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青荷温泉 青荷温泉旅館 青森県(宿泊レポート)★★★★☆

雰囲気抜群の秘湯のお宿。ぬるめのお湯をじっくり堪能

管理人総合評価
  • 温泉 
  • 温泉の雰囲気 
  • また行きたい 
  • 部屋 
  • 食事 

※※※※このレポートは2004年12月に訪れたものです※※※※

深い山間にひっそりと佇む青荷温泉はランプの宿としてよくメディアに登場するほど有名な温泉宿。

青荷温泉へと向かう山道へは各カーブへ津軽弁でよく理解のできない言葉が書いてあり、それを考えながら宿へと運転しているとあれっもう到着?と驚くほど早く着いたような気になる。意気なおもてなしだなと感心してしまった。

ランプの宿といってものまったく電気を使っていないわけではなく、最低限の電気は自家発電で賄われている。

宿はランプの宿というからには鄙びた宿だろうなどと勝手な想像を膨らませながら訪れてみると、えらく立派なお宿が・・・。本館以外に団体向け離れは木造や茅葺屋根で鄙びたいい雰囲気だった。

1泊2食付 6畳本館 日曜日 8500円+暖房料1000円

宿泊した部屋

到着したのは日が暮れた夕方5時頃。
部屋へは案内などはなく2階の202号室です。と言われ自分たちで向かった。鍵も渡されず部屋の金庫へ貴重品を入れるシステムのようだ。ちょっと無用心だなぁと感じたがしかたない。
部屋へ入ると私は何故か神奈川県 新横浜にあるラーメン博物館を連想してしまった。光りは部屋の中央からさがっているランプ1つと暖房からのオレンジっぽい光りのみ。
本物という感じではなく演出チックな感じはあるが、この演出に喜ばない人はいないのではないか・・・というほど世界観がある。

【夜ご飯】
夜ご飯は大広間で宿泊客が皆揃って食べる。日曜のせいか人はまばらで宿泊客は少なめなようだった。
鍋とうどんは温かいが焼魚が冷たかったのは残念。
刺身のサーモンはなかなかのおいしさだった。
部屋の真ん中へはどでかい鍋が置いてありこれも演出で、そのどでかい鍋の中に小さい鍋へうどんの汁が入っている。
食事時、宿のご主人から挨拶があり、楽しい話も交えながら食事の説明もされる。そんなところも面白いと思った。

食事処
休憩部屋

【休憩室】

大広間(食事何処)の並びへ1部屋休憩室がある。
デザートにリンゴが丸ごと出されるが皆部屋へ持ち帰ったようだ。その中で数名がこの部屋へ寄り、休憩室へ並ぶアンティークランプを眺めながらリンゴをかじっていた。
私達はというと、リンゴではなくビンビールを買い込み、グビグビ。食後のお酒を楽しんだ。
この部屋は日帰りでも使う事ができるらしい。

ランプの光でボヤッと浮き出る木造の歴史

龍神の湯 混浴

離れの湯治宿雰囲気と同様に湯治ムード満天の龍神の湯・露天風呂は、この時期ぬるすぎて入る人はほとんどいない。
龍神の湯はまだ入れる程度だったので入ったがあまりあたたまる事なくあがるのが辛い為かなりの長湯となってしまった。
源泉の味はおいしいミネラルウォーターのようで甘っぽい匂いがした。お湯へは白と茶色の細かい湯の花が少しだけ舞っていた。

露天風呂 混浴
露天風呂 2 混浴

龍神の湯があまりにもぬるかった為、そのまま内湯へ駆け込んだ。
こちらの温度は適温。窓を開けると空もみえ、冷たい風が気持ちいい。
貸切状態で入ったり、冷たい風にあたったりとしばらく楽しむ事ができた。

健六の湯 外観
健六の湯 内湯
健六の湯 女性用露天風呂

健六の湯は比較的新しい建物で、木の色も明るくとても綺麗。こちらのランプは外にあるのと同じでアクリル?で覆ってある。このランプは電気が使用してあるようだ。女性のみ露天風呂がついていたので今年初の雪見露天風呂を体験する事ができた。

朝ごはん
朝ごはん

有名なランプの宿に泊まって

鄙びた木造の宿を想像していたが、立派な宿だったのが少し残念だったが、
お客さんが何を求めているのかがよくわかっている方が経営されている事が宿を見てよくわかる。
ランプの素朴感と湯治ムードのお風呂、そして綺麗に清掃されたピカピカの廊下。素朴な雰囲気を楽しみたいけれど、本当のボロボロ旅館だと汚いし・・などという心配もなく誰もが喜ぶ創作旅館ではないだろうか。
夜はランプがいたるところで灯され、まるでクリスマスのようにキラキラしている。クリスマスや年越しに静かな時を過すにもお勧めの宿。客層はどちらかというとご夫婦やカップルが多かった。

移行前、クチコミで投稿していただいた画像

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (3件)

  • ある意味解放された空間
    温泉5 温泉の雰囲気5 また行きたい5 部屋0 食事0
    2019年6月頃に訪問

    山深い砂利道を行ったところにユニークな名前通りな温泉宿があります。

    綺麗に床拭きされた旅館宿の帳場で受付を済ませ、渡り廊下・吊り橋を渡って『滝見の湯・露天風呂・本館内湯』に入浴。
    何処の湯も透き通った熱めの綺麗な湯です。

    お風呂施設は綺麗で新しく、新旧が織り混ざっている気持ちいい環境です。

    知人からは電気・携帯電波も届かない不便なところと言ってましたが、時として今の現代環境から解放される時間も祝福の時間だと感慨深く満喫しました。
    今度はゆっくりと宿泊し『健六の湯』にも浸かり、食事も満喫してみたいです。

    2019-07-28 13:49:46に投稿

  • ランプの宿?
    温泉3 温泉の雰囲気3 また行きたい3 部屋4 食事3
    2018年5月頃に訪問

    ランプの宿ということで、ずっと気になっていました。

    行くまでの路は秘湯ぽかったけど、宿は・・・。
    お湯もあまり印象が・・・。

    ランクアップして、いいお部屋にしたら、トイレがウォッシュレットでした(汗)

    夕食の時の津軽三味線のライブはよかったです。

    2020-04-25 20:37:25に投稿

  • 雪深さと静けさと
    温泉3 温泉の雰囲気5 また行きたい5 部屋0 食事0
    2023年2月頃に訪問

    雪深い6.4㎞の山道を毎日除雪して下さっているという。冬は対向できないため乗用車も入れず、送迎車に乗り込む以外宿に辿り着く方法は無い青荷温泉。
    そして驚くことに日帰り入浴でも、この送迎車に乗せて貰って温泉に行く事ができるのだ。
    板留温泉バス停9時発の送迎車は、宿泊客を降ろした後、日帰り入浴客を乗せて雪山道をひた走る。
    「イヤんなっちゃうよ」と運転手さんの雪にうんざりな言葉が漏れるが、いざ山道にさしかかると「ヨシッ!」と気合を入れ直してアクセルを吹かす。4輪駆動であっても登り始めの坂で登りきるかどうかが、この先進めるかどうかにかかっているそうだ。
    確かに嫌になるほどの雪である。標高差は500mも無い程らしいが、下とは雲泥の差の積雪量である。
    その道を突き進み到着すると休む間もなく運転手さんは、第2便の送迎客を乗せて山を下って行った。ご苦労様な事であるが、この送迎や除雪が無いと冬には来させて貰う事はできない。これ程迄しても冬に迎え入れている事に驚き、感謝の気持ちが湧く。

    日帰り入浴の帰りのバスは14時20分である。それまでゆっくり温泉を堪能できるという訳で、昼食メニューも揃っており、広い無料休憩室にはランプが下がっていた。
    ロビーではダルマストーブが焚かれ、青森らしいねぶた風の絵が襖や館内に大きく描かれている。
    宿泊客が帰った後には、従業員の方が使用したランプを肩に下げ、交換するのに忙しい様子で、外にはランプ小屋というのがあって、そこにはランプが棚にズラッと並んでいた。

    さて、4か所あるという温泉の説明を受け、まず向かったのが玄関を出た先にある健六の湯。
    木造の造りで天井の梁がとても高い。窓も広く明るく外の景色が目に入り、自然感溢れる優しい浴室だ。
    大きな木の湯船にドバドバと投入される温泉が温かく、単純泉であるがとても気持ちの良いものだった。
    外は雪だが、夏季シーズンには緑を映して美しい事だろう。
    昼間なのでランプは消されているが、夜になるとこのランプの灯りだけになるとすると、かなり暗いだろうなと思った。
    次に向かった先は「露天風呂はぬるいので温まってから入って下さい」と説明を受けていたので、もう一つある小さな内湯に入ってから露天に向かう事にしたが、小さな浴室と湯船でこちらも木風呂だが、温まるほど湯は熱くなく、断然健六の湯の方が良かった。
    そして、ランプ小屋を過ぎ吊り橋を渡って瀧見の湯へ。川岸に積もる雪は物凄い。乳頭温泉よりはるかに多く、青森の雪の凄さを見た。
    瀧見の湯の浴場に併設されている露天風呂から、本来なら滝を見ながら温泉に浸かれるのだが、冬季は温泉がぬるすぎて閉鎖になっていた。ちょっと手を入れてみたら34℃程に感じ、内湯が高温泉ならば交互浴できない事は無いが、何せ内湯もぬるくて寒すぎる。
    滝は?と思って見たら、雪と雪に挟まれた間から、滝だと判るものが見えていた。
    こちらの内湯の湯船は石造りだった。そして温泉は同じく温い。
    で、混浴だという露天風呂へ。午前中は11時から女性専用時間帯になるが、入り口がオープンなので、脱衣室から湯舟に入るまでが少し気になる。
    混浴露天風呂という名ではあるが、天井もあり目隠しの塀もある。
    広めの岩風呂には源泉が噴射されて投入されいるが、いかんせん湯舟内は超ぬるいので、その噴射している温泉を湯滝の様にして浸かっていたのだった。

    連泊されている方が一組温泉に入りに来られている以外は、日帰り客はおらずほとんど貸切で、どの浴室でも静かに温泉を楽しめた。冬ならではの特権でもあるだろう。
    しかし温泉がぬるいため、最後はもう一度一番温かく広く気持ちが良かった、健六の湯に入って終わりにしたのだった。
    熱い温泉が嫌な方、ぬるい温泉に静けさの中ゆっくりと浸かり、自然の風景と共に温泉を愛でたいという方にはとてもお薦めです。
    感心したのは送迎だけでは無く、誰も居なくても更衣室にはストーブをずっと付けてくれているという親切さや、日帰り入浴料600円で何時間も過ごせ、尚且つ食事を強制するわけではないという、これらの温かい親切さに、今まで抱いていた観光ランプの宿というイメージが翻った。
    昔、ランプの宿というものに憧れて一度この宿に宿泊した事があるが、抱いていたイメージとはかけ離れていた事や、温泉が単純泉であり余り印象に残る温泉でも無く、何となく覚えているかのような夜の露天風呂だけで、後はツアーにもよく利用されている宿であると言う事で、今まで遠ざかっていた。
    宿泊した季節は冬でなかったので、しつこいくらいご丁寧に青森弁で書かれてある案内板に苦笑しながら、車で辿り着いた青荷温泉だったけれど(この印象が一番強い)あの親切さは看板だけでは無いんだと言う事を、今回の日帰り入浴で改めて感じ、青荷温泉に持っていたイメージが変わったのだった。

    アクセス例:弘南鉄道黒石駅より路線バス虹の湖行きで、冬季は板留温泉バス停下車。夏季は虹の湖バス停下車。送迎あり。

    2023-03-05 10:46:59に投稿

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