温泉クチコミ
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後生掛温泉 (秋田県)
オンドル湯治泊体験
令和元年6月オンドル湯治泊を体験してみた。まず旅館部と一緒になっている総合受付へ行く。
御所掛湯治では部屋だけを借りて2800円程。「布団もでしたね?寝具一式。シーツどうします?」どうしますって「要ります!浴衣も」これで4000数百円支払う。この時点でちょっと嫌な予感がした。
その後、湯治部事務所へ案内され鍵を受け取る。湯治部はオンドル室と畳室とがあるが、オンドル室を希望してみた。
鍵を開けると、何にも無い簡素な細長い小部屋にテーブル1つのみ。あぁやっぱり・・案の定、お茶セットも何もなかった。
私が今まで泊まって来た湯治宿という名前の所では、寝具は当然、お茶セットも付いていた。
中にはお茶菓子まであった所まであった。そりゃ浴衣とかはレンタルしていたが、シーツは当然寝具に付いていて当たり前だったしー。
ふう~とまずため息をいたけど、棒立ちでいてもお茶はやってこない。やかんだ。それと湯のみだ。幸いお茶パックは持って来ている。
また外にある事務所まで行き、やかん108円、マグカップ22円で借りる。伝票には細かく日曜品レンタル額が書かれていた。はぁ~HP見落としていたなあ。付いていて当然だと思っていた。
重ねて言うが、今までこんな湯治宿はなかった。調理用品は全て一式取り揃えられており、勿論無料で使えるというのが湯治宿の売りでもあった。
最寄りの田沢湖駅では、弁当やおにぎりは売り切れており、パン類しかなかった。着くや否や名物の黒玉子は2個買ったが、やはりご飯系も食べたい。
カップのお茶漬け380円かあ。高いなあとつぶやく私に「白ご飯なら160円よ」と勧めて頂いたパックライスにする。「調度いぶりがっこもあるし」と言ったら「そう 何か気配を感じてたのね」とニィッと笑う受付のお姉さん。
あっ、じゃあレンジも借りないと言う私に「いいんじゃない。やかんに入れれば」となる程そうだわ。やかんで15分か。ここはガス代だけは無料なのであった。
色んな事に何度もため息をつきながら、人参丸一本のいぶりがっこを見る。また包丁と皿を借りに行かなければならないのか・・そうだいいや。このままかぶりつけば。
しかしパックライスを食べる箸がない。いかんせん手づかみでは。
はぁーまた事務所へ行き、ムスッとした顔で「割りばし1本下さい」「5円です」
壁にもたれながら、白ご飯を食べいぶりがっこにかじりつく。ボリボリガシガシ・・
温泉宿に来ているが、呆れと腹立ちで半ば放心状態となり、風呂へ入る意欲も失せていた、私のお尻にはオンドル熱がぽかぽかと暖かく、気持ちをなだめてくれていた。
10年以上前だろうか。日帰りで御所掛に来たことがある。その時見た湯治宿はまだ壁も無く、ロープに張られたバスタオルとかで、間仕切りされていた。現在は全て個室タイプとなっている。昔の写真本があり、開くと当時の懐かしい湯治ぶりが、白黒で収められていた。皆で採って来たであろう根曲竹の皮を、皆で取り囲み剥いている。
驚いた事にこの姿が、現代のこのオンドル室でも行われていたのだ。狭い一室にぎゅうぎゅう
詰めで座り、山ほどの根曲竹を囲み皮をむき、そして女性陣が大鍋でそれらを湯がく。皆で宴会のようにして夕げを摂っていた。
昔から繰り返されて来た湯治宿の姿が、部屋こそ変われど受け継がれており、繋がっているその姿に感心した。今で言えばシェアハウスとでも言おうか・・仲間繋がり。
一人が好きな私には無理な光景だった。
御所掛温泉の浴室は狭い。狭いと言うか、酸ヶ湯の3分の1程の広さの浴室に、色んなタイプの浴槽が6種類もあるからだ。
別に狭い露天風呂が1つ。昔から変わらない。何故、地獄を横に持つ温泉宿の露天風呂が、こんなにも小さいのかは謎だ。景観も良くなく、囲まれている所に、黒っぽい灰色の泥湯が満たされているため、何か暗い。源泉はもちろん高温のため、投入量も少ない。
御所掛温泉に来たからには、色んなタイプの風呂を味わわないと意味がない。PH3.7程の硫黄泉のため、酢っぱ臭さが勝ち、硫黄の香りが乏しいが、全てが木造の浴室はワクワクする。
竹枕は固かったが、オンドルは気持ち良かった~。お尻や背中が温かいというのは、とても心地良いものである事を実感。窓からの涼風と相まって、いつしかオンドル湯治「いいなあ~」に変わっている自分がいた。なかなか面白いかも。
朝、カッコウの柱時計が鳴る。1,2・・10で止まった。えっ?もう10時と驚いたが、カッコウはまだ鳴っている。何だ目覚まし時計か。いつまでも鳴っており、早く止めてよと思うが鳴り止まない・・本物だった。
アクセス例:JR田沢湖駅より、路線バス土日のみ八幡平山頂行で御所掛温泉下車。
平日は同駅より鹿角行で、アスピーテライン入り口下車、送迎あり(要連絡)
冬季アスピーテライン閉鎖時はJR鹿角花輪駅送迎あり。
奥津温泉 奥津荘 (岡山県)
施設もお湯も料理も言うことなし
奥津荘にある浴室はどれも個性的で大変素晴らしかったですが
その中でもやはり鍵湯と立湯は特に良かったです。
どちらも三朝の旅館大橋の『巌窟の湯』の様に自然の川底を
利用したが故に体の置き場所が難しく中でも鍵湯は落ち着かず
立湯の方がそれなりに好みの位置を決めやすかったので
より居心地が良かったですが何れも趣深いお風呂でした。
私の個人的な感想ではこの奥津温泉、鳥取の岩井温泉と
温泉街の雰囲気が非常に似てる感じを受けます。
どちらも今や寂れた旧街道の住宅地に溶け込み
一般的な温泉街によくある喧騒もなく過疎の街の一角に
静かに佇んでいるように見えます。
見方を変えれば心落ち着く静かな時間、
心安らぐ時間が只々流れて行く感じです。
小屋原温泉 熊谷旅館 (島根県)
一度は訪れたい温泉好きの宿泊施設
連休明けの熊谷旅館は我々以外には日帰り入浴客も
宿泊客もおらずの貸切状態。
年季の入った析出物が付着した個性的な四つの浴槽を
タオル一本で移動し温泉三昧この上なしの入浴し放題。
方や部屋の設えは年季の入った浴室や外観から想像するよりも
遥かに綺麗で手入れが行き届いており驚くほどの状態でした。
料理については豪華ではないけれども宿泊料金以上の
コストパで必要十分な内容でした。
中でも途中に出されたざるそばは特に美味しかったです。
当初より気になっていた予約の対応も極々普通で何の違和感も
感じられず素朴で優しく温かみが感じられる人柄でした。
草津温泉 草津舘 (群馬県)
草津でのんびり過ごすなら
草津は大好きでかれこれ20回以上は来ていると思います。
草津館さんは湯畑のすぐ近く、白旗の湯の隣にあります。
源泉は草津では数が少ない自家源泉である「若乃湯」と白旗の湯の2湯が内湯としてあります。
若乃湯の方がお湯がまろやかのような感じでしょうか。
とても良い湯だったので草津にいながら、草津館の内湯のみなんども入って帰りました。
食事もとても美味しくまたリピートしたくなる宿でした。
ちなみにお茶菓子で出た「松むらまんじゅう」が今までの人生で一番美味しかったので、お土産に買って帰りました。温泉まんじゅうを買うならおススメです。
新玉川温泉 (秋田県)
ヤバイ温泉
10年以上前に一度玉川温泉に行ったことがありますが、とても印象が強い温泉だったので2018年のお盆休みに行った東北温泉ツアーの際に宿を予約して宿泊してみました。
宿は新玉川温泉の方で予約が取れました。
湯治場の雰囲気の玉川温泉に比べ、こちらは全くのホテルで快適ですが温泉は玉川温泉同様に超ヤバイです。
他の方も書いていらっしゃる通りとても酸性が強いので注意が必要と思います。風呂場も雰囲気のある作りになっていて、湯治場感があります。
遠くてなかなか行けませんが、その刺激が忘れられずまた行ってみたい温泉です。
赤湯温泉 好山荘 (福島県)
福島一日温泉旅行で訪れました。昔の合宿所のような外観の宿で、これはこれで雰囲気があります。温泉はしっかりしたオレンジ色の鉄分が多そうな温泉で、風呂場中が温泉成分でオレンジ色に染まっています。源泉が熱いようで、加水されていますが、それでも少し熱めのお湯でした。源泉投入量は結構ドバドバと注がれており、温泉は非常に新鮮そうです。この色からしてどれほど強烈な鉄の匂いがするんだろうと思いながら入ってみると、何やら単純な鉄だけの匂いでは無く、なんとも特殊な香りがします。浴槽脇の岩をよく見てみると、オレンジ色の中に緑色の結晶も散見され、もしかすると銅なども混じっていてこのような香りが生まれているのかもしれません。ちょっと意外で、凄く個性的な温泉だなぁと感じました。
今回の旅行はお風呂に入りすぎたこともあり、外の白色の露天風呂には今回は入りませんでしたが、外から見ると、浴槽内には温泉成分がたっぷり析出しているようで、これもパワーのある温泉のように見受けられました。
新鮮で個性的、効力の強そうな温泉であり、まさに湯治宿にぴったりだと思います。
塚原温泉 火口乃泉 (大分県)
目に染みる酸性湯
温泉に近づくと山間から吹き上がる湯けむり。テンションがあがります。温泉受付の若いお兄さんに露天と内湯のお湯は同じと教えて頂いたので、露天をお願いする。写真の通り不思議な緑色の露天を貸し切り状態で満喫。目に入るととても痛いので、顔につかないよう気を遣う。内湯はトイレに入る際に写真だけ撮らせて頂きました。せっかくなので、火口も見学させて頂きました。
明礬温泉 鶴の湯 (大分県)
2019年6月、健在です
2019年6月現在、閉鎖されておりません。朝8時頃お伺いしました。維持管理されているボランティアの方に色々教えて頂きました。
・霊園奥のロータリーは、霊園を清掃するトラックが廻れなくなるので、駐車しない方が良い。
・ロータリー手前の霊園横の坂道に寄せて駐車した方が良い
・冬場は水量不足により入れない
・常連の方が来る時間は決まっている(7時前に3人、8:30頃1人来るなど)
・湯口の横に立ててあるポールに刺してある柄杓で、飲用できる
・温度調整は川側にお湯を流して水量調整でする(ぬるくなるが、湯量が減る)
などなど、更に脱衣所、女性専用の更衣室などがボランティアの方により建てられておりました。野湯として十分すぎる充実ぶりかと思います。緑に包まれながら青く輝くお湯に入れる素晴らしい温泉でした。もちろん無料で入れます。ボランティアの方には感謝しかありません。