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古遠部温泉 (青森県)

sro201

by sro201 (温泉上級) 2019/12/03

評価:

5

トド寝の聖地 古遠部

古遠部温泉

風呂についてだけ書こうと思う。
浴室入り口の真正面の壁から
大量の温泉水が長方形の浴槽に給湯されている。
縦に長い浴槽の表面を、波打つようにお湯が流れ、
給湯側の反対にある浴槽の排水部位から大量に流れ出ている。
この光景が源泉かけ流しの基本形だ、なんて思ったりすると、
他の温泉では期待外れを連発することになるのだろう。
湯温は43℃ほどか。泉質の影響もあって、長湯はできない。
でも、いいお湯だからつい長風呂をしてしまう。
それで、湯疲れの身体を休めるために浴室の床に身体を伸ばし、
流れる温泉水に浸りながら休息をとるのだな。
この気持ちよさは、他ではなかなか味わうことができない。

古遠部のトド寝ポイントは、温泉水が排出される浴槽短辺部位と、
浴室の排水口に向かって温泉水が流れていく
浴槽長辺部位に沿っての2か所がある。
短辺部が2名、長辺部が4名はトド寝が可能だ。

ただ、ひとつ問題がある。
浴槽短辺部の奥、浴室入り口側に洗い場があるのだ。
浴槽長辺部位で横になっていると、
シャワーを使った人の石鹸交じりの廃水が
温泉水と一緒に流れてくる。
時代の要請で洗い場設備を設置したのだろうが、
レイアウトが良くない。
浴室の排水口側に作るべきだったろうと思う。

まぁ、それはともかく、
温泉好きな人やこれから温泉好きになりたい人は、
一度は行ってみるべき温泉地だ。
寒い時期の方がここの風呂を堪能できると思われる。


乳頭温泉郷 大釜温泉 (秋田県)

sro201

by sro201 (温泉上級) 2019/12/02

評価:

2.6

大釜温泉

乳頭温泉郷 大釜温泉

1970年代に火災に遭って、
その後由利本荘の廃校になった小学校の校舎を
譲り受けて再建したという。
風呂は、男女共に、内湯から露天に続いている1か所のみ。
浴槽は、内湯1、露天1、2の3つがある。内湯1と露天1はかなり熱い。
湯温は46℃ほどか。露天2が41℃ほどで入りやすい。
温泉成分表を見ると、「酸性含ヒ素ナトリウム塩化物硫酸塩泉」とある。
訪問時、お湯の色は黒ずんでおり、浴感もかなりの澱みを感じた。
次回の訪問は、乳頭めぐりビギナーを案内するときだと思われる。


掛落林温泉 あすなろ温泉旅館(休業中) (青森県)

sro201

by sro201 (温泉上級) 2019/12/02

評価:

5

うわさのあすなろ温泉

噂にはさんざん聞いていた、
青森五所川原の南、あすなろ温泉に2019年9月末に、
やっと宿泊訪問することができた。
似たような名前の温泉が青森には数軒あって、
予約の際には注意が必要だ。

当日は、すっかり暗くなってからの到着で、
曲がり角の道路標識を見逃してしまい、
近くで少々うろうろしてしまった。
駐車場から母屋に向かうと、宿の建屋に入る前から
すでに例の津軽臭に加えて石油臭の混じった湯の香が漂ってくる。
フロントで1泊朝食付の宿泊料金を前払いし、
大浴場と反対側に廊下を移動して一番奥の客室へ向かう。
5つ並んである客室の中で、
廊下つきあたりのこの部屋が風呂も部屋も一番広い。
部屋に入ると、かなり強烈な温泉臭が充満している。
あれはもう湯の香とは呼べない。
新潟新津温泉、東鳴子高友旅館の黒湯、
それらに匹敵するアブラ臭だ。部屋の内風呂はかなり広い。
浴槽も、知らない人3人と並んで入れるぐらい大きい。
その湯船に、蛇口からなみなみと温泉水が投入されている。
ほぼ同じ量の加水用冷水も、もう一つの蛇口から投入されている。
湯温は39℃。到着早々、部屋風呂に2時間長湯してしまった。

その後、PM10:00を回った頃、
日帰り客のいなくなった大浴場へ行ってみた。
大浴槽は44℃ぐらいで、小浴槽は41℃といったところか。
そこに在ることを知らないと、
夜では恐らく行き着けないと思われる露天風呂、
これが40℃で絶妙な湯温だった。露天から出たり入ったりで、
気が付いたら日付の変わるところだった。

部屋に戻り、掛布団の上に横になったら、
5秒もしないうちに意識が消えた。
翌朝は、5:00から部屋風呂にまたもや2時間浸かり、
朝食後露天に1時間入ったのちにチェックアウトした。

一晩かけて、ゆっくりゆっくり部屋風呂に源泉を注ぎ込み、
湯温を42℃ぐらいに調整して、
加水なしの源泉アブラ臭入浴を楽しむのが
ここの宿泊者特典の楽しみ方と聞いてはいた。
しかし、数年前に、東鳴子高友の黒湯で長湯をし過ぎて、
胃けいれんを起こしかけたことがあり、
今回は大事を取って加水入浴に留めた。
それでも、充分にあすなろ温泉の実力を堪能できた。



湯田中温泉 よろづや (長野県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2019/11/27

評価:

4

とにかく清潔さが気持ち良い

2019.11月、日帰り入浴ができるかどうかを確認。不定休と言うか、宿泊客が多い日は日帰り入浴は中止になる日が多いらしい。15時~18時の時間帯での利用となる。
湯田中温泉の湯巡り手形を購入すると、1200円で3軒の宿の入浴ができる。しかし、よろづやさんだけへ行くと、1軒だけでもタオル付き入浴料が1300円という値段だった。あれえ~タオル付きだからかな?
有名な桃山風呂は女性用で、男性はしののめ風呂になっているので、男性は残念ながら宿泊しないと、桃山風呂の方には入られないようである。

大庭園露天風呂は大浴場の立派な建築の前にあり、まるで池の鯉ではないが、湯滝もある広い露天風呂に浸かり、立派な御殿の様な大浴場の本格木造建築を、仰ぎみるための風呂である。
夜間はライトアップされ幻想的になり、この露天風呂は夜入る方が風格があり良いように思う。
湯底は、平べったくツルっとした真っ黒い那知石が敷き詰められている。
よろづやさんの浴場は、本当に清潔に管理されていて驚くばかりだ。
なので勿論広い露天風呂であってさえ、湯底のヌルツキを心配する事は無い。虫の心配もだ。庭園風なので、若干の落ち葉はあるかも知れないが印象にない位だ。
今回は、露天風呂にある仕切りはされてなく全面開放であったが、多分もっと寒くなると仕切られ一部は閉鎖されるようだ。
湯滝からドバドバと源泉が投入され、冬季の露天風呂であっても適温に調整された湯は、大変気持ち良い。

内湯大浴場の桃山風呂は、ご存知の通り大きな大きな楕円形。レトロタイル造りというところが凄い。
こちらも勿論、タイルのヌメヌメ感は全く無く、良く清掃されていて気持ち良く浸かれる。
ただ、源泉投入口が近しい一箇所なので、この広い湯船を均等に温める事はできず、ぬるい部分があったりして、湯温がまだらなのである。浴室も超広いので、冬は湯口に行ってしまう。他に温泉蒸し風呂もある。

更衣室も立派な木造建築で、梁や天井にはお札が一杯貼られている。飲み水やアメニティは万全に揃えられており快適だ。
以前宿泊した際には、夕食時に従業員さんが浴室の清掃に来られていたのに感心したが、なかなかここまで清潔管理して下さっている宿は少ないのでは無いだろうか?
湯田中温泉は1350年前以上に発見された温泉だそうで、それを大切に守っていらっしゃるお宿の心意気を感じる温泉である。御蔭で私達は気持ち良く入浴させて頂いている。

私は宿泊時は、本館前にあるホテルアネックスを利用。リーズナブルながら温泉は本館の大浴場を利用できるので、お得感があり快適でもある。 アクセス例:長野電鉄湯田中駅より徒歩15分程だが、宿泊時は送迎もして貰える。

地獄谷温泉 後楽館 (長野県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2019/11/27

評価:

2

間近で猿が飲泉を・・

2019.11月。日帰り利用。宿泊も考えた宿だったが、電話はなかなか出ないし、やっと通じたかと思ったら、1人1泊2食で17000円と言われ止めた。結果的には正解だった。
まず、モンキーパークの入り口からは地道を30分程歩かなければならない。平坦とは言え、この道をキャリーケースを引っ張っては歩けない。
そして、温泉だ。
混浴露天風呂は、工事中の人や観光客で丸見えの場所にある。
足湯だけでもしようかと覗いたら、何と猿が何匹も湯船の周りにいる。飲泉をしている!
かと思いきや、湯船の淵を思い切りダッシュで駆け抜けて行く猿が何匹も。ノミ採りをし合っている猿も。
イヤア。コンクリートの清潔感に欠ける湯船に、お猿さんと一緒に浸かるかも知れない事になるのかもと思ったら、私は遠慮する。更にみんなから丸見えなのだ。

前回、湯の色が紺鼠色をしていて、とっても気になった内湯はというと、今回は湯を入れたばかりのためか透明だった。しかし、湯の花?だか汚れ?だか判らない様な茶色のボボけた物が浮かんで来る。何だがっかり。あの神秘的な紺色の湯に入りたかったな。
浴室は木造、湯船も朽ちた木造で雰囲気は良いのだが、何故だかガラス窓が2段もあって、外が見える様になっている。と言う事は外からも裸体が見える。
これは落ち着かない。出たり入ったりする時にいちいち確認しなければならない。それでなくとも、前の川は工事している事が多いし、モンキーパークへの人通りも多いのに。

日帰りでは、女性専用の露天風呂がどこにあるのかも解らなかった。
管理人様が書かれているような犬臭さは、今は全く感じられずだったが、とにかく御主人が電話でも日帰りの受付でも、何故かなかなか出て来なくて、この日も外人客が待っていたので、ベルを鳴らし大声で叫んで呼んだ。
以前は外にトイレが在ったが、無くなったのか、看板を外しているだけなのか解らなかったので、結局トイレも使えなかった。日帰り入浴料これで800円。入浴時間12時前頃~。

アクセス例:長野電鉄湯田中駅より、路線バスモンキーパークもしくは志賀高原方面行でモンキーパークバス停下車後徒歩30~40分程。  冬季JR長野駅よりモンキーパーク直行バスあり。

熊の湯温泉 熊の湯温泉ホテル (長野県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2019/11/27

評価:

3

硫黄が肌に刺激的過ぎるかも

2019.11月、日帰り利用。やはりグリーンの色に惹かれる。それと前回入浴後、かなり肌が痒くなり堪らなかったが、それは体調のせいであったのかどうかも確かめたくてやって来た。
日帰り入浴時間は12時~15時半まで。料金はタオル付きで1200円とお高い。
浴室へ行くまでの通路のタイルが朱くピカピカで、ホテルに来ているなあと言う感じがする。
人も少なく、前回もそうだったがまたしても貸し切り入浴だった。

広い、本格的木造建築のどっしりとした浴室。天井も高い。その渋い茶色に包まれて、グリーンの湯は目を惹かれる。湯船も勿論木造だ。
湯の緑色は日によったり天候によったりで、若干は変化するようだ。国見温泉までの明るいグリーンではないが、濁りが無いので綺麗ではある。今日は僅かに黄茶色が入っているような感じがした。
長野では3軒だろうか?グリーンの温泉は。不思議な魔法が掛けられた湯の1つなのかな。

さあ浸かってみる。投入量は絞っているが内湯は適温で、木の湯筒の投入口は硫黄成分で白くなり、湯底にも白くパウダー状の湯華が貯まっている。
ヌルヌルは無く、さほどメタケイ酸が多い湯ではない。色で楽しむ湯だ。
硫化水素イオンがかなり多いのに、何故か硫黄の香りや玉子味が無く、ph7.5であり勿論酸っぱくは無いのだが、酸性の湯の様な感じを受ける。
泉質表示は含硫黄が一番先に来ており、それだけかなり硫黄が多いと言う事で、刺激的な湯になっているようだ。(何故硫黄の香りや味が感じられないのかは私には解らない領域だ)

さて前回気になっていた痒み。だが今回、浸かっていても痒くなって来なかったので、やはりあの時は体調不良もあったのだろうと思い、露天風呂へ向かおうとした。
ここで、何だかピリッとしたものを感じる。ん?と思い乍ら露天風呂へ。
露天風呂は男女で日替わりとなっており、前回は木風呂だったが今回は広めの岩風呂。
小さな滝も造られている庭園風露天風呂だった。
しかしぬるい。それよりも、木の粒や小さな虫の死骸等が湯船の淵を取り囲んでおり、投入量が少ないのでなかなか流れて行ってくれないのが、気になった。
だが浸かっていても痒みは感じない。で、上がって移動する時になるとまた何だかピリピリとしてくる。
ふぅ~む・・空気に触れると何かと何かが反応して痒いのか?

前回の様に堪らなく痒くなって来たら困るので、せっせと身体を洗い、シャワーで入念に流した。
これでほぼほぼ治まった感じだったが、温泉に入って流して出るという事は無い事だった。
やはり硫黄がかなり強烈なのだろう。肌が敏感な方にはちょっときつ過ぎるかも。

アクセス例:長野電鉄湯田中駅より路線バス熊の湯・ほたる温泉行きで熊の湯下車。

渋温泉 共同湯 (長野県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2019/11/27

評価:

4

日帰りなら大湯には入れます

2019.11月。角間温泉越後屋さんへ宿泊し向かったので、10時~16時の間に観光協会で、大湯の入浴券を500円で購入し、近くの店で鍵を開けて貰っての入浴となる。
以外の外湯は渋温泉の宿に宿泊しないと、利用できない仕組みになっている。

やはり大湯は一番人気で、夕方なら尚更チェックイン後の宿泊客も詰め掛け、この時は湯の溢れだしさえなかった。
こうなって来ると、雰囲気も変わり、泉質までも落ちている様な気にもなり、何よりも気持ち良さが私は激減してしまう。源泉かけ流しの湯船で、溜り湯に入ると言うのは大変がっかりしてしまうのだ。
洗髪禁とはなっていたが、シャワーや水道が無い風呂では、どうしてもかけ湯や洗体で、湯船からの湯は使われ減って行く。人が多いと、高温泉では投入量が絞られているため、湯量がおっつかないのだ。

更に大湯は、他の外湯に比べてそれ程も熱くない。加水せず、鄙びた木造の湯舟から仕切りを越え、淵を越え溢れだして行く湯を眺めながら入る大湯は、大変気持ちが良いものだ。
黄みを帯びた濃い濁り湯。泉質の良さが染み入って来る。1人でぼぉーつとこの湯に入れた時は最高にラッキー。やはり、渋温泉に宿泊しそれを狙うしか無い。

以下は、渋・かめや旅館に宿泊し9湯巡りをした時の印象。
*一番初の湯 渋混合泉56℃加水しても浸かれなかった。木造湯舟の淵は朽ち、温泉成分で鉄状化している。温泉らしい雰囲気は良かった。

*二番笹湯 荒井源泉75.7℃どれだけ加水しても足さえ入れられず。やや緑っぽい薄濁りの湯。

*三番綿の湯(子宝の湯)混合泉56℃誰かが入った後だと思うが、浸かる事ができた。湯船のタイルが水色のため湯が青っぽく見えるが、実際は無色薄濁りの湯。

*四番竹の湯 熱の湯86.5℃の一番高温泉で多量に加水しても歯が立たず。薄暗い浴室に木造湯舟で落ち着く雰囲気だった。

*五番松の湯 熱の湯でこちらも火傷注意と書かれており、全く無理だった。無色透明の湯で明るい浴室に御影石の浴槽。

*六番目洗いの湯 大湯に次いで人気だそうで、浸かれた。長い木造の湯舟の湯底には、大きめの白い湯の花が沈んでいて、舞い上がって来る。

*七番綿の湯 浸かれた。無色透明の湯だが、タイル張りの湯底には茶色い綿ぼこりの様な湯華が沈んでいた。

*八番神明滝の湯 金気臭が漂う茶緑色の薄濁り湯で、温泉らしい湯。小さめの木造湯舟で
浸かる事ができ、気持ち良さが感じられる。大湯の前にあり比較的人気の湯。

*九番大湯霊泉 渋温泉発祥の湯 大湯と渋の混合泉60℃ 唯一日帰り外来者でも入浴可。上には足湯もあり、渋九湯では断トツ一番人気。

渋温泉に宿泊しての外湯入浴時間 6時~22時。
(1~5番はAMに入り6~8番は夜に入っているので、時間帯により評価は変わって来ると思います。大湯は冬ならいつでも加水無しで浸かれるのでは。
いずれの湯も高温泉なので、冬季の方が湯巡りを楽しめるかと思います。モンキーパークも近く、雪と石畳が似合う温泉郷)

アクセス例:長野電鉄湯田中駅より、路線バスモンキーパークまたは志賀高原行で渋温泉下車。湯田中駅より徒歩でも可能30分程。

田沢温泉 有乳湯 (長野県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2019/11/26

評価:

4

何度でも入りたい泡ベールの珠玉の共同湯

2019.11月訪問。長野の温泉で、どこの湯にもう一度入りたいかって、有乳湯だ。忘れられない気持ち良さをこの温泉は持っている。
昨年も長野の花火大会に合わせてやって来た。そして今年もその様に予定していた。
だが、台風19号の災害の為花火大会は中止になった。でも、この温泉には来たかった。
最初日帰りで来て、気に入ったのでその後は、ゆっくり何度でも入りたいために宿泊している。今回も温泉宿に宿泊しながら、3回も有乳湯に入った。

何といっても一番気持ちが良いのは、朝の一番湯だ。6時から営業で、6時に行ってもすでに必ず誰か居る。本当は5時45分位から開けているそうだ。
土日は特に1日中人がかなり多く、さすがに湯も少々汚れる様な感じがあるので、できれば人の少ない時が良い。

蛇口に陣取りはしないが、湯口付近には浸かる。空いていなければ様子を見乍ら、空いたらさり気無く直ぐ行く。
2~3分浸かっていると、全身が薄青くベールで包まれて来る。ベールはヌルヌルだ。40℃~41℃位の湯はゆっくり浸かれる。
源泉はドバドバと投入されており、その音も小気味よく、湯船全体の淵から溢れ出ている湯を見るのも心地良い。
湯底のタイルはここも水色。綺麗な湯には水色のタイルが良く似合う。清々しさが有るのだな。如何にも女性の湯といった感じがする。この湯の柔らかさは特別だろう。

「子宝の湯、子持ちの湯、はらみの湯」と言われ、お乳が出ない人が27日通って乳が出たという言い伝えもあり、乳幼児さんやファミリーが多い。妊婦さんも来ていた。
和気あいあいとした雰囲気もとてもいい感じの、人気の共同湯である事が良く解る。
湯疲れしない、優しく柔らかくとても気持ちの良い湯に、このサイトで出会わせて頂いた事が感謝です。

宿泊お勧めは有乳湯の隣の和泉屋旅館。源泉に一番近く、貸し切り風呂もあり、鯉料理で有名な宿で鯉の甘露煮が凄く美味しい。田沢温泉の宿は、残念ながらどこも泡付きは有りません。源泉から数十メートル離れるだけでも、残念な事に泡が付かないのですね。そしてぬるめの湯なので、冬季は加温されています。レトロなたまりや旅館も再営業されるようで、宿は4軒となります。宿泊すると有乳湯の無料券が貰えました。

アクセス例:JR上田駅より路線バスで青木バスターミナルまで。町営バスに乗り換え田沢温泉(本数はかなり少ない)

戸倉上山田温泉 戸倉観世温泉 (長野県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2019/11/26

評価:

5

目に癒されるグリーンの湯の共同湯

2019.11月訪問。長野の温泉で私が知っているグリーンの湯と言えば3軒だけ。その中の1軒で、共同湯の緑と言うのは大和温泉とここ。戸倉温泉は良い湯だが、他にもグリーンの湯はあるのだろうか?
だが考えてみると不思議なものだ。全国にもポツポツと緑の湯は在るものだが、これらは全て微妙な偶然でしか無く、神様からかけられた不思議な魔法の色。
温泉とはつくづく五感で味わうものだと思う。そして、この美しい色の湯に、何て癒されるのだろう。

湯船には、湯底の水色のタイルにライトグリーンの湯が合わさり、宮古島の海の様な色だった。 観世温泉は色が美しいだけでなく、泡付きこそ無いがヌルツキが有り、微かな硫黄の香りもある。そして何より適温だ。
広い浴場、広い湯船にグリーンの適温の湯。気持ち良い以外の何物でもない。
洗い場も広い。14基ものシャワーが並んでいる。更衣室のロッカーの数も多い。
とにかく、皆が使いやすい様に造られているのだ。
湯船にしろ、一部分は浅くなっている。寝湯という訳では無く、おそらく幼児さん達が入りやすいようにだろうと思う。
小さいが木造のぬるめの湯船もあり、源泉が違いこちらは黄茶色っぽい透明の湯だが、好みに応じて使ったり、入り比べたりするのも良い。
これで300円。当然次々と客が来る。第1・3月曜日休み。ソープ類は無く、ドライヤーは有料だった。 いいなあこんな温泉銭湯が近くにあれば。

戸倉温泉郷には多くの宿や、共同湯もいくつかあるようだ。どの湯も良いようで、近くの万葉の湯の足湯では、リンゴをかじり乍らコインランドリー待ちをしている人が「最高や」と笑っていた。横では「いい湯やなあ」とご老人がつぶやく。
他の湯も周ってみたいものだと思った。
暴れ千曲川は、今は晴れて蒼く美しく、遠く紅葉した信州の山並みが広がっていた。

アクセス例:しなの鉄道戸倉駅下車 徒歩20~25分。千曲循環バスもあるが本数は少ない。

上諏訪温泉 大和温泉 (長野県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2019/11/26

評価:

3

グリーンの湯のレトロモダンな共同浴場

2019.9月2回目の訪問。大和温泉の看板を見、ワクワクする様な気持ちで、細い路地を抜け玄関口へ。大和温泉ワールドが広がる小さな庭に、何気なく置かれている小物たち。
見回すと、番台含め前来た時とはまた少し違っている様に思う。それが楽しい。

温泉は綺麗なグリーン。細長いステンレス風呂だ。それも珍しい。
細長い浴室には、手作り木製品の椅子や石鹸入れが並び、男女の仕切りがガラスブロックでもあり、全体の雰囲気がモダンだ。

シャワーなど無いので湯船から直接湯を汲み上げかけ湯をしたり、身体を洗ったりしなければならない。
どうするんだったっけ?隣の小さな枠に溜まっている2つの、湯だが水だかの扱いを忘れてしまった。あれを使って洗髪とかをするんだったっけ?
まあいいや、とにかく浸かる。溢れだしが無く気持ち悪い。
普通は熱いので加水をしたりし、みんなでセルフ調節で入るというちょっと入りにくい温泉なのだ。人の顔色を伺ったり、尋ねてみたりしなければならないところがどうも、面倒臭いと言うか、コミュニケーションが要る温泉というか・・。
浸かったら、適温というか熱くは無かったので、湯も少ないし源泉蛇口をひねった。
何んとなく私の顔を見られたが、だって溜り湯に入るなんて気持ちが悪いじゃない。これで身体を洗ったらもっとお湯は減るんだし。
でも溢れ出さすなんて事はできないので、止めてサッサと上がった。

そつかー 前回は朝一に来たんだった。それで特に気持ち良く感じたんだった。やはり共同湯という類いの温泉は朝一に限るなあ。
大和温泉は、浴場全体が御主人の世界で演出されているのが解るような、ちょっと個性的な共同浴場である。早朝より開いている。

上諏訪駅の近くには日本酒の蔵元が5軒か6軒あり、温泉に入った後は効き酒を楽しんだり、地酒を土産に求めたりするのが楽しみでもある。

アクセス例:JR上諏訪駅より徒歩20~25分程