小さい浴槽へドバドバと注がれるぬるめの湯

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※※※※このレポートは2015年5月に訪れたものです※※※※
新平湯温泉にある旅館藤屋。周辺の旅館の中でも趣のある建物だと思います。
本館は築40年の建物、食事処は築200年の歴史のある建物で、松を使った本来の飛騨の家とのこと。
現在のご主人が十何代目かの百姓だったそうで、皆この建物へ住んでいたそうです。


看板なども年期が入っていて素敵です。




入口から入ると、館内は暗く誰もいないかのようにシーンとしていました。(写真は明るく調節してあるため明るいですが)
声をかけてもなかなかでてきません。
何度か声をかけているとやっと女将さんらしき方が出てきてくれました。
受付の手続きを済ませて、部屋へ案内してもらいます。
「荷物1個ぐらいもってあげようか?」と言われ 「・・・・」な私たち(^^;)
「それではこれ一つお願いしてもいいですか」とお願いしました。
きっと荷物を運ぶというサービスは基本ない旅館なのでしょうね。
1泊2食付1人13000円 幼児2000円 8畳+8畳+広縁+床の間 トイレ、洗面付

まず、宿泊する前に問い合わせで最近では恒例になってきた「赤ちゃん確認」をさせていただきました。
・赤ちゃんが泣いても大丈夫な部屋
・赤ちゃんと添い寝ができること
・赤ちゃんを寝せた後別の部屋でくつろげるようなつくり(次の間があるなど)
・赤ちゃんが入れる貸し切り風呂がある、または部屋に温泉が付いている
実際、今現在が閑散期なので今日は私たちの他に1組しかいないという事で大丈夫でしたが、違う時期だったらちょっと赤ちゃん連れには厳しいかな~というような気がします。
部屋と部屋の壁もそんなに厚くなさそうだし夜泣いた時は結構ヒヤヒヤ(^^;)
しかしこの部屋、なんかくつろげるんですよね~。
雰囲気が落ち着くというかなんというか・・。
前日に綺麗で豪華なお宿に宿泊したのですが、そこでは泣いていた息子くんがこちらでは落ち着くのか少ししか泣きませんでした。
布団は赤ちゃん用に大人用の布団をしいてくれていたので全部で3組並んでいて広々快適でした。


トイレはウォシュレット付だし洗面所もしっかりとあり使い勝手はよかったです。









浸かっているとモワ~~っと暖かくなってくるぬるめの湯

浴室は木造で温かみがある雰囲気で、浴槽は年期が入ったものでボロっと感がいい味を醸し出していました。
大きな浴槽と小さな浴槽に分かれていてどちらへも湯口からドバドバと投入されています。
この日は私たちの他に1組のお客さんしかいないという事で、さらにその客さんは男性だったのでいつ行っても貸し切り状態!気兼ねなく好きなだけは入れお得な気分です。
大きな浴槽の湯は無色透明で特徴は少ないのですが適温でサッパリとしていました。
こちらの湯は高温(70度)の共同源泉と低温(35度)を混合した湯です。

さて、この小さな浴槽の写真を見て一度入ってみたい!!と思っていたのでついにご対面できて感激であります。
じっくり浸かってやるぞ!とこの1湯へ気合を入れて早速浸かってみました。
う~~~ん、ぬるい。
お、少しモワ~っとしてきたかな?ちょっと暖かくなってきたかも~?
てな感じです。 炭酸泉という事で泡付を期待しましたが残念ながら泡付はありません。
温度は投入口からの源泉温度は29.1度、湯船の湯は28.8度で私の想像としてはもう少しぬるくてもっとジワジワと暖かくなってくるイメージだったのですが意外と暖かい湯に少々拍子抜け感がありました。
気持ちよくてとっても良い湯なのですが、もう少しぬるい湯の方が適温の湯と交互に入るのが気持ちいいんですよね。なんて言ってもしかたがないのですが・・・。
しかしこのドバドバはたまらなく良い気分でした。






浴室は窓が全開になっていて風が通ってムワッとしてなくて快適です。
内湯から外へ出ると露天風呂があります。
内湯の小浴槽が目当てだったのでこちらは一瞬入って終了でしたが、特にそんなには特徴は感じられませんでした。
大浴槽の湯と同じだったと思います。
露天風呂の壁で使われている岩がとにかく大きくてどこから運んだんだろうなんて事を考えながら入っていました。
岩がとっても立派です。
夕食 メーンは口の中でとろける飛騨牛のステーキ



食事はほとんど座った時にセットされていましたが、天ぷらは揚げたてを持ってきてくれました。
特においしかったのは飛騨牛。しかし・・・一番最初に火をつけてくれたのはいいけどタレがない!何につけて食べるのかな?醤油?塩?なんて事をやっている間に肉が冷めていく・・・。
宿の方を呼びに行くと、肉の横にない?と見に来て、あ、ごめんね~ だって。
あぁぁ・・・せっかくのお肉が~~~・・・ と冷めたお肉をタレにつけて食べました。
味はとってもとってもおいしいお肉だったのでそれだけが残念。

あと美味しかったのは鍋です。白菜、豆腐が入ったダシのきいたもので具材は地味でしたがダシがよく出ています。
(今調べて初めて知りましたがクマ鍋だったそうです)
全体としては味付けが濃いめでした。









食事処は築200年の歴史ある百姓屋敷で、立派な黒い柱や梁が素敵です。
朝は貸し切り露天風呂へ

サッパリと外の空気に触れながら朝風呂へ入りたいと思い、朝は貸し切り露天風呂へ。
敷地内に内湯とは別で敷地内に湯小屋があるという事なので向かうと、ずいぶんと鄙びた温泉情緒あふれる湯小屋がありました。


貸し切り露天風呂は2つあり、どちらも似たような作りになっています。
源泉は内湯の大浴槽と同じなのでやはりサッパリです。
朝風呂にはいいですね。
朝食

朝食も夕食と同じ食事処で食べます。
朝食の時間がわからず、朝一「朝食って何時からですか?」と聞きに行くと「今から?8時にする?」と決まっていない感じ。
決まってないなら決まってないでいいけど決まっていない事を説明してよ・・・と思ってしまった。さらにフロントの奥に人がいておしゃべりが聞こえるのに何度読んでも出てきてくれなくて本当に困りました。
朝ごはんについては普通に美味しかったような気がします。


雑念としている感じの休憩所は電気がついてなくてとても薄暗かったです。
《新平湯温泉 旅館藤屋のよかったところ》
まずは本館と築200年の食事処含め外観が素敵だと思います。
そして部屋が落ち着きました。
豪華でも露天風呂が付いているわけでもないのですが、掃除も行き届いていて綺麗だったし居心地がよい部屋でした。
暖房がしっかりしているあたりも居心地につながっているのではないかな。
食事は飛騨牛が口の中でとろけてとっても美味しかったです。
温泉はやはり小浴槽のドバドバが気持ちよかったです。
《新平湯温泉 旅館藤屋のよくなかったところ》
今回は突っ込みどころ満載な感じですが、、、
まずは「荷物、1個ぐらいもってあげようか?」というところに驚いてしまいました。
安いお宿では荷物を持ってくれないところはたくさんありますが、なんと言いますか・・・「言い方」に驚きました。(^^;)
で、あとは説明が非常に少ないところです。
あったのは夕食の時間とお風呂の場所のみで朝食の説明がなくてわざわざ聞きに行くという無駄な事をした上に呼んでも全然出てこない。
料理の説明も一切なく、鍋についてはクマ鍋だという事をレポートを作るために調べていて初めて知りました。
なんか閑散期でお客さんがほとんどいないからかお客扱いされてないなーと感じました。
館内の電気が真っ暗なのもやはりお客扱いされてないように思いました。
例えば利用する場所だけ(休憩所など)電気をつけてくれるなんて事があるとまた違ったとは思いますが。。
ご主人も女将さんも気さくにお話ししてくれていい方だと
利用データ
所在地 | 〒506-1432 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根1757−1 |
電話番号 | 0578-89-2714 |
アクセス | ナトリウム-炭酸水素塩温泉/単純温泉/含重曹-食塩泉 |
WEB | http://www.okuhida-fujiya.com/ |
宿泊料金 | 1泊2食付き16,720円〜 |
部屋数 | 7室 |
お風呂 | 内湯:男女各1/露天風呂:男女各1/貸切露天風呂2 |
日帰り時間 | 10時から15時 大人500円、小学生以上500円 |
冬期閉鎖 | 通年営業 |
利用携帯 | 日帰り入浴 宿泊 |
温泉データ
分析年月日 | 平成24年5月2日 |
湯づかい | 源泉掛け流し |
成分量 | |
泉質 | ナトリウム-炭酸水素塩温泉/単純温泉/含重曹-食塩泉 |
PH | 8.3/7.1 |
湧出量 | |
源泉温度 | 89.2度/60.5度/98度 |
源泉名 | 藤屋31号泉・藤屋3号泉/一宝水2号泉・3号泉/植野1号泉 |
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コメント
コメント一覧 (3件)
交互浴、最高!
温泉5 温泉の雰囲気5 また行きたい5 部屋3 食事5
2020年6月頃に訪問
奥飛騨で唯一冷泉があるんじゃないかな??
熱いお湯と交互に入ると最高だぜ!!
2022-10-07 15:42:50に投稿
木造りの内湯の雰囲気が良い
温泉2温泉の雰囲気3また行きたい1
2021年10月頃に訪問
奥飛騨温泉郷を巡っている際に立ち寄りました。
ほぼ無味無臭の透明なお湯。木造りの雰囲気が良い内湯と、岩風呂に豪快に温泉が注がれる露天風呂がありました。
本来日帰り入浴は10時からとのことですが、知らずに立ち寄ったところ早い時間でも快く入れて頂け、大変ありがたかったです。
2021-11-03 13:11:28に投稿
冷たくなかった冷泉
温泉3 温泉の雰囲気3 また行きたい3 部屋2 食事4
2020年8月頃に訪問
冷泉との交互浴に期待しての宿泊。なかなか日帰り入浴は時間が合わなかったり、やってない日であったりで、行きにくい様子が有ったので、今回は宿泊にしてみた。
到着が遅かったので朝食のみにした。到着したのが夕食時間で女将さんが「今なら誰も居ないわよー貸切!」と言ってくれたんだが、お宿の親戚?の子供さん連れ家族がいらっしゃった。
けれどまあ大浴場は広く、古い木造の浴槽は3つが繋がっている。石造りの露天風呂が内湯から併設されている。露天風呂はそれ程大きくは無く、景色も無し。これなら貸し切りの露天風呂の方がいいかな。
さあ、冷泉だ。小さな湯船は1人でほぼ満杯。う?ぬるい・・冷たくない。体感的に、体温よりやや低いかどうかと言った位の湯温で、給湯口36℃~37℃、浴槽内34度~35℃と言った感じか。かなりがっかりしてしまった。炭酸泉との事だが何の泡付きも無く、他の湯舟と何も変わらない感じがする。どの湯船の湯も無色透明無味無臭のサラリとした湯だったが、結構な溢れだし量が見られた。
加水して湯温だけを変えているのかと思ったが、湯温の高い自家源泉と村の源泉の混合泉に、湯温の低い自家源泉を混ぜ、湯温調整をしているとの事だった。しかし、炭酸泉の温泉分析表が見当たらない。
他に石造りの貸し切り露天風呂が2つあり、同じ造りだが、朝に入ると熱めの湯がきりっと気持ち良かった。
宿は年季が経っている様で、部屋は換気が悪く籠った匂いがする。枕が固く高くて眠り辛かった。
食事は囲炉裏の間で、朝食は朴葉味噌が付き美味しかった。土曜の1人泊、1泊朝食付きで税込み8950円ならそれほど高い訳では無いようだ。gotoトラベルの宿泊証明はこちらから言えば出してくれた。
アクセス例:JR高山―新穂高ロープウェイを結ぶ路線バスで古屋ケ根バス停下車し徒歩1分
2020-08-17 18:25:25に投稿