ぬるめと熱めの2つの源泉を楽しめるツルツル系温泉

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※※※※このレポートは2005年1月に訪れたものです※※※※
しび荘の評判を聞きつけ、今回初めて宿泊をしてみる事にした。
しび荘の日帰り入浴は200円と安く、夜遅くまで地元の方達がひっきりなしに訪れる。
近くに共同浴場があるが値段が変わらない上にこちらは源泉が2本ある為、しび荘へ来る地元客も多いそうだ。
宿は一見民宿のアットホームな雰囲気だが、サービスは旅館のようにすばらしい。
食事時間もお客さんに合わせてくれたり、席に着いてから暖かいご飯を持って来てくれたり、部屋に何度も出入りする事もなく、何一つうるさい事は言わない。
とにかくお気に入りの宿だ。


宿は外側から見るとどう見ても民宿のような建物。
白壁でそっけないしゃれっ気もない建物に見えた。
しかし、宿の中へ入ると立派なもの。
廊下はピカピカに光り綺麗に手入れをしているお宿だった。
お正月料金 1泊2食付 10000円

到着したのが夜7時頃と大変遅く、到着してそのまま食事へと向かったので帰ってきたら既に布団が敷いてあった。布団が敷かれる前は真ん中にコタツが置かれ、コタツカバーもかわいく、全体的に女性に好まれるような雰囲気だった。
アメニティも豊富で、しっかりしている浴衣にフリースのベストと羽織・タビが用意されていた。その他にシャンプーリンスのセットが用意されていたりといたせりつくせりの設備に私は驚いた。



お正月の特別メニュ-に感動!机からはみだす勢いの料理の数々



お正月特別料理
食事は宿泊料1万円とは思えないほど豪華な食事がテーブルに置けないんじゃない?ってほどズラッと並んだ。
特においしかったのは豊後牛のしゃぶしゃぶ、写真を見てわかる通り、霜降りのあぶらいっぱいのお肉を軽くしゃぶしゃぶして食べる。おいし~い!と絶賛しながらあっという間にぺろっと食べてしまった。鹿刺も口へ入れるととろっとして美味。
この他に出てきた猪肉の鍋は昔食べた猪肉が臭かったので躊躇しながら口にしたがまったく臭みなしの柔らかい肉だった。。
味付けは鹿児島特有の甘い味噌。私は甘い味噌はあまり好みではないのでそこそこおいしくいただいた。
お刺身は地元の船と契約し、その日に獲れた魚を出しているそうだ。
この日はハマチ、イカ、甘エビだったがどれも新鮮でおいしいものだった。
とにかくボリューム満天の料理はもったいない事に3分の1ほど残してしまった。









食事何処はとても広い部屋へ机が並べられているが、一組一組の間に仕切りが立てられ、隣の人が見えないように配慮してある。
食事などを運んでくるタイミングも抜群で楽しく食事ができた。
硫黄の香りがふわっと香る ツルツル湯

青森県の新屋温泉とイメージがかぶるツルツル系の温泉。ただ、新屋はモール臭、紫尾温泉は硫黄臭。
新屋温泉ほどの強烈はヌルヌルや泡付きもないが緑系の色とヌルヌルでやわらかいやさしいお湯。源泉は2本、ぬるめ38度と熱め51度があり、四角い方へぬるい源泉が入れられている。 どちらも硫黄臭がするが、熱めの方が硫黄臭が強い。
浴室でまず真ん中の丸い湯船へ入ろうとすると、四角い湯船へ浸かっていた方に「こっちこっち!まずはこっちよ」と呼ばれた。
そこでその方とお話していたが、宿の方にどうやら私達が10日間温泉めぐりをしている温泉好きだと聞いたらしい。
やわらかくて気持ちいいここの温泉を気に入り毎年正月は連泊するそうだ。毎年来て連泊したくなるのも頷けるほどしび荘はすばらしいと私も思った。


ぬるい方は透明感のある黄緑色でこちらの方がやわらかく感じた。
私は熱めの方もいいと思ったがぬるめの黄緑色の湯がゆっくりじっくり入れるのでこちらの方が気に入った。




カラン・シャワーは2つ。
この日はお正月でお客さんが多かったので順番待ちをして洗髪をする事に。。
アメニティに旅行用のシャンプー・リンスが付いていたが、浴室にもきちんと備え付けてあった。
貸切露天風呂

男女別内湯の横から外にでると小さめの露天風呂もあり、貸切ではいることができる。温度は低めなので冬はちょっと寒い。屋根もないため、天候によっては入れないらしい。
入浴できる時間は朝7:30~夜8:30まで
もう少し遅くまで入れるとありがたいのですが・・。

朝ごはんは魚の粕漬けがメインで山菜・温泉卵・豆腐・海苔など。デザートにはパイナップルが付く。
私はパイナップルが大好きなのでこれはすごく嬉しい朝ごはんだった。
量もほどよく、おいしい朝ごはんに満足した。

ロビ-には休憩できる場所がある。
地元の方が夜入りに来た後、ここでくつろいでいる人も数名みかけた。
ストーブを囲んで話したりとアットホームな感じがとても良かった。
部屋のある建物から温泉のある湯小屋へ移動する通路。
中庭には鯉を飼っている池がある。
よく池に鯉を飼って夕食に鯉の洗いが出る旅館があるがここは鑑賞用。
なかなか風情のある造りになっている。
今回10日間の旅で気に入った宿は2軒、その内の1軒がここしび荘だ。
ぜひ次の九州旅行でもしび荘に宿泊したいと思う。
利用データ
所在地 | 〒895-2103 鹿児島県薩摩郡さつま町紫尾2168 |
電話番号 | 0996-59-8001 |
アクセス | JR出水駅から南国交通空港シャトルバス(30分)で宮之城駅バス停下車。そこから送迎有。 |
WEB | http://shibisou.jp/ |
宿泊料金 | 1泊2食付き9,800円〜 |
部屋数 | 10室 |
お風呂 | 内湯:男女各1/露天風呂:1(貸切可) |
日帰り時間 | 日帰り入浴不可となってしまいました。 |
冬期閉鎖 | 通年営業 |
利用携帯 | 宿泊 |
温泉データ
分析年月日 | |
湯づかい | 源泉掛け流し |
成分量 | |
泉質 | 単純硫黄泉(共通) |
PH | 9.2/9.4 |
湧出量 | |
源泉温度 | 44度/50.3度 |
源泉名 | 下の湯/1号泉 |
移行前、クチコミで投稿していただいた画像







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コメント
コメント一覧 (2件)
指宿の人にすすめられ…
温泉5 温泉の雰囲気4 また行きたい5 部屋4 食事5
2018年9月頃に訪問
ここのところ毎年のように鹿児島に行って、指宿の玉手箱温泉に入らに行っていますが、山側だったり、雨だったり、定休日だったりと、玉手箱温泉の開聞岳をみるパノラマ湯をまだ見られておりません。そんな玉手箱温泉で山側に入浴中、地元、指宿の方で息子さんがイタリア料理のレストランをやっておられるという方に露天風呂で焼き芋(?)をいただき、その時にこの紫尾温泉の話を聞きました。是非とも行ってみて!と。
早速、一泊夕食付きプランで予約、平日だったので、8000円でお釣りがきました。なーんにもない山の中、神社くらいしか見るものはなく、静かな山里の中に数件温泉旅館がある感じです。
昔は民家でお風呂を解放していたのでしょうか?
その名残のお宅もありましたが、引き継がれる方がいなかったようで、空き家になっていました。非常に勿体なく感じます。
しび荘ですが、私たちの泊まったお部屋は和室とベットが2つついている和洋室であとから改築して付け足したような感じのお部屋でしたが、清潔感もあり、お布団もふかふかでした。
二階に行く階段が急なのと、お風呂と更に露天は足場が悪く、足の悪いご高齢の方には厳しそうです。
しかし、とにかくお湯が気持ちいい。ほんのりトロミがあって僅かな硫黄臭がします。あがったあとは肌がつるつるスベスベ
化粧水いらずです。感動的なお湯です。もちろん掛け流しで常に新鮮なお湯が楽しめます。
食事もぶっちゃけ全く期待しておりませんでした。
こんな山の中で、この値段。なのに出てきた料理は量もさることながら、味付けも最高に美味しい!!
すごい品数で、食べきれないほど!頑張ってご飯以外完食しました!!見所などは何もなくとも、胃袋を掴まれるとかなりの満足度があがります。それにお湯がとにかくいい!!
かなら再訪したいと思える温泉です。
2019-11-18 00:06:09に投稿
2015/05/04バイクでの訪問です。
温泉5温泉の雰囲気4また行きたい5
2015年5月頃に訪問
ゴールデンウィークの九州ツーリング中に⽇帰り⼊浴で訪れました。
湯川内温泉かじか荘から意外と近く、1時間弱で⾏けます。
公共の駐⾞場からすぐ近くですので⽇帰りの⾞などはそちらを利⽤できます。
お勧めは壁際にある四⾓い⽅のぬる湯です。浴感も素晴らしく⻑湯を楽しめました。
2019-07-15 17:38:28に投稿