木漏れ日に包まれて入る秘湯情緒満点のにごり湯

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※※※※このレポートは2003年8月に訪れた時のものです※※※
駒ケ岳の麓、標高800m.の高地に位置する乳頭温泉郷の再奥に蟹場温泉はある。
この蟹場温泉の名の由来は、付近の沢に蟹が多く住むことか ら名付けられたという事。
夕食では名前にちなんで蟹鍋も出るという話。
乳頭温泉郷の中ではやはり湯が無色透明という事でなのかお客さんは少なめ。
穴場な温泉かもしれない。

旅館はどちらかというと一見国民宿舎のような山荘のような造り。
駐車場は広く、この日も沢山の車が停まっていた。
入り口へは家族連れなどが多く見られた。


入り口で料金を支払い、旅館の中を通って露天風呂への道へ出る。露天風呂への道といっても普通の旅館のような庭を通る感覚とはちょっと違う。森の中を散歩しているみたいだ。
歩いていると階段下にはかわいい湯小屋が見えてくる。
木々に包まれた木漏れ日いっぱいの露天風呂

湯小屋からはチョウチンが下がり、夜にはきっとこのチョウチンの灯りで入浴ができるのだろう。
20人ほど入れそうな大きな露天風呂へは無色透明の湯に多少白い湯の花が舞ってる。
露天風呂の隣には小さな沢もありきっと名前の由来となった沢はここのことだろうななどと考えながら森林浴を楽しんだ。
木々に囲まれ木漏れ日いっぱいのまるで森の中で入浴しているかのようなこの雰囲気は他にはなかなかないだろう。


ここではお会いした方達との会話もはずみ、乳頭温泉郷の中で一番長い時間入っていたかもしれない。
東北の温泉の話、一人旅の話など、旅人が旅の情報交換をしたりととても楽しい一時だった。
つい腰をすえたくなる気持ちのいい露天風呂だ。
利用データ
所在地 | 〒014-1204 秋田県仙北市 田沢湖田沢先達沢国有林 |
電話番号 | 0187-46-2021 |
アクセス | JR田沢湖駅より乳頭温泉行きバスで55分終点下車徒歩5分 |
WEB | https://ganibaonsen.com/ |
宿泊料金 | 1泊2食付き 9,870~14,190円 |
部屋数 | 17室 |
お風呂 | 内湯:男女各2,混浴1 |
日帰り時間 | 9:00~16:00 *日帰り入浴毎週水曜休み 800円 |
冬期閉鎖 | 通年営業 |
利用携帯 | 日帰り入浴 宿泊 |
温泉データ
分析年月日 | |
湯づかい | 源泉掛け流し |
成分量 | |
泉質 | 重曹炭酸水素泉 |
PH | 8.6 |
湧出量 | |
源泉温度 | 53.5度 |
源泉名 | 蟹場・唐子 |
移行前、クチコミで投稿していただいた画像





















































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コメント
コメント一覧 (4件)
冬場の露天風呂の風情は素晴らしい
温泉5 温泉の雰囲気5 また行きたい4 部屋3 食事2
2019年4月頃に訪問
2019,4月、日帰り入浴。乳頭温泉郷に来ればどうしても足を運んでしまう蟹場温泉。特に冬場の露天風呂の風情は素晴らしく、雪の回廊を歩き辿り着くまでワクワクし、見えた途端感嘆の声が上がる。
ただ、温泉が透明のため女性は実に入りずらい。バスタオル巻きも湯浴み着も禁じられている混浴である為、宿泊し夜間の女性専用時間帯を待ってでしか、ゆっくりとは入られない。
他に女性用の小さな露天風呂や内湯の岩風呂・木風呂が別浴室で在り、中でも木造の湯舟が一番気持ち良い。湯が新鮮で、白い大きな湯の華が沢山舞い上がって来る。木造の浴室の中は湯気が籠り、深々とした秋田らしい風情の中に、静かに身を沈めぼうーっとする。
日帰りでは数えきれない位行っているが、一度宿泊してみた事がある。
非常にがっかりしたのが、加工食品が多い食事。そして対応で、温泉へ行っている間に勝手に布団が敷かれていたり、とにかく宿の便宜上の都合で行われている事が多く、ゆったりと過ごすという事は残念ながらできなかった。どうも従業員がおらず、客の対応は簡略化されてしまっていたようだ。
改められていればいいなあと願う。折角の蟹場温泉の、他の宿には無い良さが引き立つ宿であって頂ければと思う。冬は勿論、新緑も紅葉も風情があって素晴らしい温泉である。
アクセス例:JR田沢湖駅より路線バス乳頭温泉行で終点 徒歩2分程。
2019-12-23 11:03:31に投稿
静かな冬の中で
温泉4 温泉の雰囲気4 また行きたい4 部屋0 食事0
2020年3月頃に訪問
「鶴の湯」をチェックアウト後の午前中に日帰り入浴で寄りました。
入湯料は大人600円です。平日のお昼前ですので、人も宿泊客でしょうかポツポツと少なめです。
温泉は3ヶ所(岩風呂、木風呂、露天風呂)があります。
すべてのお風呂に入浴可能ですが、別々の場所になりますので、服などをきて移動しなければなりません。
昨日の20~30cmの降雪のおかげ?目的の離れの露天風呂までの道程が、一人歩けるだけの細い道です。
不安定な足下と原生林の雪景色を観賞しつつ到着した雪深い中に佇む露天を発見した時は「おおっ!」と感動です。(嬉)
湯温は丁度良い温度でしょうか。
自然の中の露天は四季を通して様々な景色が楽しめますが、やっぱり冬ならではのホワイト色が大好きです。
湯や身体から放つ湯気、しんしんと舞い降りる雪そして積もった景色。最高の開放感です。
どのお風呂も透明感のある湯ですが、ここは比較的「湯の花」が湯の中をヒラヒラと舞っていて更に癒されました。
また冬に訪れたいと思います。
2020-03-20 12:21:27に投稿
乳頭温泉後で1番好きかも!
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2021年5月頃に訪問
蟹場温泉は濁ってないけど、湯の花がいっぱいだよ!
混浴露天も川のそばで、ゆっくり入れるけど、内湯が好きだね!
2021-05-30 06:54:38に投稿
混浴露天風呂へのアプローチがワクワク
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2022年1月頃に訪問
混浴露天風呂へのアプローチが非常にワクワク感がある蟹場温泉。
特に冬は雪のミニ回廊を通り、坂道を下りかけたところで、雪の積もった温泉が見えて来るという、痺れるシチュエーションだ。
誰も居ない訳は無い。でも細長い露天風呂だから、端の方になら入れるかな❓と思いながらいつも行ってみるのだが、ここ何年間は、オールシーズン1度も入れた事が無い。それでももしや?と思い行ってみる。
それ位、蟹場温泉の露天風呂の雰囲気は素敵で、特に冬の雪道を歩いて向かうのは、格別に秘湯感が高まる。
浅めの湯船に、透明の湯。これが女性には入られ無い要因になっている。諦めて雰囲気だけ楽しんで、内湯に向かう。
廊下を進むとまず、女性用の露天風呂が在るが、木で造られた小さめの湯船で、片側が塀になっているからだろう、やや開放感にやや欠け、雰囲気も何処にでもある露天風呂と言う感じだ。
でも誰も居ないので、雪が舞う露天風呂で雪見風呂を楽しんだ。白い大きめの湯の華が舞う。湯加減も調度良く、1人で入るなら冬は良いかも知れない。
蟹場温泉の中でも気に入っているのが木風呂。此処は全体が木造の浴場で、床は滑らない様、切込みが入った床板で造られ、湯底はクッション性が有る柔らかい板で心地良い。
そして何といっても、沢山の大きい白い湯花がフワフワと舞い上がるのが嬉しい。ここの湯の花は超特大。
ハラハラと雪が降る中、薄暗い湯小屋で静かに温泉に浸かり、窓の外を見やる。う~ん雰囲気抜群の蟹場温泉である。
ただ、日帰り入浴だけなら高評価だが、宿泊はお薦めできない。と言うのは、食事と対応に難ありだったので。どうも従業員が不足しているためらしく、そこが改善できれば素敵な温泉宿になるのだけれど・・。
アクセス例:JR田沢湖駅より乳頭温泉行バスで終点蟹場温泉下車。
2022-02-23 22:20:00に投稿