温泉クチコミ
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岩地温泉 民宿かいとく丸 (静岡県)
2019年2月宿泊。2人以上でないと宿泊できず、1日2組のみのお宿。温泉の雰囲気も良いが勿論日帰り入浴などなし。
非常にモダンな温泉民宿で、小奇麗な旅館と言った感じだが、部屋にはお茶うけ無く、ポットが小さく、おまけに茶のティーパックは1人1袋のみという、ちょっと意外ながっかり感。
勿論冷水など無く、頼める雰囲気でない。
宿泊料金は、伊勢海老コースにしたら15000円という民宿からはかけ離れた価格・・
でもどうしてもあの伊勢海老のナンジャラソースとかいう、この宿の売りの料理が食べてみたかったので奮発して宿泊。
したのだったが・・私はあの海老はボイルされたものに、美味しそうなソースがかかっている物だと思っていた。というかそれが食べたかった。
なのに、あの海老はほぼ生だった。要するに伊勢海老の刺身を醤油とソースで2回たべたようなものだった。
でもソースは確かに美味しいので、付いているパンに付けてキレイに頂いた。
う~んかなり個人的な期待は裏切られてしまったが、他の料理も美味しく、立派な鯛の塩焼きが出て来たり、女将さん手作りの浅漬けは凄く美味しく、その事を言ったら朝食には、多く漬物を出してくれていたと思う。
温泉は、塩辛く苦味があり、良く温まる湯で、42℃程の適温だった。浴室は1つ。
24時間かけ流しである事を喜んでいたが、貸し切り利用のため、案外入りたい時間が重なってしまい、たった2組なのになかなか思うように入れなかった。
アメニティは歯磨きを忘れずに持参したい。頼めば貰えるが・・。バスタオルもない。ドライヤーは浴室には置いてないので借りにいかなければならない。
館内は雰囲気は良く造られており、小じんまりとした籠れるようなロビーがあった。
天気が良ければ浜までの散歩もしたかった。この宿はできるだけ早く着いて、ゆっくり楽しむ事に価値があると思った。
峰温泉 花舞 竹の庄 (静岡県)
2019年3月。素泊まりでしか受け付けていないというのも、御主人お一人でこの広い宿を守られており、昔遊郭であったという建物を移転した館内には「手も付けられない」というお宝?がそのまま放置されているようだ。
「息子が嫁でも連れて帰って来てくれないと、どうにもできない」と、隣にある大墳湯公園の管理もされているという御主人は嘆かれていた。
確かにその通り、手入れをすれば立派になるべき庭や、何よりも素敵な浴室の片隅には、無造作に置かれた掃除道具が、雰囲気を壊しており残念だったりする。
館内にしろ、浴室にしろ非常に立派なのに、女手が薄い事がすぐに感じられた。トイレには脱臭剤を是非置いて頂きたいし・・。
というのもやはり、女将さんが中心になり守られている宿は、館内の気配りが女性らしく行き届いている。
年老いたお母様とお二人では致し方ないというのは良く解るが、建造物が立派なだけに勿体無い。
さて、温泉だが源泉は隣の大墳湯からの引湯であり、温泉表示はナトリウム-塩化物 弱食塩泉、メタケイ酸208㎎、成分総計2359mgの優れものと言う事であった。
99.3℃の超高温泉であるため源泉かけ流しなら、当然かなり投入量は絞られる。それだけなら良いのだが、おそらくこの湯は、一度タンクにでも貯められているのでは無いだろうか?
少ない投入量の上に、湯に何の力も無いというか・・新鮮さが感じられないのだ。
墳湯公園での大墳湯を売りにしているのであれば、あの様に噴き上げるが如く力強い新鮮な湯を期待してしまうが、かけ離れていた。
尚、墳湯時間中は各宿の湯量を落としてまで、噴き上げさせる為にに温泉を投入しているそうである。何か悲しい。
レトロモダンな湯を求め、この竹の庄の浴室は憧れであり、壁のあの赤いタイルや、湯底の青い小丸のタイルはとても可愛く美しかった。
これらの湯船に入れたという事はとても満足のいくものであった。
写真でよく見る方の2階にある湯舟は、男性と女性が時間制で入れ替わる。男性が15時から23時で、女性は23時から翌10時までとなっている。
1階にある露天風呂付きの浴室は、自由貸し切り制となっており、札とランプで入浴を知らせるようになっている。
館内全体が昭和レトロであり、洗面台のタイルが可愛かったり、ロビーには立派なソファが置かれていたりする。
素泊まり1人1泊8770円というのは、少々お高い気もするが、御主人は気さくで親切な対応である。食事は、近くに蕎麦屋さんがありこちらで済ませられる。
アクセス例:伊豆急行河津駅から路線バスで峰温泉まで。河津駅からの送迎あり。
伊豆河内温泉 千人風呂 金谷旅館 (静岡県)
2019年3月素泊まり。湯の気持ち良さに感激!
まず宿泊者専用の内湯へ。ほの暗く落ち着く浴室に、長方形を3つに仕切った湯船があり、源泉投入口がある湯船から順に湯温が下がって行く仕組みになっている。
といっても熱くて入れない湯船は無く、3つの湯船全てが「調度良い」湯温になっている事に感心。
中でも私がいたく気に入ったのが、一番ぬるい湯。これが本当に気持ち良く、眠気を誘う。まどろみかける。おそらくはこの浴室のこもり加減とも相まっているのだろうとも思うが、忘れられない心地でした。
そして有名な大浴場。これもまた素晴らしい。大正レトロモダンな造りに建て替えられた女性用の内湯は、広い浴室全体の雰囲気も良く、何か所からも源泉投入されており、析出物がアンティークなブレスレットを思わせるものもあり、見とれていた。
多くの湯舟が湯仕切りで繋がっており、それぞれに湯温が微妙に違っているため、好みの湯船を探し寛ぐ。
中でも、奥の長方形で一番大きな湯舟は深く、その深さが、新鮮な多量の温泉に包まれている感じがして大変気持ち良かった。
宿メインの混浴へは、バスタオル巻きで。鍵を開け閉めして行くことができたが、思ったより狭く感じた(女性用の大浴場が大きいため)と、男性がわんさか居た事もあり、すぐ出て来た。
混浴の湯船の間仕切りにはブロンズ像が飾られていた。
内湯がそれぞれ立派な為か、影が薄い露天風呂だが、寝湯もできゆっくり入れる。
金谷旅館の温泉表示は単純泉でありながら、湯量が豊富なためか凄く気持ちが良く、パワーを感じる湯であった。
部屋は旧館を希望したが、カビ臭さは全く無く、小枠の障子が粋で落ち着く。部屋に似合った、ピンクの可愛い椿が活けられていた事にも感激した。
館内には庭園が設けられており、湯上り後の涼みに調度良かった。
というのも、金谷旅館は周りに自然の風景が無い。前は県道?で中学校が建っている。
という残念な環境だけに、この庭園が唯一宿の和の落ち着きを保っているように思った。
少し離れた所には小高い山があったけれど・・
しかし何より湯が素晴らしい事と、宿全体が昭和レトロな落ち着きがあり、気に入った。
また泊まりに行こう。
アクセス例:伊豆急行蓮台寺駅より徒歩5分程