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秘湯感たっぷりでレトロな浴室で楽しむフワフワ湯
- 所在地
- 新潟県魚沼市栃尾又温泉
- 最安値
- 1泊2食付7,170円~/自炊4,875円~
- クチコミ 3軒の宿で共同利用している温泉というのも珍しい。栃尾又温泉というのは昔からそういう温泉だそうで、自在館・宝厳堂・神風館の3軒の宿で、下湯と上の湯と奥の湯を共同利用している。
自在館にはこの3つの温泉以外に、貸切利用できる内湯と露天風呂があり、以前日帰り入浴で訪れた際に利用しており、今回は以前入れなかった下の湯に入りたくて訪れた。
男女日替わりで3つの浴場をくるくると回しているそうで、訪れた日は丁度下の湯に入れる日だったので、直行した。
源泉はどの湯船も同じだが、源泉に一番近い下の湯は地下にあり、階段をどんどん降りて行かねばならない。そのため高齢の方や足の悪い方のために、1階に奥の湯を造ったそうだ。
湯舟は岩風呂で、リフォームしてから10年程であり浴槽内のタイルも新しい物だったが、浴室内の雰囲気は落ち着いており、やや草色っぽく見える湯の色と共に渋さが感じられ、窓からは雪景色も見え暗くはない浴室だった。
源泉の湯船と加温された湯舟が並んでいるが、何処の浴場でも大きい浴槽が源泉湯舟である。
湯舟の底には穴の開いたパイプが連なり、穴からは温かい温泉が出ているため、足先はその部分に乗せながら、じっくりと37℃の源泉に浸かると、身体にはポツッと泡が付いていた。
真冬でも寒いという程のことは無かったが、加温槽との交互浴は必須で、というか加温槽にだけ浸かっていても良いくらいだったけれど。
しかし、このラジウム温泉というのはどうも・・香りも浴感も何も無いので、どうしてもつまらなく思ってしまう。
ラジウム泉は良く温まるのだが、冬であり冷泉であるので暑くなるほどの事は全くなく、湯上りはほのかに温かいという感じかなあ。
実感したのは上がった後、肌がスベスベになっていたという事だけだった。
次に行った奥の湯は、湯の色が全体にブルー系に見えとても美しい。
こちらの湯船では本を読んだり、瞑想されている方も多かった。皆、静かで誰一人お喋りする人はいない。
こちらの浴室にはシャワーやソープ類が設けられている。
奥の湯と下の湯には、寝湯の湯船が源泉と加温槽の間に造られているので、それぞれお気に入りの湯船にじっくりと静かに浸かられていた。
翌朝日替わりで入った下の湯は、タイル風呂で造られてから30年程経つそうである。
紺色系のタイルで造られた浴槽で、こちらも奥の湯と同様3つの湯船が連なる。
岩風呂の下の湯・奥の湯とはちょっと雰囲気が変わるが、こちらの浴室も広いため、それぞれがお気に入りの湯温の湯船で、ゆっくり浸かっていられるのが良い。
37℃源泉は、夏に訪れた時と冬に訪れた時では感じ方が違い、真冬では寒いかと思ったがそういったことは無く、人も少なめなのでゆっくり浸かれたので良かったかと思う。
アクセス例・JR小出駅より路線バス栃尾又温泉行で終点下車、直ぐ。
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