ノスタルジーにどっぷり浸かれる白いにごり湯露天風呂
- 所在地
- 秋田県仙北郡田沢湖町生保内黒湯沢2-1
- 最安値
- 1泊2食付13,500円~
- クチコミ 黒湯と言えば小さな混浴露天風呂。この温泉へ入れるかどうかは、黒湯温泉へ入ったと言えるかどうかの鍵になり、折角黒湯へ来たからには絶対外したくない露天風呂であったのだが、初めて入る事を諦めた。
秋のハイシーズンと全国旅行支援が重なり、かなりの賑わいで入浴客が後を絶たない。
混浴露天風呂へは何度も様子を見に行ったが、常に男性が数名入っており、さすがにあの小ささでは無理だった。
それに手前にある混浴の内湯にも、常に男性が入って居らっしゃり、ここも無理~。
で、仕方なく男女別の浴場へ行ったが、露天風呂といっても塀で囲われており、折角の風景が全く臨めないという造りが非常に残念であった。
露天風呂の湯は超ぬるく、内湯に於いても窓が解放されたままでかなりぬるかった。
洗い場もたった2つしか無く、ドライヤーも無い。
一見、妙の湯の様にモダンな浴室の様にも見えるが、実際には快適とは言えない浴場であったのも残念だった。
黒湯の広大な敷地には、地獄と言えるほどの源泉が湧出している場所が在ったり、その遥か向こうには、1棟の茅葺屋根の宿泊棟が在ったり、本館とは別に数棟の湯治棟が在ったりし、自然に囲まれた素朴な温泉宿といったイメージであり、中でもあの混浴露天風呂の風情は他では見られないものでもある。
宿全体としては黒塗りの建物が特別感を演出しているが、宿泊した際にも感じたが、打ち出しているイメージよりも素朴感・鄙び感は無い温泉宿でもある。
ただ乳頭温泉郷の中で唯一、素泊まり湯治泊を取り入れている宿でもあり、小さな混浴露天風呂と混浴内湯は、非常に男性に好まれている温泉宿ではある。
女性の場合は、バスタオル巻きや湯あみ着は禁じられているので、宿泊してメインの混浴露天風呂へ入る機会を伺うか、日帰り入浴ならオフシーズンの平日を狙えば入れないことは無いと思う。
高台に在る憧れの様な離れの茅葺の建物は、高貴な方が宿泊される際に建てられ、現在では1棟貸しとして宿泊受け付けをしているそうだ。
乳頭山麓に在る黒湯と孫六温泉は橋で結ばれた対比に在り、共に冬季休業の温泉でもある。乳頭温泉郷の秋は素晴らしい紅葉に包まれ、黒湯からはブナ林を抜けると休暇村にも繋がる。紅葉が美しいと言う事は新緑もそれだけ素晴らしいと言う事であり、個性的な乳頭温泉には何度訪れても飽きる事は無く、7つそれぞれの温泉宿に、それぞれの素晴らしさがある温泉郷である。
アクセス例:JR田沢湖駅より路線バス乳頭温泉行きで、乳頭温泉下車し徒歩20分程。送迎あり。
秋田空港からエアポートライナーで乳頭温泉まで大人1名6000円。
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