだ。おまけに、出て来たエビフライは冷凍食品の、見た目ばかり大きく衣ばかりのエビフライであった時には、ため息もつかんばかりにがっかりした。
この時期、熊本の何軒かの宿では、いずれも新米が出され料理も凄く良かった。観光協会の意識の違いかなあ?
鹿児島へ来た途端と言うか、このホテルの米は、明らかに古米で薄く色づき、ジャーに入っていたのかと思う程美味しくない。
安いお米を使い、コストをかけず手間暇かけずに出された食事だというのは、一目瞭然だ。これでは格安団体ツアーで来た時の料理の様だった。
しかし、これではいくら温泉が良かったとしても、誰もリピートはしないわと思った。
湯快リゾートに買い取って貰って、バイキング料理を食べる方が遙かに素敵ではないかと思われた。
温泉の利用時間は内湯と混浴露天では違っており、いずれも24時間ではない。
日帰り入浴時間は11時半~20時迄。日帰り入浴だけで良かったな。
アクセス例:桜島港より路線バス垂水行で文学碑前下車 すぐ前にホテルが3軒並ぶ真ん中
テイエム牧場温泉 まさかり温泉公園 (鹿児島県)
実はずっと営業しています
2019.11月訪問。電話で何度も確認「やってますよ」その言葉を信じ行ってみる事にした。
しかし観光協会の人でさえ「あそこはもうやってないんじゃ?」と言う。「いえ、やってるそうですよ」と教えてあげた。しかし今一つ何か不安である。
施設の人に聞いた、まさかりと言うバス停で降りるのであるが、こんな所で降りて大丈夫かなと心配になる。何といってもバスの本数が無いのであるからして・・
運転手さんに「この先には何も無いですから、あっちの方じゃないですか」と言われ仕方なく降りてみる。
「天然自噴泉」と大きく書かれた廃屋が目立つばかりだ。とりあえずそちらへ向かってみる。
これはしかし、まさか老松旅館の再来かと思ったが、錆びれた廃屋の後ろ側の片隅に「営業中」と書いた看板があり、➡が斜め下を向いている。
半信半疑で海岸沿いを下って行くと、あったあ。
営業は11時からであるが、管理人の御主人は「いいよ」と言って10時から入れて貰った。
入浴料420円。管理人さんは10時頃に、駐車場のロープを解きに行かれた。
しかしあの廃屋の天然自噴泉ばかりが目立って、これでは営業しているとは思えないのが当然であると、管理人さんに訴えたが、大して困っているようでもなかった。
TM牧場という子供の遊び場はもうやってなくて、見た目はまだ綺麗なバンガローが敷地の中に残されていたが「中はボロボロ」だそうだ。
しかし温泉だけはずっと営業を続けていたらしい。まさかねえ・・
これは地元の知る人ぞ知る温泉場で、日曜日でも常連さん1人と、ネットで見て来た観光の客がもう一人だけ。1時間以上温泉談義をし乍ら入って居たが、以外には誰も来なかった。
温泉は温めなのでいつまでも浸かって居られる。単にぬるいからだけではなく、浴室全体が広ーい小屋造りなため隙間が一杯で、湯気が籠らずまるで半露天風呂の様な換気である。
まず驚くのは、あばら作りの様なB級感半端ない浴室に、異様なまでの析出物。
キノコだか何だかの様に盛り上がって、あたかも湯船を襲っているかのような析出物は、このまま行くといつか湯舟が無くなって仕舞うのでは無いだろうかと思ってしまう位に凄い。
奈良の入之波温泉や長湯温泉・郷の湯をはるかに超えてモコモコだ。
黄土色の源泉には油膜が浮き、立派な泉質ではないか。
浴室全体もよく見てみると案外綺麗な事に感心。一見こういった浴室では、虫の死骸やクモの巣や枯れ葉や髪の毛等が、落ちたり浮かんでいたりしていそうな感じではあるが、管理人さんが綺麗に掃除されているようだ。
湯舟は仕切られており1つは空っぽで、交互に毎日使用しているそうだ。湯を抜いて掃除して、一方の湯船に湯を入れて帰ると言われていた。
このサイトに載せられているような露天風呂は、今は無くなっているのか、どうなっているのか未確認です。こちらからも聞かなかったし、教えられもしなかったので、今度行かれた方、是非情報下さい。とにかく超穴場の温泉です。
アクセス例:路線バスで桜島港より垂水港。乗り継ぎ、鹿屋・志布志行でまさかり下車 天然自噴泉の看板が掲げられた廃屋の横(駐車場)を下る。
奥那須温泉 大丸温泉旅館 (栃木県)
男性もタオル巻きの混浴露天風呂
2019.9月日帰り入浴。利用開始の11時半を待つ。14時半までの限られた時間が日帰り入浴に充てられている。タオル付き1000円である。高めであるがそれだけに洗練されている。
ここの温泉は、川をそのまませき止めて混浴露天風呂にしているというのが売りであるが、見た目には囲ってあるためか川には見えず、普通の露天風呂の様にしか見えない。
さて、大丸温泉で一番感心したのが、混浴であっても男性もタオルを下半身に巻いていた事だった。これは良いと思った。女性としてもこの方が入りやすい。
大体どこの混浴でも、女性だけがバスタオル巻きか湯浴み着で、男性は裸体を曝している。
何だか目のやり場に困るものであったが、どちらもがタオル巻きと言うのは、何だかとても安心で清々しい感じがした。だからか女性陣も返って堂々とゆっくり入っているようであった。
またそれだけではなく、ザーザーと流れる音を聞きながら入る露天風呂は気持ちの良いものであった。
男女タオル巻きについては「男性も恥ずかしいですからね」と従業員さん。そうだよねえ。今まで男性は裸と言うのが当たり前の様に思っていたが、男性も恥ずかしいんだと改めて思わされた。
このシステムは、他の混浴に於いてもどんどん取り入れて行って貰えたら良いのにと思う。
女性専用露天風呂は2つあり、アプローチもワクワク感がある。1つめは木々で日陰もありゆっくり入れる雰囲気も良い岩風呂。
もう1つは更に下り、混浴にも繋がって行く岩風呂で、湯底は玉石。しかし日陰が無くゆっくり入れずであった。
温泉はいずれも透明、無味無臭。内湯は床や湯底がグリーンの石である為、湯の色がとても綺麗だった。
洗面台には化粧水などのアメニティも一式全て揃えられていて、快適だ。
川は温泉成分で赤茶けており、ゴウゴウと流れる水が湯量の多さを物語っている。
山から引湯している2本の源泉をブレンドし調節しているそうで、桜の湯源泉はメタケイ酸300㎎以上あるが、川の湯は少ない。もう1本ある宿下の相の湯源泉は、宿泊者専用の貸し切り風呂で使用。
茶臼岳登山口でもあり、ロープウェイ迄徒歩で20分程。登山客としての利用もできるが、どちらかと言えば本格的温泉旅館である。
アクセス例:JR那須塩原駅より路線バス那須ロープウェイ行きで大丸下車 徒歩5分程。
人吉温泉 しらさぎ荘 (熊本県)
何だか日帰り入浴中心?
2019.11月宿泊。管理人さんの温泉の写真を見、色と柔らかそうな湯に惹かれ、のんびりとした人吉へ。周りは田畑。この何も無い場所へ日帰り客が次から次へと車で訪れて来る。
この宿の温泉は宿から70メートル程離れた場所に湯小屋があり、宿泊客もここに入る。
湯小屋には自動切符販売機だけが置かれており、番台は無い。一応販売機に無断入浴禁ずるの張り紙はしてあるが・・どうなのだろう。
料金は200円という事もあって人が多い。
さて、湯舟は写真と同じく長方形の木造。鄙びた感じが良い。
温泉はと言うと、写真の様な茶葉の様な黄色味のある優しいグリーンを想像して来たが、思ったより深緑だった。黒っぽいグリーンだった。
で、かけ湯しようと湯船を覗きこむと、黒い様な赤黒い様な、丸い固まりが3つ4つ浮いている。ん?湯の花?紫尾温泉神湯共同浴場の温泉は深緑で、黒い湯の華が一杯浮いていた。
これは?何?湯の花なのか?取りあえず洗面器で救い出して捨てた。
そして湯船に浸かったが、今度は紐の様に長い赤黒い物が・・もうヤダ!!
だから人が管理してないという事は、こういう事になるんだ。人の目が無いと何をしても何も言われないと思うと、人は羞恥心も無くなる。湯が黒っぽいから解らないと思ったのだろう。全くマナーが成ってない。
後で宿の人にも確認したが「湯の花?そんなのは掃除してても無いけどね」と言われた。
湯面には陽が射して、垢や髪の毛もキラキラと浮かんでいる。そりゃ共同湯だもんね。
でも宿泊客にとってはこれが温泉なんだもんね。
この温泉が利用できるのは22時半までで、日帰り客と同じである。唯一違うのが、朝8時までだけが宿泊客のみ入れる。
翌朝、朝食前の7時に行った。昨日とは違い、当然黒い物も浮いておらず、湯も綺麗だ。
湯口付近に座り、1人温泉を楽しむ。昨日は感じられなかったヌルツキも軽くある。
これが宿泊専門の湯ならまあまあ良いかもなあと思っていたところ、ガラッとドアが開いてご老人が・・えっ?まだ7時過ぎやん。日帰りは8時からでしょうが。
その方は端の方に腰を下ろし、足を伸ばして座った。「湯が出て来る所が気持ちがええよ」と、解ってるじゃん。よく1人で入ってらっしゃるようだなこれは。
だから人の管理が無いとこういう事になるじゃん。これでは宿泊客がゆっくり入れる時間なんて無いではないか。
宿の方に言ってみたら「足が痛い言うんで、いいですよーって言ってるんです」との返事。
知っているんだ。7時から入りに来ているって。知っていて許可していたんだ。
足が痛い人なんて一杯いるではないか。そんな人が入りに来るのが温泉なのである。
そんなにも地元の常連の日帰り客を大切にしているのなら、宿泊客は嫌な思いを持ってもそれで良いと言う事なのだろう。呆れたが、宿それぞれのやり方という物があるのだろうから放っておこう。
そしてこの宿の温泉は共同湯と言う事なので、と言う事はソープ類は置いて無い。シャワーも無い。ドライヤーは貸出しで部屋で利用する。
深い湯船。窓からは手入れされていない空き地が見えるだけ。
暗くなると宿から風呂までの砂利道が、歩きにくく遠いだろうな。
日帰り客の方に半ば呆れたように言われた「泊まってるの?夕食の後にちょと入りに行こう思ってもちょとねえ・・砂利だし」と。何だか泊まってる事自体が情けなかった。
しかも温泉が利用できる時間は、日帰り客と一緒なのであって、夜、あの湯に二度と入りに行く気にはならなかった。
宿は川魚料理が専門との事で、鮎の塩焼きは皮がパリッとして美味しかった。
部屋は母屋に2部屋と離れが2棟。私の他にはビジネス客が泊まっていた。
宿からは湧水池が見え、鯉が泳ぎ、白さぎが飛び立って行った。宿名の由来かも知れない。
アクセス例:JR人吉駅から送迎あり。