ここは湯布院?ブルーの湯が湧くリピーター多数の秘湯宿
- 公開日
- 2019/02/04
- 最終更新日
- 2021/01/03
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管理人総合評価
4.6
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ユーザーの評価(2件)
3.9
★★1月、2月は冬季休業になったそうです★★
10軒ほどの集落のある山奥。由布院とは思えないほどの奥地にある秘湯のお宿「奥湯の郷」です。
開業は16,17年ごろなので比較的まだ新しい旅館で女将さんは近くに住んでいて昔は農家をされていたとか。
女将さんが嫁いできた時は湯布院という名と温泉のイメージで来たけど、TVもないような田舎で最初は大変だった~とお話されていました。
市の委託事業で建物は建てられ、温泉はご主人の個人所有のものを使っているそうで、元々共同源泉があり誰かが掘って湯が出たのがきっかけで4~5本の源泉がこの付近にあるとのこと。
自噴はご主人所有の源泉のみだそうです。
旅館前には、モクモクと見るからに熱そうな湯気をあげる源泉が出ています。
熱湯なのでコップか何かがないと飲むのは厳しいですね。
私達はペットボトルへ入れようとしてはねた湯が熱くて熱い熱いと騒ぎ立てながら注ぎました。
源泉は香ばしい香りのする硫黄のうすい感じで卵味と少々の塩気がありました。
入口から入ると、暖かみのある木のぬくもりいっぱいの食事処兼エントランスが広がっています。
大きなボードには今まで奥湯の郷へ訪れたお客さん達が送ってきてくれたという写真が山ほど貼られ、リピーターの多さを物語ります。
1月の寒い時期でしたが、暖房も良くきいていてポカポカ。
このフロアに置いてあるジュースの販売機はジュースが100円で少し秘湯というだけで150円などという値段をつけるところが多い中、かなり良心的なお宿だなと思いました。
1泊2食付2名1室1人7,925円 6畳 洗面トイレ付 部屋名「たんぽぽ」
リフォームしたばかりなのか、わりと新しい感じの綺麗な部屋で暖房もしっかりしていてあたたかい。
窓からは周辺の自然と源泉槽が見えます。
夜にはタヌキくんが顔を出したりしてちょっと楽しい出来事もありました。
何も飾り気がなく部屋で長い時間過ごすのは厳しいような作りではありますが、1泊2日にはまったく問題のない十分な作りです。
布団の上げ下げはセルフサービス、wifiは食事処しか入らないのでその点は少し不便かな。
しかしこの宿泊料金でこの部屋はかなりお得感がありますね。
湯小屋は別棟になっていて、空いているかどうか部屋の窓から見えるのがとっても便利。 |
いったん部屋がある建物から靴を履き替えて湯小屋へ少しだけ歩きます。
そんな感じもお散歩間隔で好きです。
湯小屋の横には源泉槽があり、この源泉槽で激熱の源泉を冷まして湯を投入しているそうです。
ツルツル感のあるコバルトブルーの神秘的な温泉
内湯と露天風呂、洗い場があり広さは十分。
2人では大きすぎるぐらい贅沢な作りです。
特に内湯の湯の色はとても綺麗でコバルトブルーの湯に手をあわせて「ありがたや~」と言いたくなるぐらい神秘的。
浴感は少しツルっとしていて湯あがりはサラサラしていました。
景色はそんなに良いというほどではないけど、箱庭風の露天風呂はとても落ち着きます。
雨の時も端っこの方であれば屋根があって少しぬるいけど問題なく入れる程度。
もう一つの貸切風呂は左右対称のほぼ同じ作り。
内湯は誰かが水を入れたのかこちらの方がぬるくて42度になっていて入りやすかったです。
おかず9品 メインは牛肉と地鶏の炭火焼 朝4時半から仕込むことも!? 女将さん手作りの心づくしの料理
小鉢まで手抜きのない料理の数々。
全ての料理を女将さんが作っており、60歳で調理師免許をとったと言うから驚きました。
多い時は18人分の食事を全て1人で作りこともあるそうで、朝4時半頃から作る事もあるらしく大変そうでした。70歳の時に常連さんに「もう疲れた」と言ったところ、100歳までやってくれと言われてしまった・・と苦笑いしながら話していました。
メインの網焼きは牛肉と地鶏に加え野菜が入ったもの。
地鶏はこりこりとした食感が地鶏ならではでおいしかったです。何より女将さん手作りのタレがおいしいんです。
だんご汁も少し甘めの白味噌で具だくさんで大満足!
宿泊料金を考えるととてもこの価格では考えられない内容で、最低でも1万円以上もらわないと合わないのでは?とか思ってしまいます。
今までこの価格帯を考えるとトップクラスに量が多いです。
女将さんが各テーブルへ挨拶をしに来てくれました。
人柄のよいやさしい女将さんでした。
ボヤっとしたライトで入浴する青い湯もまたいい雰囲気・・・
お風呂は朝9時までいつでも入れるのが嬉しいシステム。
とても気持ちのいいお風呂だったので何度も入りに行ってしまいました。
夜のぼんやりしたライトで入る静かな空間もいい雰囲気・・・。
おかず5品 メインは煮物 朝はやさしい味付け
量は多くないけど朝にはちょうどいいぐらいです。
玉子ご飯の玉子は地鶏の玉子で濃厚!
他は豆腐に味噌をかけたものや小鉢など。味噌汁は具だくさんでやさしい味付けでした。
お宿から300mほどのところにモウモウと白い湯気が立ちあがっているところが源泉場所です。451m掘って湧き出たという温泉はシリカがたまりパイプがすぐに詰まってしまうので掃除が大変だと嘆いていました。
現在の源泉は平成22年に古い源泉から1mほど横に掘ったものだけど以前のような白いにごりがなくなってしまったそうで、以前は白っぽい+青だったそうです。
それも綺麗そうだな~。入ってみたかった、、
源泉地帯を見学して、次の温泉へと向かいました。
≪奥湯の郷の良いところ≫
まず価格がとにかく安い!
部屋はトイレ洗面付で綺麗だし、料理は豪華!そして貸切で青い湯の内湯と露天へ
入る事ができて大大大満足のお宿でした。
また宿泊したいお宿です。
≪奥湯の郷の悪いところ≫
特にはないです。
あえて無理やり言うとすれば部屋で携帯が入らなかったところが不便でしたが秘湯という証でもありますね。
秘湯でした
営業しているのかどうか不安だったのでお電話して確認したところ、来る日の朝に電話をして欲しいとの事。数日後の朝8時頃お電話して10時ごろお伺いしました。すれ違えない山道を車で30分ほど走るのが辛かった。到着すると民家のような趣?ラジオの音が聞こえる方に近づくと女将さんに正面に廻るよう言われる。正面には「奥湯の郷」の看板。温泉は写真の通り青。露天ではウグイスが鳴く中、静かな時間を過ごさせて頂きました。帰りは女将さんに「やまなみハイウェイ」につながる道を教えて頂きましたので、山道は10分ほどで助かりました。別府の「いちのいで会館」を貸し切りで入る感じでしょうか。最高です。
ブルーのお湯に感動!
日帰りで入浴しました
まさかと思う場所に湯布院の温泉!秘湯ですねこれは。
温泉に向かう途中お婆ちゃんに「あんた達どこ行くんだい?」と。
「この先の温泉です」と伝えるともう閉めちゃったとのこと。
どうやら管理人さんのようで、
でもせっかく来たんだからと一緒に戻ってくれて女湯を開けてくれました。
これが鍵だからと渡され、旦那と一緒に入ることができました!
内湯の先に露天があります。
すぐさま露天に入ったら、もう感動!!!
青い!青いお湯!正にしおりさんの仰る「コバルトブルー!」
お湯はつるんとして、上がった後もポカポカしていました
こんなところにこんな素敵な温泉があるなんて感動でした
次回は宿泊してみたいです
お婆ちゃんありがとう〜〜