名物「張り紙」が楽しい鄙び系の湯上りポカポカ湯♪
- 公開日
- 2019/08/25
- 最終更新日
- 2019/10/17
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管理人総合評価
3.3
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ユーザーの評価(2件)
3.7
指宿には昔ながらの鄙びた共同浴場が多い。
開聞温泉から約3分の場所にある川尻温泉 国民宿舎かいもん荘(現在は残念ながら閉館)へ宿泊した時に気になっていた開聞温泉へ立ち寄る事にした。
かいもん荘から出て県道242号線を車で走っていると、道路の周りは緑の木々に覆われ、近くにある開門岳が存在感があり美しく、車で走っていてとても気持ちがいい。
この日は曇っていた事があったせいか建物も暗く、看板がなければ廃墟と間違えかねない雰囲気だった。
私が訪れた頃は知る人ぞ知るといった感じではあったが現在は様々な内容の「張り紙」が名物であったり鹿児島ではあまり見ない「トド寝」スタイルが有名であったりするようだ。(よくよく私が撮った写真をみるとちょこちょこ張り紙張ってはあるようだがこの時はまったく気が付かなかった)
時期によっては床一面にトド出現!成分が付着した浴槽も魅力
開聞温泉では東北の文化に似たものがあるのだろうか。
青森県ではトド寝、垢すりを浴槽周りでする事が一般的なイメージがあるがまったく同じく、開聞温泉でも一緒に入っていたおばちゃんに当たり前のように背中を垢すりよろしく、とポンッとタオルを渡され「え、、?」と思いつつもおばちゃんの広い背中を一生懸命こする私。
そして終了すると、「はい、後ろ向いて」と言われ私は初めて知らない人に背中を垢すりされるはめになった。
このあたりの公衆浴場へはいくつか入ったがトド寝、垢すりは開聞温泉でのみの体験だった。
しかもこのトド寝スタイルは今まで見た事のないようなスタイルであり、床へ寝転がって足を壁へ付けて足をあげた状態でトド寝をするらしい。
残念ながらおばちゃんと2人で入っていたがそのおばちゃんがトド寝をする事はなくお目にかかれなかったが、ぜひ見てみたかったものだ。
源泉はバルブを好きにひねって調節していいらしく源泉の出方は入っている人の好みで決まる。
湯船は2つに分かれており、熱湯とぬる湯に分かれているようだったがこの時はどちらもかなり熱く、ぐっと我慢しながら入るほど。
最初熱さもあり身体がピリピリとしたが、入っていると身体になじんできてピリピリ感が薄れていく。
そしてやはり海沿い、塩分があり金気臭を感じた。
さらにはカラン、アルカリ系の温泉ではよくあるがこの手の温泉では珍しくカランからも温泉が出てきた。
しかしこの温泉で洗髪なんてしたら髪の毛カピカピになりそうだなぁ、なんて事を想像しつつ入る前に浴びていた。
なんとなく鹿児島では珍しい、東北のような文化と鄙び、人なつっこい温かい雰囲気を感じた温泉であった。
湯上りは塩分+鉄分というポカポカ条件を満たす温泉であるため汗がひかない。
1月に訪れたので非常に温まり冬最適な温泉だった。
※開始時間は9:30~ではあるが、のんびりした周辺の雰囲気と同様に開始時間もかっちり9:30には開始されないこともある。
9:30に行ってみて閉まっていたので近くで時間をつぶしていたら開いた、という情報も。
あきらめずに少し待ってみると入れる可能性もあるようだ。(湯かなたさん情報ありがとうございます)
ほのぼのとした共同浴場。
年末にお邪魔しました。
二つ湯舟があって手前の方が熱かって奥が適温でした。
お昼頃だったので貸切でした。
窓を開けて涼んだりのんびり出来ました。
思い出
トド寝やってみた。
枕固くて背中チクチク。
もっと肌感覚が鈍感になる年寄りになったら再挑戦。