1.5h歩いても行きたい!雄大な景色が待つ天空の露天風呂

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※※※※このレポートは2004年8月に訪れた時のものです※※※※
★★現在は状況がだいぶ異なるようですので事前にしっかり現在の状況をお調べください。★★
3度目の正直、何度も目の前まで行って断念したが、やっと行く事ができた。
思っていたより、道はきつく長い距離歩いたが達成感を感じながらの温泉は最高!
ヤッター!という気持ちでいっぱいだった。

ここは本格登山。長いズボンに登山靴を履いて行ったほうがいいでしょう。
天気予報のチェックも必須。
私が失敗したようによっぽどの達人登山者以外は冬は行く事ができない。開山は5月末か6月なのでそれも調べていった方が無難だ。
硫化水素ガスもたまりやすいので風のある時を選んで行きましょう。


歩き始め、最初の15分はこういった遊歩道の道を歩く。景色は雄大で、高山植物が美しい。
道は舗装されており、バイクだったらしばらくは走っていけそうだった。しかし、とても綺麗なのでぜひ歩く事をお勧めする。


しばらく歩くと山々を一望できるところへ出る。昔、宿が営業されていた時に使用していただろうロープウェイの残骸がある。「これで行けたらすぐなのに・・」と思った。
ロープウェイはとなりの山まで伸びている。

そしてまた15分ほど歩いているとさっきよりもさらに展望できるところへ着く。風も心地よく汗がふっとぶ。
見ていると時間を忘れてしまいそうだ。。。いやいやあぶない、ゆっくりしている場合じゃない、と先を急ぐ事にする。


またしばらく歩くと休憩所がある。ここではせっかくだからと10分ほど休憩。
「やっと来たなー。」と来れた事に幸せをかみしめる。
休憩をおえ、下っていくと川があり橋がかかっている。ここでやっと約半分の距離となる。


川からは登りとなり、少しだけきつい。15分ほど歩くと道がさらに悪くなる。そして獣道となり、最後にはほとんど道がなくなり草を掻き分けて進む。


2つ目の橋、この橋からは遠くに煙がみえ、疲れていたのを忘れ、やる気が湧き上がる。
左の写真、わかるだろうか・・。指を指している先に小さな湯気が見える。
橋より少し進むと「峩々温泉へ」と看板が・・・。登山の人が歩いて行ったりもするのだろう。


【かもしか温泉跡】
昔宿があったと思われる場所。
四角い湯船の痕跡があった。
ちょっと浸かった気分になって座ってみる。
いい温泉宿だっただろうな・・・ともしあったら来ていただろう秘境なだけに悔やまれる。

最後の難関、橋のない川。
石の上を飛んで渡らなければならない。
私は片足が川へ落下。防水の靴でよかった~~。
途中、湧き水が湧いている所がある。この日は熱かった為、1Lの水はあとわずか・・。「ありがたや、ありがたや」と自然の恵みに感謝する。


到着!最後に地面が白くなった地獄のような丘を登るとそこは源泉地帯。モクモクと湯気が立ち上る。
釜の少し下まで行くといくつか先人が作ったと思われるブルーシートの湯船が!
湯温は適温、白く白濁したこの世とは思えない絶景の湯が待っていた。
汗をかいた後、天に浮いているような絶景湯で復活!

地獄の中にある温泉、もちろん酸性の硫黄泉。濃度が高いかと思いきやTDSは300と案外低い。温度はまさに適温の43度で山の上だけに涼しい為長湯ができるほどだ。ただ、山の天気は変わりやすい。この時も遠くから雷雲が近づいてきた為、後ろ髪をひかれながらの退散となった。ゆっくりしたかった・・・。
全部で3つ湯船があったがその中に一つだけ泥湯があった。
たぶんブルーシートが破れたため下の泥が出てきたのだと思うが、この泥がとてもやわらかく良質な泥。思わずぬりたくった。
【帰り道】
あなどることなかれ、帰り道は登りが多い為かなりキツイ。行きはスイスイ帰りはゼーゼーといった感じだ。
大変だったが今度は紅葉の時期に行ってみたいと思った。
利用データ
所在地 | |
電話番号 | |
アクセス | 峩々温泉より徒歩約1時間30分 |
WEB | |
宿泊料金 | 宿泊不可 |
部屋数 | |
お風呂 | 野湯が数か所 |
日帰り時間 | 24時間 無料 |
冬期閉鎖 | 通年営業 |
利用携帯 | 日帰り入浴 |
温泉データ
分析年月日 | |
湯づかい | 源泉掛け流し |
成分量 | |
泉質 | |
PH | 3.2 |
湧出量 | |
源泉温度 | 43.6度 |
源泉名 |

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