析出物で原型不明!?日本有数の析出物コテコテの珍温泉
- 公開日
- 2018/10/31
- 最終更新日
- 2019/09/10
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管理人総合評価
4
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ユーザーの評価(2件)
3.5
※牧場は閉鎖となりましたが温泉はまだ営業されているとのことです。(2017年5月の情報より)
TM-牧場温泉はまさかり海水浴場に隣接しており、パッと見ここへ温泉があるとは思わない古びたテーマパークのようだ。
夏には海水浴のお客さんでごった返すのだろうか・・。
この寂れた風景からは想像ができそうにない。
ここへは析出物がすごいという噂を聞き、以前から行きたいと思っていた。
TM-牧場温泉と城山温泉へ行きたくて今回鹿児島巡りにしたようなものだ。
牧場温泉内へと入ると休憩できる場所がいたるところへあり、海を見ながら休憩できる場所もある。
敷地内へはバンガローがいくつか並んでいる。 |
浴槽の原型がわからないほど 驚異の析出物
内湯から外へ出ると海が見ながら入れる露天風呂がある。
露天風呂はというと内湯より掃除が行き届いていなかったせいか析出物がすごい。
析出物が溜まり湯船がちっちゃくなっている。
お湯は内湯からの湯が流し込まれているので鮮度も低く、温度もさらにぬるい。
透明度は約30センチ、味は結構しっかりした土類にわずかな塩味+炭酸。
匂いは土類のキノコ臭のような感じがした。
浴室へ入るとまず異様な形の浴槽が目に飛び込んでくる。
浴槽の淵へは10センチ以上の析出物が湯に沿って突き出し、大きいものでは20センチほどもある。
浴槽は大きく15人ほど入れる大きさでその隣には鉱泉の浴槽もある。浴槽へ寄りかかると析出物のせいで背中がチクチクする痛い。
内湯の屋根には竹が使われ、壁は半透明のトタンのようなもので出来ており掘立小屋の中にあるような感じだ。写真で見たのはトタンはなく半露天みたいになっていたので冬のみトタンが張られるのかもしれない。
源泉は2箇所から注がれており、湯船に対してはちょっと湯量が少ない気がした。
しかし長湯向けのぬるめの土類系の湯は気持ちがいい。次に行く温泉も忘れ、思いっきり長湯をしてしまった。
内湯から露天風呂へと出る階段はもうどんな階段だったのかもわからない。湯船の真ん中にはまるでお皿が浮いているような析出物も。
シャワー・カランは豊富にあるがシャンプーリンスなどは備え付けられていなかった。
奥にはサウナもあったが機能していないようだ。
そのほかに小さな内湯もあったが湯がはっていなかった。
脱衣所はお風呂が大きいのに対してはちょっと小さめ。
10人入ったら身動きがとれなそうだ。
ここは海と組み合わせて夏に再訪したいなと思った。
実はずっと営業しています
2019.11月訪問。電話で何度も確認「やってますよ」その言葉を信じ行ってみる事にした。
しかし観光協会の人でさえ「あそこはもうやってないんじゃ?」と言う。「いえ、やってるそうですよ」と教えてあげた。しかし今一つ何か不安である。
施設の人に聞いた、まさかりと言うバス停で降りるのであるが、こんな所で降りて大丈夫かなと心配になる。何といってもバスの本数が無いのであるからして・・
運転手さんに「この先には何も無いですから、あっちの方じゃないですか」と言われ仕方なく降りてみる。
「天然自噴泉」と大きく書かれた廃屋が目立つばかりだ。とりあえずそちらへ向かってみる。
これはしかし、まさか老松旅館の再来かと思ったが、錆びれた廃屋の後ろ側の片隅に「営業中」と書いた看板があり、➡が斜め下を向いている。
半信半疑で海岸沿いを下って行くと、あったあ。
営業は11時からであるが、管理人の御主人は「いいよ」と言って10時から入れて貰った。
入浴料420円。管理人さんは10時頃に、駐車場のロープを解きに行かれた。
しかしあの廃屋の天然自噴泉ばかりが目立って、これでは営業しているとは思えないのが当然であると、管理人さんに訴えたが、大して困っているようでもなかった。
TM牧場という子供の遊び場はもうやってなくて、見た目はまだ綺麗なバンガローが敷地の中に残されていたが「中はボロボロ」だそうだ。
しかし温泉だけはずっと営業を続けていたらしい。まさかねえ・・
これは地元の知る人ぞ知る温泉場で、日曜日でも常連さん1人と、ネットで見て来た観光の客がもう一人だけ。1時間以上温泉談義をし乍ら入って居たが、以外には誰も来なかった。
温泉は温めなのでいつまでも浸かって居られる。単にぬるいからだけではなく、浴室全体が広ーい小屋造りなため隙間が一杯で、湯気が籠らずまるで半露天風呂の様な換気である。
まず驚くのは、あばら作りの様なB級感半端ない浴室に、異様なまでの析出物。
キノコだか何だかの様に盛り上がって、あたかも湯船を襲っているかのような析出物は、このまま行くといつか湯舟が無くなって仕舞うのでは無いだろうかと思ってしまう位に凄い。
奈良の入之波温泉や長湯温泉・郷の湯をはるかに超えてモコモコだ。
黄土色の源泉には油膜が浮き、立派な泉質ではないか。
浴室全体もよく見てみると案外綺麗な事に感心。一見こういった浴室では、虫の死骸やクモの巣や枯れ葉や髪の毛等が、落ちたり浮かんでいたりしていそうな感じではあるが、管理人さんが綺麗に掃除されているようだ。
湯舟は仕切られており1つは空っぽで、交互に毎日使用しているそうだ。湯を抜いて掃除して、一方の湯船に湯を入れて帰ると言われていた。
このサイトに載せられているような露天風呂は、今は無くなっているのか、どうなっているのか未確認です。こちらからも聞かなかったし、教えられもしなかったので、今度行かれた方、是非情報下さい。とにかく超穴場の温泉です。
アクセス例:路線バスで桜島港より垂水港。乗り継ぎ、鹿屋・志布志行でまさかり下車 天然自噴泉の看板が掲げられた廃屋の横(駐車場)を下る。
ここはもう閉館となっています。
私が訪問したときは、業者が来て電気配線・看板を取り外していました。