地域の湯として愛され続ける間欠泉がある鉄系湯のお宿

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※※※※このレポートは2005年5月に訪れたものです※※※※
昔、林の中に鉄色の湯が湧いているところを発見。そのすぐ横へ鉄がまを置き地域の湯として愛されてきた温泉。
その後ボーリングにより間欠泉となり、しばらくの間は近くの施設へ引いていたが衛生上の問題で断念。
その時、木部谷温泉 松の湯を旅館として営業しようという話になったという。
宣伝などは何もしていないがやはり泉質の良さに人は惹きつけられるもの。
今では地元の方や口コミで集まった人々で賑わっている。


大自然に囲まれる木部谷温泉、建物は本館、別館、旧舘の3つに別れ、本館へは食事何処とお風呂のみで宿泊はできないようだ。私たちが到着したのは夜18時。
まだ日帰り客が結構訪れていた。夕方17時を過ぎた頃、女将さんより心配の電話をいただいた。「急いで行きますので!」というと元気いっぱいに「待っているから気をつけてね!」と言ってくれた。


到着するとそのまま部屋へ案内をしていただいた。
私たちの宿泊場所は別館。最近建てたものなのか新しい建物だ。
その奥へ矢印で旧舘と書いてある。旧舘の場合、少しばかり料金が安めに設定されている。建物を確認しに行かなかったのでどんな建物なのかは不明。
1泊2食付 GW 別館宿泊 7000円 6畳+洗面所1畳ほど+トイレ(洋式 ウォシュレット付)

GWだというのにかなりの安値で泊まる事ができた。
部屋は隅々まで綺麗で畳も新しくまだ緑がかった色をしている。新しいだけあり設備も万端。
トイレはウォシュレット付き、テレビ、電話もあり洗面所も別のエリアにきちんと設置されている。
ただ自然が多い為夜は虫がすごい。間違えて窓を開けると部屋中が虫だらけになり眠れないほど。これにはご注意を。







食事はとてもおいしく、家庭的な温かいもの。
じゃがいもを湯がいて作った酢の物や煮物、猪の鍋や近くの川で採れた鮎の塩焼きなど女将さんが手間をかけて地のものを使用して作った料理の数々。
「うちは天ぷらのようなものはないけど、ここでしか味わえないものをおいしく食べてもらえるようにと思って作っているのよ」と女将さん。
味はというと全てがおいしい。味付けは上品な薄めの味であっという間に平らげてしまった。






こちらの本館は20時になると閉まってしまう為、飲み物などが20時以降は買うことができない。
20時前までに買っておく必要がある。
私たちは夜の10時に急に飲みたくなり、ビール探しの旅へと出ることに・・・。
幸い20分ほど走ったとことにお酒の販売機が。というかそこまでして飲みたいのか、と自分でも驚いた。
地域の湯として親しまれた成分豊かな古湯

こちらの入浴時間は19時30分まで。私たちが到着したのは18時30分。食事は18時。
これはもう食事を諦めるかお風呂をあきらめるか・・と思っていたところ、女将さんに「お風呂入っておいで、ご飯は待ってるから」とやさしい言葉をいただき、遠慮なくお風呂をゆっくり浸からせていただいた。19時半までというのが、深夜お風呂に入りたい私にはちょっと辛かったがそれでもぬるめの湯へゆっくり浸かる事ができ満足だった。
湯船へは茶色く酸化した湯が溜まっている。そこへ鉱泉を投入。味は新鮮な薄い鉄味。もちろん新鮮なだけに湯口から出る湯は透明だ。



鉱泉は好きなだけ掛け流しながら入浴できる。
しかし出しすぎるとぬるくなってしまう為、蒸気で加熱しつつ投入。贅沢な使い方だ。シャワー・カランはあるがシャンプ-などの備品はない。



お風呂へは開始時間丁度の7時30分へ行き、あがってそのまま食堂へ。 朝ごはんも目玉焼きを中心とした家庭的なもの。程よい量が丁度良くおいしくいただいた。 そして毎度の事ながら朝のコーヒーを頼む。 |
コーヒーをゆっくり飲んでいると女将さんが来て、裏にある間欠泉の事を話してくれた。
25分おきに吹き上がる間欠泉の湯出量は毎分にすると200リットル、20軒の宿ができると言われたのよ、との事。
まぁ20軒は言い過ぎではあるがかなりの湯出量があるのはたしか。早速見に行ってみる事に。


本館脇には飲泉所がある。飲泉所は木部谷温泉の敷地内に2箇所。喉が渇いているわけでもないのに目の前にあるとついつい飲んでしまう。
その飲泉所から遊歩道を30メートルほど上にあがって行くと間欠泉がある広場へと到着。


間欠泉の広場は結構広く、ベンチも設置されていた。しかし雨、、座る事ができない。
早く吹き出して・・・と思っていると約5分ほどでボコボコ・・と吹き出しはじめた。
25分置きに吹き上がる間欠泉が5分で吹き出し始めるのはかなり運がいいほうだろう。


間欠泉は一番高い位置で約2メートルほど上がり、山形県の広河原温泉を思い出した。
この新鮮な湯に飛び込みたい・・・そんな衝動を抑えながら最後まで見続けた。
≪木部谷温泉の良いところ≫
まず部屋。広くて新しくて綺麗。そして食事。女将さんの温かい料理は最高においしかった。女将さんのやさしく元気の良い人柄もすばらしい。
≪木部谷温泉の良くなかったところ≫
入浴時間が19時半までという点。加熱の為しかたがないのだが、せめて21時ぐらいまで入れたら嬉しいな・・・と思う。夜もう少し遅くまで入浴できたら満点な御宿!
利用データ
所在地 | 〒699-5307 島根県鹿足郡吉賀町木部谷530 |
電話番号 | 0856-79-2617 |
アクセス | JR山口線日原駅から六日市交通バス六日市行きで35分、木部谷橋下車、徒歩3分 |
WEB | https://www.instagram.com/kibedani.onsen_matsunoyu?igsh=MXc0dHRvem8zeXh3Mw==&utm_source=qr |
宿泊料金 | 現在休業中 |
部屋数 | |
お風呂 | |
日帰り時間 | 10:00~16:00 大人 600円、子ども(13歳未満)300円、3歳未満無料 |
冬期閉鎖 | 通年営業 |
利用携帯 | 日帰り入浴 |
温泉データ
分析年月日 | |
湯づかい | 源泉掛け流し, 加温 |
成分量 | |
泉質 | 含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物・炭化水素塩泉 |
PH | 6.5 |
湧出量 | 200L/分 |
源泉温度 | 20.7度 |
源泉名 | 木部谷温泉 |
移行前、クチコミで投稿していただいた画像

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コメント
コメント一覧 (1件)
思い出
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単純にボルケーノが面白いです。
もっと高さがあればなぁ。
2019-10-10 06:58:02に投稿