温泉クチコミ
最近投稿されたクチコミ1~10件まで表示します。
- 現在の
クチコミ掲載数 - 897件
由布院温泉 庄屋の館 (現在は束の間) (大分県)
見た目だけじゃあない!しっかりとした実力派
勝手な思い込みで、質実剛健な別府温泉の近傍にある洒落を売りにした(本当に失礼ながら、、)観光地由布院と考えていました。
本当にお恥ずかしい限り。
こちら、物凄くしっかりとした、心に残るお湯をお持ちです。
経験は浅い者ですが、五本の指に入ります。
びっくりするほどの綺麗な乳白色の湯は良くある硫黄臭のような押し付けがましいものではなく、化粧水に浸かっているのかと思わせるような優しい肌触り。気のせいかほんのり甘い香りが感じられます(硫黄は個人的には大好きです)。
がさつで肌触りの違いなどあまり感じ得ない当方でも、ハッキリとわかるほどのツルッツル!の肌になります。
出不精なのできっと叶いませんが、もし可能ならいつか妻を連れて行きたいと思える随一の温泉でした。
もちろん、由布院だけに設備は女性も満足されるだろうレベルのもので、さすがの隙の無さです
長湯温泉 大丸旅館外湯 ラムネ温泉館 (大分県)
一粒で二度美味しい?!
長閑な田舎町の中に、突然三角屋根のお洒落なモダン風の建物が現れます。
入館すると綺麗な中庭を通って湯場まで歩きます。
湯場は露天と内湯があり、露天はこちらの売りである強い炭酸のヌル湯。初夏の頃だとちょうど不感温でゆっくり長く浸かると体表がじわじわと、血行が良くなるのが実感できモダン風の綺麗な施設で開けた空気が心地良く楽しめます。
打って変わって内湯は古くからの湯治湯の様相。露天よりは熱めで濃い鉄味の湯が楽しめます。
恐らくこちらが昔からの施設で、改装増築して今の形になったのだろうと思われます。
好みはあるでしょうが、此方は此方の良さがあり、しっかりとした温泉が楽しめます。
お洒落で綺麗な建物に、二種類の特色ある湯がある、まさに老若男女誰もが楽しめる素晴らしい温泉でした。
韮崎旭温泉 韮崎旭の湯 (山梨県)
泉質最高!
湯舟は一つしかないけれど、、浸かった瞬間に泡だらけになる程の素晴らし泉質で最高でした!
お風呂上がりにデッキから見る景色も開放感があり素晴らしかった〜感激しましたからその後近くに行ったら必ず寄ってます。
祖谷温泉 和の宿 ホテル祖谷温泉 (徳島県)
ケーブルカーも秘境感を駆り立てる
豪快に投入される露天風呂の源泉は湯量豊かではあるが
湯温が低いので厳冬期は何時まで入っても温まらず。
季節の良い時期に利用すればこの豊かな自然環境と共に
ワイルドな露天風呂を満喫できるので改めて
行楽シーズンの訪れたいものです。
但し内湯は評価の対象外。
東鳴子温泉 高友旅館 (宮城県)
2019.3月宿泊。数年前日帰り入浴し、今回は宿泊でゆっくり高友の湯を味わってみたいと思い泊まってみたが、参った。臭過ぎた。
特に女性の黒湯に続き、ラムネ風呂へ入ったのがいけなかった。
館内の風呂の中でも、最強に匂いが強いのがこのラムネの湯で、何年か前はまだフツーの高友旅館の湯であったが、今回はドロドロ。まるで池か沼にでも足を踏み入れる感覚で、恐る恐る浸かったが、気持ち悪いの一言ですぐ出た。
しかも強烈なコールタール臭。臭いがついてとれない。これでやられてしまい印象が悪くなってしまった。手入れがされてないのかなあ?
そしてこの宿メインの混浴風呂にも女性専用時間帯に入ってみたが、広い浴室。何だか全然落ち着かない。ただ広いからというだけではなく、黒いパイプが走っていたり、雑多な景観が印象悪く、それを上回る程に気持ちの良い湯という訳でもないからだろう。湯に集中できない。
あちこち眺めたり、析出物を見て感心したりしていた。
特に高友旅館に於いては壁の腐蝕と言うか、温泉成分による蛍光色の緑色が芸術的で、これには感心させられる。中でも女性用の黒湯の壁が素晴らしい。
こんなのはいつまで見られるんだろうと思いながら入っている。
貸し切り風呂も2つあるという事だが、1つは激熱、更に電球が切れたまま放置で、夜間は入れない。私が比較的気に入って入っていたのが、もう1つのやや温めの貸し切り湯だった。
しかし、夜は特に館内が怖い。広くて暗く、浴室があちこちにある為、1人で廊下を行き来するのは気持ち悪かった・・日帰りで十分と思った。
御主人は、作業服姿で旅館の御主人と言う感じではなく、もしかしたら御殿湯駅のホームから見える○○タカトモと書かれた、工場か何かのような所も経営されているのかな?という感じだった。フロントの女性も事務員さんといった感じで、冷水は頂けたが、布団はそのままでとお願いしておいたが、忘れたのか上げられてしまっていた。
まあこんな事よりも、何といっても匂いと、あのドロドロの湯と、夜の館内、それらが怖い。
でも、一度高友温泉に入っておけば、東鳴子の他の宿の温泉や、月岡温泉などの匂いは、大して気にならなくなる。
アクセス例:JR御殿湯駅より左方向へ徒歩7分程
乳頭温泉 孫六温泉 (秋田県)
冬にひっそりと入る至福の温泉
2019年4月宿泊。角館の桜を見に行くために宿をとる。この時期鶴の湯は勿論、田沢湖休暇村も満室であり、ならばと孫六にした。
乳頭温泉7湯の中では、鶴の湯の次に気に入っている温泉でもある。
桧内川提の桜は満開であったが、武家屋敷の枝垂れ桜は散りかけていた。
3日前の満開だったという晴れた日、私は烏帽子山~鳥海山の桜を見ていた。
ネームの写真は中山河川敷の桜で、鳥海山をバックに、清流に鯉のぼり、緑の土手に桜、菜の花という日本の原風景を思い起こす、今年一番印象に残った桜であった(酒田屋旅館泊)
私は冬の孫六温泉が大好きで、乳頭温泉に来た際は必ず立ち寄るが、宿泊したのは10年以上前になるかも知れない。その頃の閑寂さと比べ、桜のこの時期は孫六温泉も賑わっており、何より女将さん始め従業員さんに活気があった。御主人は変わらずお元気で受付の顔でもある。
また、驚いたのは孫六温泉にまで外人さんが泊まられており、乳頭温泉の人気は凄いものだ。ハネムーンも日本に来たとの事で屋久島から北海道まで一っ跳びされたそうだ。
話がそれてしまったので、温泉にもどそう。
一言で言うと良かった。やっぱりいい!
泊まって1人で夜の静寂の中、闇の中、浸かる露天風呂。湯音と川音だけが響き、微かな硫黄の香りと共に、大自然を感じながら、しみじみと温泉を楽しむ。
こういうことが孫六温泉ならできるのだ。いくら鶴の湯が好きだと言っても、決してこうはいかない。
孫六温泉の中でもとりわけ女性の露天風呂の湯が好きで、この湯舟には2本の源泉が投入されているが、1本の源泉のみが硫黄の香りを有している。
その源泉は女性の露天風呂でしか味わえず、残念ながら、男性(混浴)の露天風呂は2つあっても硫黄の香りはせず、おそらく2つの露天風呂は同じ源泉を使用していると思われる。
孫六の湯がことさら良いのは、3本の源泉が湯船の下の方から出ているそうで、他の乳頭温泉の宿に比べ、湯が新鮮である事が気持ち良さに繋がっている。
もう1つ、孫六に来たらどうしても入りたいのが名物の石湯。
ほの暗い浴室に、青白く光るような湯をたたえ、静かに沈黙している温泉。
私はこの湯舟が大好きだ。コンクリートをストレートに切りっ離したようなシンプルさが、素晴らしい。そして前には巨大な石が鎮座する。何だか神々しいように神秘的な温泉だ。
浸かりたい。だが熱い。特にこの日は激熱でとてもじゃないが足も浸けていられない。
しかし、石湯には水というものはない。由って夕食の時、宿の方にお願いしたら、浸かれるように源泉調整をして下さってあった。
御蔭で、7時~8時までの女性専用時間帯には、ゆっくり石湯を楽しむ事ができた。う~ん籠れるなあ。いいなあ。
湯口には湯の華を受ける袋が取り付けられており、中には黒っぽい湯華が詰まり、5キロ入りの米袋より満杯となっていた。御主人に聞くと、3日ほどであの状態になるそうだ。
恐るべし湯の華の量だ。湯の華は好みではあるが、色が黒いから、あれだけのものが漂っていたら気持ち悪いかも知れないなと思った。
もう1箇所の湯小屋、唐子の湯と名付けられた湯は、特徴が無い湯だなと思っていたら、ラジウム泉だそうであった。そうだったんだ。入るべきであったな。
ラジウム泉は、湯に香りも色も全く無いためつまらない湯に感じるが、浴後の温まりに気づいてからラジウム泉だと解るという温泉だ。
男女別にある湯船は、こちらも実にシンプルだが、造りが新しく見受けられる。
昔、玉川温泉の上がり湯として、また、皮膚が弱く玉川には入れない人が、このラジウム泉に入りに来ていたそうだ。
いずれの温泉も、自家発電の為10時で終了となるが、翌朝は明るくなってきたらいつでもどうぞの温泉である。
旅館というより山荘に近い、山の宿である。トイレもウォームレットのみで1階にしかない。
色んな不便もあるけれど、それにも増す温泉がある。温泉で直球勝負したい宿である。
ここでしか味わえない贅沢さ。それを知れば間違いなく孫六温泉のファンになる。
今年は残雪が多いそうで、4月下旬ではあるが、所々露出した山肌と黒い雪がまだ多く残っていた。降っていたみぞれは、明日は雪になるだろうとの事で、翌朝には白く薄く雪化粧し、美しく姿を整えている乳頭温泉郷があった。
送迎は大釜温泉の横、乳頭温泉のバス停前からしてくれるが、私は冬はこの細い雪道を、川と山にずっぽり積もった雪景色を見乍ら、歩いて孫六温泉に向かうのが何より好きである。
アクセス例:JR田沢湖駅より路線バス乳頭温泉行で、大釜温泉下車。右横の細い道を徒歩10分程。大釜温泉からの送迎もあり。夏季シーズンは黒湯とも、橋を渡り徒歩2分で繋がっている。
沓掛温泉 満山荘 (長野県)
2018.11月宿泊。青木村が何故か良い雰囲気で、移住して来る人もいるとの事。
その青木村、田舎のスペシャル風景が、満山荘のロビーから切り取った絵のようにして眺められる。私は何よりもこの景色が気に入った。ガラス窓を通してやわらかく優しく、やや下方に広がる田んぼや自然の風景。「特等席ですね」と私は言った。
御主人がデザイナーだった事もあり、館内の装飾は御主人担当。前満山荘のイメージに近い館内なのだろうと思う。それでも置いて来た物が沢山あるという。
もしかしたら管理人様が書かれている冷蔵庫とかも置いて来られたのかなあ?
部屋は写真でよく載っているリニューアルされた方の部屋を選んだ。「これこれ。この吊り下げられている藤の椅子」早速座ってみたが、1度きりだった。
温泉は、ぬる湯が事の他気持ちが良いとの評価があった露天風呂。柔らかな透明の湯が掛け流されている。2つの露天風呂は男女で時間交代制となっており、私は沓掛の湯、丸い瓦に沓と書かれ、半瓢箪のように2つに仕切られている湯船の湯が気に入った。朝に入ったからかも知れないが、もっとずっと入っていたい感じがした。
料理は女将さん担当。創作料理で、何だかお野菜がドレスアップして、白いお皿のお城の中でシンデレラになっているように見えた。
ふ~ん。野菜もこうして食べればオシャレだね。美味しいけどこれって原価いくら?って感じの料理だった。
沓掛温泉自体には興味もあったので、共同湯に入りたかったが無くなってしまい、他に2軒あった宿も廃業したらしく、満山荘1軒だけになってしまっている。
車なら田沢温泉とも近く、日帰り入浴があれば是非立ち寄りたいが、宿泊のみであり価格も高いので体験で良いかなと私的には思った。
アクセス例:上田駅より路線バスで青木ターミナルまで。ここから宿送迎あり。
湯ヶ野温泉 福田家 (静岡県)
2019.3月宿泊。レトロな温泉に惹かれているなか、あの可愛いタイル貼りの浴室には一度行ってみたかった。
浴室を開けると、以外にも湯舟は階段の下だった。上から見下ろす感じで浴室を眺めることになる。萱風呂の湯船は木造りで小さく升の様。
コンクリートの壁には四角い柄タイルが張られていた。特に順序は決められた訳ではないようで、作者がおもむろに貼っていったのだろうか?大きな柄タイルはなかなか斬新で可愛い。四角い湯舟に四角いタイルがマッチしているのだろうか。女性らしい浴室だった。
明治からの温泉宿で、浴室は当時から変わっていないとの事。
湯船からは透明な湯が溢れ出ており、良く温まり気持ちの良い湯だった。飲泉もできる。
天井が高く、籠り感のあるこの内湯が気に入り何度も入った。
もう1つの岩風呂とは、男女交代制となっており、さらに19時~6時までは自由貸し切り制となっるため、時間をよく確認して入る必要がある。
内湯の岩風呂から露天風呂へ繋がり、湯底が伊豆石で緑蒼が美しく、浸かる前からその綺麗な色に期待が高まる。しかし、露天風呂は非常にぬるく湯口に身を沈めていることになった。
夕食には伊豆らしく金目鯛の煮つけが出て、美味しかった。
館内には伊豆の踊子に関する作品が置かれており、初代からの映画ポスターがあり、楽しめた。
部屋にも川端康成の文庫本があり、伊豆の踊子が読めるようになっている。
川端さんが使われていた部屋は、当時のまま現存しており(玄関左上)見せて貰う事も出来るが、泊まり客がいらっしゃったので叶わなかった。
バス停から徒歩で福田屋さんへ向かっていくと、宿が近づいてきた辺りからのアプローチは石畳となり、緑が多くとても雰囲気が良く造られている事にワクワクする。木造の橋。木造の宿。緑の多い庭には伊豆の踊子の銅像・・
あちこち写真を撮っていて、ふと気づくと御主人が玄関口に立っておられ待たせてしまっていたようである(バス客が重なり対応を急がれていた)
宿のイメージとちょっと違うかな?といった感じの御主人はとても気さくな方で「○○さん、はいこちらへ」と名前を言われて、部屋へ案内された。宿の外観とは変わり、館内は新しい。
館内の説明から、食事を運んでくれるのも、布団を敷いてくれるのも全部御主人。
全く気取りが無くちょっと○○○風の御主人は、宿に抱いていたイメージとはかけ離れていたが、何かいい。そうだ、敢えて言えば「萱風呂」の感じだ。
チェックアウト時は着物を着た女将さんが登場されていた。
アクセス例:河津駅から修善寺行バスで、湯ケ野温泉下車。徒歩5分程。