超ローカル!自動車整備工場にあるツルツル湯
- 公開日
- 2018/12/06
- 最終更新日
- 2019/09/09
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管理人総合評価
3.3
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ユーザーの評価(1件)
3.3
★★★訪問してからレポートをかくまで時間が経ってしまった為若干記憶が曖昧な部分があります。そのため簡易的なレポートとなっています★★★
超ローカルな温泉施設、光風温泉。自動車工場が経営する温泉施設のようです。
県道から敷地に入り、奥にこの建物があります。
ご年配の方が多く利用しているようで、訪問時も70代以上くらいの方がたくさんいらっしゃいました。
私達のような県外から来た人間は珍しいのか少し驚いている様子・・・・。
中に入ると休憩所がありました。地元の方たちはここでのんびりしているようでした。
普段から利用者はかなり多そうな感じでした。
真っ赤な床とエメラルドグリーンの壁。
真っ赤な床を選ぶとはなかなか派手好きな方なのかな。
脱衣所を仕切る壁は天井まではなく、男女声が聞こえます。「もう出る?」「そーだなー」なんて感じのやり取りもでき、私としてはこれ結構便利で好きです。
鍵付のロッカーなどはなく、衣類はカゴに入れて好きな場所に置くという仕組みのようです。
床にゴザがひいてあるあたりもアバウトな感じでいいですね。湯あがりここで寝っ転がったりするためのゴザっぽいですが脱衣所にこういった寝れる場所があるのははじめて見ました。
内湯 源泉掛け流し ドバドバ
お湯はモール系の泉質です。
やや黄色みがかっていて、ヌルヌルッとするお湯で、とても気持ちのいい温泉です。床で滑るのに要注意です。
浴槽は1つのみでサイズは7-8人くらいは入れる大きさ。
お湯はオーバーフローしていて、そのまま床に流れていました。床の色の付き具合が良い感じです。
源泉の投入量が凄い!!
飲んでみると、塩気とダシの味、香りは薄いアブラ臭でした。
ここには椅子というものがなく、床に座って洗髪や体を洗います。オーバーフローしたお湯が四方八方に流れているので、どこで座っても寒くないんです。
さすが青森、そして青森らしい温泉でした。湯上りはかなりポカポカして、これは塩分の効果かな。
ぬるめではありませんが、アブラ系の源泉をドバドバと豪快に掛け流すこの温泉をぜひ一度お試しあれ。
倉庫の様な大浴場に上質な湯が溢れる
倉庫の様に広く、天井も三角形で高く、ペンキで塗られた緑の壁には、鳴子温泉・高友旅館の様に黒カビが多量に付着していた。
浴室の正面には大きくペンキで、えびす様とトラという中国風的な壁画が描かれていたが、創設者の社長さんのご趣味かな?
光風温泉は、元々は社長さん(おそらく光風商会)が自宅の温泉にと掘ったものだそうで、それを地元の人達にも開放されている。その為か建物の造りは実に簡素。光風商会という自動車工場の看板の方が目立ち、それに並び「光風温泉」とだけ黒で一言書いてある。
入浴料300円で、早朝から勤め終わりにも利用出来る様20時迄営業されている。
しかし、温泉は優れ物。溶存物質が何と8705㎎という驚異のナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉。
長方形の大タイル浴槽は、湯船に投入口が有る熱めの湯と、仕切りを隔てて温めの湯に分かれているが、投入口がある方は熱くて浸かれなかった。
琥珀色の湯は微かな油臭があり、こんなに熱い温泉でも僅かに泡付きもある。舐めると当然だが塩辛かった。
浴槽のタイルはおそらく水色だったのだろうが、プラスチック湯のみに茶渋が付いた様な色に変色しており、湯縁には温泉成分が固着し、床のタイルは茶色に変色していた。
大浴室には壁鏡とバネ式カランが、間隔も広く沢山並んでいる。窓は高くて開けられない。
直ぐに上がったがとにかく暑くて汗が引かない。
更に、更衣室の床はオンドルになっており、冬は良い!という事だけははっきりしている温泉である。この辺り雪が多く痺れる寒さだろうけれど、この温泉浴場の中だけは天国だろうな。
アクセス例:JR五所川原駅より路線バス鰺ヶ沢泉(木造経由)で相野東口バス停下車し、すぐ前。
余談だが、弘南バス五所川原バスターミナルの時刻表は、とってもレトロな縦書きで手書きの文字が、白ガラスに電気が点く掲示板に連なる(貴重な昭和遺品)