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角間温泉 岩屋館 長野県(宿泊レポート)★★★☆☆

岩に囲まれた秘境でぬるめの炭酸泉をじっくり堪能

管理人総合評価
  • 温泉 
  • 温泉の雰囲気 
  • また行きたい 
  • 部屋 
  • 食事 

※※※※このレポートは2012年2月に訪れた時のものです※※※※

■■■台風19号により休業していましたが現在は再開しています■■■

岩の壁に囲まれた「角間温泉 岩屋館」

その昔坂上田村麻呂が昆邪王の妖術を封じる為に祠った岩屋観音が旅館裏手にあり、その名から岩屋館という名がついたそうだ。

岩屋館の源泉は冷鉱泉のみで17度ととても低く冷たい温泉として有名だったが、2006年にボーリングをし今現在は49度の源泉が使用されている。

真田の里の隠し湯としても有名である。

お宿の裏にある猿飛佐助修行の地

今回の旅で唯一チェーンをつけた旅館がこちらの「角間温泉 岩屋館」

16時ごろになってお宿まで約1kmというところで
路面に雪が覆い始めたのでやむなくチェーンを装着。

チェーンを装着していると宿の方がたまたま通りがかり、
「岩屋館のお客様?」と声をかけられた。

道が二つあるらしく「右から絶対行かないように」とのこと。

結構な坂で二区で後ろの席が重いと前輪が少し路面とかまなくなった
時にピュ~~っと後ろに落ちて行くからだという。   なんておそろしい、、、

お宿入口までの長い階段
お宿入口までの長い階段

一面雪景色で岩の壁に囲まれたお宿は風情満点。 岩から流れ落ちる滝は凍り不思議なアートになっている。

その滝の横へは猿飛佐助修行の地と書かれた立て看板がある。

裏手から入口までは長い階段を登らなければならない。

階段のところどころへ岩屋館と書かれた素敵なランプがつり下がっており、この階段がなかなか良い雰囲気で登るのも全然苦にならない。

宿の外観はいかにも秘湯の会の趣。
この手の旅館は久しぶりだったのでワクワクしてきた。

迫力あるクマの剥製
広々としたロビー

旅館へ入るとあたたかく、間接照明をつかった今風でオシャレな空間。

広くとられたロビーからまたその奥へは今は使われていない喫茶店風の部屋まであり結構広い建物のようだ。

新館 和室ベット付 2名1室 1名あたり14,700円 3連休中の宿泊

今回は本館と新館が選べたが、角部屋で景色がよくベットだという事で新館を選んだ。
新館は鉄筋コンクリート造りで入口のドアも重いし通路もなんとなく味気はないが、部屋の中は綺麗に改装してありコンクリートならでは、まったく寒くない。

古い部屋に手を入れた感じではあるが広くて居心地はなかなか良く気に入った。
ちなみに携帯電話の電波はまったく届かない。

浴衣、羽織、タオル大小、歯磨きセット
アメニティはホテル並みに揃っている
液晶テレビ
ポット、コーヒー、お茶、冷蔵庫の中にはお酒やジュースもある
鏡は2か所に設置されている
暖房は石油ストーブとガス?暖房であたたかい
真田水なるおいしい水が用意されている
ユニット式の洋式トイレとバス
真田幸村と六文銭、猿飛佐助柄の浴衣
羽織もかわいい
猿飛佐助の絵は全室に飾られている

真田幸村と六文銭、猿飛佐助が入った絵柄の浴衣はとても素敵。
さらに羽織も他にないかわいらしいものでうれしくなってしまう。

部屋のど真ん中には猿飛佐助の絵が飾られているが、この絵はすべての部屋へ飾られているらしい。

食事はここで作られた懐石料理。
特筆すべきものはなかったが、鯉の骨を取り除いた唐揚げは初めて食べた。
女将さんが「朝まで生きていた鯉ですよー」と言っていた。

鯉泥抜きが大変な作業だそうだ。

他はお約束の鉄板焼きや鯉の刺身、天ぷらや岩魚の塩焼きも味はそれなりであった。

他はお約束の鉄板焼きや鯉の刺身、天ぷらや岩魚の塩焼きも味はそれなりであった。ボリュームは特に多いということもなく、完食。別料金での飲み物には、ワインもあり、その中の五一ワイン(白)が甘さが程々で、結構美味しかった。

広い食事処。
まわりを見渡すと客層は様々でご年配のご夫婦~若い女性同士など。

お宿のスタッフの方たちは独特な雰囲気で接客というよりもう少し近い位置から接してくる。

カッチリしていない分接しやすいが適当な部分もあるので善し悪しがあるかなといったところ。

女将さんに関しては定期的に声をかけてくださり気遣いのあるすばらしい方だなと思った。

眠ってしまいそうなぬるめの炭酸泉

露天風呂 混浴

宿に到着して、部屋に向かいながら、お湯について聞いたところ、残念なことに、この2月は例年以上に冷え込んでおり、管が凍るトラブルがあったことから、お風呂は全て半循環になっているとこのことだった。
恐らく2月だけの限定?になる見込みとのこと。こんな限定は嬉しくないが、仕方ない。
この工事に3日間もかかったらしい。

通常混浴の露天風呂は夕方女性タイムが設けられる。ただ時間的に食事の時間とかぶるのでもう少し違う時間に変えてほしいが、、、

露天風呂は2つの湯船に分かれており、左の透明な湯は真田水を加熱循環したもので左が角間温泉2号泉の源泉を加熱循環している。(パイプが壊れたので今だけ、通常は加熱のみらしい)
温度は真田水の方は41度ぐらい、源泉の方は38度ぐらいだろうか。
この時期どちらにしてもちょっと寒い温度だ。

温泉の方は炭酸が多く含まれているようで入っているとフワフワする感じ。
真田水の方であたたまって、温泉の方でじーっくり入るのが気持ちいい。
しかしこれがかけ流しだったらどんなにいいだろう、、、。

源泉は湯船の底から入っているようで飲む事ができなかった。

内湯 男性用 (男女時間入れ替え)

内湯は男女が時間で入れ替わる。
右側が温泉、左側が真田水、露天風呂より温度は少し高く40度ぐらい。

露天と比べると内湯の方が若干鮮度が良いように感じたが
源泉投入量ははげしく少なくチョロチョロ。

今回はすべて半循環だということでとても残念だが通常からこちらの内湯は半循環だという話。

内湯 女性用(男女時間入れ替え)
内湯 女性用(男女時間入れ替え)

内湯にはシャンプー、リンス、ボディーシャンプーが用意されている。

シャワーもたくさん設置されているが、例年以上の冷え込みのせいかぬるい水が出てくるのみで洗髪が結構辛かった。

脱衣所
源泉と真田水が飲める蛇口がある

内湯の外には真田水と養命泉と書かれた源泉を飲むことができる蛇口が設置されている。

養命泉を飲んでみると強い炭酸の苦みであまりおいしい味ではなかった。

朝食
あたたかい湯豆腐

朝食は細かいものを中心とした和食。漬物が大盛りで、鮎の甘露煮や湯豆腐、ヒジキやその他細々とした内容。こちらも味はそこそこであった。最後に卵焼きが出てきたが、それは結構嬉しかった。

食後にはロビーでコーヒーのサービスがある。
このコーヒーサービスがあるかないかによって私の満足度は相当に違ったりするぐらい朝のコーヒーが好きだ。

宿を出ると、雪が降っていた。車は下の駐車場に停めていたため、階段をおりていくと、女将さんがわざわざ出てきて、鞄を持ってくれた。車も雪に覆われていたが、それも払ってくれ、気持ちよく送り出してくれた。

この女将さん、気を遣う人で、宿についた時にお風呂について聞いたのだが、申し訳なさそうに今だけ半循環と説明していた。それが帰りにも、今回はお風呂の件で大変申し訳なかったと平謝り。こちらはあれ以来そんなことは口にしていなかったのだが、どうしても気になっていたようだ。至らないところが宿にあっても、何と無く、心ある対応にこの宿に好感を持った。


≪岩屋館の良いところ≫

部屋は居心地がよく、あたたかいし景色がいい。
アメニティも豊富で真田水が用意されていたりお宿の心遣いを感じる。

そして何よりも女将さんの人柄が気持ちがいい。

≪岩屋館の良くなかったところ≫

今回だけパイプが壊れてしまったとのことで残念ながら半循環風呂だったこと。

悪いというほどの事はない


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