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那須湯本温泉 民宿新小松屋 栃木県(閉館)

一般では入れない共同湯の鍵を借りれるコスパ最高の民宿

管理人総合評価
  • 温泉 
  • 温泉の雰囲気 
  • また行きたい 
  • 部屋 
  • 食事 

※※※※このレポートは2013年2月に訪れたものです※※※※

昔、湯治宿がメインだった那須湯本温泉は、宿に温泉を持たないスタイルが主で共同湯が6か所を共有で利用していました。

その後宿が温泉を持つようになり共同湯は減り、今ではその6か所中2か所しか残っていません。
その残っている共同湯が「滝の湯」と「河原の湯」です。
滝の湯は昔ながら、周辺の民宿で宿泊したお客さんが8割ほど利用しており、河原の湯の方は地元の方のみが利用しています。

新小松屋に宿泊すると滝の湯の鍵が貸してもらえ入る事ができることと、料理、お宿の温泉共に評判が良かったので今回宿泊してみることにしました。

那須湯本温泉のバス通りより裏手に入った鹿の湯から50mほどした場所にある民宿新小松屋。

さらに、鹿の湯にも半額で入る事ができるらしくお得です。お宿自体にも立派な温泉があり、鹿の湯の源泉と行人の湯という源泉を混ぜ合わせた混合泉をかけ流しで24時間入る事ができます。


新小松屋の日帰り入浴について、とちぎにごり湯の会という冊子があると400円で入浴できますがそれ以外では日帰り入浴不可となります。
冊子は加入している各旅館で販売しているらしいです。

とちぎにごり湯の会 → http://www.tochigi-nigoriyu.com/guide.stm

玄関から入ってすぐの広間
囲炉裏

今日の朝、今年はじめて多めの雪が降ったらしく、バス通りから外れると雪が多く、しかもこの時間(夕方5時)には道路が凍ってしまっていてお宿に電話してチェーンは持ってきてるけど、少しの道なのでノーマルでいけませんか?なんて聞いてみたら、とても感じのいいご主人が無料駐車場まで迎えに来てくれ、さらに荷物の出し入れを手伝ってくれました。

2階には新小松屋ファンの書き込みがされたボードがあります
廊下(2階)

新小松屋にはファンが多いらしく、2階へ上がってすぐの所へ沢山書き込みされたボードが飾ってありました。

そういえば、こちらのお宿1回目に予約の電話をした時は平日だというのに予約でうまっていました。
今回も平日ですが、宿泊のお客さんは数組いて皆さんリピーター。すごいですね。

1泊2食付2名1室1人6,800円 8畳+床の間1畳半 トイレ、洗面共同

宿泊した部屋

部屋まで案内してもらい、入ると部屋の中はポッカポカ。しっかりあたためて待っていてくれたようでありがたかったです。
6畳+床の間が1畳半の決して広くはない部屋だけど、なんとなく落ち着く作りで居心地がいいです。

また無線LANはバッチリ入って便利!

布団についてはセルフサービスです。
羽毛布団はフカフカで、朝掃除しているところをのぞいたところ、キチンと布団のあたためるやつで除菌をしていました。

夜は暖房を20度に設定して寝ましたが、逆に熱くて寝苦しい夜になってしまいました。失敗、、、。

ガス暖房
テレビ
浴衣、貸しタオル、歯ブラシセット
服掛け
共同洗面所 朝は混みあいます
共同休憩所(喫煙所)

トイレ、洗面は共同ですが、トイレは男女別で洋式のウォシュレット付なのでそんなに気になりませんでした。
洗面については朝は少し混みあいましたがこれもそんなに問題ありません。

元喫煙者の私が言うのもなんですが、部屋の前の喫煙所は少々臭いが気になりました。

おかず5品 メインはカキの味噌焼?厚さ1cmの豚肉? 豪華で満足な夕食

満足な夕食

この日の宿泊は他にあまり人がいなかったせいか部屋食希望を出していないのに部屋まで食事を運んでくれました。(通常部屋食だと別途料金がかかる)

食事内容にはビックリ。宿泊料金は6800円と格安で、東北の湯治宿にもなかなかないぐらいの安さだというのに、カキはでるはブタの厚切りステーキが出るは豪華豪華。

味付けはすべて満足できるもので、味噌汁もこだわっているのだろう、ホッとする白ダシのやさしい味。
どちらかというと、カキの味噌蒸し、ステーキのつけ汁は甘目の味付けかな。
料理はほぼあたたかい状態で食べる事ができ、おかずも5品目もあります。

豚の厚切りステーキ♪
カキの味噌焼も絶品!
貸切する時、木の札を持っていきます
お風呂までの通路

食事のあとは宿のお風呂へ。
17時~19時までは男女別のみとなり、それ以外は夫婦かカップルの場合のみ貸し切りで利用ができる。(男同士、女同士の場合は貸し切り不可)

夜20時、男性用浴室の方が広いという事で、男性用浴室を貸し切りで利用させてもらう事にしました。
浴室への道は一度外を通らなければいけないのですが、寒いのだけれどもなんかいいです。

あっさり硫黄の混合泉 湯あがりしっとりポッカポカ

内湯(貸切利用) 源泉掛け流し pH2.6(酸性) 浴槽温度:43.8度 鮮度:3~4時間で1回転★★★

4人ぐらい入れそうな浴槽に白く濁った湯がナミナミと満たされとっても綺麗。

しばらく誰も入っていなかったのか湯量は4~5L/分ほどとそんなに多くはないのにかなり鮮度はよく感じます。
温度は結構熱めで43度。入るとピリピリ感がありキシキシ欲感で一瞬熱くて躊躇するけど入ってしまえば気持ちいい温度でした。
香りはあっさりした硫黄の薄い香りがし、味は少々の酸味とコク、苦味が強いです。

おそらく行人の湯の源泉があっさりしているのでしょう。ちなみに行人の湯の源泉は温度が低く、温度の高い鹿の湯源泉とあわせてちょうどよくしているらしいです。
湯上りはよくあたたまりしばらくポカポカ♪ 肌もしっとりとして調子がよかったです。

あふれだし
源泉湯口

浴室はレトロで硫黄の濁り湯によくあう濃い木の色をし、ガラスブロックに穴があいていたりとボロッと感がたまらない雰囲気。

脱衣所
蛇口もこんな風になってしまってます

朝、楽しみにしていた共同湯、滝の湯へ
新小松屋さんから下って80m、鹿の湯からだと100mの場所にあります。

民宿で鍵を借りて入れる共同浴場「滝の湯」 

滝の湯 外観

木造のいかにも共同湯という外観で、入口はいまどきの電子キー。ドアにかざして中へ入ります。

滝の湯は湯治宿の宿泊客が8割、残り2割が地元の方が利用しているらしいです。
時間帯でいうと朝6時~7時、16時~17時と土曜日は混んでいる事が多いけど、それ以外はほぼ空いていると言っていました。

ちなみに朝10時から1時間は清掃の時間になるので要注意です。

電子キーとはめずらしいですね。と言うと過去外部の人間が勝手に入浴した為厳しく管理をするようになったと言っていました。

内湯 男女各1

浴室の作りは昔ながらの感じで天井も高く開放感があります。

浴槽はあつい湯とぬるい湯の2つにわかれていましたがどちらもあまり差はなく適温でした。

湯の濁りはうすめで入った感じあっさりした硫黄です。
香りもあっさりした酸味のある硫黄で味は苦みのある薄いレモン味でした。

男女共に源泉は投入されていませんでした。

滝の湯の源泉は「御所の湯」です。
新小松屋で利用している混合泉より温度は高く68.1度。この温度だとふんだんに源泉を入れてしまうと熱くて入れない状態になりますが、源泉を一度タンクで冷ましてから投入しているという話を聞きました。

かけ湯用に貯めてある源泉がパイプからものすごい量が流れ落ちてあぁ、、もったいない、、、と心から思ってしまいました。贅沢すぎる洗い場です。

この源泉だけで毎分80L/分ぐらいはあるのではないでしょうか。

建物全てが趣のある木造で、昔ながらの浴室スタイルといった雰囲気がとても素敵な共同湯でした。
湯もみ棒が置いてあるところもまたいいですね。

おかず3品 手抜き感のまったくない少ないようだけど十分な朝食

朝食

朝食も手抜き感がまったくなく満足な内容でした。
中華風のキクラゲもゴマ油がきいていておいしかったし、サバは脂がのっていて旨みがありました。

温泉たまご

少し殻が黒くなっている温泉卵は黄身が濃厚で硫黄の匂いはあまりしなかったけどとてもおいしい卵でした。

≪民宿新小松屋の良かったところ≫

宿泊料金がすごく安いです。コストパフォーマンス抜群だと思います。
食事は豪華で味付けもおいしく大満足でしたし、なんといっても温泉が極上!
貸切で入れるのもありがたいです。
さらに宿泊しないと入れない共同湯へも入るのでお得感だらけです。

部屋は小さいながらに落ち着くつくりで布団もフワフワで気持ち良く過ごせました。
暖房がきちんときいて部屋があたたかい事も大きな満足感につながりました。

とても気に入った民宿です。

≪民宿新小松屋の良くなかったところ≫

町の作り的にしかたがないのですが駐車場が結構離れています。
あとは気になる人は気になるかもしれませんが廊下の足音は大きく部屋で聞こえます。

移行前、クチコミで投稿していただいた画像

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