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登録有形文化財 下部温泉 大市館 裕貴屋(閉館)

信玄公隠し湯と言われる、静寂が包む神秘の洞窟風呂

管理人総合評価
  • 温泉 
  • 温泉の雰囲気 
  • また行きたい 
  • 部屋 
  • 食事 

※※※※このレポートは2014年11月に訪れたものです※※※※

色々なメディアによく取り上げられる下部温泉 大市館 裕貴屋。

ここ下部温泉は武田信玄の隠し湯と云われ、昔からその効用は重宝されてきたようです。古い源泉は足元湧出の源泉で、ここ裕貴屋、源泉館、湯元ホテルの3軒だけの利用だそうです。

登録有形文化財に指定されている昭和11年建築の趣きのある木造3階建ての格式高い旅館で、素敵な旅館です。大事に大事に磨き上げられた建物内はピカピカで静寂な大人の雰囲気を醸し出していて、ぜひ一度宿泊してみたいなぁと思わせる魅力的な旅館でした。

下部温泉は賑やかな温泉街ではなく、どちらかというと静かな温泉街、たまにご夫婦らしき人を何名か見かけるぐらい。すこしさみしげな温泉街という印象。
今回は私も執筆しました「まっとうな温泉」の無料手形で入浴させていただきました。

登録有形文化財に指定されている裕貴屋
静寂間漂うロビー

以前の大市館の時よりオシャレな入口になっていました。紅葉の雰囲気がとても素敵です。

岩の湯
階段を降りる


道路をくぐる
浴室入口

入り口正面奥から階段を下ります。階段を下った先にある洞窟のような部分は建物横の道路の下だそうです。

なんだかこれだけで、少し特別な場所に移動しているような気がしますね。

男女別入口
男性用脱衣所

岩の湯 洞窟の中、天井から毀れる光りと静寂に包まれる湯浴み

岩の湯 男性用内湯 源泉掛け流し pH8.61(アルカリ性) 浴槽温度:31.1度 浴槽鮮度:約30分-1時間で1回転★★★★★

岩風呂は独特の静けさと水の流れる音に包まれています。
ちょっと音を立てると響き渡る感じです。

絶え間なく流れ出す源泉のわずかな音が心地よく、何とも言えない緊張感と静寂に包まれます。他ではなかなか味わえない空気感です。

浴槽に入ってみると31度とは思えない心地よい暖かさに包まれ、10分も入ればじんわりと温まります。

源泉は足元から湧出していますが、どの部分から湧いているのかはわかりませんでした。平成12年の古い分析表を確認する限り、湧出量は0.24L/分となっていましたが、流れ出すお湯の量は50-60L/分くらいとものすごい湯量でした。(湯量が増えたのかな?)

女性用脱衣所
岩の湯 女性用内湯
岩の湯 内湯 足元湧出の浴槽
湯船の温度は31.1度

お湯のはほのかに硫黄が香ります。

誰も入っていなかったため、思い切って浴槽のお湯を飲んでみると、ミネラルウォーターのミネラル感を少し強くした味と、後味は少し渋みがありました。

浴感は少しフワッとした感じで、ツルツル感はありません。

浴槽水中写真
黒い湯花がありました

温泉は地下水のような透明感のあるお湯。ところどころ床板が新しくなっていて、そこに黒い湯花が見えました。浴槽内には白い湯花もみられたので、白黒混合の湯花のようです。

5分ほど入っていると、泡がついていました。

お湯の排出口 ここだけを見る限り源泉の湧出量は50-60L/分くらいありそう
以前は点いていたランプは点灯していなかった
加温した温泉
温度は41.1度

奥には加温した温泉の浴槽があり、温冷交互に入ることができます。この浴槽には入浴はしませんでした。

外気温20度のこの日であれば、足元湧出の浴槽で十分でした。

別源泉の開運の湯

開運の湯入口
入り口そばの階段を降りる
浴室入口
開運の湯 男性用内湯 循環/塩素 pH9.3(アルカリ性) 浴槽温度:測定せず 浴槽鮮度:循環のため不明
源泉
カランは2つ

こちらは平成6年に掘削した下部温泉の新しい共同源泉「しもべ奥の湯 高温源泉」という別の源泉です。この建物からおよそ2kmほどの場所から引き湯しているそうです。
源泉温度は51度。

女性用内湯

開運の湯 女性用内湯 循環/塩素 pH9.3(アルカリ性) 浴槽温度:測定せず 浴槽鮮度:循環のため不明

男性用の浴室とは作りが違い、こちらの方が浴室は広めです。窓からは箱庭のような景色が見えました。

入浴しなかったのでわかりませんが、浴槽が2つあるので、熱め、ぬるめなどの違いがあったのかもしれません。

源泉投入口
カランは3つ

岩風呂へはシャワーなどが備え付けられていない為、洗髪や身体を洗う為の内湯のようです。シャンプー・リンスが備え付けられています。

脱衣所へはドライヤー・化粧水・乳液・くしが用意されていました。

【湯あがりにコーヒータイム 1杯500円】

ここでは地下より湧出している鉱泉水でたてたコーヒーを飲む事ができます。
このコーヒーは絶品!
左のような雰囲気満天の場所でおいしいコーヒーをぜひお勧めしたい。
味に角がなく驚きのおいしさだった!

宿泊者用の食事何処
宿泊者用ゆかた
お土産売り場
日帰り入浴不可の看板。ただし、日帰り休憩(食事つき)は予約をすれば可能。
足元湧出の岩の湯がある別館
川沿いの駐車場
屋根付き駐車場

宿泊者が11時まで滞在できるようになり、温泉の掃除の関係から日帰り入浴はやめたそうです。

他にも地域で運営している日帰り施設が500円で休憩施設がついていて、のんびりできることからそちらに客が流れたという話もされていました。

下部温泉の街並み
向かいにある湯元ホテル
利用データ
所在地
電話番号
アクセス
WEB
宿泊料金
部屋数
お風呂
日帰り時間
冬期閉鎖
利用携帯
温泉データ
分析年月日
湯づかい
成分量
泉質
PH
湧出量
源泉温度
源泉名
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