名物女将の名物海鮮料理が食べれるコスパ最高の民宿
- 公開日
- 2019/01/15
- 最終更新日
- 2019/10/21
- 投稿者
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-
管理人総合評価
4
-
ユーザーの評価(2件)
3.4
西伊豆にある岩地温泉はコートダジュールを彷彿とさせる穏やかな海とオレンジ色の屋根が売りの小さな温泉地です。 が、今では残念ながらオレンジ色の屋根はあまり見当たりませんでしたので穏やかな海というところだけなようです。
今回「民宿かいとく丸」へ宿泊を決めたのは名物女将の料理が有名な事からです。
クチコミなどを見ていると接客について賛否両論あるお宿なようですが、それを踏まえた上で自分で体験してみたくなり余計に行ってみたくなりました。
母屋の建物は昭和元年の建物、新館は昭和44年の建物です。
内装は新しくなっているところ(食事処や入口近くの休憩所など)があります。
木造の建物はこだわって建てたという事もあり外観から良い具合で期待が高まります
6台ほどの駐車スペースがありました。
本来、こちらのお宿は夏のみ子供の宿泊OKだったようですが、
電話で問い合わせたところ、もう一組のお客さんも子供連れなのでいいですよ~というラッキーなお話で宿泊することが実現しました!
民宿までのアプローチも昔懐かしいようなホノボノとした風景で素敵でした。
庭にある木々は綺麗に剪定されています。
入口から入ると木のぬくもりがいっぱいで意外と新しい玄関がありました。
入口横にある休憩室は間接照明で雰囲気が良いです。
1泊2食付1人10,000円+幼児2,000円 3階 部屋名「楢」8畳 トイレ共同 最安プランです
宿泊したのは3階、8畳1間のシンプルな造りです。
ですがなんとな~く落ち着くんですよね、この部屋。
居心地がよくて生後8か月の息子も伸び伸びと部屋でくつろいで遊んでいました。
部屋からの景色もいいし電気カーペットで部屋がふんわり暖かいのでとっても快適です。
ただし4月だというのに暖房費をとられた事にはイマイチ不満ではありましたが、、、まぁ、夜少しの間でしたがカーペットで暖房を使ったと言えば使ったのでいいとしましょうか。
布団はセルフで自分たちでひきます。
一番のネックはトイレでした。
3階だとトイレが2階なのでトイレへ行くたびに階段の上り下りをしないとならないのでその点だけめんどくさいです。
予約をするときにトイレから近い部屋を指定するといいのかもしれません。(できるかわかりませんが)
写真を撮るのを忘れてしまいましたが2階のトイレは男女共用の古い洋式でした。
1階のトイレはウォシュレット付の新しくて男女別のトイレです。
アメニティは最小限です。
浴衣と小タオルはありますが歯ブラシや大タオルはないので用意を忘れずに。
さてさてさて♪ お待ちかねの夕食です!
かいとく丸は料理自慢のお宿、料理に付属して宿泊があるといってもいい様なお宿なんです。
食事処は周辺から凝った雰囲気の造りで廊下も風情が抜群にあります。
食事処のこの雰囲気!ピシッとした緊張感のある造りは美しいです。
机は掘りごたつのように足を下におろせる造りになっているので座り心地も悪くありません。
女将、というよりシェフ自慢の海鮮料理 7品+ご飯、味噌汁、漬物
メインの一つ、海老のアメリケーヌソースです。
一押しのメニューですがこれに関しては感動する味というわけではありませんでした
が深い味がしました。しっかりと長い時間をかけて作ったソースなのだと思うのですが
ポップな味になれている私には難しかったかな?(笑)
ちなみに高い宿泊代にすればこれが伊勢海老になります。
皆さん伊勢海老のコースにしている方が多いですが、私的にはやはり安い料金でこの料理というのに価値を感じた事とアメリケーヌソースは普通の海老で十分だったので一番安いコースでよかったかなと思います。
一番安い宿泊代:10,000円 伊勢海老付:13,000円 伊勢海老と鮑付:15,000円だったと思います。
お次のメインはタイの塩焼きです!
なんといっても一番感動したのがタイです。
塩加減といい外はパリパリ、中はホクホクのジューシーな身、こんなに美味しい塩焼きは食べた事がありません。
おいしくておいしくて夢中でアッという間に食べてしまいました。
しかも大きなタイで二人でこれでもかというほど堪能することができました。
お得感いっぱいの料理です。
サザエはバジルとバター焼き、お刺身はあおりイカです。
もっちりとして旨みがあり絶品でした。
細かく切れ目がいれてあるあたり仕事が丁寧だなぁと感心してしまいます。
そのおかげで食感がよくゆでたイカもありましたがこれも美味しかったです。
夕食の時間は17:30から。
普通の宿より早い時間な上に選べる時間はないので融通はきかない感じでした。
女将さんとアルバイトの方で切り盛りされている感じだったのでこれでも精一杯なのかなと思いました。
あと一つ不満があるとしたら「お水をください」と言って出てきた水が会計の時に水代として加算されていた事です。
たしかに水道水ではなくペットボトルの水でしたが、説明ぐらいあってもいいのにと思ってしまいました。すごく不親切だと思います。
さてさてお腹もいっぱいになって、お風呂にゆっくり入りたくなってきました。
お風呂は貸切風呂が2か所あります。
一人で入るのが好きな私にとっては貸切風呂というのはとっても好きなお風呂です。
脱衣所は木造でとっても綺麗に保たれていました。
塩分濃いめで冬向けの湯量豊富なポカポカ湯
貸切風呂は木を基調としていて温かみのあるとてもいい雰囲気の浴室です。
小さいながらにちょっとした緑も見え落ち着いては入れます。
湯量も豊富で源泉が適温な事もありドバドバ!
湯船からあふれる湯が爽快でした。
湯は少しキシキシ感があり、塩分が濃いのでよく温まります。
冬向けの温泉だと思います。
女将さんが夏は源泉温度も高くなるし湯上りも暑くて大変と言っていました。
岩地温泉にも源泉はあるのですが、温度が高い為雲見で利用しているらしく、こちらでは石部温泉の源泉を引いているらしいです。なんだか不思議ですね。
朝部屋からの景色です。
オレンジ色の屋根がコートダジュールでしょと昔は売りにしていたそうですが今ではほんの一部オレンジ色なだけです。
朝ごはんで食事処へ。
朝の静寂な雰囲気がこの緊張感のある食事処にマッチしていました。
素朴だけど手抜きのないおいしい朝ごはん
朝ごはんに豪華さはありませんが、手抜きなく全ての素材を生かしたおいしい朝ごはんでした。
全体的に薄味で素材が生きていました。
しらすはフワッとしていたしトマトジュースは手作り。サラダのトマトもとってもおいしくてこだわりを感じました。
お米も野菜も自家栽培のものをだしてくれているのだそうで、究極のこだわりを感じます。
食事処でもう一組の方が子連れだったのですが、息子くんはその子が気になってしかたがなく、ジーーーっとその子を見つめていました。
するとその女の子は息子君へ近づいてきて本を「どうぞ」と本を差出してくれました!
しかし。、、、、息子くんは怖気づいてしまいその本を受け取る事ができませんでした。
でもその女の子と少しふれあえて嬉しそうでした(*^^*)
《かいとく丸の良いところ》
なんといっても料理です!自家栽培で作ったお米や野菜、そして魚介類!手抜きなし
のすばらしい料理がとても印象的でした。
宿泊料金1万円で味わえるようなものではないと思います。
掃除が行き届いていてどこを見ても清潔です。
生花が飾られていたりと女将さんのこだわりを感じます。
その他食事処の雰囲気が抜群にいいです。
昭和元年築という雰囲気もいいですし、掘りごたつの下は床暖房が入っていたりして快適でした。
部屋も小さいながらに落ち着き電気カーペットによって快適に過ごせました。
《かいとく丸の良くなかったところ》
①食事の時間が固定的で融通がきかないところです。
しかも夜ごはんは時間が早すぎます。
②部屋にあるお茶セットを朝食事処までもっていかないといけません。
しかも説明がなく部屋の紙きれに書いてあるだけなので気が付かない人もいる
と思います。
④飲食の持ち込み禁止というのは今時あまりないかなーと思います。
⑤お風呂のお湯の出が悪いのとカランの使い方が難しかったです。
⑥食事の際、水を頼むとペットボトルの水が出てきて説明なく会計の時に
水代が記載されていたところです。
《まとめ》
不満な点も多いのですが、結論としてはコストパフォーマンスが素晴らしいお得な民宿だと思います。
女将さんはとても元気のいい方でお客さんにあまりやさしい感じはしませんが
こだわりを持って仕事をしている方だと思います。
私が思うに、説明不足とチマチマとお金をとるようなシステムが余計に悪い印象
が残ってしまうのかなと思いました。
これから行く方は、
おいしいレストランでおまけ的に宿泊ができると考えて行くといいと思います。
私はもう一度行きたいかと聞かれたら「もう一度行きたい」と答えるお宿でした。
2019年2月宿泊。2人以上でないと宿泊できず、1日2組のみのお宿。温泉の雰囲気も良いが勿論日帰り入浴などなし。
非常にモダンな温泉民宿で、小奇麗な旅館と言った感じだが、部屋にはお茶うけ無く、ポットが小さく、おまけに茶のティーパックは1人1袋のみという、ちょっと意外ながっかり感。
勿論冷水など無く、頼める雰囲気でない。
宿泊料金は、伊勢海老コースにしたら15000円という民宿からはかけ離れた価格・・
でもどうしてもあの伊勢海老のナンジャラソースとかいう、この宿の売りの料理が食べてみたかったので奮発して宿泊。
したのだったが・・私はあの海老はボイルされたものに、美味しそうなソースがかかっている物だと思っていた。というかそれが食べたかった。
なのに、あの海老はほぼ生だった。要するに伊勢海老の刺身を醤油とソースで2回たべたようなものだった。
でもソースは確かに美味しいので、付いているパンに付けてキレイに頂いた。
う~んかなり個人的な期待は裏切られてしまったが、他の料理も美味しく、立派な鯛の塩焼きが出て来たり、女将さん手作りの浅漬けは凄く美味しく、その事を言ったら朝食には、多く漬物を出してくれていたと思う。
温泉は、塩辛く苦味があり、良く温まる湯で、42℃程の適温だった。浴室は1つ。
24時間かけ流しである事を喜んでいたが、貸し切り利用のため、案外入りたい時間が重なってしまい、たった2組なのになかなか思うように入れなかった。
アメニティは歯磨きを忘れずに持参したい。頼めば貰えるが・・。バスタオルもない。ドライヤーは浴室には置いてないので借りにいかなければならない。
館内は雰囲気は良く造られており、小じんまりとした籠れるようなロビーがあった。
天気が良ければ浜までの散歩もしたかった。この宿はできるだけ早く着いて、ゆっくり楽しむ事に価値があると思った。