イメージどおりの秘湯の旅館とダイナミックな露天風呂

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※※※※このレポートは2004年7月に訪れた時のものです※※※
★★★2016年7月火事で全焼し、2018年6月より宿泊棟再建の為女性の天狗風呂内湯、混浴露天風呂が当分の間使用できなくなり、男女別大露天風呂のみ入浴可能だという事です。訪問する際にはご自身で現在の状況をご確認ください★★★
★★★2019年4月15日より宿泊再開されたそうです!!★★★
泥湯温泉へ訪れたのは3回目。1回目は日帰り、2回目は中山荘へ宿泊、3回目やっと奥山旅館への宿泊となった。
旅館の周りへは地獄が広がり、泥湯温泉全てが一つの宿かと思うような深い茶色の木造で統一されている。
温泉街の雰囲気がここまで好きな雰囲気の所はなかなかない。
泥湯温泉は明治の宿として歴史は古く、昔から伝わる天狗の言い伝えがある。天狗が乙女の為に入りやすいよう色を変えたという話。
地獄の泥がゴボゴボいっているところを見ていると何故泥湯と地名がついたか頷ける。


【地獄で温泉】
宿の横へは地獄が広がり、モクモクと湯気がたちこめる。ここの源泉で以前温泉卵を茹でたが、なんとビックリ!真っ黒に茹で上がり、何処で茹でたよりもおいしい温泉卵ができあがった!おいしかった~
v(=∩_∩=)
別館 1泊9600円1部屋2名宿泊 2食付


今回は急遽予約した為、最後に残っていた部屋、別館の1室への宿泊となった。窓からはお花畑が見えとても綺麗なのだが何故かい心地が悪い・・・。落ち着かない・・。

【大野天風呂 男女別】
この時は台風が直撃で野天風呂はぬるくて入れませんとの事だった。しか~し!私達はせっかく来たのだからと入浴。ちょっとぬるかったが入れないという程ではなかった。
泉質は濃いわけではないが硫黄臭がし、なかなかd(_・) グッド! な湯だった。
景色も良く、これでもう少し温かかったら最高だっただろう。
昔、大野天風呂は混浴だった。その後仕切りが出来、それでも真ん中はあいていたが中途半端でかえって良くなかった。たぶんそういった事があってキッチリ仕切りをつけたのだろう。
前の中途半端より良くなったと思う。

湯へ浸かりながら見える景色は綺麗な緑の草や木、そして地獄の白い砂。湯船は綺麗に白濁し40人ほど入れそうな広さ。



【天狗の湯 露天風呂:混2 内湯:男女別】
大野天風呂とは別に別館からつながっている内湯と露天風呂がある。
今回別館へ宿泊したが唯一の利点はそこだ。夜入りに行くのが楽でよかった。
脱衣所から入ると4人で丁度いい大きさの木造の四角い湯船がある。その横より階段があり、上へ行くと右写真のようなもう少し大きく6人ほど入れる似たような湯船がある。
この時は台風の影響で上の湯船は入る事ができなかった。シャワー、カランは2つ、シャンプーも備え付けてある。シャワーなどが設置されているのはここだけだった。





【露天風呂 混2】
台風の影響で泥がまじり、にごり湯のようになっていたが本当は透明。湯口からは泥がまじり増水の為ものすごい勢いで湯が流れ込んでいた。
しかし熱すぎて長湯ができない・・。ホースで水を入れながらの入浴となった。

夜はこの露天風呂の前が左写真のようにライトアップされる。昼間の景色は森林浴といった感じで開放感はないが目の前の山に沿って木々が生い茂るのを眺める事ができる。 |
夜になるとその木々が白熱灯でライトアップされ、幻想的な雰囲気を楽しめる。
屋根は新設されたようで、以前来た時の物とは違う綺麗な屋根になっていた。ライトも和風のライトが設置されていた。私はちょっとライトが立派すぎる・・・。
もっと素朴なライトがいいな、などと小さい事が気になった^^;


【本館内】
本館の方は別館より立派が感じがした。別館の張りぼてぐあいの壁や扉に対して雰囲気造りがされていた。
と言っても本館の部屋などは見ていないので詳しい事はわからない。入り口や食堂周辺の雰囲気を言ったまでの話。
入り口のロビーへは夏だというのに暖房が置いてあったり物がところせましと並んでいる。

食事は大広間で皆並んでいただく。隣との距離が近いので隣の人と話がはずんだりもする。入替えせいなのか、端の方にいた団体が食べ終わった後、すぐに片付けて他の家族がすわっていた。なんとも不思議に思った。
あと、疑問に思ったのがご飯が出てこない!いつまで待っても出てこない・・・。
おかしいな、と思い、待ちかねて従業員の人を呼びにいくと「ご飯とお味噌汁は希望のある人のみお出しします」との事・・・。こんなの初めて。



ご飯は十分満足できる量と質。
煮つけがイジョ~に甘かったのを覗けば言う事はない。
でもご飯でものすごく待たされた事もあってどうも気分が良くない。案内をする時に説明するべきではないのか・・・。とそんな事が気になってしまう。
食事全般は山の物というわけではなく魚中心だった。宿泊料金を考えるとメニュ-は大満足の品だと思う。




【岩風呂 混】
宿泊者のみ入る事のできる岩風呂。
木の深みのある色と大きな岩を組み合わせた造りは雰囲気が良く、入っていて和む空間だった。岩の大きさと岩がある高さを考えるともしかして昔は露天風呂だったのを無理やり周りに建物を造ったのかな・・・と思えるような不思議なつくりだった。この岩風呂はものすごく気に入った。
後は湯船が木造だったらパーフェクト!!なんて言ったらわがままかな?


泥湯温泉はものすごくセンスがあり、町(村?)全体が統一された温泉街では貴重なほどすばらしいところだと思う。湯がすばらしい宿は湯に頼り湯に甘えてしまうがここ、泥湯温泉は湯がすばらしいのにもかかわらず街づくり、露天風呂の造りが凝ったものとなっている。
町を活性化させるのに他の温泉街にも見習ってほしいと思う。
ただ、一つ言ってしまうと有名になったせいか接客があまりよくない。
昔訪れた時とは明らかな違いをその後訪れた2回とも感じてしまったのが残念に思う。昔はどちらかというと人のあたたかみを感じられるような接客だったのが、2回目は日帰り客への態度の悪さと今回宿泊の時の事務的な感じ。
気に入っていただけにとても残念すぎる接客だった。しかしながら、昔ご主人と屋台で楽しく過ごした一時が私は忘れられない事もあり、間違いなくまた訪れると思う。
利用データ
所在地 | 〒019-0404 秋田県湯沢市高松泥湯沢25 |
電話番号 | 0183-79-3021 |
アクセス | JR奥羽本線 湯沢駅から泥湯温泉行きバスでいこいの村下車※冬季はいこいの村より送迎有 |
WEB | http://www.doroyu.com/ |
宿泊料金 | 1泊2食付き13,860円〜 |
部屋数 | |
お風呂 | |
日帰り時間 | 10:30~14:30(※受付13:30まで) 大人800円 子供500円 |
冬期閉鎖 | 通年営業 |
利用携帯 | 日帰り入浴 宿泊 |
温泉データ
分析年月日 | |
湯づかい | 源泉掛け流し |
成分量 | |
泉質 | 硫化水素泉/単純硫黄泉 |
PH | 7.1 |
湧出量 | |
源泉温度 | 74.0度(使用温度54.0度) |
源泉名 | 泥湯温泉(新湯) |

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