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極上のぬるめの炭酸泉を味わうなら絶対外せない温泉
- 所在地
- 島根県大田市三瓶町小屋原1014-1
- 最安値
- 1泊2食付9,000円~
- クチコミ 2カ月ぶりの温泉だったからだろうか?泡付きの多さのせいだろうか?1人でゆっくり浸かるぬる湯であるからだろうか?この宿の温泉はこれ程までに気持ちの良い物だったっけ?
二度目の宿泊であるが、前回ここまで気持ち良く感じたという印象は無かったが・・
浸かるとすぐ付いてくる泡が全身に広がり、ずっと浸かっていたい気分だ。38℃のぬる湯だが3月でも寒いとは感じ無い。むしろいつまでも浸かれて温かく感じる。
長年の析出物が固着した飴色の湯船。飴色の床。金気臭が強いが、飲むとむしろ甘味が強いのが三瓶山の温泉。
3つの浴室と湯船はさほど大きく無く、実際には貸し切り、家族風呂として使用できる程度。ちなみに4つめの浴室は何年か前より使用されていない。
この日、1つめの湯船には油膜が張り、浴感はちょっと円やかな様に感じた。
2つめの湯船が雰囲気として一番の好み。入らずにいられないような特別感があり、よく写真に出ているのもこの湯船。浴槽が1番小さいからか1番温かかった。
3つめの湯船が1番大きく、今回は1番泡付きが早く直ぐ全身に泡が付く。
前回は1つめの浴槽が、一番源泉に近いという事もあり、泡付きも多かった様に感じたが、その時その季節にも寄り、何といっても自然のものだから変化もするのだろう。
簡素な脱衣所には何も無く、ドライヤーも無い。昔からの湯小屋そのままだ。
部屋はコタツと洗面台とウオシュレットでは無いがトイレ付き。ただ、ドライヤ―は無く、ティシュペパーが無かったのは花粉症なので困った。
料理の味付けも全体に美味しくなっており、手打ち蕎麦は「まだ寒いのでかけ蕎麦にします」とたっぷりの十割蕎麦を出してくれた。前回ざる蕎麦の汁がそば猪口に1㎝程度しか入って無かったのに驚いたものだったが、現在はどうなのだろうか。
真っ白な炊きたてご飯と、今年初めての蕗の薹の天ぷらが嬉しく、デザートも手作りリンゴとプラムの甘煮に、お腹も一杯になった。
超薄口の味付けも改善され美味しく、宿泊価格(1人泊2食付きで税込み9800円程)を考えると十分満足したものだった。
今回、宿泊予約で2月から電話を入れていたが、その時は不愛想に「まだ開けるかどうか判らないので3月になってからかけて下さい」と言われていたが、3月を待ってかけてからは非常に愛想良く宿泊を受けて貰えた。
この宿は宿泊客を大切にと言うか浴槽が小さいため、宿泊客が到着するとその時点で日帰り入浴はストップされる。遙々行ったとしても絶対に入れて貰えない為、その時は対応に冷たく感じたものだったが、実際の女将さんは気のいい気さくな方だった。
バス停までの送迎を依頼し「新池田のバス停で降りて下さい」と言われていたが、あろう事かバス停の名前が変わっており乗り越し通り過ぎてしまった。
バス会社が、新池田の代わりにイチョウの木で有名な寺をバス停にしたそうだが、地元民にさえ何の通達も無く、HPも変更されて無く、迎えに来てくれていた女将さんもほん弄されてしまった。そんな田舎にある三瓶山の麓の1軒宿である。
アクセス例:JR大田市駅より路線バス三瓶温泉方面行きで、浄善寺バス停下車。送迎あり(要連絡)
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