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超ローカルでレトロな洗い場でもある川沿い露天風呂
- 所在地
- 熊本県阿蘇郡南小国町満願寺2297
- 最安値
- 宿泊不可
- クチコミ 2019.12月訪問。今年は12月17日~2月末まで、共同湯の前で湯燈イベントが行われる。満願寺の川に、竹で編んだ丸い籠に電球を入れた灯りが吊るされ、夜の川面に灯りが映りとても幻想的。黒川温泉で以前から行われていたイベントだが、満願寺でも行われる様になり、黒川温泉に先駆けてある。点灯は18時頃~22時迄。
露天風呂は混浴なので、写真だけでもと思って行ってみたが、余りにも湯燈の素敵さに入らずにはいられなくなり、宿に戻りバスタオルを巻き浴衣を羽織るスタイルで再訪した。
運よく誰も入っていなかったので、バスタオルは外し入る。基本的にはこの温泉はバスタオルも、湯浴み着もNGなのだ。
湯加減も調度良い。湯燈が川面や湯舟に煌めき、余りの幻想的な雰囲気にうっとり~。
だが、誰か来ないか気が気で無く、ゆったりと言う訳にはいかず、早めに上がった。
その後男性が来られ「1人で入ったとは勇気あるなあ」と誉められたのかも知れない。宿の御主人にも「なかなか女性1人で入られる方はいないですよ」とまたまた誉められたようだ。
チャレンジャ―だなあと自分自身に、半ば呆れ乍ら笑っておく。僅かな勇気と興味の方が勝ったんだなあこれが。
確かにこの露天風呂は物凄く入りにくい。恥ずかしさで言うと、ガニ湯か満願寺かという位に恥ずかしい温泉だ。男性でも恥ずかしいと思う。浸かってしまえば良いがそれ以外は、目も当てられない恥ずかしさがある。
だって道から丸見えなんだわ。遮るものが全く無く道路に面し、川幅は狭いし、車の往来はあるし、前に家はあるし、人も通るしー。
なので、私は前回は、未明の暗い間に行って入った。それでも犬の散歩に通る人が居たりで、なかなか1人っきりでは難しい。
この共同露天風呂を知ったのは、嵐山光三郎さんの温泉本でだが、のんびりゆったり浸かっている雰囲気に憧れ、20年程前に一度来て、入ってはみていた。
確かに今でも、4つ並ぶうちの1つの湯舟では、野菜や食器を洗う姿も見られ、のんびり感は失われていないようだ。
今回で3回目の訪問になるが、満願寺温泉と言う所自体は、大変静かであり、人の声も物の音も解らない位だ。黒川温泉の隣にありながら、かけ離れた静けさとのんびり感がある。
宿泊としてお勧めなのが、志津の宿という、地産の創作野菜料理が美味しく、上質ながらリーズナブルな隠れ家的温泉宿で、満願寺唯一の旅館。人気の内湯付き離れでも税込み12000円。宿泊しながら是非、湯燈の幻想的な満願寺温泉を楽しんでみて欲しい。
そして、下駄を履いて出かけよう。カランコロンと響く下駄の音は、温泉街にとても良く似合う。
アクセス例:博多、福岡空港、別府、熊本方面から高速バスで満願寺口下車 徒歩5分程。
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