レトロ感が凄い!濃厚でパンチのあるお湯で愛される温泉

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※※※※このレポートは2005年9月に訪れたものです※※※※
歴史は古く1300年前からの古湯、湯治場として愛され続け、未だにその面影を残す温泉津温泉 元湯
今だにその泉質の良さとレトロな空間に惹かれ訪れる人は絶えない。
温泉街も江戸時代を思わせるような昔ながらの素朴な色合いで統一感があり下駄に浴衣でブラブラと温泉巡りをしたくなる。


私が訪れたのは観光シーズン真っ只中。
そんなシーズンで温泉街へは人が多く賑わいをみせる。
共同浴場の前には駐車場があり、車もほぼ満杯状態。


浴室も混んでいるんだろうな、と思いつつ中へと入ると来客は3人ほど。
思ったよりは空いていた。
元湯は地元の方の毎日のお風呂としても使用されている町の大事な温泉。
地元の方のお風呂道具を奥棚が別に設置されている。
町の歴史を懐古する 時の止まった浴室

端は熱めの湯、真ん中ぬるめの湯、また端は座り湯。ほとんどの人が真ん中へ入る為、真ん中だけ混雑している。
観光で来ているのおばちゃんが輪になって大きな声で変な話をしていた。
こっちの湯口側の浴槽にはないのに真ん中には白い浮遊物がある・・・という話し。
一人のおばちゃんが「それはティッシュだよ」と言う。「おしりを洗わずに入る若者が多いから」と話はどんどん盛り上がる。
私は頭の中で「もしも~し?この湯の花の事を言っているのか??」と思いつつ、教える事もできずに話に耳をダンボ。「そうそうこの前も服脱いでそのままドボンと入った若い子がいてさ~」
と私が入っている30分、その話は尽きる事がなかった。
それにしても湯の花をティッシュと思うなんておばちゃんの想像力はすごい。


湯口は析出物で原型がわからないほどコテコテ。
床は茶色に染まり、もちろんシャワーなどはなく水道があるのみ。
元湯は薬師湯よりも熱い湯。緑がかっていて源泉はほとんど薬師湯と似た感じの鉄味+塩味。


ここまでレトロな空間がそのまま残されている共同浴場は希少価値が高い。
いつまでも変わらないであってほしいすばらしい共同浴場だった。
利用データ
所在地 | 〒699-2501 島根県大田市温泉津町温泉津ロ208-1 |
電話番号 | 0855-65-2052 |
アクセス | JR山陰本線温泉津駅より町内フリーバス5分、元湯温泉前より徒歩約20分 |
WEB | https://www.iwami.or.jp/syunotsu/ |
宿泊料金 | 宿泊不可 |
部屋数 | |
お風呂 | 内湯:男女各1 |
日帰り時間 | 3月~11月 6:00~20:00(最終受付 19:30) 12月~2月 6:00~19:00(最終受付 18:30) 毎月第3月曜日 6:00~15:00(最終受付 14:30) ※第3月曜日が祝日の場合は翌日が短縮営業日となります。 定休日:毎年11月 第3月曜日 無料開放日:毎年7月7日 医王山温光寺薬師如来御例祭(お薬師さん祭) 大人 中学生以上 500円 小人 1歳以上~小学生以下 250円 入浴券 10枚/束 4,000円 ※1時間以内 |
冬期閉鎖 | 通年営業 |
利用携帯 | 日帰り入浴 |
温泉データ
分析年月日 | |
湯づかい | 源泉掛け流し |
成分量 | |
泉質 | ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 |
PH | |
湧出量 | |
源泉温度 | 49.6度 |
源泉名 | 元湯温泉 |
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コメント
コメント一覧 (3件)
地元のおっちゃんと
温泉5温泉の雰囲気5また行きたい5
2021年6月頃に訪問
温泉津、地元のおっちゃん、おばちゃんと入れる温泉!
こっちの方が薬師湯より好きだな!
2021-11-13 06:31:02に投稿
鄙びた街のガツンと来る温泉
温泉5温泉の雰囲気5また行きたい5
2020年1月頃に訪問
かれこれ20回以上行ってます。
駐車場を見ると薬師湯は県外、元湯は地元ナンバーの割合が高いです。
温泉に出たり入ったりを繰り返しますが、湯の温度が高いので休憩する時間が長くなります。
それでももう一度浸かりたくなるので、結果的に1時間はすぐに過ぎてしまうほど。
石見地方の湯めぐりの締め湯として最高です。
2020-04-04 13:22:40に投稿
キューッと激熱、気合で入る湯
温泉5温泉の雰囲気4また行きたい5
2017年6月頃に訪問
2017.6月利用。温泉津温泉と言えば元湯。元湯と言えば超超激熱温泉。私はこの温泉へ入れた御蔭で、他の43℃の温泉ならどこでも、恐れず入れるようになった。
入れた御蔭と言うのは、番台のオバサンの御蔭。初めて行くと必ずや声をかけてくれる。
「アンタ初めてか?何杯も何杯もかけ湯して。思い切って入る。気合や気合!入れる!絶対入れる!」という物凄い気合で励ましてくれた。
初回その言葉を胸に刻み挑戦。ウワァツッ!!湯船の淵に陣取り、かけ湯を続け乍らそおっと足だけ入れてみる。ウワアオ無理無理。
横で入っている方々を恨めしそうな目で見乍ら、何でこんな熱い湯に入れるかが不思議であった。洗い場で身体を真っ赤にしながら、足を伸ばしているおばちゃん。しばらく休むとまた熱い方の湯船に入って行く。そんなに身体を真っ赤にしながらも。
丸い湯温計は46℃を指している。ぬるいと書いてあるだけで、全くぬるく無い湯船の隅っこで、この温泉と一人格闘していた。ぬるい側の端は寝湯になっていて、そこへ何とかどうにか身体を横たえるまで行った私頑張れ。
ウ~~ン。湯に浸かった体にキューッ!と温泉が染み入るのを感じる。アツイ気持ちいいアツイでも気持ちいい。今までどこの温泉にもなかったようなパワーを感じる。
そうだわこれは‟唐辛子の湯”だわ。とてもじゃないが1分と浸かれるかどうかだが、その気持ち良さは病みつきになる。
脱衣所では「この湯でないと」と、車で毎日通って来るという方がいた。何んとなく解らないでもないが・・自前の洗面器がずらっと並んでおり、多くのファンを抱えているのが解る。
2度目行った時には、番台のオバチャンが「入れる!身体が覚えてる!」と、また物凄い気合をかけてくれた。ホンマか・・と思いながらも、その言葉を自身に言い聞かせ頑張った。
信じる者こそ救われる。確かに初回より入りやすかったというか、入れたという事が自信になっていたように思う。
ただの熱いだけの温泉ではない。入ってこそ身体が感じるパワーある温泉だ。是非浸かってみて頂きたい。
そして番台のオバチャンの下、修行すれば必ずや高温泉も苦手で無くなる事請け合いである。
元湯の前にある、こちらもレトロな長命館は、元湯を外湯として持ち管理しているのだが、宿泊しても1日1回しか無料で元湯を使わせて貰えない。それ以上は有料となるという何ともケチクサイ宿であった。
情緒ある温泉津温泉街については、薬師の湯の口コミをご覧になって頂ければと思います。
アクセス例:JR温泉津温泉駅より徒歩15分程
2019-07-01 22:42:06に投稿