ドドドーっと豪快に投入された爽快な超新鮮湯
- 公開日
- 2019/02/10
- 最終更新日
- 2019/09/06
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さかいだ温泉は5軒の温泉からなる「安楽温泉」にあります。どの温泉も源泉掛け流しの良好な泉質です。1967年には国民保養温泉地にも指定されており、泉質については折り紙つきです。
中でも、ここさかいだ温泉は特に泉質が良いと言われています。
また利用料も安く、湯治向けの旅館ばかりなので、宿泊にしても、日帰りにしても安くいい温泉を利用しやすいのもポイントです。
源泉に加水をしてドバドバと掛け流しています。
内湯(男湯)
浴槽は2つあります。右側は寝湯です。ドドドッーと勢いよく源泉が投入されています。20L/分以上の投入と思われます。1時間以内で浴槽のお湯は回転するように思えます。
源泉掛け流し。
写真は内湯ですが、この他に「寝湯」、「砂寝湯」、「蒸し湯」、「水風呂」もあるそうです。(利用していません)
驚くほどすさまじい量の投入量です。
付着している析出物。
カラン、シャワー、シャンプーなどアメニティは何もなかったかと思います。
茶色く染まった床。泉質の良さがわかります。
湯は薄い金気臭がし、炭酸味がしました。
こちらは階段を下りた所にある浴室です。時間帯により男女が入れ替わるようです。
妙見温泉から近く、セットで訪問したい温泉です。
ただし、見てのとおり、道路と建物のスペースなどがなく、駐車をしにくいというのが、難点であり、ついつい素通りしてしまいそうになります。ご注意ください。
地元客で込み合っている温泉
2019.11月、日帰り入浴。安楽温泉郷は湯治宿が、天降川に沿う霧島温泉と鹿児島空港を結ぶ幹線道路沿いの、非常に通行量が多い道路脇に軒を連ねている。さかいだ温泉はその中の1軒であるが、やたらとここだけが賑わっている様に思う。
コンクリート建物の1階部分に3台程と、横の空き地に数台の駐車場を、取り合うように次から次へと車が停まる。
中に入り300円の日帰り入浴料を払い、浴場へ。狭いと言うか、この客数には狭い更衣室で、籠はほとんど使われ、ちょっとでも着替え易い様に、椅子の上や床の上にも籠が散乱する。
地元の馴染み客が殆んどなので、新顔には声はかけて来ないが、少し興味を持ち乍らもいぶかしそうな顔をされている。
東北の、のんびりほのぼのとした雰囲気とは違い、九州はどちらかと言うと関西っぽい。明るく、豪快であるのかも知れないが。
で、浴室に入った途端、また更衣室と同様の視線を向けられる。だが、声をかけて来てくれる訳では無いので、私も黙って入浴する。お馴染みさん同士は、湯船の淵に腰を掛け井戸端会議に花が咲いている。
浴室もまた狭く、狭いと言うか色んな湯船が幾つもあり、洗い場のスペースと合わせると殆んど余裕は無い。なので、湯船の淵と中とで話すと言う事にもなる様である。
広くは無い暗めの浴室には、多くの人と、湯船がまず2つ(熱めとぬるめ)他に砂湯と寝湯、蒸し風呂、水風呂、打たせ湯、シャワーが7,8基あり、湯気が籠る中に、温泉のドドッザーザーという音がズシンと来るような雰囲気の温泉である。
砂湯は足裏に心地良い。寝湯となっているが、深めなので座浴に良いかも知れない。
それにしてもゆったり入ると言うよりも、人の数と温泉の投入量が凄く、とても慌ただしく思う。例え湯治宿泊しても、これだけの日帰り客が訪れていれば、ゆっくり入る事は困難だろう。
泉質は、妙見~この辺一帯に多いナトリウム・炭酸泉で、ここは日本一の炭酸泉をうたっている。高温のためか全く泡付きは無い。しかし、多分効能ははっきりと表れるのだろう。そうでないとこれだけの客は寄ってこないだろうから。
湯の色も透明~薄茶濁りで、湯船や床は茶褐色に染まり、その為で浴室は全体に暗っぽい印象になっているのかも知れない。
2度目の訪問だが、一見さんにはどうもゆっくり温泉を楽しめる様な、雰囲気は無い様に感じる温泉である。日帰り入浴は朝7時~。
アクセス例:鹿児島空港より路線バスで妙見~丸尾方面 安楽バス停下車すぐ前。