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レトロ感たっぷりの総檜風呂でお肌スベスベのお宿
- 所在地
- 群馬県吾妻郡中之条町沢渡温泉
- 最安値
- 1泊2食付11,574円(税抜)~
- クチコミ デザイナーズ風呂と言うのはこういった感じの風呂を指すのだろうか?高級宿の温泉に入った事が無いので解らないが、3年前に改装されたという婦人風呂の浴場は、全体が真新しい木造りで、丸くカーブを描き立ち上がる天井は高く、自然光が採り入れられ、湯船の中には玉石を埋め込んだ人工石の寝湯があった。湯は薄く青みを帯びた様に見え、浴室全体がとても洗練され美しい。
おおっ―と感激しながら浸かった温泉は42℃はあるようで、冬はこれくらいないと気持ち良く感じられない。浴場を眺めながら寝湯をし、1人で浸かる贅沢な浴場に大感激していたが、普通は有る入り口の扉というものが、デザイン上取り付けられていないので、どうも寒い。冬以外なら良いかも知れないが・・。それ程暑くなる湯では無いので、着替えが寒い。
透明で癖の無い湯は単純泉かと思いきや、後で成分表を見たら1000㎎を僅かに成分が越え、カルシウム・ナトリウム、硫酸塩泉となっていた。源泉かけ流しである。
まるほん旅館を代表する、床板張りに碧い湯の大浴場は男性風呂で混浴でもある。
湯浴み着やバスタオルは?と問うたら「湯が汚れますので」とはっきり言われ、設けられている19時半~21時と6時~7時の女性時間帯に入る様言われた(男女入れ替え)
写真で映るあの湯の碧色は何なのだろうかとずっと気になっていた。翠石が使われており、刀根石と言うそうだ。この色が湯に映え、板張りと木の湯舟に包まれたエメラルドの様な温泉に見えていたのだった。
浴槽は2つに分かれ、大きめの湯船は、石臼❓から僅かずつ源泉が投入されぬるかった。小さい方は熱めで気持ち良かった。
どちらの浴槽の投入口にも、長年を感じさせるカルシウムの析出物が固着し、翠の湯底には、白いタイルが欠けて剥がれたかの様な、真っ白で大きな湯花が沈んでいた。
こちらの浴場もレトロモダンで立派であったが、1人で入るには広すぎるし寒かった。
男女の浴場の手前には湯上り場も改装され、婦人風呂と同様の真新しい綺麗な木材で造られた天井まで続く壁に、間接照明を取り入れたベンチが設けられており、そこで一休みする。階段を上がって来たせいか、温泉成分のためか以外にズンとくる。
外の景観が無いのだけが残念であるが、休憩所でも束の間の非日常を味わえる様なスペースであった。
もう1つある貸し切り露天風呂は、2つの浴場に比べて余りにも貧弱。木の直方体の湯舟が1つ。周りは古い立て板だけで景色も何もあったものでは無い。
婦人風呂や湯上り場の様に、こちらもデザイナーズ半露天風呂にでもして頂けるような、そんな日がいつか来る事を楽しみに思いながら、取りあえず入って置いた風呂だった。
そしてもう1つ感激したのが夕食。手の込んだお料理の味付けがとても美味しかった。
茶わん蒸しは、豆乳仕立てか?チーズが入りとても濃くがあり仄かに甘い。赤身の肉❓を百合根で包んだ餡かけや、サクサクの天ぷらは熱いままで美味。やや濃いめの味付けだった釜めしの美味しい事。澄し汁は、ハバ海苔かな?なかなか食べられない高級で美味しい海苔が入っていた。あとはせいろ蒸しと、手作りの抹茶ゼリーも美味しかった。
シニア用お料理少なめにしたがとても満足。どれも美味しかったので、もっと品数を食べて見たいとも思ったが・・。
部屋は改装されているが、残念ながらカビ臭さが残っていた。窓からは道路丸見えで慌ててレースのカーテンを閉めた。和調の柄の羽毛布団が敷かれていた。トイレはウオシュレット。洗面台にタオルペーパーがあればな。あと冷水が欲しい。
隣の草津は若者達で賑わっていたが、沢渡温泉の静けさ。山の中では無いが寂れた田舎町の温泉と言った感じで、人が居ない。宿も3軒在る位か?(昔、龍鳴館に宿泊。こちらも良かった)共同湯はコロナで休業中。まるほん旅館も年末年始閉めるそうだ。gotoトラベル利用で1人泊2食9250円。愛想が良いとは言えない御主人の接客はストレート。秘湯を守る会は10月で脱会したそうだ。
アクセス例:JR中之条駅より路線バス沢渡温泉行き(本数が少ない)で、沢渡温泉下車。坂を下りすぐ。
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