温泉クチコミ
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那須温泉 旅館ニューおおたか (栃木県)
那須ロープウェイに一番近い宿
2019.9月宿泊。茶臼岳登山を目的に、那須ロープウェイに一番近い宿として選んだ。ロープウェイまでは徒歩で登り20~30分程である。宿の最寄りバス停大丸温泉で降りると、高台の上り口に宿の看板が見える。
小さい少し古いホテルの様な感じの宿である。部屋からは気象により朝陽や雲海が見られるそうだ。エアコン無しで扇風機も無く暑いが、裸でウロウロもできない。大丸温泉の駐車場から丸見えなのだ。冷蔵庫無しの共同トイレ。
早速温泉へ。サウナの様な内湯と露天風呂が併設されている。女性用の露天風呂は小さく、日除けの簾もかかり、片側は塀であり全く展望が無く残念だった。高台にあるので、もう少しロケーションを期待していただけに・・。
しかし温泉の泉質は良かった。表示では単純泉となっているが、全く別物かと思う様な深緑の薄濁り湯は、焦げたような硫黄の香りがし、味は少し金気っぽく、湯舟の淵は茶色に染まり、ブツブツとした析出物の固着がある。
高温泉のため、投入量は絞っているが少しずつ掛け流されており、加水されているとは思えない位の気持ち良い湯だった。さすが大丸の湯だなと思う。この宿の源泉は相の湯源泉と言い、大丸旅館の下から湧いている物を引湯しているそうだ。
メタケイ酸も238㎎あり、ツルーッとしたとても肌触りの良い湯だった。
内湯は湯気が籠りサウナ状態となっており長くは浸かっていられない中も、気持ちが良い湯なので、出たり浸かったりを繰り返した。
湯上がりは少々のべた付きがあり、良く温まる。単純泉とは思えない湯に感心した。
しかし、相の湯源泉は硫黄の成分は含まれておらず、硫黄の香りがするのは、露天風呂の横を硫黄成分が強い奥の沢源泉の配管が通っており、その匂いが混じるのだとの事であった。
ちなみに私は、宿の下手にある土産物屋さんの「硫黄温泉」の看板に惹かれ、ここにも入ってみた。これが奥の沢源泉でかなりの高温泉。一言で大丸源泉とは言っても、数種類ある事が解った。
夕食は大皿に、温野菜が彩りよく大胆に並べられた物に、味噌デイップを付けてかじる。和洋折衷料理だ。
「那須は高原野菜が美味しいんですよ」と女将さんが言われる様に、野菜が甘い。
自然体で笑顔の女将さんファンが多いのか、女将さんグッズも売られていた。
登山客メインの宿ではあるが、もう少し温泉客が増えても良いのではと思う位、温泉が気持ち良かった。下山後も無料で温泉に入れて貰えるのも嬉しい。
アクセス例:JR那須塩原駅より路線バス(旅館組合の宿に宿泊するとバス代無料。事前に宿からバス会社に連絡必要)那須ロープウェイ行きで大丸温泉下車 すぐ上。
新屋温泉 (青森県)
青森の絶品温泉 新屋温泉
新屋温泉
青森へ湯めぐりに行ったときには、
必ずここへ立ち寄るようにしている。
それも、行きと帰りの2回訪問したいほど、気に入っている。
澄んだエメラルドグリーンのお湯。
アブラ系のにおいのあとからやってくる硫化水素系の香り。
お湯の中でも、お湯から上がった後でも、
継続して感じるつるつる・すべすべ感。
そして一番特徴的なのが、下からのジャグジーもないのに、
浴槽内で身体を伸ばしていると突然身体が浮かび上がってくる浮遊感。
まことに素晴らしい絶品温泉だ。
お湯が白濁して翡翠色だった、という人もいるが、
今まで自分が行ったのは6回とも午前中の早い時間帯だったためか、
透き通ったエメラルドグリーンのお湯を楽しめた。
何遍行っても、また行きたいと思ってしまう。
それが新屋温泉なのだ。
了
新岡温泉 (青森県)
津軽の良泉 新岡温泉
新岡温泉
2019年9月、
青森湯めぐりツアー2日目の第1湯でam8:30に訪問した。
温泉好きな人がつがる臭と呼ぶ複雑なお湯の匂いが
脱衣所に充満している。
乾燥わかめをお湯で戻した時のにおい、昆布で出汁をとったにおい、
弱いタール系のにおい、枯れた杉の葉っぱのにおい、
ほんのりかすかな硫黄のかおり、
それらが複雑に混じりあっている。
浴場内に入ると、立ち込めるにおいの濃度が3倍に濃くなる。
少しだけ緑がかった薄茶色のお湯が、
太い塩ビ管から豪快に湯船に投入され、
惜しげなく浴槽から流れ出ている。
湯温は、浴槽内が41℃、投入口が43℃ぐらいか。
浴場内では、
他のにおいに打ち消されて感じられなくなっていた硫黄臭が、
投入口のお湯を両手で受けていると、ふわっと広がってくる。
津軽の名湯といわれるだけのことはある良泉であった。
浴室の窓からは、岩木山が真正面に見えた。
了
御崎海浜温泉 浜の湯 (北海道)
これはいい温泉!海沿いだけど海は見えませんけど気にしない。
朝一に水無海浜温泉に行った後に口直し?に行ってみました。
レンタカーのナビだと出なくて、グーグルマップでもあんまりしっかり場所がわからなかったので5分くらい近くをうろうろしてなんとか見つけて入ってきました。
地元の方がいらっしゃらなかったので一人で温泉を堪能。
ドバドバ投入されている温泉が新鮮でいい感じ。
お風呂に入っていると海は見えませんけどいいお湯です。
この際、恵山温泉にもいけばよかったかと後になって後悔したのでした
(時間的に営業してなかったと思いますけど)
水無海浜温泉 (北海道)
函館泊まって早朝に車で行ってきた絶景温泉
水曜どうでしょうの闘痔の旅で出てきたのをみてからずーっと行きたかった温泉です。
調べたら朝5時くらいに入浴可能だったので、4時に出発して行ってきました。
ちょっと上の方に脱衣室があるのですけど、結構あるのでマヌケですけど脱衣自体があるのは嬉しいです。
肝心の温泉ですが、まずヌルヌルして歩きにくいというか歩けない。
湯船の周りの石でこけそうになった&湯船のなかもヌルヌルでまともに動けないw
お湯はちょっと緩いくらいでした。隣に小さめな湯船があったのですけど、そっちは熱くて小さいカニが湯気上がってました。
朝日を眺めつつ温泉を楽しむのは最高です。
けど、まあ温泉だけみるとちょっと楽しむのが難しい、雰囲気を楽しむ温泉です。
鎌先温泉 最上屋旅館 (宮城県)
にごり湯炭酸鉄泉は適温でした
鎌先温泉 最上屋旅館
4軒ある鎌先温泉の旅館の中で、
現在稼働している現役の施設としては、
最上屋旅館の建屋が最も歴史と風格を感じることができる。
旅館ごとにエリア分けされた共同駐車場から、
歩いて1分かからずに最上屋に着く。
帳場でJTBのクーポン券を渡して、館内を通り、
階段の上り下りをして湯屋に向かう。
前回最上屋に来たのは、2015年3月だった。
その時は44℃の熱めのお湯で、
窓を全開にしての冷気浴と温浴を交互に楽しんだ。
でも遠刈田温泉の公共浴場並みのアチチの湯だったので、
鎌先では木村屋旅館のナマヌル湯に通っていた。
8月終わりの最上屋の風呂は、
夏バージョンの湯温40℃に設定されており、
すこぶる快適に長湯ができた。
灰色がかった薄茶色の炭酸鉄泉は、油断して長湯をしすぎると、
ダウン系の強烈な疲労感に襲われることになる。
浴室内は、ミストサウナのように湿気がすごい。
入浴中、窓を全開にして換気していたのだが、
風はほとんど入ってこなかった。
一年中あの湿気に満たされた状態だと、
浴室内の建材は傷まないのだろうかと心配になってしまう。
以前は、鎌先温泉のお湯は、
発酵有機質のにおいがキョウレツだった記憶がある。
最近は最上屋にしても木村屋にしても、
鎌先のお湯のトレードマークだったドブのにおいがしない。
あれは、一條旅館が自炊湯治を受け入れていた頃の、
混浴内湯に限定されたものだったのだろうか。
了
恵山温泉 恵山温泉旅館 (北海道)
去り難い気持ち良さ、恵山の恵みの湯
2019.9月宿泊。アルミニウム含有と言うだけで、私の中では霊泉と思えるくらい稀で、痛みに特効する様な気がする温泉だ。蔵王温泉、二階堂微温湯などがそうであり、ここ北海道でその様な温泉に出会えるとは意外だった。
同様に酸性泉で、目に入ると物凄く痛く、目やにがくっついているように目が開けにくくなるので、顔を洗うのは注意が必要だったが、それ以外は素晴らしい泉質で、微温湯の冷泉が温かくなり出て来ているような感じだった。
とても柔らかい湯は、肌にシトッとする。凄く気持ちが良く、40℃程の湯温のためゆっくり入れるが、それでも上がったらまた入りたくなるような温泉であった。
数年前にコンクリートから木に換えた湯船は、泉質により薄っすら黄色くなり、柔らかさを添えている。幅広の淵、床も木造りであり、ゆったりする。
湯の色は、薄い黄色に僅かにグリーンが入っている様な淡い色で、美しい透明の湯である。
香りが一言では表せないような不思議な香りで、硫酸塩泉由来の木系に微かに油臭がしていた。味はかなり酢っぱ苦い。
湯口には、白や緑の析出物が固着し、壁は建てて90年程の間に、全体が温泉成分で黄茶色ベタベタとなり、一部は茶色と変化している。
酸性・含鉄・アルミニウム・硫酸塩泉、溶存物質4923㎎、メタケイ酸263㎎と言う素晴らしい泉質は、非常に良く温まり汗が出る。
恵山から、120ℓ/分の自然湧出泉を2km引湯している間に適温になり、湯船に注がれている。湯船の端からはザアザアと溢れ出す音が途切れる事は無い。源泉100%24時間かけ流しの温泉だ。ただ冬季(11月末~ゴールデンウィーク前まで)は湯温が下がり過ぎるため休館しているそうだ。
料理は海のものがずらっと並び、10品中7品が海鮮物だった。夕は部屋食で朝食は食堂。
これで1人1泊2食8000円台というコスパも良い。
そして気持ち良かったのが浴衣と寝具。全てに糊がバリっと効いており非常に気持ち良く、勿論ぐっすり眠れた。包布や枕カバーまで糊がしっかり効いている宿は少なく、最近の自分は、この糊がかけられた寝具というものに、凄く清潔感とさっぱり感と郷愁を感じ、見ただけで気持ち良く眠れる気がする。
広い部屋の窓からは遠く海が見えていた。
建物は簡素でビジネスホテル風。恵山への登山客や、今は地熱発電の試掘中だそうで工事関係の人が利用されている。昔は湯治の人も多かったとの事で、納得の温泉である為、マイナーである事が非常にもったいなく思う。70代のご夫婦で経営されており「もう自分たちの代で閉めてしまおうと思っている」と言われ寂しい限りである。こんな良い温泉、良いお宿が本当にもったいないと思う。
「お天気がいいから山まで行ってみませんか?」と女将さんが声をかけて下さり、翌朝発つ前に御主人が車で恵山へ登って下さり、津軽や下北半島が見える素晴らしい景色を見せて頂いた。恵山温泉の地獄には遊歩道が設けられていた。恵山と言う名のとおり恵みの山なのである。
恵山から湧く神秘の湯は何とも恋しく、また入りたくなる温泉だった。
アクセス例:JR函館駅から路線バス恵山行きで恵山登山口下車(2時間1580円)送迎あり。
車なら函館から45分程