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温泉クチコミ

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奥津温泉 奥津荘 (岡山県)

by (--) 2022/06/08

評価:

5

素晴らしさが記憶に残ります。

日帰り入浴でお邪魔しました。山道走って山の中の温泉街です。建物は古いけれど綺麗に修繕されており、趣と使いやすさ、清潔感の両立ができているように思います。お風呂は男女入れ替え制で、立ち湯でした。深い浴槽で、足元から湯が出ています。
無色透明な湯。入っているとじわじわ温かくなります。その後、何時間も温かく、泉質の良さを実感しました。

八甲田温泉郷 酸ヶ湯温泉 (青森県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2022/05/24

評価:

4

やはり気持ちの良い温泉は良いという事だ

やはり気持ちの良い温泉は良い、という事だと改めて思わせられた。 総ヒバ造りの大浴場で入る、豊富な湯量の白濁した掛け流し温泉。悪い訳が無い。
泉質もアルミニウムを含有し、痛みに良く効き、酸性・含鉄・含硫黄・アルミニウム・硫酸塩・塩化物泉という文句のつけようがない温泉であり、更にメタケイ酸も豊富で、玉の湯は370㎎、四分六分の湯に至っては522mgと驚異の数値だ。
ph1.5~2.0の酸性泉で、うっかり顔を洗ってしまうと目が痛くて開けられない。
蔵王、玉川、微温湯二階堂、いずれも大変泉質が良く気持ちが良い温泉であるが、酸ヶ湯も酸性泉であったのだったな。

昔訪れた時は真冬だったからか人が少なく、そのせいで千人風呂も広く感じたのかも知れなかったが、今回は新緑シーズンであり入浴客も多く、随分狭くなった様に感じた。
男性客が多く、冬季とは違い湯煙もほとんど立っていない為、やはり女性は入りにくかったが、混浴にも果敢にチャレンジする人が多い。 「折角来たのだから」という気持ちが大きい様であるし、暗めの浴室の濁り湯は、比較的入りやすくもある。
多くの女性が、四分六分の湯から熱の湯へも移動する。熱の湯の方が名に合わずぬるく、冷えの湯はぬるいかけ湯専用の湯だった。打たせ湯もあるが、これは女性専用時間帯に利用する事にする。
浴槽の中には男女の仕切り札があり、皆それを守って浸かる位置を考えて入られていた。
女性専用時間も夜と朝に1時間ずつ設けられており(20~21時と8時~9時)男女ともに楽しめる温泉であるという事も人気の1つだろう。

また、混浴大浴場とは別に、玉の湯という男女別の内湯が有り、こちらもヒバ造りの新しい浴場で明るく綺麗であり、洗髪・洗体ができる。
泉質は混合源泉であり、千人風呂とは微妙に湯の色合いが違い、こちらは青みがかっており綺麗だった。
湯縁には広い木材が使われており、柔らかい感じが更に増す。私が入った時が偶然人が少なかったのか、1人で浸かっていたりで、玉の湯の気持ち良さを十分感じられた。
此処に露天風呂が併設されておれば最高だろうなあ。
温泉には午前1時~4時は入れないが、玉の湯はそれ以外にも、7時~8時半に従業員の方が清掃で入って来られるのでゆっくり入れなかった。


昔と比べ館内は美しくリニューアルされて来ており、新しくできたサロンは無料の広い休憩室となっており、座り心地の良い椅子や、窓辺席や、ロッキングチェアや、暖炉等があり、思い思いの場所で寛ぐことができるのが良い。
館内には棟方志功の写真や絵の他、青森らしいオブジェも飾られ、客室には洋室ができたり、新しさとの融合が感じられる。流石国民保養温泉第1号の由縁である。
温泉で欲しい物の1つが冷水なのだが、館内には「ブナの水」という引き水が用意されており、美味しい水であった。
湯治棟にはレトロな部分も残されているが、部屋には冷蔵庫もあり、共同トイレはウオシュレットで快適。これで1人泊2食付き10160円。
更に嬉しいのは青森駅から無料送迎バスが出ている事であり、時間帯も2便あるので、毛無岱へのハイキングや八甲田ロープ-ウェイなども楽しめる。
新緑は美しかったが、この辺りの紅葉は素晴らしい所でもあり、もう少し静かに温泉を楽しみたいなら、除雪もされているので車でもOKだし、雪ずっぽりの酸ヶ湯も良いだろう。
酸ヶ湯をあとにしても、タオルや髪の毛に付いた硫黄の香りがいつまでも離れず、温泉を思い起こさせた。
アクセス例:JR青森駅より送迎バス2便有り。乗車場所が解りにくいので要確認。

光風温泉 (青森県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2022/05/24

評価:

3

倉庫の様な大浴場に上質な湯が溢れる

倉庫の様に広く、天井も三角形で高く、ペンキで塗られた緑の壁には、鳴子温泉・高友旅館の様に黒カビが多量に付着していた。
浴室の正面には大きくペンキで、えびす様とトラという中国風的な壁画が描かれていたが、創設者の社長さんのご趣味かな?
光風温泉は、元々は社長さん(おそらく光風商会)が自宅の温泉にと掘ったものだそうで、それを地元の人達にも開放されている。その為か建物の造りは実に簡素。光風商会という自動車工場の看板の方が目立ち、それに並び「光風温泉」とだけ黒で一言書いてある。
入浴料300円で、早朝から勤め終わりにも利用出来る様20時迄営業されている。

しかし、温泉は優れ物。溶存物質が何と8705㎎という驚異のナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉。
長方形の大タイル浴槽は、湯船に投入口が有る熱めの湯と、仕切りを隔てて温めの湯に分かれているが、投入口がある方は熱くて浸かれなかった。
琥珀色の湯は微かな油臭があり、こんなに熱い温泉でも僅かに泡付きもある。舐めると当然だが塩辛かった。
浴槽のタイルはおそらく水色だったのだろうが、プラスチック湯のみに茶渋が付いた様な色に変色しており、湯縁には温泉成分が固着し、床のタイルは茶色に変色していた。
大浴室には壁鏡とバネ式カランが、間隔も広く沢山並んでいる。窓は高くて開けられない。
直ぐに上がったがとにかく暑くて汗が引かない。
更に、更衣室の床はオンドルになっており、冬は良い!という事だけははっきりしている温泉である。この辺り雪が多く痺れる寒さだろうけれど、この温泉浴場の中だけは天国だろうな。

アクセス例:JR五所川原駅より路線バス鰺ヶ沢泉(木造経由)で相野東口バス停下車し、すぐ前。
余談だが、弘南バス五所川原バスターミナルの時刻表は、とってもレトロな縦書きで手書きの文字が、白ガラスに電気が点く掲示板に連なる(貴重な昭和遺品)

つがる地球村 藤山邸 (青森県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2022/05/20

評価:

4

雰囲気抜群の施設とコーヒー色の温泉

東京ドーム7,8個分の広大な敷地に、宿泊棟・コテージ・温泉棟・レストラン・バーベキューコーナー等が備えられており、広々とし気持ちが良い。他に公園や散策路が設けられており、訪れたこの時期には新緑がとても綺麗だった。
更に素晴らしいのは、コテージやレストラン正面に、残雪の岩木山が見える!
「こちらの方面から見る岩木山が一番美しいんですよ」とフロントの方が言われる様に、確かにこちらへ向かう列車から見る岩木山は、富士山の様に裾野が広がって、津軽富士と呼ばれる由縁だった。

宿泊棟を藤山邸と呼び、こちらのフロントでチェックイン・アウトを行う。
まだ新しい客室へ続く廊下は、白壁と木で造られた天井が吹き抜けの様に高く、間接照明が用いられとても雰囲気が良い。廊下突き当り奥のガラス窓には外の緑が映り、1枚の絵の様だった。
この廊下に並ぶ客室の扉も木造りで重厚感があり、まだ新しいこれらの雰囲気は、奥鬼怒の手白沢温泉を思い出した。
部屋も広く綺麗だが、客室が1階のためコテージが前にあり、レースのカーテンは常時閉めておかなければならなかった。
珍しい物が2品あった。1つは床の間のガラスケースに飾られた、真っ黒いリンゴ等の造形物。非常に見栄えが悪いこの品は、青森工芸品の「炭」だそうだ。炭でリンゴを形どった物なのか、リンゴを炭としたものか、聞いても良く解らなかったけれど。
もう1つは、フロントに置かれていた水槽にいる黄色の金魚。形は金魚だが何故か黄色い。ん?こんな色の金魚っていたっけ?と思い聞いたら、錦鯉と金魚の掛け合わせで「黄金金魚」だそうだ。これも青森特産品の様であった。

宿泊棟だけでなくレストランも温もりがある木の造りで、広く天井が高くオシャレであった。このレストランは青森空港にも店を出しており、メニューも豊富。
素泊まりにしレストランで食事を摂る事も出来るが、素泊まりと2食付きの料金の差が1200円しか変わらなかったので、2食付きにした。
部屋食にするか、レストランで食事を摂るかを選べ、折角だから雰囲気の良いレストランで食事を摂る事にした。岩木山が一番良く見えるのがこのレストランなのだ。
夕食は和洋折衷料理で美味しく、朝食は洋食と和食のどちらかを選択出来る様になっているのが良かった。泊まり客が多い日は朝食バイキングになる様である。
他には夕食をバーベキューにする事もでき、コテージ泊が人気の様である。

さて温泉は、森田温泉と同様のコーヒー色をしているが、こちらは加温しているそうで、源泉温度が43℃程のため1~2度加温しているとの事。その為か、内湯・露天風呂の周りには溝が設けられ加温循環されている様であるが、かけ流しかと思える様な温泉でもある。
極微かに油臭の様な香りもし、露天風呂は壁向こうの新緑が、コーヒー色の温泉に映える。
半露天風呂だが、やはり露天風呂は気持ちが良く、浴槽の淵に頭を乗せ身体を浮かばせる。
入浴客は多いが何故か内湯の方を利用しているので、露天風呂にはゆっくり浸かれた。
他にサウナと水風呂もあり、こちらも利用してみた。
リニューアルされた浴場は広く快適な為か、日帰り入浴客が多く、入浴時間も6時から22時迄と長い。宿泊者だけが利用できる時間帯は、22時~24時という遅い時間帯だけであった。

緑に包まれた広大な施設に雰囲気の良い建物、食事内容も良く、これで1人泊2食付きで9000円というリーズナブルな価格は、青森だからこそかも知れない。
当然ながら週末は、ファミリーなど宿泊客で込み合うそうだが、平日は静かであった。
「散歩しなかったんですか?」と言われ、ゆっくり寝てしまった事をちょっと後悔。また次回の楽しみにしたい。紅葉の時期も美しいだろう。

アクセス例:JR陸奥森田駅より送迎あり。

森田温泉 (青森県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2022/05/18

評価:

5

津軽1位、青森ベスト3に入ると思う絶対入っておきたい温泉

素晴らしいの一言。私的には津軽1位、青森でもベスト3には入ると思う温泉である。

70年程前に始めたと言う日帰り温泉施設はとにかくレトロ。「私が嫁いで来てからだから」と96歳になる女将さんが話してくれる。
「こんな古い建物。もういつ辞めるか・・」子供さんや孫さんもこの温泉を継ぐ気はないと言われるそうだ。
廊下の壁いっぱいに女将さん手作りのキルトの小物が、埃をたっぷりかぶって飾られているが、この温泉にはそれらの物さえも似合っている。硝子扉に書かれた森田温泉の文字。手書きの看板。
建物周りには花が植えられ、洗濯物も干されているので、その雰囲気からもしかして泊まりもできるのかも?昔はできたのかも?と尋ねてみたが、初めから日帰り温泉施設としての営業だけだそうだ。しかも12時スタートで20時迄。休み無し。料金は300円。
女将さんと話していても、地元の方達が温泉ついでに買物を届けたり、差し入れを持って来たりで、女将さんは人気ものだ。津軽弁が飛び交いほのぼのとさせられる。
「何処から来たの?」と聞かれたので大阪と言ったら「そんな遠い所から」と言って、貰ったリンゴを1つもって来てくれたのだった。人情と風情の小さな極上湯が、ローカル線の田舎町に在った。

浴室に入った途端オーッ!と感嘆する。久々に本格的なレトロタイル風呂に出会った。
温泉成分で変色したタイル張りの床に、壁の黒タイル。温泉が黒く、浴室は暗めで寂た感じがする。
しかし、長方形の浴槽には、パイプ先からボコボコと音をたてて温泉が湧出し、白く泡立ち広がっている。湯船の中はコーヒー色の湯が満ち、溢れ続ける温泉は、床の一部をコーヒー色に染めている。
源泉温度48℃と言う温泉は四季を通じて入れる温度であり、ナトリウム泉で溶存物質が5000mg以上で良く温まるけれど、炭酸水素泉でもあるため浴感や湯上りが、とても軽やかである。
黒くてツルツル、そしてドンドコ吹き上がりながら自然湧出する温泉は、気持ち良い以上の何物でもない。
こんな温泉に毎日入っていたら病気も治るのではと思わせる様な温泉である。

浸かって居ると直ぐに温まって来る。でも上がりたくない。そんな温泉なのだ。
一度は脱衣室に出たのであった、だがまた入りたくなる。ふと見ると誰も居ない。
そうだトドろう。溢れ出る温泉の湯船に沿い、しばしトド寝を決め込んだ。

青森、こと津軽地方にはマイナー乍ら良泉がいっぱいあるが、このサイトに挙げられているように、廃業の温泉が大変に多い地域でもある。この森田温泉も後継者がいない限り、いつまで入れるか解らない温泉の1つ、というかタイムリミットが迫ってきている温泉でもあったという事を、今回訪れてみて知った。
皆様には、是非是非この素晴らしい温泉が在る間に一度訪れてみて頂きたいし、この温泉の風情を目に焼き付けておいて頂きたいとも思う次第です。

アクセス例:JR陸奥森田駅より徒歩2分。

乳頭温泉郷 鶴の湯温泉 (秋田県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2022/05/18

評価:

5

早春の鶴の湯

温泉がとても気持ちいいと感じるのは何故なのだろう❓と思った。何度も入って来ている鶴の湯の露天風呂だけれど、湯の気持ち良さより、周りの風景との雰囲気を楽しんでいたところが多分にあった様にも思う。
今回はと言えば4月下旬であり、溶けかけの雪が残り、まだ緑は見られず、茶色の景色が多く美しいと思う所はかなり少ない。という事で、勿論風景自体には余り期待をしては来なかった。
そんな中で湯に浸かるが、すこぶる温泉が気持ち良く感じる。一時考え、そうか!湯温と気温の差が調度良いのだと気づいた。
女性専用露天風呂に於いては、熱くなったらその場で上がって身体を冷やし、また浸かるという事ができるが、冬場は身体を外気にさらすと冷たすぎるし、暑い時期ではそんなに心地良くも無い。という事でこの4月の外気が、露天風呂にはとても気持ちの良いものだと解ったのだった。湯温と気温のベストマッチとでも言おうか。
女性用の広い露天風呂に1人浸かりながら「あ~気持ちいい」と何度繰り返した事だろう。
改めて鶴の湯温泉の気持ち良さを再認識した次第であった。今頃・・。

角館武家屋敷の桜は満開だったが、この辺りの桜はまだまだ蕾で、山の宿の近くでは雪をかきわけ水芭蕉が咲いている程度である。まだ鶴の湯の桜は見た事が無いので、来年の春はGW明けに訪れ、乳頭温泉郷へ向かう道の桜並木や、鶴の湯温泉の桜に出会う事を楽しみにしている。

アクセス例:JR田沢湖駅より乳頭温泉行バスでアルパ駒草下車。送迎は午後より最終バス便まで電話連絡にて可能。帰りの送迎バスも7時30分より午前中は1時間毎、午後は路線バスに合わせ、最終15時20分という好対応なので、登山も湯巡りも楽しめる。

姥湯温泉 桝形屋旅館 (山形県)

ひろたまる

by ひろたまる (温泉初級) 2022/04/30

評価:

5

天上の温泉

とんでもない悪路を抜けると天国が待っている。
天気の良い日に行きたい。

上の湯温泉 銀婚湯 (北海道)

吞み助その2

by 吞み助その2 (温泉中級) 2022/04/22

評価:

4.6

千古温泉 (長野県)

えびねの湯

by えびねの湯 (温泉中級) 2022/04/21

評価:

4

真田一族の隠し湯。

脱衣場に入ると硫黄と何か混ざったいい香り、さっと着替えて浴室に入る。
お湯は41℃くらいで透明で細かい湯の華がちらちらしているが黒い湯の華は無かった。
ヌルッとしてじわじわと体に馴染んでくる気持ちいい名湯です。

地獄温泉 青風荘(旧清風荘)(1日3組のみ宿泊できるようになりました) (熊本県)

桜hanako

by 桜hanako (温泉達人) 2022/04/14

評価:

3

生まれ変わってたな・・

斬新なコンクリート造りの建物の壁には、鬼のデザインと共に「青風荘」と。これを見ただけで、何だか変わったのだなと・・。
受付は、このコンクリート壁の上にあるガラス張りの建物の一画に、オシャレっぽいお土産の雑貨に囲まれてあった。致し方無いかも知れないが、日帰り入浴料金も高く、湯浴み着・バスタオル付きで2000円。ちなみに、好きだった新湯は無くなってしまっていた。

広い敷地の中に建物が点在し、通路等がまだ完全に出来上がっていない為、通るべきでは無い所へ迷い込んだりして、すずめの湯へ行くにも女性入り口が解り辛く、間違って以前の様に降りて行ったら、湯船の前を横切る事になってしまった。
女性専用の更衣室が有り着替えたは良いものの、その後浴室入り口の表示も無く外へ出ようとしたところを「何処へ行くの?風呂はこっち」と教えて貰って、内湯へ出た。 その後休憩スペースを通りすずめの湯へ出るのだが「登場」といった感じで混浴へ姿を出すのは、以前と同じ。ただ、今回は湯浴み着を着用しているけれど。このアプローチを変えて欲しかったな。

田型が特徴だったすずめの湯は、2つに区切られ熱めと温めの浴槽に分かれており、熱めの泥湯はボコボコと煮立っているかの様にあちこちで気泡がたっていた。でも1人だけ浸かって居る人が。
恐る恐る手を入れてみたらそれ程でもなく、これならイケそうと私も浸かった。
全体に以前より湯温が上がったのか、はたまた湯船が狭くなったからなのか?以前の様なぬるさは無い。湯泥も増えたのか、救い上げている人も居る。
温めの方もブクブクとしこちらは混み込みで、男性陣は容易には動かないといった感じで浸かって居る。
前から混浴のすずめの湯の雰囲気を、どうも好まなかったのは私だけなのだろうか?

で、そそくさとたまごの湯へ向かった。此処は以前の仇討の湯の女性専用浴場である。
下が男性、上が女性という配置は同じだが、全く新しく造られているので、雰囲気は全然変わった。大きな内湯に小さな露天風呂が付いている。
宿泊すると、男女浴室が交替で使えるらしい。 内湯はガラス張りで明るく、陽射しが湯煙りを浮き上がらせ、此処で1人ぼうっと浸かって居るのはなかなか良い感じがした。皆、すずめの湯へ行くので、こちらは割に静かなのだ。

青風荘の広い敷地を見回すと、宿泊棟は新しく建てられ、ガラス張りのレストランも別棟として建っていた。受付がある建物の中には「宿泊者専用」休憩スペースというものも設けられている。
昔の名残は曲水庵だけで、そこに併設されているのが湯治棟だそうで、ちなみに素泊まり料金を尋ねると、1人1泊12000円という、私にとっては食事付き料金の様な価格で、泊まる事は無いだろう。
以前の素朴感ある秘湯とはすっかりかけ離れてしまったかな。
アクセス例:熊本空港より車で40分程。