ひっそりと佇むボロボロ湯小屋に流れ続ける極上湯
- 公開日
- 2018/11/25
- 最終更新日
- 2019/11/28
- 投稿者
- しおり
-
管理人総合評価
4
-
ユーザーの評価(0件)
0
盤石温泉は個人所有の温泉で、オーナーさんがご厚意で開放してくれているというなんともありがたい温泉です。
オーナーさんは函館の「炭火焼肉 梁山泊」という焼肉屋さんを運営されている方だそうで、盤石温泉へ行った後に知ったのですが、とても評判がよく地元で愛されている焼肉屋さんだそうです。
函館へは行ったので知っていたら寄ってみたかったなーと思いました。
次回行ったらぜひ寄って色々とお話を聞いてみたいです。
こういった個人の方が開放してくださっていたりする温泉は住所を非公開にしたりといった気を遣うものですが、こちらの温泉はメディアにも公開しているそうなので安心して紹介できるのがうれしいです。
ただし、これから行く方はマナー良く、感謝の気持ちを忘れずに利用させていただいてください。
盤石温泉への道は、海沿いの5号線より銀婚湯へ向かう67号線の途中にある「→盤石山荘」という看板を右へ入ります。
わかりにくいのですが、写真の真ん中にある看板です。
しばらくダートを走っているとカーブミラーが見えてくるのでその道を右へ入ります。
入ると橋の手前に駐車スペースが2台分ほどあります。そこへ車を停めてあとは徒歩です。
徒歩といっても数えれるぐらいの歩数で到着します。
橋を渡ると草が生い茂った広い敷地にポツンとある小さな掘立小屋。空は青いしなんだか素敵な雰囲気です♪
色んな素材が使われた手作り感いっぱいの湯小屋がまた魅力的!看板が迫力ありますね。手掘りのようでした。
中に入ると雑然とした脱衣所があります。
沢山の常連さんがいらっしゃるようで、タオルやシャンプーなどが沢山置いてありました。
パッと入るとわからないのですが左奥の壁に寸志の箱がありますので必ず感謝の気持ちを入れて入ってください。
脱衣所は裸足で歩くのはちょっと躊躇してしまうほど汚れています。
どのぐらいの人が来ているか確認のためにノートが置いてあります。
もちろん私もしっかりと記入してきました。
来た時に橋のところで今入って出てきたという方とお会いして少し話ましたが、「虫は多いしあまり綺麗ではないけどとても気に入っているのでもう何度も来ている」と言っていました。ノートを見ると結構色んな方が毎日入りに来ているようです。
ひっそりと佇む湯小屋に流れ続ける極上湯
こんな山の中にこんな濃厚湯があるなんて!っと思っていたより素晴らしい湯で感動!こりゃーリピーターが付くのは大きく頷いちゃいますね。
湯は毎分20Lが注がれ、薄っすら白濁り。甘い鉄の香りと油臭のまざったような感じで味は薄いダシ味と塩分と炭酸を感じます。昆布茶と比べるとちょっとしょっぱいかな。
入りながら身体を触るとツルツルとしていてやわらか~くて気持ちいい~。
湯上りは少しべた付いて後でしっとりといい肌具合になりました。
源泉が浴槽に落ちたあたりで炭酸がはじけてパチパチしているのが見えました。
析出物はこってりとまでいかないにしても良い具合に茶色に色づいています。
浴槽の淵にも小さくコテッと付いていました。
湯小屋は隙間だらけ。屋根は隙間というよりは豪快に開いているので大きな窓のような感じです。
一度キイロスズメバチが入ってきてしかもなかなか出て行ってくれなくて大騒ぎでした。。。素っ裸で湯小屋から出るに出られず怖かった~~。この時期(6月)アブはまだいないのですがスズメバチがいるので要注意です。さらにアブがいたら結構厳しい状況になるかもしれないですね。。
行く時期はよく考えて行った方がいいかもしれません。
この時期まだ新緑のような黄緑色をした木々がとても綺麗でとても印象に残った温泉になりました。
虫が多い事とあまり綺麗ではありませんが、湯は間違いなしの極上ですし浴槽は綺麗なので綺麗な湯を楽しめます。
ここはまたぜひ寄りたい温泉です。
口コミはありません。