青白い濁り湯がドバドバ!!硫黄の香りいっぱい コスパ最高の湯宿

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※※※※このレポートは2015年9月に訪れた時のものです※※※※
磐梯吾妻スカイライン沿いにある高湯温泉。
高湯温泉の温泉は既に何件も行っていますが、今回は「吾妻屋」への宿泊を選びました。
こちらのお宿は大きなホテルに見える外観からは考えられないほどの部屋数で、わずか10室のみととても小規模。
恐らく部屋は沢山あるのだと思うのですが、あえての部屋数なのではないかと思います。
今回宿泊を決めたのは「もてなし」と「コストパフォーマンス」の評判の良さからです。


吾妻屋は秘湯を守る会の宿です。
入口には提灯がぶら下がっていました。
駐車場は宿の目の前に9台分ありました。


少人数で営業されている事もあり、お出迎え等はありません。
受付にとても感じの良い女将さんがいるので少しおしゃべりをしながらチェックインします。
そこへ元気のいい仲居さんが来て部屋へ案内してくれました。
荷物は1つ持ってもらえました。
1泊2食付1人10,250円 幼児布団代3,240円 8畳+4畳の広縁 角部屋(6号室)トイレ・洗面付

宿泊した部屋は子供がいる場合に利用する部屋のようです。下の階に部屋がなく、角部屋なので音をまったく気にする必要がありません。
いつも子供が泣いて迷惑をかけてしまうのではないかと夜にはヒヤヒヤするので音を気にしなくていいのはとってもありがたいです。
部屋は十分な広さで大きな窓には緑が見えて気持ちがいいです。ただ、もったいないなぁと常に思ったのは部屋の電気の明るさでした。とにかく暗いんです。
部屋に入った印象も「なんか暗いなぁ」って感じです。古い部屋という事もあるのかもしれませんがせっかくいい部屋なのに陰気に見えてしまってもったいないですね。


洗面所の洗面台は最近新しいものを入れたのかとても綺麗で立派な洗面台でした。
トイレはウォシュレット付です。








到着してまずひとっ風呂♪内湯へ行ってみる事にしました。
内湯と貸切風呂は別棟になっていて、2014年に建てたばかりの綺麗な建物です。
青白い濁り湯がドバドバ!!硫黄の香りいっぱいの内湯

木造りの浴室に青みがかった濁り湯が満たされていて扉をあけたとたん
これは美しい湯だな~と感動。
しかも湯量がドバドバなんです!硫黄のドバドバってそんなに多くないので貴重ですよね。
浴感はまろやかでやさしい感じ、ツルツルしていて気持ちがいいです。
薄いレモン味がしてあとから少し苦みを感じました。
投入量は約100L/分ほどでしょうか。とにかく新鮮で本当にすばらしいです。
ちなみにこちらの内湯が一番投入量が多く、一番ぬるめでした。






内湯から出て、そのままはしご湯です。
一度外へ出て少し歩くと露天風呂があります。
そうそうこの風景!写真で見て素敵だな~と思っていた光景です。
木造の小さな湯小屋が並んでいてかわいらしいんです。
その前には休憩ができる歴史がありそうな建物「山露庵」があります。
この時は中へ入れる事を知らず入りませんでしたが、後で聞いたところ湯上りに休憩できる場所だそうです。

あまりに素敵だったので写真を1枚(*^^*) この雰囲気たまりませんな~~
こじんまりと落ち着く小さな露天風呂

湯小屋は女性用、男性用、貸切と3棟並んでいます。造りはほぼ同じです。
浴槽での温度は少し高めだったのですが涼しい外の空気を感じながら入るのにはちょうどいい感じでした。
景色がいいわけではないのですが、木の雰囲気と緑が心を落ち着かせてくれゆっくりと入れました。いい露天風呂だと思います。
源泉投入量は約60L/分ほどです。浴槽の大きさを考えると30分で1回転するぐらいだと思います。


夕食 メインはしゃぶしゃぶ 味付けの良い料理の数々



品数も多く価格から考えてコスパよし!と思えるような料理でした。
特にこれというものはないですが、味付けは良く全てが美味しいです。
メインのしゃぶしゃぶの肉は特別良い肉というわけではないと思いますが脂の旨みもあり柔らかくポン酢との相性も良く満足でした。
岩魚の塩焼きは身にも塩味が浸透していてこれは今まで食べた中でもかなり美味しい味だと思います。
茶碗蒸しについては1歳の息子くんは色んなところで茶碗蒸しを食べさせてきましたが、嫌がって食べませんでしたが、なぜかこの時はパクパク♪
好みの味だったようです。 実際私が食べても美味しかったですしね。

宿泊料金10,250円でこの料理はお得感いっぱいです~♪
一つ残念なところを言うと冷めている料理が多めなところでしょうか。
それ以外は言う事ありません。







写真は息子くんがかじってしまった後ですが、、、りんごと梨がそのまま出てきました。

これは一般的な出し方なのか私達だけなのかわかりませんが、「食べられなかったという事がないように丸ごと出しますね。部屋へ持って帰ってもいいですよ」との事。
食事処は子供がいるから配慮してくださったのか他の方たちも広い部屋なのかわかりませんがとにかく広くて驚きました。
男女別内湯とほぼ変わらない造りの贅沢な貸切内湯


夜は息子くんを入れたくて貸切風呂へ。
温度はぬるめの約40度、造りは男女別内湯とほぼ変わらない造りで贅沢です。
「息子よ、この湯は超贅沢な湯なんだぞ~~っ」とか言いながら入りましたが「あちち」とか「ぶー」とか言っていました。もちろん伝わっていませんが楽しめたようです。
よかったよかった。

館内の一角に飲み物が売っているところがあります。
若干高いので飲み物は買ってきた方がいいかとは思いますが、、、部屋に冷蔵庫がないのでどちらがいいのかは微妙です。
私達はもちろん持ち込みましたが。
ビール、酎ハイ:300円 ジュース、お茶、水:200円でした。


さてさて、朝は一番人気の露天風呂「山翠」へ向かう事にしました。
露天風呂までのアプローチは美しい緑に囲まれた小道でとても気持ちがいいです。
お散歩気分で硫黄の香りをかすかに感じながらゆったりと歩きました。
露天風呂を囲っているウネウネとした木の柵や年季の入った湯小屋の雰囲気が東北ならではの魅力を感じます。


脱衣所は籠が置いてあるだけの簡易的なものです。
脱衣所から出ると露天風呂へ木で作られたちょっとした道があります。
その先へは美しい青白い露天風呂が待っています。
青白い濁り湯と深い緑のコントラストが美しい岩造りの露天風呂

旅館から100mほど歩いたところにある一番人気の露天風呂「山翠」です。
電気がないので入れるのは日の出から日没までになっています。
深い緑に囲まれた岩造りの露天風呂に青みがかった濁り湯が満たされ本当に美しい露天風呂だと思います。
外気温は涼しく、朝の澄み渡った綺麗な空気の中、浴槽温度は約41度。
いつまでも入っていたいほどの気持ちよさでした。
浴室の奥には寝湯もあり寝っ転がってゆったりもできます。
あぁ、、、極楽極楽(´ー`)


投入量は内湯と同じぐらいの毎分100Lぐらいだと思いますが湯船が大きいので内湯と比べると鮮度は落ちると思います。
透明度は約40センチほどでした。
朝ご飯はベーシックな内容 味噌汁がほっこりと美味しかった

コスパ最高!っと思った夕食に比べて朝食はベーシックな内容。
7,8000円程度の宿の朝食といった感じでいささか物足りなさを感じます。
量も少な目で白いご飯を多めに食べないとお腹がすいてしまいそう。
内容的にご飯の御供になりそうなしょっぱいものが多いです。
特にいえば湯豆腐が美味しく、ポン酢の味も好みでした。

朝はロビーに無料でコーヒーが用意されていました。 と言うか、朝8時~夜7時までと書いてあったので、チェックインしてからいつでも用意してあったようでした。 まったく気が付かなかった事が悔やまれます、、、、。コーヒー大好きな私は、せっかくのサービスを楽しめなくて残念でした。 |

《吾妻屋の良かったところ》
コストパフォーマンス最高のお宿だと思います。
料理によって値段は違いますが、10,250円の安いプランで十分満足できました。
とにかく人への優しさを感じます。
子供がいるからと部屋は音が気にならないような部屋にしてくださり、
食事処はものすごく広い部屋で食べたので息子は遊びながら食べる事ができ
泣くこともありませんでした。
帰りには女将さんが車のおもちゃをくださいました。
女将さんの女性らしい優しい雰囲気が話していて癒され、女将さんのこの優しい
雰囲気から人にやさしいもてなしができているのだなと思いました。
そして一番はなんといっても極上!!なドバドバ湯です。
青みがかった美しい湯には目を奪われ、あぁ、ここへ来てよかったと思う湯でした。
部屋数に対して風呂数がとても多く、ほぼ貸切で入れるところも贅沢でした。
《吾妻屋の良くなかったところ》
良くなかったというほどのところではないのですが、部屋の電気が暗いのは
もったいないなぁと思いました。
部屋の古さは否めませんが広さは十分、窓からの景色も良くトイレ、洗面も綺麗なの
に電気の暗さだけで陰気な雰囲気になってしまいます。
仲居さんが子供をとてもかわいがってくださり嬉しかったのですが、
夕食の時間ピッタリに部屋の扉をあけて「夕食ですよ!!早く早く」と言ってせかしたり子育てに関して厳しく色々と教えていただき、、、、いいような悪い様な、、、(^^;)
あとはもう少し説明があってもいいと思いました。
特にコーヒーのサービスがある事は説明してほしかったです。
《まとめ》
何度でも通いたいと思えるほどの気に入った湯宿です。
小奇麗なモダンな雰囲気の宿好きな方には向かないと思いますが
それ以外の方にはきっと満足できる宿だと思います。
素敵な女将さんともう少しお話できたら嬉しかったな~と思いました(^-^)
高湯温泉は本当に良い湯宿が多いですね。
利用データ
所在地 | 〒960-2261 福島県福島市町庭坂高湯33 |
電話番号 | 0245-91-1121 |
アクセス | 福島駅西口より福島交通バスで約40分で高湯温泉 |
WEB | http://www.takayu-azumaya.jp/ |
宿泊料金 | 1泊2食付き15,550円〜 |
部屋数 | 8室 |
お風呂 | 内湯:男女各1 貸切1 露天風呂:男女各2 貸切1 |
日帰り時間 | 日帰り入浴不可 |
冬期閉鎖 | 通年営業 |
利用携帯 | 宿泊 |
温泉データ
分析年月日 | |
湯づかい | 源泉掛け流し |
成分量 | |
泉質 | 酸性ー含硫黄ーカルシウム・アルミニウムー硫酸塩泉 |
PH | 2.6 |
湧出量 | |
源泉温度 | 49.1度 |
源泉名 | 湯花沢3番 |
移行前、クチコミで投稿していただいた画像



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コメント
コメント一覧 (2件)
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2023年5月日本秘湯を守る会巡りで最初に利用した施設です。
高湯温泉【吾妻屋】は福島らしい趣のある施設で我らの好みの宿で全ての湯船を制覇しました。
機会があれば再び訪れたいです。
翌日以降は芦ノ牧温泉【仙峡閣】、白布温泉【東屋】、青根温泉【不忘閣】を巡る。
酒の銚子が
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2018年10月頃に訪問
宿のご主人の考え方で 酒の銚子が特別注文で正味1合なので 大感激。 再度 訪れて 以前の時にもわかっていたけれど 浴槽が男女別内湯、露天風呂 自由に使える貸切風呂が 3か所 予約する貸切風呂が1か所 合計8か所で 部屋数が10部屋 どの温泉に入ってもほぼ貸し切り状態 まったく贅沢な温泉だと思う 又訪れたいと考えています。
2019-10-12 10:11:53に投稿