奥日光湯元温泉ならではの優しい濁り湯でゆったりと
- 公開日
- 2019/06/11
- 最終更新日
- 2019/09/06
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標高1500mに位置する奥日光湯元温泉
歴史は古く延暦7年に日光開山の祖、勝道上人が発見したといわれている。
奥日光湯元温泉は冬は雪深く、今は通年営業しているが昔は雪で閉ざされた温泉街。源泉地では素朴な湯治場の面影が今でも残っている。
雪深い事からか、こんな奥地にこんなに大きなコンクリート造りのホテルが並んでいるのは不思議な光景に思える。
ちなみに奥日光小西温泉の歴史は100年以上だそうだ。
奥日光湯元温泉にはとても良いイメージがある。
「ゆ宿美や川」と取材依頼を受けた「湯守釜屋」へ宿泊し湯めぐりをしたわけだが、気に入った湯が多い。特に今は閉鎖となってしまったが日帰り施設の「はるにれの湯」はお気に入りだった。
しかしアクセスは悪く奥まっていて日光市からは約1時間、日光東照宮からも40分ほどかかり秘湯と言っていいかとは思うが、雪深さのせいかバブル時代に作った為かわからないが、コンクリート造りのしっかりしたホテルが以外に多く、中には素朴な宿や日帰り施設もあるがいわゆる秘湯のイメージとはほど遠い。
こちらの奥日光小西ホテルはまさにその中のコンクリート造りのホテル。
外観からは惹かれるものはないが。中へ入るとホテルなりのこだわりがあるように思う。
エントランスの大きな窓からは雪景色が望め、館内はただ単に家具が古いだけなのかもしれないが、少し大正ロマンを意識した作りになっているように感じた。
ただ、この日は平日だった事もあるのか、電気があまりついておらず暗いエントランスという印象が強い。
入口から入ったところ「あれ?営業してないのかな?」と不安に思うほどである。
「日帰り入浴がしたいのですが」と伝えると、受付の男の方はとても感じの良い方で、割引券の有無を聞かれ、持っていない事を伝えると「特別に、、」と割引をしてくれた。
「栃木にごり湯の会」の冊子や、観光案内所で日帰り入浴の割引券をもらって持って行くと割引してくれるらしい。(1000円→600円)
※上記情報は2013年の当時の事なので現在は不明。
2019年6月現在、公式ホームページに割引券が載っているのでその割引券をスマホで提示すれば同じように割引されると記載があるのでご参考に。
ぬるめに設定された開放感のある雪見露天
源泉は奥日光湯元温泉の共同源泉、その為小西ホテルならではの特徴があるわけではないが奥日光湯元温泉ならではの温泉に入る事ができる。
湯使いは加水ありの源泉かけ流し。
私が入ったのは女性用露天風呂だが、約42度に設定されちょっとぬるめでゆっくりと入る事ができる。
青白く濁り、黒い湯の花が舞う。内湯よりは硫黄の香りがし、源泉は卵味と苦みを感じた。
柔らかく少しフワッとしたような浴感でゆったりと長湯をしてしまった。
これで湯量がもう少し多ければ、、、。
内湯については驚くほど源泉投入量が少なく4~5L/分といった感じだろうか。
その為か香りはとても薄い硫黄の香りがし、浴槽の湯もかなりの加水されているか、時間が経ちすぎているか、とにかくうすい感じである。
内湯については喚起も悪くまったく満足ができず早々に露天風呂へ退散。
洗い場は豊富にある。シャワーが温水、冷水を混ぜて調節するタイプでかなり熱い湯が出てビックリ。
アメニティは揃っており、身体を洗い流したい、洗髪がしたいという人には向いているだろう。
シャンプー、リンス、ボディーソープは様々な種類が揃っていて(4種類だったかな?)選んで使用する事ができる。
浴室の前には冷水を自由に飲むことができ、ありがたいサービス。
脱衣所には鍵付きロッカーあり。(たしか無料だったような)
化粧水、乳液、美容液なども揃っていた。
まとめとしては全体的に綺麗に掃除がされていて清潔感がある。
露天風呂については解放感もあり、湯は悪くはなく長湯ができる。
冷水が用意されているところやアメニティが豊富なところも良い。
ただし残念な事に湯量は内湯は少なすぎるし露天風呂も多くはない。
奥日光湯元温泉の中でも薄まった源泉に入っているような気分になった。
あとはやはり日帰り入浴料金が通常1,000円というのは高すぎる。
割引してくれたのは嬉しいが、1000円というのが頭に残ってしまってものすごく高い印象になってしまった。
温泉を求め奥日光へひとっ走り。
車中泊後、朝風呂を求め小西ホテルさんへ。
確か奥日光で朝風呂が入れるのはこちら位(?)という事で好物の硫黄泉を堪能。
沸き出す温泉は非常に熱く、温度調整からかチョロチョロ状態でした。
内風呂も露天風呂もこじんまりとした感じ(笑)
価格が1000円ということでコスパ的には厳しいかも。
奥日光では早くても9時から営業で、お目当てのお風呂は午後からだったらしく、リサーチ不足でした。
日本の中でも上位に入る硫黄泉ということで、また時間をつくり伺いたいと思います。