真っ青な支笏湖を一望できる絶景のにごり湯露天風呂

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※※※※このレポートは2005年7月に訪れたものです※※※※
創業は大正4年と歴史ある温泉旅館の丸駒温泉。
支笏湖を一望できる露天風呂が有名な温泉で、秘湯というにはアクセスが良すぎるが原生林に囲まれた宿は秘湯ムードが漂う。
丸駒温泉一軒の為に道路が長々と作られているのには驚いた。
この時期、既にジェット族が現れていた。支笏湖はジェット族だらけ。露天風呂のすぐ横まできて覗き込むというマナーの悪さにがっかりした。

この日は土曜日という事もあり、駐車場は満杯。
駐車場ではないところにまで車が停められ、大人気ぶりが伺える。
宿は近代的な大きな旅館。
日本秘湯を守る会の宿でもある。


駐車場奥の方には日帰り用の入り口が設けられており、宿泊者ときちんと分けられている。
中にはレストランなどもあるようだ。
青く美しい支笏湖を見下ろす絶景露天風呂

なんといってもすばらしいのはこちらの絶景露天風呂。
まろやかな感触の金色の湯、少し熱めの湯へ浸かりながら支笏湖を遠くまで眺める事ができる。(冬だったら丁度良さそうな温度)
周りで入っていた女性たちの会話は「こんなに絶景だとは思わなかった」「風が気持ちいい」などベタ褒め。私も頷きながら湯浴みをしていた。
飲泉所で源泉を飲んでみると苦い鉄味。
成分で至る所が茶色く染まっている。




写真の内湯は男性用だが、女性用もほぼ同じ作り。内湯は無色透明のうす~い鉄を感じる湯。内湯もガラス張りとなっており、支笏湖を眺める事ができる。洗い場も豊富。
支笏湖の水位に合わせ水位が変化する足元湧出の露天風呂

天然露天風呂は長い木造の廊下を歩いて行く。露天風呂の淵は岩でゴツゴツとし、天然そのもの。岩が高い為、支笏湖を眺める事はできないのが残念ではあるがなかなか情緒ある雰囲気だ。湯は足元湧出。天然そのものという事であまり掃除もされていないようで苔だらけのヌルヌル。ちょっと気を抜くと転んでしまいそう。温度はぬるめであまりくせのない湯だった。湯量はなかなか多そうだが足元からの泡はたまに上がる程度。


敷地はかなり広く、湖を眺められる公園や休憩場所がある。
湯上り売店ではビールやアイスなども売っており、沢山の家族連れで賑わっていた。
静かに過ごしたい人にはあまりお勧めできないがご家族での旅行には向いていそうだ。
利用データ
所在地 | 〒066-0287 北海道千歳市幌美内7 |
電話番号 | 0123-25-2341 |
アクセス | JR函館本線 札幌駅から支笏湖畔行きバス1時間25分終点下車 |
WEB | https://www.marukoma.co.jp/ |
宿泊料金 | 朝食のみ1泊21,600円〜 |
部屋数 | 55室 |
お風呂 | 内湯:男女各1/露天風呂:男女各2,貸切2 |
日帰り時間 | 10:00~14:00(15:00ご退館) 大人(中学生以上)1,200円 子供(小学生)600円 幼児(3歳以上)300円 幼児(3歳未満)無料 |
冬期閉鎖 | |
利用携帯 | 宿泊可 日帰り入浴可 |
温泉データ
分析年月日 | |
湯づかい | 源泉掛け流し |
成分量 | |
泉質 | ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉(中性低張性高温泉) |
PH | |
湧出量 | |
源泉温度 | 54度 |
源泉名 | 丸駒温泉 |
移行前、クチコミで投稿していただいた画像















































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コメント
コメント一覧 (4件)
雪の残る露天は寒かった
温泉3 温泉の雰囲気4 また行きたい2 部屋0 食事0
2016年3月頃に訪問
マイレージが貯まっていたので前から行ってみたかった此処と知床の流氷目当てで行きました。
私は、足下自噴(湧出)の温泉制覇を狙っていますのでそこだけが目当てです。
到着直ぐに露天に行きましたが寒い・兎に角寒い。自噴している所を探せば少し暖かいだろうと全域を探しましたが少し暖かいのかな?という程度の所しか有りませんでした。
自噴していても湯量が少ないのかも知れませんね。
湖の水よりは温かいので自噴していることは確かだと思います。
宿の食事は。さすが北海道! 満足しました。
2019-05-19 13:37:58に投稿
土日は人がいっぱい!
温泉5 温泉の雰囲気5 また行きたい5 部屋0 食事0
土曜日に行ったけど、人がいっぱい!!
露天風呂は熱くて良いお湯だった!
人気の露天風呂も9月は水位が十分でよかったよ!
2022-09-04 23:07:43に投稿
どちらも露天風呂良し
温泉5 温泉の雰囲気4 また行きたい4 部屋5 食事4
2023年2月頃に訪問
なかなか機会に恵まれず、やっと2023年2月に一泊で訪問しました。
目的は何と言っても露天風呂に入る!です。
休みを調整して平日一泊でしたので、混み合うことなく過ごせました。
近くでは『氷涛祭り』も開催されていましたが、立寄り湯の方達も少なかったのかなと思います。
内も外もお風呂は格別です。但し外の露天風呂は今年の支笏湖の水位が低く直結してますので、お風呂の水面が低く、また温度は低めでした。静かに浸かっていると野鳥達が頭上の木々に集まり、観察しながらの温泉は格別です。
料理に関しても品数の多いこと、思いの外お酒もすすみます。(笑)
チェックイン時から『予約部屋に空きができましたので特別室になります』との事で始まったわけですが、最高の思い出になり、また訪れたい温泉です。
2023-02-17 12:53:00に投稿
支笏湖と直結の露天風呂
温泉4 温泉の雰囲気4 また行きたい4 部屋4 食事4
2023年3月頃に訪問
支笏湖と直結している名物の露天風呂は、訪れた3月上旬では水位も低くとてもぬるかった。ぬるさもだが湯底はヌルヌルで、浸かると生臭い匂いがしてくるのその方が嫌だった。これが湖と直結していると言う事なのだろうな。
良く見ると湯底の石砂利の隙間から、稀にプクㇷ゚クと気泡が上がったので足元湧出泉である事が解ったが、その辺りに浸かっていても34~36℃程の超ぬるゆだったが、時期が時期なので致し方無いだろう。
早朝は支笏湖の向こうの山から朝陽が上がるので、それを見ながら露天風呂に入りたかったので早起きした。浸かりながらは見られないが、展望椅子も置かれているので日の出を見る事ができる。
この露天風呂と館内の温泉は、色も香りも温かさも全く違うが同源泉で、湖からの源泉を引湯し内湯と併設の露天風呂に提供している。本当はこんなに温かい源泉だったのだと改めて思う。
内湯では香りは鉄の匂いが強く、明るめの鴬色に濁り、適温の源泉かけ流し温泉へと変化し、とても気持ちが良い温泉となっていた。
広い木風呂の浴槽は熱め温めの2つに分かれ、源泉投入口は茶色~緑の析出物がドロドロと付着し、温泉の濃厚さを表していた。
併設の露天風呂も同様で、支笏湖を眺めながら入る少し熱めの温泉はゆったりと気持ち良く、此処で満足できるのか遠く離れた外のぬるい露天風呂へ入りに来る人はわずかだった。
おそらく館内の温泉からでも、展望ロビーからでも朝陽は臨めるだろう。
晴れた日の支笏湖は水鏡となり、残雪の山を映し、公園には雪の上を鹿が餌を探し求め出歩いていた。
これらの風景を臨められ、しかも湖と直結している温泉を持つ宿というのは珍しく、おそらく此処だけでは無いだろうか?
アクセス例:札幌空港及びJR千歳駅より路線バスで支笏湖バスターミナル下車し、送迎あり。
2023-04-16 17:27:54に投稿