昭和の雰囲気漫才の館内、円形の浴槽にドバドバと投入されるヌルヌル湯
- 所在地
- 青森県黒石市山形字村下97-3
- 最安値
- 7,170円~(素泊まりか1泊2食付かは不明 要問合せ)
- クチコミ 青森・黒石にある温泉の一つで、板留温泉や温湯温泉から近いのだが、一軒宿でもありマイナー温泉でもあるのだろう。日帰りで訪れても、1人入れ替わって出て行っただけで、貸切で入浴できた。
誰も訪れない湯船に陽が差し込む。こののんびり感が青森なのだろう。
44.2℃源泉は湯船で42℃適温となり、熱すぎないため非常に気持ち良く浸かっていられるが、どうも寒い地方の方々は熱い湯を好む傾向があるようで、この温泉へ来る人はぬるめ好きの部類の方となり、そのためもあってか人も少ないようだ。
勿体ないなと思う。この辺りの温泉を比べると一番メタケイ酸が豊富で181㎎もあり、しかもph8.48とは思えない程ヌルヌルした上質な温泉である。
湯の色は深緑に見え硫酸塩泉の様な色を呈しており、幾分タイルの薄緑の色が反映されてもいるが、温泉成分で浴槽の縁や湯舟の側面のタイルは、焦げ茶色に変色してしまっている。
これで単純泉とはとても思えない。総成分が0.902gなので僅かに1000㎎に満たず単純泉となってしまっているけれど、温泉の質や量は極上である。
投入口からはザバザバと源泉が多量に掛け流され、円形の浴槽から溢れて行く。
天井は高いが窓は締め切られており、湯気で低温サウナ状態となった誰も居ない浴室で、思わずトド寝をしてみたが寒くはなかった。
ソープ類は無いがこれで300円。勿体ないくらいの温泉である。
あがったら、ご近所さんと井戸端会議をしていた女将さんが気さくに話しかけて来てくれた。のんびり感がとても心地良く、また泊まってみたいなと思った。
確かお安い料金でご馳走を出してくれた記憶があり、宿泊料を訪ねてみたら7000円程との事だった。
隣の家屋ではエネオスのガソリンスタンドも経営しており、温泉宿としての風情も何も無いが、安価な料金でご馳走が食べられ、上質な温泉に何度でも入れるのなら、泊まるために訪れる価値はあるなと感じる。
青森はそこらかしこにマイナーだが良い温泉が散らばっている。
アクセス例:弘南鉄道黒石駅より、路線バス虹の湖行きで毛内入口下車(中村との中間だが毛内の方が幾分近い)徒歩3~4分。
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