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蔦温泉 蔦温泉旅館 青森県(宿泊レポート)★★★★☆

100年超の歴史を誇る建物と足元湧出の上質湯が魅力の宿

管理人総合評価
  • 温泉 
  • 温泉の雰囲気 
  • また行きたい 
  • 部屋 
  • 食事 

※※※※このレポートは2008年1月に訪れたものです※※※※

蔦温泉は2016年にリニューアルされました。


冬の青森県。
特に蔦温泉周辺は山となっており雪が多い。
冬季通行止めの道も多く、唯一の道も午後6時になると通行止めになる。
私達も安易な考えで向かい、まんまと冬季閉鎖の道へ向かって大変痛い目をみた。
冬はしっかり調べて向かう事をお勧めする。


蔦温泉の歴史は古く1174年に湯治小屋があり、その後1909年、旅館へと姿を変えた。
宿泊はもちろん歴史のある本館を指定し、蔦温泉の歴史の重みと湯の良さを存分に感じてきた。

玄関 ※公式ホームページからお借りしました。

道に迷ったせいで日が落ち、暗くなってからの到着となった。
到着すると宿の方が外までお出迎え。荷物を持ち部屋へ案内してくれる。

歴史を感じさせる木造の宿がボヤッとライトアップされ、周りは雪景色。
とても綺麗な景色だった。

宿の言い伝えは沢山あり、宿の周りに「ツタウルシ」が沢山あったから、また「わらび」が付近に沢山あり、それがアイヌ語で「ツタ」と云われることから、など宿の壁には様々な言い伝えが貼ってあり読むのも楽しい。

※公式ホームページからお借りしました

今回私達は「一番歴史がある部屋を希望」と本館を指定し宿泊。
その中でも一番いい部屋にしてくれと懇願した。

その結果、本館で一番奥の部屋へ通されたが、私的にとても満足。
ウネウネと曲がった質感のある木でつくたれた部屋の棚や歴史がありそうな窓に襖のような扉。
全てがすばらしく思えた。

綺麗で新しく、設備のととのった別館もいいのだろうが、やはりその宿の重みや歴史を感じたいと思ってしまう。

宿泊した部屋
広縁

また、歴史を感じる部屋だけではなかなか満足はいかないのがわがままな人間の性。
冬は暖かくなければならない。プライベートを守ってほしい。そして本をゆっくり読める空間なんかがあったら最高だ。
といった要望がでる。

今回この部屋ではあらゆる要望が満たされ、とても居心地がよかった。ただ、トイレが1階まで降りないとならないというところは深夜トイレへ行きたい時、不便した。
本館へ泊まる場合は「景色の良い部屋でさらにトイレが近いところ」と指定すると良いかもしれない。

部屋の中で何処が気に入ったかというとゆったりした広縁。
私にとってこういった空間はとても大事。
今回の旅は特に「本を読む」がテーマであったこともあり、本が読める空間があることはポイントが高い。

古き良き、など畳を好む傾向もあるが、現実は畳のみという住宅は数少ない。緊張感がある和室とゆっくり腰を据えれる日常の延長戦であるイスの融合は重要だと思われる。

レトロなテレビ
暖房
お茶セット
鏡台

木造の温かみのある湯屋 芯から温まる足元湧出極上湯

泉響の湯

到着早々に温泉へと思ったところ、メインの久安の湯はただ今男性の時間、との事でまずは男女で各1つ設けられている泉響の湯へと向かった。宿の方へ聞くと、久安の湯の方が歴史もあるしいいですよ、と聞いていたのでまったく期待せずに訪れたがこれが最高に良い。足元から流れ出る湯は湯量が多く良質。少しピリピリした感じの緊張感ある浴感だ。無色透明であまり特徴はないが、この寒い中熱めの湯へ入るのは気持ちがいい。

何もかもがとても綺麗で清潔。
全てが木を基調とした造りになっており温かみもある。

その後、待ちに待った久安の湯の女性タイムとなり、入ってみたが湯気でモウモウ。。。換気が悪く湯の質がどうこうというまでもなく退散。やはり温泉は質がいくらよくても「換気」も重要だと思う。

こちらの温泉を早々に後にし、再度泉響の湯へ直行

「やっぱりこっちがいいな~」と時間を忘れて1時間ほど涼んだり温まったりと楽しんだ。

泉響の湯へ浸かり、どこまでも高い屋根を見上げているとなんだかわからないが幸せを感じる。
とても静かな時が流れていた。

朝食
食事処(公式ページからお借りしました)

【朝食】
朝食は別館の1室へ案内された。
壁一面に大きな窓があり、外の雄大な雪景色を望みながらの朝食。
食事の内容はとてもおいしく身体にも良い。
とろろご飯はおかわりをしてしまったほどだ。

≪蔦温泉旅館の良いところ≫

とにかく良い。本館の部屋もお湯も従業員の接客も。とてもよい旅館だと思った。
この趣はなかなか感じることはできないと思う。ぜひ一度足を運んでほしい。

≪蔦温泉旅館の良くなかったところ≫

何処もない。

移行前、クチコミで投稿していただいた画像

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (3件)

  • 雰囲気のある堂々とした施設
    温泉3 温泉の雰囲気5 また行きたい3 部屋0 食事0
    2016年8月頃に訪問

    山奥の峠道にポツンとある堂々とした山小屋風温泉。
    泉質は柔らかく、奇麗なお湯。
    温泉施設は木造の風格ある建屋で、贅沢な雰囲気でゆっくりと楽しめる。
    濃い泉質が好きな人や露天が好きな人には向かないかもしれないが、周辺の濃い温泉の合間に楽しむにはちょうど良かった。

    雨の中、少し早めの時間外にお願いしたが快く受け入れてくださるなど、非常に好感の高いお宿でした。

    2019-04-17 22:17:30に投稿

  • 凛と重みを感じる温泉
    温泉5 温泉の雰囲気4 また行きたい5 部屋0 食事0
    2019年6月頃に訪問

    遭えて雨の降る悪条件の中に行きました。(人集りを避け、静かに過ごしたいので)
    案の定、人もまばらでゆっくりと『泉響の湯』、『久安の湯』を堪能する事ができました。
    泉質云々は他の方にお任せするとして、とても綺麗な湧き出し温泉で身も心もリフレッシュできました。
    休憩所からの中庭がとても素敵です。

    2019-06-16 17:02:28に投稿

  • 伝統的な良湯
    温泉4 温泉の雰囲気5 また行きたい4 部屋0 食事0
    2018年8月頃に訪問

    個性的な温泉の後に寄ったので、少し印象が薄くなってしまった感はあるが、建物や温泉はどちらも一級の温泉と言って良いのではないかと思う。

    今度は機会があれば立ち寄りではなく、ゆっくりと一泊して宿や温泉をのんびりと楽しんでみたい。

    2019-06-19 23:26:32に投稿

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