渋い!渋すぎる!油臭香る黒湯を堪能できる温泉銭湯
- 公開日
- 2020/02/17
- 最終更新日
- 2023/12/11
- 投稿者
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管理人総合評価
3.6
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ユーザーの評価(2件)
3.6
白老町、荻野駅近くに位置する昔ながらの温泉銭湯。
駅から歩いて約5分という場所にあるというのに、よく見ておかないと通りすぎてしまうというかなりのわかりにくさ。
またこちらの銭湯、営業時間が限られておりコロコロと変わる為、温泉マニアには入浴難易度が高い事でも知られている。
一時期は一般開放されていないとのうわさもあったが現在はどうなのだろう。
そんな事もあって、限られた一握りの人しか入った事はないのではないだろうか。
国道を走っていてもまったく温泉だとは気が付かないような隠れた温泉銭湯。
この建物外観からして渋い。入口の暖簾がいい味だしている。
脱衣所も昔ながらの昭和レトロ的な雰囲気で好みだ。
使い込まれた渋い浴室に満たされた油臭香る激熱黒湯
浴室へ入ると7月だというのに湯気でもうもう。霧がかったように浴室全体が白っぽくなりいるだけで身体全体に保湿効果がありそうだ。
油の香りがプンプンとし、浴槽には真っ黒な湯が満たされている。
もうこの時点で既にノックアウト状態。入る前から期待が高まる。
まず大きい浴槽からかけ湯をするが、、、、ぅあっつ~~~~~~ぅぅう!!!と悶えるほど熱い。
大きい方の浴槽には源泉温度54℃そのままが約40ml前後投入され、浴槽でも50℃近くあったのではないだろうか。とにかく入れる熱さではなかった。
小さな浴槽の方は47℃ほど。それでも私にとってはかなり熱く厳しい温度。
しかたなくかけ湯を何度も何度もし、湯もみをしてさらに加水、やっと45℃ほどまで下げてやっと入れた。
湯は真っ黒、浴室そのものがモール泉の泉質により黒っぽく色づいてしまっている。
湯は飲むと意外とあっさりとしており、塩気とタマゴ味がし香りは油臭とモール泉独特のモール臭を感じた。
一般受けをするかと言えば一般受けは難しい部類の温泉だが泉質重視の温泉マニアにはたまらないタイプの温泉である。
湯は新鮮で大好きな油臭が漂い少しツルツルとした浴感もあり東京の黒湯と似た感じがする。
ただ、残念な事がとにかく熱い事!
加水をしないととても入れない、、、。その為ゆっくりもできないし湯上りは汗がダラダラと流れる。
寒い時期に向いた温泉だと思う。
営業時間など、色々と入るのに障害は多いが電話で問い合わせをしてなんとか入ってみてほしい。
この手のモール泉が好きな人はきっと気に入るだろうと思う。
お父さんの話はお湯より熱い!
油臭ある極上湯だが、地域No1の熱さ!
夏場は「あつ湯」48℃「ぬる湯」46℃でした。
冬場は3℃程下がるかと。
お父さん、口は悪いが話は面白いので是非。
木曜、日曜の昼から営業。
居ないことも多々あるので、根気よくチャレンジして下さい。
廃業の確認
宝温泉を訪問しましたが、郵便配達員に聞いたら、廃業しているとのことでした。