海岸線の崖の上にひっそりと建つ、ぬるめの共同湯
- 公開日
- 2018/11/27
- 最終更新日
- 2019/09/09
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★★★海水の浸食により、この数年で一度移築した模様ですが、現在は、利用禁止となっているようです。(2014/4/1現在 ネットの情報です)★★★
登別より近く、某場所に地元の有志の方が管理してくださっているありがたい共同湯がある。
フンベの湯へ行く時、またもや道がわからない・・・
とちょっと停めた場所がラッキーな事にフンベの湯入り口でした。
緑の生い茂る細い道を歩いて行くと突如広がる開放的な景色。後ろには断崖絶壁、前には大海原、そんな中ポツンと見える掘っ立て小屋はとてもかわいらしくみえる。
トタンで出来た掘っ立て小屋。まさかこんな場所に?と思うようなところへ建っている。
目の前は崖。
以前は目の前まで車で入れたそうだが車で崖から落ちた人がいたとかで今は車で入れなくなっている。
時間を忘れる素朴な空間 大量な泡が身体を覆う新鮮湯
到着すると先客が一名、ちょうどあがったところをお邪魔させていただいた。その方は毎日来ているらしく、まっ茶色に染まったタオルを誇らしげに広げて見せてくれた。浴室を見ると笹にごりの湯が満たされている。
湯へ浸かり窓から外を見ると緑色の草花と海のコントラストが美しく「ほぅ・・・」とため息がもれてしまう。そんなに開放的な雰囲気ではないのだが、この小さい窓から見えるというのが一つの絵のようで綺麗だ。
絵と言えば浴室へは油絵が2枚ほど貼ってある。これはフンベの湯を建てた愛好家の方が書かれたものだそうだ。
湯は多少ぬるめの40度ぐらい。身体に泡が大量に付くのでそんなに温度が高くないというのにポカポカになる。
源泉は海側の崖下にあるようで崖下からパイプで引き湯している。
湯船横には小さな湯を溜めた箱がある。
ここから湯を汲んで身体を洗ったり、あがり湯として使用したりするようだ。この箱へ湯を溜めるのに源泉湯口のパイプがニョキニョキと伸びるのには驚いた。思わず長い時間浸かっていたが、その間に3組ほどが訪れてきた。こんなにわかりにくい場所にあるというのに大人気のようだ。しかし一度この湯へ浸かったらまた来たいと思う気持ちは私も同じ。人気になるのが頷ける。
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