300年の歴史を誇る重厚なお宿と小さな貸切硫黄温泉
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これぞザ・シンプル!爽快な激熱湯
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川沿いの岩をくり抜いたお風呂が有名な激アツ温泉
令和元年10月12日夕方から13日未明まで、
猛烈な雨を福島県内に落としていった台風19号の影響で、
南会津湯の花温泉石の湯の建屋が、
増水した川に流されてしまった。
その後、ブルーシートで囲いをして、
入浴できるようにはなったらしい。
今年の7月に訪問した時は、
弱い水流のホースで3時間MAX加水を続けてくれていた、
前客の夫婦連れのおかげを持って、
48℃の湯温でなんとか湯あみにありつくことができた。
意地でも入らねば気が済まない・・・
そんな気になってしまう不思議な浴場だ。
激アツ湯に短時間入浴して、
お湯から出た時に感じる、全身を針で刺されたような、
10個の剣山を10本の手で身体に押し付けられたような、
あの激痛にじっと耐えるのも、
そしてそのあとにやってくる
すがすがしいサッパリ感を満喫するのも、
お湯あそびの貴重な愉しみではあったのだが、
諸事情の下で46℃を超えるお湯への入浴は、
特に日帰りでは、できるだけ避けるようにしている。
石の湯に朝一番で行くと、
夏場は55~60℃ぐらいに湯温が保たれている。
Lサイズの生卵を網袋に入れて2時間も湯船に浸しておくと、
絶妙な半熟温泉たまごが出来上がる温度だ。
黄身がオレンジ色の上級たまごを使用すると、
仕上がった成果物は、スーパーの市販品よりも3倍おいしい。
今回の台風で、同じ南会津の木賊温泉の岩風呂も
建屋が流されてしまった。
自分としては、こちらの方がとても気になる。
10月後半に再訪する予定だった。
岩の湯のそばの、秘湯を守る会の宿も、
直接の被害状況は明らかになっていないが、臨時休業している。
湯の花石の湯も木賊岩の湯も、
湯屋再建のための募金やクラウドファンディングが発表されたら、
いんちきネタのチェックと、詐欺ばなしの確認と、
そのウラをしっかり取った上で、是非とも協力したいと思う。
了
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