川全体に温泉が流れる超新鮮な豪快露天風呂

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※※※※このレポートは2014年4月に訪れたものです※※※※
200年の歴史があり、今現在6代目の方が経営されている旅館「大丸温泉旅館」
元々はもっと山の上の方へ位置していたらしく、段々と下がって来たのだとか。
現在は国立公園となってしまい建て替えはできない状態のため、増築とリニューアルでなんとかしている。
標高は1300mあり、冬場は地上との差が10度以上。
私達が訪れた時は大丸温泉旅館周辺はチェーンがないと走れないような状態だった。
車から部屋まで荷物を運んでくれるおもてなし

お宿へ到着すると、従業員の方が出てきてくださり、荷物を全て運んでくれた。
挨拶なども心地よく、とてもしっかりした対応で気分いいな~。
最初のこの時点でこれはおもてなしのお宿かも!っと期待が膨らむ。


本館 (7.5畳和室+ベッドルーム) トイレ付 1人18,000円

ベットルームが付いている和洋室が一番人気らしく、私達もベット付の本館が空いている日を狙って宿泊することに。
なんでベット付がいいかって。。部屋の雰囲気もベットの方がいいし、布団もだいたいベットの方がやわらかくて腰にやさしい。(ただし洋室のみはイマイチなので和洋室の場合に限りますが、、)
とにかくベット付の部屋はなかなか空いてなくて平日ポツリポツリと空いている程度だったのでその日に宿泊する日をあわせる事にした。
部屋はリニューアルされたばかりのようで、すばらしく綺麗でお洒落。
壁の模様も格子状になった窓もすごく素敵できっとしっかりしたデザイナーさんが入っているのかな?と思った。


作りは2つの部屋をくっつけて1つの部屋にしたらしく、間取りが変わっていた。
モダンな感じで照明は間接照明をたくさん使っていて凝った作り。
暖房の効きもよく、部屋内は快適!
居心地がよすぎて2泊でも3泊でもしたくなってしまう。











アメニティが充実していて、化粧水や乳液なども用意されている。
シャンプー、リンス、洗顔フォームやメイク落としもしっかりあるので何も持ってこなくてもいいぐらいかも。
全9品のおかずと食前酒、ご飯、香の物、デザート メインはしゃぶしゃぶ



食事は全体的においしい、なにより見た目の美しさがすばらしい。
特においしかったものはやはりメインのしゃぶしゃぶで、肉が栃木の黒毛和牛の上質な肉で、脂身に旨みがありとてもおいしかった。
鍋は2つに仕切られていて、源泉を沸かしたあっさりしたベースのものと、味付けされた醤油ベースのものがあり、私は醤油ベースのものの方が好み。
源泉も珍しさはあるけれども、あっさりしすぎて肉の味で食べる感じなのでもう少し味付けがあるといいなと思った。


サーモンクレープの包み焼きは、和の食事の中にポッと入った洋食でなんとなく違和感があったけど、洋食好きの私としては嬉しい。
パンプキンソースとの組み合わせが新しいなと思った。
天ぷらについては、これはちょっと残念で私の大好きな海老にアーモンドがついてる~~、、、、っていう理由でがっかりしてしまった。
海老の香りがなくなってしまいアーモンドの食感と香りだけで海老がもったいないなという感想。
揚げ方はとてもよく、サクサク。
しかし、飲み物も色んな種類が用意されていたけど、生ビールが高い!!
一杯800円もするから、一杯だけ飲んで部屋で缶ビールを飲むことにしました。
食事処の雰囲気もいいし、安く飲めたらいいのに~






サラサラと流れる温泉の川に入浴


川を何か所かで区切って作られている各露天風呂は上流が女性用となっていて、下の方が混浴となっている。
川が温泉なので、湯量は豊富というどころではなく、浸かっている私達の身体を通り過ぎていくほど鮮度は超抜群。
温泉の特徴は少なく、析出物は若干岩などが赤茶けている程度で、湯は透明でほぼ無臭。
源泉は4本?らしいがわかる限りの源泉は2本。「川の湯」と「桜の湯」
川の湯は特徴はほぼなく、桜の湯は鉄の甘い香りと鉄味がした。
どちらにしても単純温泉なのでさっぱりあっさりの新鮮で、毎日入りたいような温泉だと思った。


あざみの湯、あじさいの湯は少し移動をしなければならないからか、あまり人がいなくてゆったり入れる。




内湯は広くて10人前後が入れる浴槽が2つ並んだ作り。
源泉の投入量も多くて内湯だけでも満足できるほど良い。
女性用の内湯からは混浴へ行く扉と女性用露天風呂へと続く扉の2つがあり、石南花の湯と一番上流にある山ゆりの湯へと続いている。




湯量はそこそこではあるけど、雰囲気が落ち付いて入れる事もあり居心地はいい。



一番奥、上流にある山ゆりの湯。
この日は寒く、雪も残っていたのでなかなか一番奥まで行く人は少ないようで貸切状態。
湯船の底には玉砂利がひいてあって足裏が気持ちいい。
露天風呂の雰囲気や源泉具合も含めて、山ゆりの湯が一番お気に入り。
とても静かでこの露天風呂を独占できたのが最高に気分よかったー。
ただ、石南花の湯から山ゆりの湯までの間の道は温泉が流れていないのでかなり寒かったけど。。。


ゆっくり座って源泉を味わう事ができる飲泉所もあります。
朝ごはんはおかずが5品 鉄板焼きは珍しい


朝ごはんは野菜が中心でアユの一夜干しと温泉卵がついている。
アユの一夜干しは小さな七輪で少し暖めてあぶる。
薄味ではあるけど旨みがあっておいしかった。
鉄板焼きのマッシュルームが変わっていて、プリッとした触感が○、ありきたりじゃないところが気に入りました。
全体的にあっさり味。



いつも温泉卵はご飯と別でチュルっといただいていたのだけど、ご飯にかけるとおいしーという情報が載っていたのをどこかでチラリと見たこともあり、今回はご飯にかけて食べてみた。
うーーーん。。 これはおいしい!!
この日から私は温泉卵ご飯にかける派になりました。
≪大丸温泉旅館の良かったところ≫
従業員の方達の対応がとてもよくてしっかりしています。
館内はどこを見ても綺麗でお洒落。凝っているので館内移動が楽しいです。
なんといっても部屋の居心地がよく、あたたかくて快適。
温泉のダイナミックさにも感動!
≪大丸温泉旅館の良くなかったところ≫
朝、コーヒーを部屋で飲めないのはすごく残念!
夜、食事処での生ビールも800円は高すぎる。
あとは料理がもう少し凝っていると嬉しいです。
あとあと、これは温泉マニアならではですが、、、分析表そのものを表示してほしい!
利用データ
所在地 | 〒325-0301 栃木県那須郡那須町湯本269 |
電話番号 | 0287-76-3050 |
アクセス | 那須塩原駅よりシャトルバスにて約50分(要予約)※宿泊の場合のみ |
WEB | http://www.omaru.co.jp/ |
宿泊料金 | 1泊2食付き17,600円〜 |
部屋数 | 20室 |
お風呂 | 内湯:男女各1/露天風呂:男女各1/貸切風呂1 |
日帰り時間 | 11:30~14:30まで受付(15:00終了) 大人1,000円、子供(3歳~小学生)700円 |
冬期閉鎖 | 通年営業 |
利用携帯 | 日帰り入浴 宿泊 |
温泉データ
分析年月日 | |
湯づかい | 源泉掛け流し, 加温 |
成分量 | |
泉質 | 単純温泉(弱アルカリ性低張性温泉)/単純温泉(中性低張性高温泉) |
PH | 7.5/7.1 |
湧出量 | 177.5L/分,200.01L/分 |
源泉温度 | 78.6度/38.0度 |
源泉名 | 那須温泉(川の湯)/那須温泉(桜の湯) |
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コメント
コメント一覧 (4件)
湯量が豊富な無色無臭な混浴です
温泉4 温泉の雰囲気5 また行きたい5
2022年8月頃に訪問
川をそのままにした他の温泉とはひと味違う温泉川の湯がオススメです。
混浴は男女共にタオル巻きしなければなりません。
女性の混浴へのハードルは下がりますので、それもありかな。
旅館は高級感あります。
これで1000円で入れるなら、かなりお得感あります。
2022-08-17 10:12:24に投稿
綺麗な名湯温泉
温泉5 温泉の雰囲気5 また行きたい5 部屋5 食事5
2022年2月頃に訪問
川を堰き止めて作ってるので、湯量半端ない笑
水門あるし、パネー笑笑 そのおかげか、お湯がチョー綺麗!
歴史ある秘湯だけど、施設はおしゃれで綺麗!
ここはおすすめだね!
2022-02-23 02:32:36に投稿
川が温泉になっている温泉
温泉5 温泉の雰囲気5 また行きたい5 部屋4 食事4
2020年8月頃に訪問
湯量が圧倒的すぎて川自体が全て温泉になっている、そんな噂でずっと気になっていた大丸温泉旅館についに宿泊しました。宿泊日はあいにくの雨・濃霧だったのですが、むしろ山奥の温泉にとってはプラスでしかない演出効果。もやの中にぼわっと浮かぶ宿の看板ががなんとも言えず良い感じです。
期待に胸を膨らませ噂の温泉に出てみると、本当に整備された川でした(笑)温泉と聞くと源泉掛け流しなのか、塩素消毒されてないかなどが気になってしまうのですが、そんな心配は全く不要で、絶えず新鮮な温泉が上流から流れてきてそのまま下流へ流れていきます。段々になった川が全て温泉になっており、どこにでも入れます。底にはゴロゴロとした玉砂利があったり、砂があったり、やはり川なのですが、温泉です。40度くらいでしょうか、適温で長く入っていられる温度で、無味無臭の温泉とのことでしたが、かすかに硫黄臭のする温泉でした。
こちらの温泉、メインの川の湯は混浴で、男女とも湯浴み着を来て入ります。男性は半ズボンタイプ、女性はワンピースタイプで、羞恥心はほとんど無く、女性の方も何人も入浴されておりました。せっかくの温泉なのに服を着て入るなんてという意見もあるかもしれませんが、むしろ気に入りました。混浴だと実際は男性しか入れず申し訳ない気持ちになりますし、男女別で時間入れ替え制にすると入りたい時間に入れませんし、不都合が多いです。こちらのほうが気兼ねなく温泉そのものを楽しめて良いです。まだ、湯浴み着は脱衣所に常にクリーニングされたものが置いてあり、毎回何度でも新しい湯浴み着を着て良いというのも、凄い楽でした。リネン類の洗濯が大量になるためさぞ大変だろうと思います。
伝統の宿でありながら、慢心することなく時代の流れに合わせ、客の利便性を追求する心意気に感動致しました。
男性もタオル巻きの混浴露天風呂
温泉4温泉の雰囲気5また行きたい4
2019年9月頃に訪問
2019.9月日帰り入浴。利用開始の11時半を待つ。14時半までの限られた時間が日帰り入浴に充てられている。タオル付き1000円である。高めであるがそれだけに洗練されている。
ここの温泉は、川をそのまませき止めて混浴露天風呂にしているというのが売りであるが、見た目には囲ってあるためか川には見えず、普通の露天風呂の様にしか見えない。
さて、大丸温泉で一番感心したのが、混浴であっても男性もタオルを下半身に巻いていた事だった。これは良いと思った。女性としてもこの方が入りやすい。
大体どこの混浴でも、女性だけがバスタオル巻きか湯浴み着で、男性は裸体を曝している。
何だか目のやり場に困るものであったが、どちらもがタオル巻きと言うのは、何だかとても安心で清々しい感じがした。だからか女性陣も返って堂々とゆっくり入っているようであった。
またそれだけではなく、ザーザーと流れる音を聞きながら入る露天風呂は気持ちの良いものであった。
男女タオル巻きについては「男性も恥ずかしいですからね」と従業員さん。そうだよねえ。今まで男性は裸と言うのが当たり前の様に思っていたが、男性も恥ずかしいんだと改めて思わされた。
このシステムは、他の混浴に於いてもどんどん取り入れて行って貰えたら良いのにと思う。
女性専用露天風呂は2つあり、アプローチもワクワク感がある。1つめは木々で日陰もありゆっくり入れる雰囲気も良い岩風呂。
もう1つは更に下り、混浴にも繋がって行く岩風呂で、湯底は玉石。しかし日陰が無くゆっくり入れずであった。
温泉はいずれも透明、無味無臭。内湯は床や湯底がグリーンの石である為、湯の色がとても綺麗だった。
洗面台には化粧水などのアメニティも一式全て揃えられていて、快適だ。
川は温泉成分で赤茶けており、ゴウゴウと流れる水が湯量の多さを物語っている。
山から引湯している2本の源泉をブレンドし調節しているそうで、桜の湯源泉はメタケイ酸300㎎以上あるが、川の湯は少ない。もう1本ある宿下の相の湯源泉は、宿泊者専用の貸し切り風呂で使用。
茶臼岳登山口でもあり、ロープウェイ迄徒歩で20分程。登山客としての利用もできるが、どちらかと言えば本格的温泉旅館である。
アクセス例:JR那須塩原駅より路線バス那須ロープウェイ行きで大丸下車 徒歩5分程。
2019-11-24 21:10:41に投稿