ハガキで予約申込!?栗駒山麓の大パノラマの絶景露天の宿
- 公開日
- 2018/10/26
- 最終更新日
- 2019/09/10
- 投稿者
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管理人総合評価
3.8
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ユーザーの評価(1件)
3.5
栗駒山麓に位置する須川温泉。
お宿は2ヶ所、須川高原温泉とここ村営の栗駒山荘である。
須川温泉は秋田県と岩手県の県境にあり、須川高原温泉は岩手県、栗駒山荘は秋田県となんとも不思議な感じである。
人気のシーズン(紅葉、GW、年末年始など)には予約がとれず冬季閉鎖解除前の3月の1ヶ月間のみハガキで抽選となるほどの人気ぶり。
私達はハガキでの抽選に間に合わなかったため、4月1日よりの電話予約を朝一に入れ、運よくお盆期間に宿泊ができた。
須川高原温泉と栗駒山荘の間に地獄があり観光客は足を付けてワイワイ楽しんでいる。
栗駒山登山道入り口でもあり登山客はここから登りはじめる。
湧出している場所は何ヶ所もあり、湧出量はなんと6000リットル、日本で2位の湧出量らしい。
ちなみにお隣の須川高原温泉への入浴は栗駒山荘へ宿泊するといつでも無料で入る事ができる。
お宿はモダンで今風。お洒落でとても素敵なのだが旅館というよりホテル。
ホテルという形にお洒落な木をかぶせている感じだ。
広いお土産スペースもあるし休憩スペースもある。
接客もしっかりしているがこちらもホテルライク。
どうしてだろう。
素敵で何も問題はないのだがなんとなく温かみが感じられない気がする。
部屋の入り口がホテルによくある重たーい扉というのもなんとなく遮断しているようでさみしい気がする。
【喫煙所】 |
喫煙所については隙間がたくさんあいているせいもあり、そんなに臭くないのが救いだ。
※今は禁煙したので全部禁煙がありがたい!
和洋室 お盆シーズン泊 1泊2食付き 2名1室 1名あたり 18,000円 バス、トイレ付
栗駒山荘には客室が和室16室、洋室ツイン3室、洋室シングル3室、そしてこの部屋和洋室が2部屋ある。
いってみたらこの部屋は栗駒山荘内で一番いい部屋。そして一番高い部屋。
部屋にはとても大きなはめ殺しの窓が付いており絶景。とにかく広く、綺麗である。
だけどやっぱりこんなに大きな窓があるのに外の風を感じられないのは残念に思う。
この部屋にテラスが付いていたら最高なのにと思ってしまう。
テレビは洋室に1個、和室に1個付いており至れり尽くせりだ。
こういった豪華なお宿にあまりなれていないせいもあるのだろうがこんなにすばらしい部屋なのに部屋から出てウロウロウロウロ、、、。
なんでだ、、、私はホテルがダメなのか?綺麗すぎてダメなのか?(^^; 何故落ち着かないんだろう。
部屋に付いている椅子は座り心地は悪くなかった。
夕食は食事何処にて。
こちらにも大きな窓があり外が明るければ絶景が楽しめる。
通常レストランとしても運営されているのでレストランだけでも立ち寄る事ができる。
食事内容はどれもおいしくなかなかよい内容。
ただ品数は多いのだが料理人がこだわって出しているというほどではない。
可もなく不可もなくといった内容ではあるが、この秘湯でこれだけ出せればかなり良いのではないかと思う。
大パノラマが望める絶景露天風呂
絶景露天風呂を楽しみに予約をとったというのにこの霧、、、。
夢にまでみてきた絶景は宿泊している間この霧に阻まれ一切見ることができなかった。
湯についてはせっかく湧出量が大量だというのに注がれている量は少なめ。露天風呂は少々ぬるいぐらい。
せっかくこんなに資源が豊富なのだから思う存分掛け流してほしいものだ。
湯をなめてしみるとすっぱい。P,Hが2.3と高いだけある。
内湯は木のぬくもりが良い雰囲気。内湯については湯が露天より透明。投入量は露天とそう変わらないような気がするが、
内湯の方が鮮度は良さそうだ。
洗い場は多く、シャンプーリンスも完備。
日帰り入浴で入れる時間を避けたせいか数人の人にしか会わなかった。
ご飯とお味噌汁は出してもらえるがその他はバイキング形式。
内容はまぁまぁ。
夕食と同じで特にこれといっておいしいと感動するような内容ではない。
コーヒーや牛乳は飲み放題なのは嬉しい。 |
【栗駒山荘の良いところ】
絶景の露天風呂!と言いたいところだが、残念ながらそれは体験できなかったので部屋の綺麗さと窓から少しだけ見えた景色。
ホテルライクではあるが接客も良い。
もう一度宿泊したいかと聞かれたらおそらく答えはNO。私には向かないのか、、、ホテルがダメなのか、、、。
露天風呂からの景色だけは見てみたいので日帰りで訪れてみようかと思う。
(答えはNOと書きましたが、子供ができて一転、もう一度泊まってみたくなりました。遮音性が高く、安心して子供と宿泊できそうなのでもう一度宿泊してみたいと思っている。今度こそ絶対絶景の時に!)
【栗駒山荘の良くなかったところ】
旅館ならではのあたたかみは感じない。旅館というよりホテルだ。
接客も丁寧ではあるが親切とは言い難い。ただ、これはスタッフの方によるので細かい事は控えておこう。
もう少し外とのつながりのある空間があったらいいのに、、、と素材がいいだけに
なんとなく悔しい気持ちになってしまう。
絶景を堪能していたらだいぶ評価は違ったと思う。
これが悪い!というところはなかった。
2019.10月日帰り入浴。須川高原温泉に宿泊すると、6時~21時までの間なら何度でも利用させて貰えるという事で、私は3回も足を運んだ。
というのもやはり断然眺めが良い。眺めが良い所に浴室を造り、良い眺めをより多くの人が見られるように、長方形のパノラマ風呂として造られている事に感心する。
その浴槽幅は30~40メートル近くあるのではないだろうか。
全面ガラス張りのパノラマ内湯があり、その一段下に同じ大きさの露天風呂がある。
どちらのパノラマ風呂からも、さらに広大な風景が見られる。
晴れた日にはまん前に鳥海山が見え、夕刻にはシルエットとなり陽が落ちて行く、というロケーションを温泉に浸かりながら見られるという素晴らしさも味わえる。
源泉は長細い風呂の真ん中から投入されている。須川高原温泉からの引湯であり、客も多いため酸性の湯が、良い様に言えばまろやか。逆に言えば若干新鮮さに欠けるという事でもあるが、そんな事は余り気にならない位、紅葉の眺めが素晴らしく、皆うっとりと湯に浸かっている。
湯舟が大きく、客が多くてもゆったり入れる。広く快適な浴室は木造りで、天井が高く太い梁が見える。どっしり、ゆったり、そして美しさがある浴室の構造は素晴らしいと思う。
浴室だけでなく建物全体がモダンな木造りとなっており、有料休憩室は展望室でもあり、かなり広く多くの客を受け入れるように造られている。
隣に建つ須川高原温泉と比べてしまうが、凄く新しく美しく快適に思える。同じ立地であるが、こちらはトイレはウォシュレット。料理にも期待してしまう。
宿泊料金も似たようなものであれば、断然こちらが人気なのは当然である。紅葉シーズンの1人泊はこちらの方がかなり安い。
ただ、余りにも人気なだけに宿泊予約が抽選という。特定期間(7月第3土曜日~8月第3土曜日と9月第3土曜日~10月第3土曜日)は、3月1日~31日の1ヶ月間に往復はがきで予約申し込みをし、抽選で当たれば宿泊予約が取れる。
和室16室、洋室ツイン3室、洋室シングル3室、和洋室2室となっているので、1人でも狭き門だが当選すれば宿泊は可能な訳ではある。
特定期間以外の日に付いては、毎年4月1日からの電話予約となる。
この様な独特な予約ルールをとっているので、泊まれた人はラッキーと言う訳だ。
だがやはりどうせならこちらの宿に泊まってみたいものだと思う。
アクセス例:JR一の関駅より1日2便の路線バスで須川高原下車し、徒歩3分。